真・恋姫無双〜科学無双 第10話 |
この作品は真・恋姫無双の二次創作です。
原作とかけ離れるかも知れませんが
大目に見てください。
真「お〜い、はかせ車どうするんや?」
「そうだな、ここから入る訳には行かないしな。」
陸はそう言うと右手に意識を集中させ大きな迷彩柄の布をだした。
真「ん、なんやの?それ。?」
「これで隠すとする、そこの林の中に移動するぞ」
陸がその布をかぶせる。
真「なかなか分かりにくくなるもんやな」
感心する真桜に行くぞと声をかけ街に入っていった。
「今日はこの街で休むとするか、そこの店主、この辺に宿はあるか?荊州の街は、初めて来たからよくわからんのだ」
店主「はぁ?あんた何言ってんだ?ここは益州の巴郡という所だぞ、あと宿は向こうの通りをまっすぐ行くとあるぞ」
「なっ!バカな、たしかに険しい山道が多かったかちゃんと南に向けて走っていたはずなのに、なんでだ、まさか俺はコンパスぐらいまともにできないくらい鈍ったのか……orz」
店主「ハハハ、まぁここも太守の厳顔様がよく統治してくださってるのでいいところだぞ。
陸は自分が作ったものが失敗作としり、店主の言葉を全く聞いていなかった。
真「……あ〜、はかせ、すまん、昨日こんぱす分解したんやけどちゃんと直っとらんかったみたいや、アッハッハ」
「…………ハッハッハそっかそっか、失敗作じゃなかったんだな、良かった、良かった」
陸と真桜は笑いあっていたが陸の目は全く笑っていなかった、当然、額には青筋が浮かんでいる。
ギロッ
真「ひいっ!」
真桜は、陸の顔をみて小さく悲鳴をあげた。
そしてニコニコと真桜に近づき
「フフフ、真桜?ちょっとな、新しいものを作ってみたんだが実験台にならないかな?すぐ済むから」
真「………はかせ?それって痛ない?」
陸はポケットからスタンガンを取り出した。
ジリッジリッ
陸は真桜にさらに近づいていくが、真桜は蛇に睨まれたカエルの様に動けない。
バチバチバチッ
真「ぎゃあああぁぁ」
「ふん、分解して直せないようだとまだまただな、って……聞いてないか」
バタッ
真桜は馬鹿正直に言うんやなかったと呟いた。
真桜をしばらく放置して宿に向かおうとすると争っている声が聞こえた。
?「ちょっと、おじさんたちはなしてよ、おかーさん、たすけて、ひっく」
男1「うっさいガキだな早く連れてけ」
男2「ああわかってるよ、ちょっと待て」
男3「…………」
陸は声のする方向に歩いていくと三人の男が子供を連れ去ろうとしていた。
「おい、その子をどうするつもりだ?」
男1「なんだてめぇは死にたくなかったらすっこんでろ」
剣をこらちに向けると陸は無言でスタンガンをその剣に押し当てた。
男1「ぎゃぁぁあああ」
男2「な、なにしやがった、まさか妖術か?おい逃げるぞ」
するともう一人の男が気絶した男を引きずるようにして逃げていった
(追いかけるか?いや、子供の保護が先か)「大丈夫か」
陸は子供に声をかける
?「あのね、おとなしくまっててって言われたのに、くずっ、猫さんがいたからに付いて行ったら、さっきのおじさんたちが璃々を……うわーん怖かったよー」
「もう大丈夫だ」
真「よっしゃ、ウチらがおかん探したるさかい泣き止み」
いつのまにかやって来た真桜がそう言った。
璃「ほんと?」
しばらく探していると遠くから 璃々どこだーと言う声が聞こえてきた。
真「おっ、あれがおかんか? 」
璃「ちがうよあれは焔耶ちゃんだよ」
「はぁ〜。真名で言ってもわからないけどな」
そうため息をついた。
璃「あっそうか、えっとね、焔耶ちゃんは魏延というんだよ」
真「でも知り合いなんやろ、良かったやないか」
璃「うん」
そうやりとりしている間に前髪をメッシュに染めた女がやって来た。
魏「璃々っ!そいつらから離れろ」
そう言うと問答無用とばかりに襲いかかってきた
魏「この人拐いが」
棍棒の様な物を振り回す。
「はぁ?誰がだ!!」
陸はそう言いながらよけると地面が陥没した。
魏「そんな変な格好をして見るからに怪しいではないか、それに璃々を連れていこうとしてたと目撃証言もあるぞ」
(妖術士やら人拐いやら俺はどう見られてんだよ、白衣着るのやめたほうがいいのか?)
危険と判断して真桜は螺旋槍を取り出し、陸もまた特殊警棒を構えた。
ガキーン
魏「人拐いの癖になかなかやるじゃないか、」
「だから違うと言ってんだろ聞けよ」
ガキーン
(うぉ 鋼鉄で出来た警棒が曲がっちまった、なんつう馬鹿力だ)
魏「誰が馬鹿で低脳で脳筋だ!!」
「聞こえてんのかよ、しかもそこまで言ってねえ。」(こうなったらさっきのスタンガンを使うか)
そう思いながらスタンガンを出して再び対峙すると
?「焔耶なにやっとるか!!」
?「璃々っ!!」
二人の女性が現れた。
魏「桔梗様、こいつらは人拐いです」
?「本当か?それにしては璃々が怯えておらんな。ちゃんと璃々に確かめたのか?」
魏「いえ、しかし、目撃証言がありまして確かに子供を連れ去ったと」
?「璃々そうなの?」
璃「ううん、ちがうよこの人たちは璃々をどこかにつれていこうとしていたおじさんたちからたすけてもらったのそれにおかーさん探すの手伝ってもらったんだよ」
?「だと言ってるが、焔耶なにか申し開きはあるか?
魏「しかし」
?「 しかしもかかしもあるか、さっさとこの御仁にあやまらんか!!」
ゴッ
魏「〜〜〜っ」
拳骨を落とされ魏延は頭を押さえた。
?「知らぬ事ととは故この馬鹿が迷惑をかけた、儂は厳顔、真名は桔梗と申す儂の真名にめんじて許してくれんか?」
魏「き、桔梗様!なにも真名まで」
桔「黙れ焔耶!」
桔梗と呼ばれた女性が怒鳴る。
魏「……はい」
魏延はしゅんとし大人しくなった。
「いや、別に謝ってくれればそれで良いんだ、真桜もそれで良いだろ?」
真「はかせがそう言うんならええで」
桔「ほれ、はよせんか」
魏「ふん、すまんな」
しかし魏延は不貞腐れながら頭を下げた。
「そんな形ばかりの謝罪はいらん、だいたいなんだ?その態度は」
陸はそれをつっぱねる。
桔「焔耶!きちんと謝罪せぬか!」
魏「くっ」
魏延は悔しそうに言うと逃げだした。
桔「本当に重ね重ね申し訳ないあやつは性根がちっとばかし曲がっていてな」
再び桔梗は頭を下げた。
「まぁいいや、俺は河内陸、字も真名もないから好きに呼んでくれ、こっちは李典だ」
真「ウチは真桜でええよ」
そうすると今度はもう一人の女性が、
黄「河内様この度は璃々を助けてくださってありがとうございました。私は黄忠、真名を紫苑と申します、この度はなんてお礼をしてよいやら」
今度は黄忠が頭をさげる。
「なら紫苑さん。俺は偶然通りがかっただけだ。礼には及ばないさ、あと様はいらない」
黄「では陸さんと呼ばせていただきますわ、しかし何もしないというわけには………」
すると桔梗は良いことを思い付いたとばかり手を叩く。
桔「ときにお主らいけるくちか?」
指を杯の形にして問いかける。
「まぁそこそこ」
梗「では、礼という事で城でこれから飲まぬか?」
紫「それは桔梗が飲みたいだけじゃないの?」
桔「カハハハ、それくらいはええじゃろ」
桔梗は笑いながら答えた。
それに対し 陸は、
「いや〜正直宿をどうしようか困ってたんだ、では一日だけ世話になろうかな」
と言った。
桔「一日とは言わずしばらくこの城に逗留するがよい」
「いやいや、俺らも旅の途中でな、そう何日もいるわけにはいかない」
桔「そうか……では行くとするか」
五人は城に向かって歩いた。
しばらく飲んでいるとそれぞれの武器の話が持ち上がった
「これが桔梗さんの得物か?(パイルバンガー?それになんか見覚えが……)」
桔「そうじゃ」
それを見て真桜が声を上げる。
真「あー!!それウチが前につくった豪天砲や……。なんで桔梗はんの所にあるん?それ工房から盗まれたんや」
真桜は豪天砲をひっくり返し、李典と掘って有るところを見せた。
真「なー、あるウチの名前が掘ってあるやろ?」
桔「今まで気付かなんだ、で返した方がいいのか?」
と申し訳なさそうに言う。
真「いやいや、ウチの自慢の一品やけど大事につこうとることやし取り返す事はせえへんよ」
「…………」(思い出した。あれは俺が面白半分で作りかけだった研究所に置いてあったやつだ 。たぶんこの時代に飛ばされた時、それぞれ違う時期に流れ着いて、それを真桜が完成させたか?それなら他にもどこかへ飛ばされた物もあるということか)
と思い出していると、体を揺すられていた。
真「はかせ、はかせ、どないしたん?ウチ凄いやろ、褒めて褒めて」
「あぁそうだな凄いな真桜は(こんなに自慢げに話してたらとても言う気にはなれん)」
桔「そう言うなら有り難く使わせてもらう」
真「それにウチにはこの螺旋槍と、はかせからもろうたこれからあるさかい」
懐から拳銃を取り出し見せる 。
すると、
ズキューン
真「あっ、やば」
「こら真桜、安全装置ロックしとけ、誰かに当たったらどうすんだ」
真「すんまへん」
天井に穴が空いたのをみて、
桔「ほぅ、小さいのになかなか威力があるな?」
そう言っている時に璃々を寝かしつけた紫苑がやってきた。
紫「なんか凄い音が聞こえたようだけど何かあったの?」
「ん、おお紫苑か、今、武器の話をしておってな、この小さいのから音がしたんじゃ」
桔梗は真桜の持っている拳銃を指差した。
黄「そんなに小さいのに凄い音がするのね」
またいろいろ話しながら再び飲み始めた。
(昨日は飲みすぎたな、頭痛てぇ。 二日酔いだなこれは)
そう思いながら左右を見ると左に桔梗、右に紫苑がいた。
げっ!やば〜ずっとこんなことなかったから二人とやっちまったか、うー記憶にねえ。
陸は自己嫌悪に陥る。
桔「おお陸殿起きたか」
黄「昨日は凄かったわ、ね、桔梗?」
桔「そうじゃな、久しぶりにもえあがったわ」
「すまん、いくら酔ってたといえ、本当に申し訳ない」(なんという失態、だいたいこれは種馬の一刀の役目だろ)
紫「いいのよ、私も桔梗もずいぶんご無沙汰だったから」
一「くしゅん」
華「どうしたの?風邪でもひいたのかしら」
一「いや、どうせ先生がろくでもないこと噂してんだろ」
華「でも本当に風邪だと困るから気をつけなさい。
一「ああ」
ガチャ
真「ううっ、はかせ入る……で……」
真桜が扉を開けて固まる。
「こ、これはだな」(なんて言おう)
言い訳を考えていると、
真「ずるいで〜なんでウチも混ぜてくれへんかったんや、だいたいな
んで中庭に放置やねん、おかげでいろんな人からジロジロ見られてる
わ大変やったんやで」
真桜が胸ぐらをつかんで抗議する。
「わかった、わかった首を絞めるな。今度埋め合わせするから」
紫「ウフフ、若いっていいわね」
桔「そうじゃな」
今は璃々も起きてきて全員で食事している。
そこへ魏延がやって来た。
魏「河内、李典、本当にすまなかった、あれからワタシは、ずっと考えていた、事情も聞かず本当に申し訳ない、詫びと言ってはなんだがワタシの真名は焔耶だ、今度からはそう呼んでくれ」
大きく頭をさげた。
桔「焔耶……」
黄「焔耶ちゃん……」
「いや、もう気にしてはいない、こっちこそ悪かったな、つい熱くなっちまった、改めて名乗ろう姓は河内名は陸だ。字と真名はないからそのままか陸と呼んでくれ」
真「ウチの真名は真桜やで」
魏「そうか有り難う河内、真桜」
璃「よかったね焔耶ちゃん」
紫「まぁ璃々たら」
全員の笑い声が響いた。
紫苑はどうしてもはずせない用があったらしく桔梗と焔耶が見送りに来ていた。
桔「もう行くのか?」
「そうだな本当はここに寄るつもりはなかったんだ、確かに大陸中を回るつもりではいたんだが」
桔「お主らこれから各地を回るようだが焔耶も連れて行くか?
焔「えっ、桔梗様?ワタシは………」
「悪いがちょっと待ってくれ、さすがに真桜とも相談しないと。どうする?」
真「うーん、連れて行くのは連結くんもあるし、かまへんけど、どないするん?ウチははかせに任せるわ〜」
「丸投げかよ」
陸はちょっと離れてコインに委ねた。
(よしこのコインで表なら是、裏なら………否だな)
ピイン
陸はコインをはじいた。
説明 | ||
まだまだ序盤も序盤。 とにかくがんばります。 |
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コメント | ||
表出ろ表出ろ・・・ 以下 Endless(SAZUKI) アルヤ様>>すべてはコインが決めます。待て次回みたいな感じです。(zana×神楽=ルナ=唯湖) akgka様>>わかってくれてありがとうございます。(zana×神楽=ルナ=唯湖) ↓こまけぇこたぁ気にすんな!ww(akgka) ↓焔耶の意思じゃないのにかwww(アルヤ) まさに「焔耶が仲間にしてほしそうにこっちを見ている、仲間にしますか?」的なやつですね、わかります。(akgka) |
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