ハイスクールD×D 神龍皇の咆哮 |
2話
Side イッセー
『オキナサイ!オキナサイ!オ、オキナイナラ、キ、キス、スルワヨ』
「・・・・・うーん」
ツンデレ声で起こしてくれる目覚し時計だが、主を寝床から起こす役割は担えなかった。
その主は寝床から落ちており、床でうなされている。
つまり俺だ。
最近何時も同じような夢をみる。その夢の内容は夕麻ちゃんに殺される夢だ。
しかし、現に俺は生きている。
あれは何だったのだろうか?
「おきなさい!イッセー!」
何時ものようにお袋の声がする。
「わーってる。いま起きるよ」
そんな返事をしながら俺は床から立ち上がる。
朝食を取り俺は家を出る。
私立駒王学園
俺の通う高校だ。
現在は共学だが数年前まで女子校だった。
そのため男子よりも女子のほうが多い。
男子が強く出られない校風だが、それでも俺は通っていた。
なぜなら、ここは女子が多い。
難関と呼ばれる試験を突破してきたのもすべては俺のスケベ根性が為したもの。
スケベでなにが悪い!
俺はこの学校でハーレムを作る!
はずだった・・・
しかし現実は一部のイケメンがモテるだけで、俺なんか女子からすれば眼中にない。
「はぁ・・・考えるだけで気が落ちるな・・・」
そんなことを考えながらも学校に到着する。
Side Out
Side 王龍
「はぁ・・・めんどくせぇ・・・」
駒王学園に悪魔がいるとわかった日の翌日、学校に行ながら今後のことを考えていた。
はぁ・・・これからどうするかな・・・
とりあえず気配を変えていたのは正解だったな。
まぁ・・・むこうから関ってこなかったら放置でいいか・・・
ん・・・?イッセーだな。松田と元浜に近づいていく。
「おーい、イ―――」
明らかにいつもと気配が違う・・・本当にイッセーなのか?
いちおうサーチ・アイを発動しておこう。
名前 兵藤一誠
性別 男
職業 学生
種族 悪魔(元人間)
年齢 16
身長 ?
体重 ?
LV 1
HP 32
SP 0.01
ATK 19
DEF 14
lNT 6
RES 8
HIT 9
SPD 10
武器 無し
頭装備 無し
胴装備 学生服上
腕装備 赤龍帝の籠手
腰装備 ベルト
脚装備 学生服下
個人スキル
スケベパワー
エロいことをするとき、能力が十倍になる。
装備スキル
無し
いろいろとおかしいところがあるが、イッセーで間違いないな・・・
あと赤龍帝ってなんだ?
まあいいか・・・
「よう、イッセー、またエロ話か?」
イッセーに話しかける。
「!?なあ王龍、俺に彼女ができたって話、覚えてるよな?」
何言ってるんだこいつ?
「確かそんな事言ってたと思うがそれがどうかしたのか?」
「王龍もそんな事言ってるのか?」
松田が何か反論してくる。
「どういう意味なんだ?」
「だから俺達は知らないんだ!」
「イッセー、まだ夢の中なんじゃないか?」
俺はイッセーにそう言うと自分の机で寝る。
昨日は調べることがあったため、ほぼ徹夜だった。
(はぁ・・・全て夢だったらいいんだがな・・・めんどくせぇ・・・)
Side Out
Side イッセー
学校に着いた俺は松田と元浜と話していた。
夕麻ちゃんのことを松田と元浜に聞いてみたが全く覚えていなかった。
「本当に知らないのか?」
「だから、そんな子紹介されてないって」
本当におかしい。確かに紹介したはずなんだ。
携帯のメモリにも入ってなかったし、夢だったのか?
「よう、イッセー、またエロ話か?」
そういえば、王龍にも夕麻ちゃんのこと言ったよな?
「!?なあ王龍、俺に彼女ができたって話、覚えてるよな?」
「確かそんな事言ってたと思うがそれがどうかしたのか?」
王龍は覚えているのか?
本当にどうなっているんだ?
Side Out
Side 王龍
「今日も学校はおわりか・・・」
イッセーは面倒なことに捲き込まれてそうだし。
でも、元人間の悪魔ってどういうことなんだ?
元ってことは死んだのか?
殺したはずなのに生きていたら、普通はまた殺すだろう・・・
親友を失いたくはないし助けにいくか・・・
俺はサーチ・アイを起動し移動する。
Side Out
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