SAO〜黒を冠する戦士たち〜 第十八技 軍
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第十八技 軍

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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キリトSide

 

「私は『アインクラッド解放軍』所属、コーバッツ中佐だ」

 

なるほど。どうやら、呼び名としてよばれていた『軍』という名を正式にギルド名にしたようだ。

 

そのうえ中佐ときたか。

 

「キリト、ソロだ」

 

俺は軽く自己紹介をし、コーバッツはそれに頷いて返した。

 

「君達はこの迷宮の攻略にきたようだが…」

 

「ああ、ボスの部屋までならマッピングはできた」

 

中佐の聞き方からして、これはMAPデータを要求してくる気だな。

 

「うむ。では、そのMAPデータを提供してもらおうか」

 

やはりな。まあ、街に戻ったら公開するつもりだったからいいか。

 

「ちょっと、アナタねぇ!」

 

「てめなぁ!」

 

「やめろ、二人とも」

 

俺は反論しようとするアスナとクラインを両手で制してから、コーバッツにMAPデータを渡した。

 

「キリト君!?」

 

「キリト、おめぇ!?」

 

アスナとクラインは驚いている。

 

「かまわないさ。どのみち戻ったら公開するつもりだったからな」

 

「協力を感謝する」

 

そういってコーバッツはデータを受け取った。

 

「けど、ボスに手を出すのはやめておいたほうがいい。死にたくなかったらな」

 

「それを判断するのは私だ」

 

「だがアンタの仲間はそれどころじゃないみたいだぜ」

 

俺はコーバッツの後ろにいる他の軍の者達を示した。彼らには明らかに疲労の色が目立つ。

 

地面にへたり込んで座り込んだりしており、なかには辛そうな者もいるようだ。

 

「立て、貴様等! 急ぎ出立するぞ!」

 

中佐の言葉に軍のメンバーはすぐさま立ち上がり、身を整える。

 

正直、まだ休ませておいたほうがいいと思うが…。

 

「では、失礼する」

 

そういってコーバッツ達は奥へと向かってしまった。

 

 

 

「あんなんで軍は大丈夫なのか?」

 

「さすがにすぐにはボスに手を出さないと思うが…」

 

「うん…」

 

クラインの疑問に、俺は言葉を返すものの詰まってしまい、アスナも心配そうにしている。

 

正直かなり不安だ。というより嫌な予感がする。それは俺がいつも感じる死の感覚だった。

 

こういう時の嫌な予感っていうのはよく当たってしまう。

 

「ねぇ、キリト君…。少しだけ様子を見に行ってみようよ」

 

アスナが言ったので少し考える。確かに、なにもなければそれで問題はないし。

 

「………そうだな、いくか。クライン。お前らはどうする?」

 

「俺も気になるからいってみるぜ。みんなもいいよな?」

 

俺が聞いてみるとクラインは了承し、風林火山のメンバーは全員も頷いてみせた。

 

「よし。それじゃ、いくぞ」

 

「うん!」

 

「おう!」

 

「「「「「おぉ!」」」」」

 

俺の言葉にアスナ、クライン、風林火山の面々が答えた。俺達は軍が向かったボス部屋へと赴いた。

 

キリトSide Out

 

 

 

To be continued……

 

 

 

 

 

 

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後書きです。

 

今回は短くてすみませんでした(ペコリ)。

 

次回はボス戦に入る段階となります。

 

それでは・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
第十八話です。
今回はちょっと短めだと思います。

それではどうぞ・・・。
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コメント
ポーレタリアさんへ ありがとうございます。続きをお楽しみに!(本郷 刃)
すごくおもしろいです。続きが楽しみです(^v^)(ポーレタリア)
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