ハイスクールD×D~HSSを持つ転生者〜 第35話 |
第35話〜反旗の白龍皇と赤白の龍〜
アザゼルSide
「ヴァーリが裏切るだと? あいつは何を言っているんだ」
さっき、旧魔王派のレヴィアタンを切り刻んだクリスに言われた言葉。
――ヴァーリは禍の団に協力する。気をつけろ――
何故、そんな事を言ったのか今からでもクリスを捕まえて聞き出したいが
その言葉が脳裏から離れない。
クリスの意味深な言葉に悩んでいたとき
ドオォォォォォォオオン!!!
ヴァーリが俺達に向かって攻撃をしてきた。
「……チッ。この状況下で反旗か…ヴァーリ」
「そうだよ、アザゼル」
「どうやら、クリスの言うとおりになっちまったな。あいつは未来が見えるのか?」
俺の言葉にヴァーリは聞いてきた
「クリスは俺が『禍の団(カオス・ブリゲード)』に協力するってわかっていたのか?」
「そうらしい。あいつの神器はやっぱり謎が多い。調べる価値があるってもんだ」
こんな状況でも、神器の研究の事を考えるなんて俺は相当なマニアだな。
「ったく…俺もやきが回ったもんだ。身内がこれとはな」
と自嘲した。
「だから言ったのに。気をつけろとな」
俺とヴァーリが話しているときにクリスがやってきた。
「お前…会談にいるときと雰囲気が違う。何があった」
ヴァーリがクリスに聞いてくる。
「はっ! 敵に自分の情報を教えるかよ。教えるのは馬鹿かアホ、もしくは
自分に相当な自信がある奴だけだ」
とはき捨てた。それを聞いて笑うヴァーリ。
「ハーハッハッハ! 確かに、一理あるな。お前は自信がないのか?」
「いや。お前の神器はもう充分に推理できたからな。絶対…とはいかないが
勝てる」
と自信たっぷりに宣言した。これもクリスの神器が関っているのか?
「そうか。だったら、見せてくれ! 俺に勝てるという力を!」
「ああ、見せてやるさ。ヴァーリ・ルシファー」
◆
クリスSide
「ル、ルシファー!? クリス! こいつは―――」
「そうだ。一誠、こいつの本名はヴァーリ・ルシファー。旧魔王派のルシファーの
血を引く者だそうだ」
これで白龍皇の力を持っているなんてどこの主人公だよ。
「そうだ。俺の本名はヴァーリ・ルシファーだ」
そう言うと、奴から光の翼とともに悪魔の翼が生え出した。
「死んだ先代魔王ルシファーの血を引き、『白い龍(バニシング・ドラゴン)』の神器
は半分人間だから偶然手に入れた」
「こいつは俺が知っている中でも過去現在、未来永劫においても
最強の白龍皇になる」
とアザゼルが言った。
「偶然がつくった最強の白龍皇、か。ハッハッハ! いいねぇ。やってやろう
じゃねぇか!」
今の俺は好戦的だ。戦闘狂とも言える。だからか、戦うのは楽しく感じる
「ヴァーリ。お前の『白龍皇の光翼』が自分だけのものと思うなよ?」
「何?」
俺はシャーロックの武装を解いて、『白龍皇の光翼』と『赤龍帝の籠手』
を顕現させた。
「いったいどうやった! 何故『白龍皇の光翼』と『赤龍帝の籠手』がある!」
驚きを隠せないヴァーリに俺は言った。
「自分で考えな。もっとびっくりさせてやるよ―――禁手化(バランス・ブレイク)ッ!」
俺は光に包まれた。
◇
やがて光は収まり、俺の姿は赤と白の鎧をつけていた。
「『赤白皇帝龍の鎧(ブーステッド・ディバイディング・スケイルメイル)』ってとこか?」
学園にいる皆は俺の姿を見て目を大きく見開いていた。
「ハーハッハッハッハ!! 対極の赤と白が合体してしまったとか、ますます
お前の神器に興味がわいてきたぜ!」
どうやらアザゼルのマニア魂に火をつけてしまったらしい。
「さぁいくぜ! 白龍皇さんよぉ!」
『Boost!!』
俺は一気にヴァーリに近づき、脇下を殴った。
「ぐはぁ!」
メキメキ…と音がなった。これは肋骨が折れたな
『Divide!!』
これでアイツの力は半減した。
「くそ…!」
『Divide!!』
ヴァーリが俺の力を半減した。でも―――
『Boost!!』
これで元どうりだ。
魔力の塊をヴァーリに向かって放った。
ヴァーリも魔力の塊を放って、打ち消した。
「まさか赤龍帝と白龍皇が合体するとは思ってもいなかったぞ! 予想外だ」
ヴァーリは戦闘狂特有の笑みを浮かべた。
「しかし運命って残酷と思わないかい?」
ヴァーリが一誠に問いかける。
「俺のように魔王+伝説のドラゴンと思いつく限り最強な存在がいる反面、
そちらのようにただの人間に伝説のドラゴンが憑く事もある。偶然でもこれは
残酷すぎるな。ライバル同士のドラゴン神器とはいえ、所有者二名の溝があまりにも
深すぎる」
こいつは何を言っていやがる?
「キミの事は少し調べた。父は普通のサラリーマン。母は専業主婦。両者の血縁も
まったくの普通。先祖に能力者も術者もいない。ましては三大勢力にも関っていない。
キミは転生するまでごく普通の男子高校生だった。ブーステッド・ギア以外は」
一誠は自身を指差す。一誠の答えに頷いた。
「俺がキミの両親を殺そう! キミは復讐者になるんだ! どうせ、普通に暮らして
老いて死んでいく。俺の話した設定の方が華やかでいいだろう?」
「…………」
一誠の表情が変わっていく。今まで見たことのない顔へ。これはヴァーリに対しての
純粋すぎる殺意だった。
「殺すぞ この野郎」
一誠からヴァーリに対して殺気を放つ。
「俺の両親はどちらも極普通の一般人だ。……でも俺をここまで育ててくれた。
それを…殺す? 何言ってんの? お前の都合の為に殺されちゃいけないんだよ。
貴重? 運命? そんなの知るかよッ!」
一誠の怒り、ここまで純粋なのかよ。
「やらせるかよ」
俺はその間に一誠に聖騎甲(アーク)譲渡した。
「てめぇなんぞに俺の親を殺されてたまるかよッ!」
『Welsh Dragon Over Booster!!!!』
一誠の怒りに呼応したのか、神器が真っ赤で強大なオーラを発していた。
あのリングのおかげか、制限時間も延びたようだ。
『今までの赤龍帝の鎧とは違うぞ! 何だあれは!』
「これは『赤龍帝の聖なる鎧(ブーステッド・ギア・アーク・スケイルメイル)』。
言っておくが、これは『白龍皇の鎧』より強力だ」
俺が白龍皇に親切に教えてあげた。
「ふははははッ! いいぞ! これは嬉しい誤算だ」
白と赤の戦い。さすがに邪魔するのは気が引けるな。
しばらく、白対赤の対決を見た後一誠が白龍皇の宝玉を埋め込んでいた。
「うおおおおおおおおおッッッ!!!!」
『おおおおおおおおおおおおおお!!!!』
一誠は激痛で顔が歪んでいた。ドライグも苦悶の叫びをあげていた。
『Vanishing Dragon Power is taken!!』
一誠を光が包んでいった
◇
「……へへへ、『白龍皇の籠手(ディバイディング・ギア)』ってとこか?」
一誠の右手には白い籠手が出現していた。
パチパチ とヴァーリは一誠に拍手を送っていた。
「面白い。なら、俺も少し本気を出そう! 俺が勝ったら、君のすべてと周りにある
すべてのものを白龍皇の力で半減してやろう!」
『Half Dimension!!』
宝玉の音声と共にまばゆいオーラに包まれたヴァーリが眼下に広がる木々へ
手を向けた。
グバンッッ!!
木々が一瞬にして半分の大きさになった。
グバババババンッッ!!!
さらに周囲の木々までも半分の大きさになった。
俺の好きな自然が…壊れていく。ここは俺のお気に入りの場所なのに……
ドクンッ!!
治まりかけていたベルセが一層強くなり、とうとう全身に回りきった。
「お前達にもわかりやすく説明してやろう」
空気になっていたアザゼルが出てきた。
「アイツの能力は半減だ。つまり、白龍皇が本気になったらリアス・グレモリー
のバストのサイズも半分になるんだ。そして、お前が大事にしている旧校舎近くの
森が見るに耐え切れないものになるんだ。わかったか?」
アザゼルの言葉に俺達の思考が停止した。
俺の瞳はきっと据わっているのだろう。一誠も同じだった。
何言っているんだ。俺が唯一心が休まる場所が半分になる…?
「一誠…わかっているな?」
「ああ。わかっているさ」
俺達は決意した。
「「あいつをぶっ飛ばすぞぉぉぉぉぉぉおおおおおお!!!!」」
―――許さん!
「貴様ッッ! 部長の! 俺の部長のおっぱいの大きさに半分にする気かぁぁぁぁぁぁ
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああ!!!!!!!」
『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!!!!!』
「お前…俺が今の生活がどんなに辛いかわかっているのか? 部長には破滅の力で
滅されそうにはなるし、家にはゼノヴィアや小猫がいて気が休まらん! あの
森が俺にとって最後のオアシスなんだぞ? それを半分するだと? 俺がお前のすべてを
半減してやろうかぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ!!!!」
『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBOOstBoostBooSTBoostBooSt!!!!』
鎧の各箇所にある宝玉から音声が発せられる
「アッハッハッハハッハッハ! なんじゃそりゃ! マジかよ! 主様の胸が小さくなる
という理由だけでドラゴンの力が跳ね上がりやがった! てかクリスはそんなに
辛い生活を送っているんだな! ハッハッハッハ! よくわからんが、笑いが込み
あがってくるぜ!!」
と大笑いしているアザゼル。
「(何を笑っていやがる! 自分のオアシスが無くなるんだぞ? あんな当たった
だけで消滅する恐ろしいものに追いかけられるし、家に帰って隙を見せたら
ゼノヴィアが【放送事故】を迫ってきてヒスりそうになるし、それを小猫に
見られて毒舌を吐いてくるし、それが俺の良心に刺さるし。大変なんだよ!
それを癒してくれる自然を壊すだぁ!? ふざけんじゃねぇよ!!!)」
「リアス・グレモリーに手を出してみろよ! 二度と転生できないぐらい徹底的に
破壊してやらぁぁぁぁあああ!! この半分マニアがぁぁぁぁ!!!」
「殺殺殺殺殺!!! お前と白龍皇をこの世にも神器にもいられない位、粉々に
してやるぞ! この野郎ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
俺と一誠の叫びで俺達が立っている場所にクレーターが出来上がった。
「今日は驚く事ばかりだ! まさか、女の乳と自然の危機だけでここまで力が
跳ね上がるとは! おもしろい!」
ヴァーリが光の速さで飛び出してきた。――今の俺にはスローモーションに見える。
「おらぁぁぁぁああッッ!!」
俺はヴァーリを容易く捕らえ、一誠に向かって投げ飛ばした。
「これは部長のおっぱいの分!」
ガスッッッ!!
『Divide!!』
一誠が右拳で腹部を殴ったと同時に移植したばかりの白龍皇の力が発動した。
「ぐはっ!」
吐瀉物(としゃぶつ)を口から吐き出すヴァーリ。一誠はヴァーリを俺に向かって
殴り飛ばした。
「はあぁぁぁぁ!!」
『Boost!!』
『Divide!!』
自身の力を倍増して、ヴァーリの力を半減させ俺は魔力で右拳を強化して一誠に
向かって殴り飛ばした。
「うぐぁ!」
メキッ…これで右腕を包んでいた鎧ごと骨まで破壊した。
ヴァーリは一誠に向かって飛んでいった。
「これは朱乃さんのおっぱいの分!」
ガスッッ!!
一誠はヴァーリの顔面に一撃入れた。兜が完全に壊れた。
「これは成長中のアーシアのおっぱいの分!」
光の翼を出している背中の噴射口を破壊した。
「これはゼノヴィアのおっぱいの分!」
一誠が勢いよく空中に蹴り上げた。ちょうど俺がいた場所だ。ナイスパス!
「うおぉぉぉぉぉぉ!!!」
俺は魔力で右足を強化して一誠に蹴り返した。
「これは半分にしたら丸っきり無くなってしまう小猫ちゃんのロリおっぱいの分
だああああああああああああああ!!!!」
俺が蹴って猛スピードで地面に向かっているヴァーリを俺に向けてタックルをかました。
「最後だ! いくぞクリス!」
「ああ! やってやるぜ!」
俺と一誠は右手に魔力を集中させた。
『BoostBoostBoostBoostBoostBooStBooStBoostBoostBoostBoostBoostBoost
BoostBoostBoostBoost!!!!!!』
「「W(ダブル)ドラゴンショットォォォォォォォォ!!!!」」
俺達は下から特大の魔力の塊を放った。対するヴァーリは
「さすがにやばいな…」
左手を広げて魔力を受け止め――
『DivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivide!!!!!!』
白龍皇の半減の力で俺達が放った魔力の塊を小さくしていった。
さすがのヴァーリでも完全には消し去る事ができず―――
ドオオオオオオオオオン!!!!
くらった。
「やったな!」
「ああ!」
パチィ! 俺達はハイタッチした。これで自然を壊す者はいなくなった!
一誠は鎧の制限時間が過ぎたのか、アザゼルからもらったというリングが壊れ
禁手が解けた。
俺もベルセの血が治まり、概ねノルマーレになっていた俺は…
前に見える白い輝きを放っている奴に気がついた。
「一誠……奴はまだ生きているぞ!」
「な、なんだと!?」
一誠も俺と同じ場所を見ていた。
「ふっ……さすがだな。それこそが俺のライバルだ!」
あっちこっち鎧は砕かれ、折れた右腕を支えながらヴァーリは中に浮いていた。
『ヴァーリ、奴の半減の力の解析が終わった。こちらの力の制御方法と照らし合わせれば
対処できる』
「そうか。これであれは怖くないな」
どうやら一誠の『白龍皇の籠手(ディバイディング・ギア)』の対策はされたらしいな。
これで一誠の半減の力はもう奴には効かない。
「アルビオン、いまのあいつらならば白龍皇の『覇龍(ジャガーノート・ドライブ)』を見せるだけの
価値があるんじゃないんだろうか?」
『ヴァーリ、この場でそれは良い選択ではない。無闇に『覇龍(ジャガーノート・ドライブ)』となれば
ドライグの呪縛が解けるかもしれないのだ』
「それは願ったり叶ったりだ、アルビオン。――『我、目覚めるは、はの理に――――』」
『自重しろ、ヴァーリッ! 我が力に翻弄されるのがお前の本懐か!?』
何がなんだかよくわからないが、攻撃をしていた方がいいだろう
俺は鎧を解いて、金一の武装になったとき
三国志の武将が着ているような鎧を着た男だった。
「ヴぁーり、迎えに来たぜぃ」
「美猴か。何しに来た」
折れた右腕を押さえながら話しかけた。
「それは酷いんだぜぃ。相方がピンチつぅーから遠路はるばるこの島国まで来たって
のによぅ? 他の奴らが本部で騒いでいるぜぃ? 北の田舎(アース)神族と一戦交える
から任務に失敗したのなら、さっさと逃げ帰って来いってよぅ。カテレアは
ミカエル、アザゼル、ルシファーの暗殺に失敗したのだろう? 監察役のお前の任務は
終わりだ。俺ッちと一緒に帰ろうや」
「………そうか。もうそんな時間か…」
帰るのか。それは願ったり叶ったりだ
「なんだ、お前は」
一誠が突然現れた男性に指差した。
「闘戦勝仏の末裔だ」
一誠は「? と疑問符を浮かべる。俺は一誠に教えた。
「あいつは―――孫悟空だ。西遊記で有名な猿の妖怪さ」
「俺ッちは美猴。よろしく、赤龍帝と多重の創造者」
気軽に自己紹介されたぞ…。なんか気が抜けたな。
美猴は棍を地面に突き立てた。刹那、地面に黒い闇が広がる。逃げる気か…!
「逃がすかよ…!」
俺は『不可視の銃弾(インヴィジビレ)』をヴァーリに向けて放った。
「ぐっ…!」
ヴァーリの鎧の欠けた部分に銃弾が進入し、くらった。あんなにダメージを
負ったから避ける事ができなかったのだろう。
そのまま二人は帰っていった。
◇
校庭では三大勢力の軍勢が入っていて、戦闘処理をしていた。
「無事だったか。良かった」
どうやら心配してくれていたようだ。
ちなみにHSSは解けている。その反動でとても眠い…
「クリスくんは、とても眠そうにしているな」
サーゼクス様が笑いながら言ってきた。
「はい。俺の特異体質は脳をたくさん使いますから…眠くなるんです」
さすがに本気を出しすぎたか…あの『赤白皇帝龍の鎧』は魔力と体力を膨大に
使うからな。まっ、それに見合う能力も得るからいいけど
「ハッハッハ! クリス、さっきの鎧はよかったぜ! まさか赤龍帝と白龍皇の鎧が
合体するなんて、あれもクリスの神器でやったのか?」
アザゼルが興味津々といった様子で聞いてきた。
「そうだ。俺の神器の名は『武装創造(アメント・イマジン)』。その禁手は『無限の創造(インフィニティ・イマジン)』
俺が見たものすべてを創造できる。あと…神器同士を組み合わせる事ができるんだ。
そして、神器を味方に譲渡できる」
俺の神器の能力を知って、魔王様と総督様は目を丸くしていた。
「見たものすべて創造できて…神器を味方に譲渡でき、しかも神器同士を組み合わせる
事が出来るなんて反則だな!」
アザゼルは軽く引いていた。
「本当に…よくリアスはこんなすごい子を眷属にできたな」
魔王様は本当に部長を褒めているらしい。
「それと…キミの特異体質について説明してほしい。いいかな?」
「わかりました」
俺はサーゼクス様とアザゼルにHSSについて説明した。
「なるほど…性的興奮で思考力、判断力、反射神経が30倍に向上するとは
でも子孫を残す為とはいえ、女性の事を最優先に考えることで物事を正しく
判断できなくなったり、キザな言動を取るのは辛いな」
アザゼルが同情しているような目で俺を見ていた。そんな目で見るな!
「だが、これを自在になれるようになったらお前は今以上に強くなると思うよ。
普段のクリスくんが強くなったらHSS時のクリスくんも強くなると思う」
サーゼクス様は的確なアドバイスをしてくれた。
やば…本格的に眠くなってきた。
「アザゼルと魔王様。俺はお先に失礼します」
「じゃあな。よく眠れよ!」
俺は自分の家に帰った。今日は疲れた
今回の事件はこれにて一件落着だな。
西暦20××年7月―――。
天界代表天使長ミカエル。堕天使中枢組織『神の子を見張る者(グリゴリ)』総督アザゼル。
冥界代表魔王サーゼクス・ルシファー。三大勢力各代表のもと、和平協定が調印された。
以降、三大勢力の争いは禁止事項とされ、協調体制へ――――。
この和平協定は舞台となった俺達の学園から名を採って「駒王協定」と称されることになった。
説明 | ||
神様の悪戯で、死んでしまった俺―――神矢クリスはハイスクールD×Dの世界に転生した。原作の主人公、兵藤一誠らに会っていろんな事に巻き込まれる。 |
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