IS.B 馬神 弾という名の操縦者 2nd Break 第一章 黒煌編 〜ep.2 兎と猫? |
謎の研究所
♪?♪?
「うん? 勝斗から?」
猫耳の女性はそっと携帯電話をかける。
「もしもし? 何かあったの?」
《姉者…事態が起こる前に早く来い》
「……如何したの?」
《あの"悪魔の龍神"を討伐したい。何か有力な情報は…》
「あぁ、それだったら、確か、博士が何か…[我が妹の誕生日に最高性能のISをプレゼント?]とか言って、最終調整を行っているわ」
この猫耳の女性は"天神 勝斗の姉"である。
名を、"((天神|あまがみ)) ((千絶|ちぜつ))"。
「んで、そっちではその"悪魔の龍神"が目覚めようとしてるのね?」
《だから、今連絡してるだろうが…》
正確、千絶は勝斗の姉だが、勝斗の方が思考能力が高い。
創造能力だけ、千絶の方が上である。
「私が貴方に新しい力をくれるよ。待っててね」
《…了承だ》
勝斗はその言葉を残し、電話を切る。
「千ちゃん、最終調整を終えたよ♪ 今、行った方が良いね♪」
兎耳の女性がノリノリで戻る。
だが、その言葉に違和感があった。
「それは、どういう事ですか?」
「今、貴方の弟さんがピンチなんでしょ?」
兎耳の女性は真剣そうに言う。
「はい…」
千絶はその言葉で俯く。
「だったら今すぐにいこう♪ お互いに急ぎ事もあるみたいだし♪」
「あ、はい!!」
兎耳の女性はニコリと微笑みながら、小型の飛行機ひ乗り込む。
千絶も持ち物を用意し、小型の飛行機に乗る。
「さあ、行くわよ!!」
「はい!!」
小型の飛行機は閃光に包まれ、晴れた時には既にいなくなっていた。
勝斗side
深夜 旅館
「何の用だ。勝斗」
「何かあるのか?」
「眠いですわ…」
「ふぁ〜あ…」
「何かの話合いかな?」
「それとも、私達だけの極秘の様な重要な知らせか?」
「本当、何なの…こんな夜遅くに…」
弾、箒、セシリア、鈴、シャルロット、ラウラ、まゐ…皆集まったな。
だが、皆は瞼を重そうにしている。
早く要件をみせなければ…
「要件はこれだ」
「「「「「「!?」」」」」」
俺が見せたのは、あの"悪魔の龍神"の出現履歴だ。
「七夕に現れる?」
「年月日時に7がついているよ?」
疑問に思うのも当然だろうな。
「明日、3777年 7月7日 7時7分7秒に、今の"悪魔の龍神"が現れる」
「「「「「!!!!?????」」」」」
箒以外の皆は目を丸くした。
箒はむしろ、カタカタと震えていた。
「如何した、箒」
「その"悪魔の龍神"…私は知っている」
「何? では、その"悪魔の龍神"はどういう奴だ」
俺は箒にどういう事かを問う。
「名前な聞いた事もないが、確か、[氷を放ち、炎を吐き、雷を堕とす]…と聞いている」
「成る程、結論、そいつは…」
「アルバトリオンね」
「え…」
突然、後ろから別の声がした。
その声は聞いた事があった。
「あ、姉者!」
「随分逞しくなったな?」
来るの早っ!!
電話してから10分もたってないのに!!
まさか…
「姉者…誰と来た…」
「うん? 博士と一緒よ♪」
やっぱり…て事は…
再び、弾達の方をみると、箒だけがいなかった。
追い回されているな…
「まあ良い、話を進めよう」
「まて、勝斗…その猫耳の人は…お前の姉さんか?」
話を進めようとしたら、弾が問いかけた。
「あぁ、俺の姉者だ、天神 千絶だ」
「よろしくね♪」
「はい…」
「よろしくお願いします…」
引いているぞ…
「さて、話を戻す。アルバトリオンについて話す」
俺と姉者は弾達に説明を始めた。
side out
一方では…
「はい、箒ちゃんの誕生日プレゼント、貴方の専用機[紅椿]よ♪」
「これが…私の専用機」
箒の目の前にあるのは、真紅の機体。
「姉さん、これで、模擬戦を…」
「うんうん、実践ね♪ 向こうで始めようね」
これが、箒の運命を悪く響くとは箒自身は知らなかった。
説明 | ||
篠ノ之 束ともう一人のオリジナルキャラ登場。 | ||
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