サテライトウィッチーズ2 プロローグ |
プロローグ「手紙」
ガリアでのネウロイの戦いから半年後、芳佳は実家である診療所で死んだ父の手紙を読んでいた。
「ここからすべてが始まったんだよね……」
半年前、死んだはずの父から手紙が届き、芳佳は真意を確かめるため美緒と共にガリアに渡り、そこでウィッチとなってネウロイと戦った。
彼女はそこで様々な出会いを経験した、無二の親友、背中を預けるに値する仲間たち、そして……。
「おーい芳佳―!」
すると玄関のほうから芳佳を呼ぶ声が聞こえてきた。
「あの声は……」
すぐさま玄関に向かうと、そこには芳佳が想いを寄せている少年……ガロード・ランと、彼と相思相愛の関係であるティファ・アディールがいた。
「どうしたの二人とも?」
「この子……」
そう言ってティファは自分の手のひらの中にいる怪我をした小鳥を見せる。
「この子、怪我をしているみたいで……」
「ここに来る途中に見つけてさ……何とか治してやってくれないか?」
「わかった、貸して」
芳佳はティファから怪我をした小鳥を受け取り、使い魔を憑依させて治癒魔法を発動させる。するとしばらくして小鳥はむくっと起き上がった。
「はい、もう大丈夫だよ」
「よかった……」
「へへへ……お前、もう怪我するんじゃないぞ」
そして三人は外に出て小鳥を大空に放し、その様子を三人は一緒に小鳥が遠くまで飛んで見えなくなるまで見守った。
「ん……?」
その時、ガロードは空から何かが近づいてくることに気づく。
「……! 何か来ます」
「あれって……」
「うわ! うわ! うわわわわわー!!」
その物体は大きな悲鳴を上げながら、三人の近くに生えていた雑木林に墜落した。
「ウィッチ!?」
「ちょ! ぶっ!」
ガロードは雑木林に頭から突っ込んでパンツみたいなズボンが丸出しなウィッチを見て思わず視線をそらす。
「ガロード……」
そんな彼の様子を見てティファは体から黒いオーラを発する。
「ちちちちち違うんだティファ! ここここれは!」
「そこの人! 大丈夫ですか!!?」
芳佳はすぐさま墜落したウィッチの元に駆け寄る、するとウィッチは目に涙を浮かべながら起きあがった。
「あいたたた……あ! あなた達は!」
そう言ってウィッチは(よく見るとメガネを掛けて黒い長髪の可愛い子だということが判る)飛びあがる様に起きて芳佳に敬礼する。
「私、扶桑皇国陸軍飛行第47中隊諏訪天姫であります!」
「ど、どうも……」
天姫と名乗った少女に芳佳は思わず頭をぺこりと下げた、そして天姫は呆気にとられているガロードとティファを見て彼らに質問した。
「あの……宮藤芳佳さんはどちらで?」
「なんで俺も含まれてるの?」
「あ、私です」
そう言って芳佳は小さく手を上げて返事をする、すると天姫は一通の手紙を芳佳に差し出した。
「宮藤芳佳さん、宮藤博士からお手紙です!」
「へ?」
芳佳は天姫が何を言っているのか解らず、しばらく思考し……。
「え、えええええええええええええ!!!?」
天まで届くような悲鳴にも似た叫びを上げた……。
説明 | ||
サテライトウィッチーズの続編になります。 | ||
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3219 | 3092 | 4 |
コメント | ||
今書いている作品を終えたらどうするか考えています。これに手を付けるとしたら大幅に修正してから続きを書くと思います。(okura) 初コメントで今更ですが、続編が楽しみです。書いていただけませんかね?(アキサナ) 感想ありがとうございます(okura) キタタアアア!!!!(FDP) |
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