IS.B 馬神 弾という名の操縦者 2nd Break 第一章 黒煌編 ?ep.1 プロローグ〜 |
勝斗side
「ならば、撃退だけでも何とかしなければ…」
織斑教授はあたふたしながら作戦を言う。
だが、それでは…
「織斑教授、弱音を吐くとは…らしく無い」
「なぬ? じゃあ、如何しろと?」
決まってる。
「………悪魔の龍神を討伐するのです」
「何だと?! そんな無茶な!!」
「俺達は次の年月日時まで長生きは出来ない、実力者と"大罪を犯した天才科学者達"がいる今しか無いのです」
「その"大罪を犯した天才科学者達"とは…まさか!!」
「そのまさかです。止むを得ないですよ…」
俺は織斑教授に背を向け、部屋を出る。
出た後、俺は歯を噛み締める。
正直、任せたくない天才科学者だ。
ある程度力になるが、いる事が暴露てしまえば、俺さえでも罪を背負われるのだ。
仕方が無い、あの人に電話するか…
side out
謎の研究所
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
ピピッ
「ふー、終わった…」
「お疲れ、千ちゃん、あのISに融合する龍や獣、そしてカードの分析は?」
「えぇ、なんとか」
猫耳のカチューシャを頭につけた緑色の髪の女性は、兎耳のカチューシャを頭につけた紫に近いピンクの長髪に結果をみる。
「ふむふむ、成る程ね〜、この資料は大切に保管しとかなきゃね〜。流石、天神家ね?」
「あ、ありがとうございます…」
兎耳の女性になじられて猫耳の女性は少し迷惑そうにしていた。
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