魔法少女リリカル的ななにか 二話 予定は未定
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「――ッハ!・・・・・・夢か」

 

目を覚ますと今度こそ知らない天井が俺の視界に映る

 

「なーんだ夢かー、ハゲもリリなのも夢かー、いやでもしかし、夢で良かったのかもしれない。なのは映画も見れるしシグナムに切られる必要もない。問題があるとすれば今横に座っているはやての存在に気づかずにしゃべり続けていたこと・・・、まじガッデム・・・ッ」

 

部屋の中に誰もいないと思いブツブツと呟いていたがやばい、はやてやばい

 

「うちはやばくないやろ・・・」

 

いや違う、きっとこっちが夢なんだ。布団に入り直して目を瞑り、目が覚めるときっと今度こそ図書館に行って

 

「お兄さん・・・頭大丈夫か?」

 

9歳に心配される程今の俺はおかしいか

 

「うん、もしも外で出会ってたら問答無用でお巡りさん呼ばれるレベルやで・・・・・・」

 

「違うんだ落ち着け「落ち着くのはお兄さんの方や」あぁうん落ち着いたから」

 

ふぅ危ない危ない、もう少しでお巡りさんとパトカードライブするところだった、もちろん行き場は警察署。洒落にならん

 

「そんでな、お兄さんなんであんな所に転移してきたん?というかなんで生きてるん?」

 

今すっごい心にグサッっときた。9歳の純粋・・・いや純粋じゃねぇなこいつ。とにかく生きてたら駄目と言われた感じだ、それも遠まわしに

 

「あああぁちゃうねん!別にお兄さんが生きてることがいけないんやなくて!」

 

幼女の心配が心に染みる・・・、いや別にいいっすよ?どうせ前世でもそんな交友関係ありませんでしたし?俺がいなくても誰も気がつかないと思いますし?俺が死んでも変わりはきっといますし?

 

「もう・・・・・・ゴールしてもいいよな・・・・・・」

 

「アカンて!」

 

関西弁だとこのネタがすごくハマる、そんなどうでもいいことに気がつく今日この頃

 

  ――閑話休題――

 

「つまりあれか、お兄さんもどうしてあそこに転移したかはわからんっちゅーことか」

 

「Yes!大体好き好んであそこに転移する人がいたらそいつはただの馬鹿か真性のどMのどちらかだ」

 

「え?お兄さんちゃうの?」

 

「え?」

 

「え?」

 

え、まじで?もしかして俺自身気づかないうちにMに目覚めてたりしたの?いやまぁ業界によってはあの砲撃もご褒美と取れる猛者もいるかもしれんが俺は決してMじゃない、変態ではある

 

「んー、うちもあんまり詳しいことは知らんからなんとも言えんし・・・クロノ君やったっけ?呼んでみるわ」

 

おおきにおおきに、しかし闇の書終わっちゃったか。俺なんにも関わってないんだけどな・・・A's終わりだよ・・・Stsまで何してればいいんだよ・・・!あ、『God』あったか、いやだめだ『God』やってないしどう対処すればいいかわからん

 

「この世に神はいないのか・・・」

 

「いきなりどうしたんお兄さん!?」

 

幼女にまで心配される始末である

というかお兄さんって何?時系列的に俺も同い年のはずなんだけど・・・

 

そう考えふとベッドから下り鏡の前に立ってみる、さすがに縮んだな・・・

しかし鏡の前に映る自身の体は9歳という年齢と仮定して考えるなら少し身長が高い程度、お兄さんと呼ばれる要素なぞ一つもない

 

「なぁはやてさんや、何故私をお兄さんと呼ぶのかね?」

 

「名前知らんねんもん、どう呼べばいいかわからんかったし、あとなんか雰囲気がお兄さんっぽかったからかなー、うち家族いーひんから・・・お兄さんとか呼んでみたかったんよ・・・」

 

少し顔を俯かせながボソボソとしゃべるはやて、何この生き物可愛いんですけど

 

「お持ち帰り可能でしょうか」

 

「40分2万からなら」

 

おい誰かシグナムかシャマル呼んでこい

 

「お待たせした、君があの時巻き込まれた人で間違いないね?」

 

「実は違うんだ・・・、俺は黒ずくめっぽい男に薬を飲まされてからこの姿に「間違いなさそうだね」はい・・・・・・」

 

突っ込んでくれてもいいじゃないか!スルーされる身にもなれよ!まずお前呼んでねぇよ!シグナムとシャマル呼んでこい!

 

「まずは自己紹介からしよう、僕は時空管理局所属クロノ・ハラオウンだ。君の名前を聞いてもいいかな」

 

・・・・・・俺の名前ってどうすればいいんだろうか・・・・・・・前世の名前をそのまま使えばいいのかそれとも勝手に名前をでっち上げればいいのか・・・、落ち着け、まだ慌てるような状況じゃない。もし仮にだ、クロノ側、つまり時空管理局が俺のデータを揃えていたとしよう。いや待て揃えられてたらやばい、本名か偽名のどちらかがデータにあるとしたら俺がもし間違えた名前を告げたら確実にやばい。最悪タイーホだ

 

「どうかしたのかい?・・・・・・もしかして自分の名前が思い出せないとか?」

 

その時俺に電流が走るッ!

『記憶喪失』

もうこれしかない、俺に残された道は自らの記憶を偽ってここを切り抜けるしかない!

 

「くぅ・・・ッ!頭が・・・ッ!」

 

「ちょ!?お兄さん大丈夫なん!?」

 

はやての心配が心に痛い

 

「思い出せない・・・どうして俺はここにいるんだ・・・?確か俺は闇の書の防衛プログラムとなのは達の砲撃に挟まれて「覚えてるじゃないか」はい」

 

「はいじゃないやろ!うちの心配返せ!」

 

ちくしょう!何回もなのは見直した俺になのはの記憶を消すのは無理だったんだ!いやそもそもなのはの記憶じゃなくて転移する前の記憶がなかったことにすればよかったじゃん。俺ってお茶目さんだわー、っべーわー

 

ジャキン、とクロノにデバイスを突きつけられる。『デュランダル』だったか、闇の書封印計画の切り札を善良な一般市民に向けるとは・・・

 

「記憶を誤魔化す必要なんて普通ないはずだ、何処から来て何が目的だ・・・」

 

「よしわかった、全てを話そう。その前にシグナムとシャマル呼んでこい。話はそれからだ」

 

デュランダルの切っ先を掴みこちらの条件を述べる、以外に冷たいのねデュランダル夏場に便利そうだわー

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「呼びましたかはやてちゃん?」「お呼でしょうか主」

 

将来ニート剣士と将来出番が少なくなりそうなボインが入ってくる

 

「うちが呼んだというかな、お兄さんが二人を呼んで欲しいゆうからな?」

 

理解出来ないようで首を傾げる二人。まぁシャマルは呼ばれた意味本当にわかんないだろうから仕方なし、ただシグナムてめーは駄目だ

 

「おいそこのボイン騎士」

 

「――ボイ!?」

 

羞恥で顔を赤く染め、こちらを殺せそうな程の視線で睨みつけてくる

 

「なんで俺を切ったのかを説明してください、四行でどうぞ」

 

無茶ぶりにも程があるだろうとクロノがつぶやくが関係ない

 

「1 三人の砲撃を耐えた謎の驚異

 2 どれほどの力を持つかわからない、このままでは主に危機が!?

 3 ならば先手必勝無力化してしまおう

4 上三つは置いといて変な立ち方をしてきて気持ち悪かった」

 

四番が完全に私怨な件について、起訴も辞さねぇぞゴルァ

 

「ベルカの騎士道はどうなってるんだ・・・」

 

クロノが頭を抱え、シャマルは苦笑い、はやてに至っては過去のシグナムと今のシグナムが違いすぎるのだろう目が点になっている、堅物だと思ったら思いのほかノリがいい。俺もびびった、まじ四行で終わらせるとか

 

「それでそんな下らないことで私達を呼んだのか?」

 

シグナムの米神に青筋が浮かぶ、まぁ落ち着けそれだけじゃない

 

「いや何、不意打ちとは言え負けっぱなしは嫌だからな。一戦交えてみようかなと思ってだね。模擬戦 や ら な い か ?」

 

「・・・・・・ほう」

 

「待て待て待て!」

 

「待たない!おらいくぞボイン騎士!!」

 

「待てっていっているだろ!」

 

ビタン!と壮大な音と共に床に倒れこむ。おいクロノ、デュランダル使って足元を凍らせるな。寒いじゃないか

 

「まだお前から事情を説明してもらっていないし、不審者をそう簡単に外に出すわけには『あら、いいんじゃないかしら」母さん!?』

 

ブォンっと目の前にモニターが展開される、リンディさん本当に子持ちなのかよ・・・桃子さんもそうだけどこの世界の母親は老けないの?

 

『艦内では艦長と呼ぶこと、何度も言ってるはずよクロノ執務官。模擬戦については彼の実力を計るいいチャンスなのよ、あの三人の砲撃に耐えたのよ?調べない手はないじゃない♪』

 

「おい今俺に向かってウインクしたぞ!」

 

「いいやうちに向かってウインクしたんや!」

 

「わ、私に向かってしたのかもしれませんよー」

 

案外ノリいいんですねシャマルさん

 

「〜〜わかりました・・・二人共案内するから着いて来てくれ」

 

ため息ばかりしてるぞ幸せ逃げるぞクロノ君よ、まぁお前結婚するもんな、多少幸せ逃げても平気そうだしな、爆発しろ

 

 

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  ――アースラ艦内・第二訓練室――

 

 

「ウェヒヒwww」

 

道中クロノに頼んで日本刀と西洋剣を貸してもらった、特典の一つに俺の知識にある剣技を使えるようにするというなんともロマン満載の特典があるのだ、飛天御剣とか小太刀二刀流とかできるはず!誰か俺のロマンティック止めて!溢れ出ちゃう!

 

「お兄さん大丈夫なんやろか?シグナムさっきから怒ってるし本気でいくと思うねん・・・」

 

「大丈夫ですよはやてちゃん、もし怪我しても私がすぐに直せますし」

 

観客席でこちらを見ている三人、クロノは無言だがその目は何も見逃さないように、そして手には何が起きてもすぐに対処できるようにデュランダルが握られている

 

『さて、二人共準備はいいかしら?』

 

リンディさんから再び通信が入る、背景が先程から変わってないところを見ると艦長室で仕事をこなしているのだろう

 

「リンディさんリンディさん、これが終わったら俺とデーtいやなんでもないですはい」

 

クロノとはやての視線が痛い、冗談なのに!

 

『誘いは嬉しいけどまた今度お願いしようかしら。それじゃあクロノ合図の方は任せるわ』

 

クロノが手を宙に上げる

 

「おい貴様、引くなら今のうちだぞ?今なら許してやらんでもない」

 

シグナムからそんな提案をされるが呑むワケにはいかない。これは俺にとってもチャンスなのだ『古代ベルカの騎士』ヴォルケンリッターの将相手にどこまで立ち回れるのか、自分の力を確かめる最大のチャンス、逃すわけにはいかない

 

「ここまできて逃げる訳にはいかんでしょ、それよりもシグナムさん、賭けをしよう。もしもあんたが勝ったら俺を煮るなり焼くなり切り刻むなり好きにしてもいい」

 

「・・・・・・貴様がかった場合は・・・?」

 

「んなの決まってんだろ、俺が勝ったら・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「シャマルの乳を揉みしだく!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バッ!っとクロノが手を振りかざし試合が開始された

 

 

 

解せぬ・・・・・・

説明
二話目です!ここまでで主人公の名前は出てきていませんどうしましょう

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