魔法少女リリカル的ななにか 八話 小学生は容赦ないんです!その2 |
Side 高町 なのは
今日は本当に疲れたの・・・、ベッドに横たわりながら今日起きたことを振り返る
闇の書を倒して、はやてちゃんを助けて・・・悠斗君を巻き込んで・・・
あの時は焦ったの、この歳で人を殺めてしまうとか正直重すぎる
目を覚ましたと聞いたときは安心した、それと同時に彼は何者なのかと少しだけ興味がわいてきた
私達の全力全開を受けても平然としているなんて只者じゃない、それが私と同年代の男の子と聞けば興味がわくのは仕方ないと思う
病室に向かう途中に訓練室があるのだがそこからなんと言えばいいのだろう、トマトを全力で壁にぶつけたような音が聞こえたので見に行ってみる
訓練室の壁には赤いシミが広がり、はやてちゃんと悠斗君が楽しそうに話していた
それを見ていたら少しだけ胸がチクリと痛んだ
・・・・・・この気持ちは一体なんだろう
そのまま悠斗君はクロノ君に氷漬けにされて引きづられていった
《すまないが皆、これから集まってもらえないか?場所は――》
クロノ君から念話が入る
「なのは、行こうか」
「うん、行こうフェイトちゃん」
いけない、今は気持ちを入れ替えなければ。きっとさっきの痛みも気のせいに違うない。現に今は全く違和感なんて感じない
私は頷くと、フェイトちゃんと一緒にしていされた場所に向かった
「こんにちわ悠斗君!私高町 なのは!よろしくね!」
手を握り元気に挨拶をする。ただこの時の悠斗君は何かを堪えているようだった、トイレかな?
そして、晒される悠斗君の個人情報。悠斗君が私達と同じ学校、しかも同じ学年にいると聞いたときは心が踊った
それに彼はシグナムさんに勝ったらしい
フェイトちゃんがすごい意気揚々と対戦の申し込みをしていたが悠斗君の顔はすごい微妙な感じだった
無事に話も終わり地球に戻れることになったとき、悠斗君はすごく不安そうに見えた
やっぱり怖くなったのかな?
「にゅ〜、私さっきから悠斗君のことばっかり考えてるのかもしれないの・・・」
こんな気持ちは初めてだ、お母さんに相談してみようかな?
ふと時計を見るとそろそろ閉店の時間だ、たまにはお手伝いをするのもいいだろう
そう思い私は階段をおり翠屋に顔を出す
「お母さん、なのはもお手伝いするね♪」
翠屋を包む甘い匂い、そこにはいつも笑顔を絶やさないお父さんとお母さんがいる
「あらあら、ありがとうねなのは」
お母さんの柔らかい笑顔を見ると私も自然と笑顔になる
「でもなのは、もう少し静かにしましょうね。まだお客様が残ってるから」
「あう、ごめんなさいなの・・・。それじゃなのはも挨拶してくる!」
確かに少し声が大きかったかもしれない・・・反省なの・・・
私は翠屋が好きだ、そしてお客さんにも好きになって欲しい。ならば元気に送り出してあげよう
それが印象に残ってまた来てくれるかもしれない・・・
そう考え私はキッチンからホールに向かい・・・・・・
「あ、悠斗君!?」
本気で驚いた、先程まで考えていた彼がまさかうちにくるなんて。彼を見た時に私の胸が温かくなる感じがした
どうやらケーキを買いに来たみたいだ、片手には翠屋のデザインが入った箱を持ち、片手は・・・・・・どうしてかお父さんに掴まれている
悠斗君を見ると滝のように汗が流れ出ている。またトイレでも我慢してるのかな?
近づいていくとミシミシと何かが軋む音がした
どうしよう、何を話せばいいんだろうか・・・
「あらあら、なのはもお年頃なのね・・・こんないい子を見つけるなんて♪」
心臓がドクンと跳ねた
お母さんは何を言っているの!?なのはと悠斗君は別にそんなんじゃ・・・
ベキィと何かが折れる音がなった気がする
「も・・・もう!お母さんったら!そんなこと言わないでよ・・・///」
反論しようとするがなぜか顔が赤い、お母さんにあんなことを言われたからだろうか・・・・・・
グシャと何かが砕ける音がなった気がする
悠斗君の方を見ると何やら魔力光が見えた、なんで魔法を使ってるのかな?
ぐ〜
そんな間の抜けた音が聞こえてきた・・・悠斗君のお腹から
「あらあら、お腹空いてるのね。そうだ、よかったらうちでご飯食べていかない?」
お母さんが誘う、悠斗君の手にはコンビニの袋が握られていて中身はカップラーメンだった
「い・・・いえ、そんな見ず知らずの食卓に私のような目に入れたら痛いと定評のある生物を混ぜると・・・・・・それにもうカップラーメンありますし!」
遠慮することはないのに・・・ここは少し強引に行くべきなのかもしれない
ガシッと悠斗君の手を掴む
「悠斗君、カップラーメンだけじゃ体に悪いよ?だから・・・その・・・ね?」
上目遣い?っていうもので悠斗君を見てみる。はやてちゃん曰くこれで大抵の男はメロメロらしい
たまにはやてちゃんの言うことが理解できなかったりする
「それじゃあ・・・・・・お邪魔します・・・・・・」
効果覿面だったの・・・・・・
ただ、悠斗君の顔が死地に赴く兵士のような顔をしていたのが気になった
Side 神楽 悠斗
もうやだぁ・・・おうちかえしてぇ・・・・・・
涙が出ちゃう、例えそれが男の子でも
夕飯は難なく切り抜けることが出来たが
「悠斗君すごいんだよ!シグナムさんと模擬戦して勝ったんだって!」
食後にお茶を頂いている最中に、無邪気なその発言が俺の寿命を縮めるとも知らずに爆弾を投下した
「「ほう・・・・・・」」
やめてこないで!死にたくない!
「いやいや、シグナムさん本人に会ったことはないけど映像を見させてもらってね、彼女は強いと思っていたんだが・・・・・・君は彼女に勝ったのか。どうだい?手合わせしてみないかい?」
死神が頭上でケタケタ笑ってる気がする
「すいませんけど・・・今日はちょっと疲れてるのd「もちろんやるよね、答えは聞いてない」・・・・・・はぃ」
二人の殺気を浴びてもNoと言える人間をつれてこい
道場に連れて行かれ渡された道着に着替える・・・少し大きいですはい
着替えが終わり中に入ると恭也さんが待っていた
「なかなか様になってるじゃないか、何か通っていたことは・・・・・・ないんだったね」
フッ
あいつ今鼻で笑ったよな?素人痛めつけようとしてる奴に鼻で笑われるとか我慢ならん
『シャープネス』『バリアー』
威力を上げる魔法と耐久力を上げる魔法をかける
「あまり大人気ないことをするものでもないしな・・・僕は片腕だけで相手をしよう」
俺の知ってる恭也さんじゃないんやな・・・
世界線やっぱり間違ってるんじゃないかな!原作と少し違うんですけどぉ!
「ははは恭也さん、負けた時の言い訳ですか?」
「いやいや、これは余裕というものだよ悠斗君」
「ははは」
「ふふふ」
ぬっころす。心に固く決めた
「あぁそうだ悠斗君、君が負けた場合だけど・・・・・・」
なんですか、賭けでもするんですか?
「・・・・・・なのはのことはすっぱりと諦めてもらおう!!」
デデドン
と背景にそんな文字が見える気がした
士郎さんはうんうん頷いてるし、桃子さんと美由紀さんはあらあらとか言って笑い合っている
なのはに至っては心配そうにこちらを見ているが
「・・・・・・負けるのもありかもしれない」
「悠斗君!?」
なのはのが裏切られたのとか言ってしょんぼりしてる
すまない、俺も自分の命は大事なんだ
しかし恭也さんに負けたいとも思わない・・・どうするか・・・
「・・・・・・ティーンと来た」
引き分けに持ち込めばいいんだ!俺って頭いいな!
そうと決まれば膳は急げ、士郎さんにルールの確認を取る
「士郎さん、もし武器が壊れた場合は壊れた方の負けでいいですか?」
士郎さんは少し渋るようにうなっていたが・・・・・・よし、頷いた
「わかりました、始めましょう恭也さん」
「・・・・・・おや?さっきまでの迷いが消えているね。一体どういった心境の変化だい?」
いえなに、第三の選択肢を見つけただけですハイ
恭也さんの質問には答えずに俺は借りていた木刀を左脇に抱え込むように構える
すると等身から紫色の光が輝きだした
恭也さんは木刀を右手に持ち後ろに下げる形で持っている
静かに時間が流れる・・・・・・
「始めッ!!」
士郎さんの合図とともに恭也さんが駆け出した!
「――・・・セイッ!!」
後ろに下げていた木刀を力いっぱい上段から振り下ろす
俺に直撃するかと思われたその攻撃は・・・・・・
「――・・・ハァッ!」
左から右へ、そして同時に右から左へと繰り出された俺の紫色の曲線によって防がれた
ゴト
鈍い音と共に恭也さんと俺の持っていた木刀が壊れる
「スネークバイト・・・・・・ってか?」
そうつぶやき俺は士郎さんの方を向く
士郎さんは無言で頷くと試合終了の宣言をした
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なのはがオリ主に惚れる要素が分からない。脈絡がなさすぎる(トッシー) | ||
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