テイルズオブエクシリア〜転生者はイレギュラー
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〜レオンSIDE〜

 

 

復活した俺は皆と共にマクスウェルと対峙している。

 

 

「レイジングサン!!」

 

 

っ!さすがは精霊の主!だが、

 

 

「出て来い!氷を統べる精霊……セルシウス!」

 

 

【はい、マスター!】

 

 

氷の術式からセル……シウスか?

 

 

術式から出てきたセルシウスの姿が変わっていた。

 

 

まず、髪の毛は前よりも長くなっているし、身長も伸びている。胸も何故かでっかくなっているし……あとは変わってないけど、どうなってんの?

 

 

「くらえぇ!」

 

 

「おっと!考えている暇はないな!セルシウス!お前の氷の精霊術であの炎の塊を凍らせられるか!」

 

 

俺はセルシウスに言うと、彼女は微笑む。

 

 

【誰に言っているのですか?あの程度の炎など……】

 

 

セルシウスが手をかざすと、炎の塊は凍りついた。

 

 

「なんだと!?」

 

 

マクスウェルは精霊術を防がれたことよりも大精霊クラスのセルシウスを見て驚いているのか?

 

 

「さて、行くぜ!ミラ!

 

 

「ああ!共に行こう、レオン!」

 

 

俺とミラは詠唱を始める。

 

 

「真紅の焔よ」

 

「その檻にて、敵を焼き尽くせ」

 

「「イグニートプリズン!!」」

 

 

マクスウェルの四方から火柱を吹き上げ敵を拘束、更に足下から巨大な火柱を吹き上げる。

 

 

「お、のれえぇぇぇぇ!!!!人間が精霊になるだと!ふざけるなぁ!!!」

 

 

攻撃を受けながら俺を睨むマクスウェル。

 

 

「ハッ!俺は元々、半精半人だったんだね!今更精霊にあろうがなるまいが、俺には関係ないな!ミラを守るためならこの身を精霊になろうが、俺がミラを守ることには変わりがない!」

 

 

ビシッ!っと俺はマクスウェルを指差す。

 

 

「大体、てめえは精霊の主だからって生意気なんだよ。マクスウェルは人と精霊を守る存在なんだろ?だったら、その中にはミラも俺も、四大達も、ジュード達も入っているはずだ!自分の決めたことを守りとおさない奴に何か負ける気はないな!」

 

 

「きいぃぃぃぃさあぁぁぁぁまあぁぁぁぁ!!!!」

 

 

体勢を立て直すマクスウェルを見て俺はミラと次の術を放つ。

 

 

「吼えろ、古の焔!」

 

「不浄なる生命を、灰塵へと誘え!」

 

「「エンシェントノヴァ!!」」

 

マクスウェルの真上から中心に周囲を焼き尽くす巨大な炎を落とした。

 

 

「ぐあああああ!!おのれ!!儂を誰だと思っている!属性チェンジ(エレメントチェンジ!)」

 

 

むっ?マクスウェルの纏うマナのオーラが変わった?

 

 

「インスペクトアイ」

 

 

俺はマクスウェルの今の属性を調べる。属性は……炎!

 

 

「ローエン!」

 

 

「お任せを!」

 

 

ミラの次にローエンと共鳴する。

 

 

「静寂の森に眠りし氷姫よ」

 

「彼の者に手向けの抱擁を」

 

「「インブレイスエンド!!」」

 

 

マクスウェルの足下(っていっても乗っている椅子)を凍らし、動きを封じ、真上から巨大な氷塊を落とした。

 

 

「こ、これほどの……力を!」

 

 

マクスウェルは睨んでいた俺を今度は目の色を変えて焦ってきている。

 

 

「てめえは俺を怒らせた。人の女を餌呼ばわりしやがって」

 

 

俺を中心に大量のマナが渦巻く。

 

 

「風の力、今ここに!」

 

 

「我等が敵に裁きを!」

 

 

「「ゴッドブレス!!」」

 

 

術が完成し、マクスウェルの頭上から風圧で押し潰す。

 

 

「ぐうぅおおおお―――!」

 

 

風圧に押しつぶされるマクスウェル。

 

 

ダメージを受けながらマクスウェルは属性を変える。

 

 

「レイア!」

 

 

「ジュード!」

 

 

「「行くよ!!」」

 

 

ジュードとレイアが俺とローエンの横を走って通り抜けていく。

 

 

「棍と蹴りと」

 

 

「炎の連撃!」

 

 

レイアが敵を打ち上げた後、ジュードが炎を纏った5連続蹴りを喰らわし、最後は蹴りでマクスウェルを地面に向けて吹き飛ばす。

 

「「哭空紅蓮撃!!」」

 

 

ジュードとレイアの技で吹き飛んで来るマクスウェルの先には俺とエリーゼ。

 

 

「いらっしゃ〜い」

 

 

「行きます!現れて!闇の炎!」

 

 

「塵も残さん!!」

 

 

俺の持つ双剣に光と闇の炎が絡みつく。

 

 

「「浄破滅焼闇!!」」

 

 

「ぐるぅあああああ!」

 

 

吹き飛んできたのにまた吹き飛んで行くマクスウェル。

 

 

「お、来たな!行くぞジュード!」

 

 

「うん!行こうアルヴィン!!」

 

 

「受けてみろ、この技を!」

 

 

「遠慮はいらねぇ、取っときな!」

 

 

「「喰らえ、星皇蒼破陣!!」」

 

 

アルヴィンが剣を地面に突き付け、そこから陣が展開され、立ち昇る光で周囲を攻撃した後でジュードがマクスウェルを吹き飛ばす。

 

 

「集え!聖断の冷気!!」

 

 

「そして歌いなさい!絶氷 の剣(つるぎ)!!」

 

 

マクスウェルの吹き飛んだ先には俺とローエン。既に共鳴奥義(リンクアーツ・セカンド)を使う体制にいた。剣から巨大化した氷の剣を振り下ろす。

 

 

「セルシウス・キャリバー!!」

 

バシイィィィィン!

 

 

「……るさん」

 

 

吹き飛びながらマクスウェルが何かを言っている。

 

 

「?」

 

 

「許さんぞ……貴様らあぁぁぁぁ―――――!!!!」

 

 

マクスウェルが手をかざす。これは……まずい!

 

 

「皆!俺に後ろに来い!!」

 

 

俺が大声で皆に言うと全員、俺の後ろに来る。

 

 

「結晶せよ 根源たる元素!」

 

 

「神の槌、虚空より来たりて裁きを振るわん!」

 

 

マクスウェルの頭上に4つの術式。

 

 

「「メテオスウォーム!!」」

 

 

マクスウェルのメテオスウォームは頭上から。

 

 

俺のメテオスウォームは空高くから降ってくる。

 

 

ドンドンドン!!

 

 

ズドンズドンズドン!

 

 

メテオスウォーム同士で相殺し合う。

 

 

「バカな……!」

 

 

マクスウェルは自分の技を相殺されたことにとても驚いている。

 

 

「ミラ!シルフ!力を!!」

 

「了解した!!」

 

 

【仕方ないね!僕の力、貸してあげるよ!】

 

 

シルフの力を借りて、俺とミラは4人に分身し、シルフの力で空に飛びマクスウェルを上空から強襲し、四方から雷を纏った斬撃を連続で喰らわせ、

 

「「極光蓮華!!」」

 

最後の斬撃を喰らわせたら剣を鞘に納めると同時に二人がそれぞれ一人に戻る。

 

 

「ぐぅがあああああああああああ!!!」

 

 

四大の一人、シルフの力を借りての技だったので先ほどまでよりもダメージは大きいみたいだ。

 

 

倒れ伏すマクスウェルを見て、俺はミラを見る。

 

 

ミラは俺が何をしようとするのかがわかったのか頷く。

 

 

「これで終わりだ!来たれ、生誕の雷!」

 

 

俺とミラが剣を構えると共に当たりに雷が走る。

 

 

「怒れ、創生の大地!」

 

二人で剣を同時に上に向けると、雷が上へと昇っていく。

 

 

「「リバースクルセイダー!!!」」

 

 

俺とミラの剣を中心に雷が落ち、マクスウェルに直撃した。

 

 

「これは俺とミラの再誕を冠する術だ。身に染みただろ?マクスウェル!」

 

 

「この戦い、私たちの勝ちだ!」

 

 

そして、戦いは……終わった。

説明
第56話 VSマクスウェル 精霊となりし者
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コメント
「見に染みただろ?」「身に染みた」ですね。でもしみたは漢字にしない方がいいかも・・・。(BLACK)
「後dふぇ」文章からして「後で」ですかね?(BLACK)
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