IS -インフィニット・ストラトス- 〜恋夢交響曲〜 -プロローグ-
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「ねぇ、君の夢ってなに?」

 

どんな経緯だったか忘れたけど、彼女がこう質問してきたのは覚えている。

 

「えっ・・・・?」

 

その当時俺はまだ年端もいかない子供で、それでも「プロ野球選手になりたい!」とか「宇宙飛行士になる!」とか子供のうちにしか言えないような大層な夢も持っていなかった。

あれこれ悩んでるうちに彼女はどんどん不機嫌になっていき、「まだ考えてなかったの!?信じられない!!」と怒鳴りつけられてしまった。

今思えばなんで怒られなきゃいけなかったんだろうと思ったけど、彼女にとってはとても大切なことだったと思う。

 

「じゃあお前にはあるのかよ?」

 

「もちろんあるよ」

 

自慢げに胸をはる彼女の夢、その夢は当時の女の子なら大抵思いつくし、憧れる夢。

 

「世界一のIS操縦者になるの!」

 

というなんとも子供らしい夢だった。それでも何も夢がなかった俺にはとてもすごい夢だと思えてしまうほど彼女は輝いて見えたんだ。

IS・・・正式名称インフィニット・ストラトス、女性にしか使用できないマルチフォーム・スーツ。今の女尊男卑の世の中を生み出したともいえる兵器であり、男の俺にはまるで無縁の存在。

 

「じゃあ俺はどうしようかな・・・」

 

俺にはISの操縦者というのは無理な話だ、あらためていろいろ考えた。その時は集中してたから気付かなかったけどたぶん彼女はじれったかったんだと思う。しびれを切らしたであろう彼女はとんでもないことを言い出した。

 

「じゃあ君の夢は私が決める!」

 

理不尽で自己中心的な彼女の発言、でも

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「君は私に世界一のISを作って、で私がそのISで世界一の操縦者になるの!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女の考えた俺の夢、その言葉がこのままだと平凡で終わったであろう俺の人生を、そして平和であったであろう俺の運命をも変えたんだ。

 

説明
二人の夢。それは小さい頃に交わした約束。成長した二人の未来は――

この作品はISの二次創作です。実は他サイトで連載していたものですので、もしかしたら見たことあるかもしれません。あと、作者はそんなに文章書くのが上手くない、勝手な自己解釈も含まれますので、ご了承ください。
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タグ
IS インフィニット・ストラトス 交響曲 

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