緋弾のアリア〜スキャッグスの名をもつ原作ブレイカー〜 |
俺はシャーロックからもらったチケットを片手に空港へ向かった
パスポート?
レミが棺の中に入れておいてくれました
その棺は今包装されて飛行機に積まれているんだけどね
持って行ったとき、ものすごく変な目で見られたな
あの中には一応武器も入っているので中身を改造してセンサーに写らなくしました!
まぁ、何も中に入っていないってのも奇妙なので服と生活用品を一式入れておいた
『(ピンポンパンポーン)まもなくドイツ行き、の便の出発準備が整いました。ご登場の方は……………………』
もうそろそろ行くか
そう思い立ち上がるが、
同時に後ろにいた人も立ち上がった
ヤバイな
ふとそう思った
この帽子を深くかぶった人、さっきから後ろをつけてくるんだ
俺は歩きながら携帯を開き画面を真っ暗にし、それを鏡の用に使い後ろを見る
それなりに距離をとっているので、やはり顔は見えない
ここでいきなり走ったりすると不審に思われる
そこで英語のアナウンスが聞こえる
『(ピンポンパンポーン)村田宗一様、すぐに18番出口におこしになってください。間もなく飛行機が離陸いたします』
しめた!
俺はそれを口実にして走り出す
相手側もそれに気づいたのか走り出そうとするが、それをするとこちら側に気づかれてしまうので走れない。
俺はそのまま18番口に到着しチケットを見せて飛行機に乗り込んだ
やっぱり、追跡者はついてこなかった
「ふぅ………………」
息を吐き出しリラックスする
一応ドイツに着いたときにシャーロックに連絡しとくか
飛行機の中では特に何も問題は無く
「来ました、ドイツ―――――!!!!」
俺は空港の開く上で大声をあげ、叫ぶ
『それは、本当かい?』
「ああ、誰かはわからなかったけどな」
俺は叫んだ後すぐシャーロック電話をし報告をしていた
「何が狙いなんだ?」
『大方、スキャッグスやその知識を狙っているのだろう。あれはどの組織も手が喉から出るほど欲しいからね』
なるほど
それなら納得がいく
スキャッグス、特にナンバー入りは色々とチートだからな
『気をつけるのだぞ。カゲヨシくん』
「ああ、わかった。あとチケットありがとよ」
そして通話を終わらせる
さぁ、どこ行きますかね?
とりあえず空港からでました
ここがデュッセルドルフか
結構日本人多いな
そう思いつつバッグをせおいなおす
棺?
あやしまれるから王の財宝の中にいれました
でもね困るんだよね
「うえ〜〜〜〜ん………………」
こうゆう迷子は
とりあえず近寄りドイツ語で話しかける
「大丈夫?」
「う、おじさん………見失った……」
そうかそうか、そんな事を言いながらおかっぱ頭の眼帯少女の頭をなでる
なんか、可愛いな
「名前は?」
「カツェ・グラッセ……」
「それで、そのおじさんは?」
「知らない……私を逃がして……どこかに」
逃がして?
その時この子の異質に気づいた
すると向かい側の交差点にこちらを凝視している人達をみつけた
まさか、この子を狙って?
「行こう」
俺はそう言って彼女の手を引いて走り出した
「こっちに!」
そして少し裏路地っぽい所に入る
カツェを俺の後ろに隠し前方に追跡者を捉える
「いいかい?絶対に前をむいちゃダメだよ?」
そして目を手でおおう
「まったく今日は厄日か?」
「そこの男の子」
目の前にいる人に訊かれる
「その子を渡してくれないか?」
「可愛い女の子をこんな変人共に渡せるか」
俺は舌を出しアッケンベーをする
「………そうか、その子を守ると言うのならある程度を知っているって事か」
そして両刃の剣を引き抜く
どうやらカツェはびびりきっている
「死んでも悔むなよ。懺悔の時間だけは与えよう」
「あいにく無宗教なんでね」
俺は棺をだし
スキャッグスのハンドガンを出す
「スキャッグス!!」
やっぱり驚いているか
もう使用者はいないはずだからな
俺はそんな事を頭の中で考えながら引き金を引く
それを回避する
懸命な判断だ
弾丸はやつらがいた足元に当たる
すると地面はこなごなになり、穴が空いた
これがスキャッグスの威力なのだ
しかもこれは最下位の銃なのだ
「サリエル、お前は援護にまわれ」
「おう」
そしてもう片方の男を後ろにさがりだした
もう片方の男は俺の方に向って来ている
俺は棺桶の側面を開け、長い釘を出す
その釘は先端が長く、上の部分は十字架のようにクロスしておりその中心には穴が空いており指が通せるようになっている
それを何本か抜き投げる
まぁ、あたり前だがそれを相手はよける
でもそれで終わりじゃ無いぜ
俺は釘をもう一本投げる
もう一本の釘はそのまま飛んで行き地面に刺さっている釘にあたり、バラバラに飛んで行く。まるでミフネの無限一刀流のように
「ぐあっ」
どうやら相手もそれは予想してなかったようでそのまま釘は相手の内の一人を仕留める
「釘に、棺桶………まさか、お前………背信の葬儀屋(ファイナル・ディレクター)か?」
「ああ、そうだ」
背信の葬儀屋(ファイナル・ディレクター)
これは俺がスキャッグス集めをしてたときに使った名前だ
え?
なんでこの名前にしたかって?
顔が一緒じゃん
「くそ!!」
どうやらヤケクスなようだ
両刃の大剣を構えこちらに向ってくる
「甘い」
そのまま釘をまた出し
くるって反転させ敵に向け突き刺そうとする
だがそれを剣で防ぎ、次の攻撃に備えて構える
そのまま剣をコチラに向ける
俺は棺桶を引き寄せ盾のように前に置く
俺は棺桶を上に持ち上げ剣を上にハジく
そのまま釘を胸に刺し、壁に突き刺す
動きを封じ止めをさす
「はい、終わりッと」
もちろん釘は放置だ
この釘にはSの文字がほられている
これを見ればどっかの誰かさんもスキャッグスの者が生きている事を知るだろう
「もう大丈夫だよ」
カツェを路地の端っこから誘導し表通りに出る
それじゃあ、
どうしようか?
このままこの子を方っておくわけのも行けないし
さてどうしようか?
そんな時後ろからいきなり首筋にナイフを突き立てられた
だがそんな事に動揺する俺では無いので、すぐカツェをだいて後ろに下る
「誰だ?」
「それはこっちの台詞だ」
俺は銃を引き抜こうとするがここは大通りだ
向こうもそれを考慮してナイフをしまっている
「お父さん!!!」
「は?」
カツェがその真っ黒なスーツの男の方に走って行く
どうやら父親だったそうだ
「なんだ、そうだったのか」
俺は警戒を解く
「あのね、あにお兄さんが助けてくれたの!!」
「!そうか、君。先程はすまなかったな。礼を言う」
「いや、なんの」
「よければ名前を聞いてもいいか?」
「えーと…………」
さすがにフルネームはヤバイ
「カゲヨシです」
「そうか、カゲヨシ君か。感謝する」
そして一礼
なんか一応礼儀正しい人なんだな
「では」
そして俺はその場を去ろうとするが
「カゲヨシ君、是非私の家に来ないか?」
「え?いや…………遠慮します」
あんな人たちに狙われる家になんか行けません!!
「さ、サラバダ―――――――ッ!!!」
俺はすぐさまあの場を去った
「あ、行っちゃった」
これが俺のドイツで過ごした中でもっとも逃げ足が速かった日だ
説明 | ||
第八話 | ||
総閲覧数 | 閲覧ユーザー | 支援 |
1918 | 1850 | 1 |
タグ | ||
グダグダ オリ主 緋弾のアリア | ||
シャラシャランさんの作品一覧 |
MY メニュー |
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。 |
(c)2018 - tinamini.com |