超次元ゲイムネプテューヌ〜青年の伝説〜 |
戻ってきました!!
ルウィーに!!
ルウィーに!!!!
大事なことだから2回言ったぞ。
まぁ特に大事なことじゃないけどな。
さて今俺は結構困ってる。
何に困っているかと言うと、仕事の報告だ。
一般な報告の仕方は、その仕事を受けたところに報告する。
これが一般。
さて俺がラステイションの仕事を受けた場所は『協会』だ。
さてもうお分かりだろうか?
そう協会だ。
協会には、間違いなくアイツがいる。
あの凶悪な女・・・ルウィーの女神こと、ブラン様が絶対にいる。
俺は今、そこに報告しなくてはならない。
そして教徒のやつらは絶対にやつに教える。
そして俺はアイツの部屋に連れて行かれる。
・・・。
今俺の頭の中にはいやな単語が出てきた。
尋問
それだけは嫌だぁあああああああああ!!
俺は何もやってないのにぃいいいいいいいい!!
たとえそう訴えても、やつは絶対聞く耳がないだろう・・・
そしてまた嫌な単語が出てきた。
監禁
もう嫌だぁあああああああああ!!
俺は頭を抱えて、うずくまる。
どうする・・・どうするよ、俺?
このまま家に帰って・・・
いやダメだ!!
帰る途中で絶対一般人に騒がれる。
なぜか俺はこの町、ルウィーで有名になっている。
そんなやつらの所に無防備で行ってみろ。
騒ぐ。
↓
協会まで広がる。
↓
ブランに渡る。
↓
THE END (いろんな意味で)
やばいぞ・・・
ホントに・・・・
どうする?
モンスターの森に行って帰るか?
いや、もう疲れたからな・・・
いや、だが・・・
「なにやってるの?」
俺はその声を聞いて、冷や汗が止まらなかった。
なぜお前がここに?
後ろを振り向かずともわかる。
やつだ!
やつがいる!!
俺の脳内は警報を鳴らしている。
早くここから逃げないと死ぬ、と言っている。
その『やつ』とは!?
「・・どうしてここにいるんだい?ブラン」
俺はそう素直に尋ねた。
「・・仕事・・・」
「あっ、そう。なら俺は帰るわ」
そう言って俺は立ち上がり、家に帰ろうとする。
――ガシッ――
・・・
「何?」
「何じゃない。なんでこんなに遅くなったのか聞かせてもらう」
その顔は怒り、怒り、怒りだった。
その中には焦りの色も少し見えたような気がした。
しかし、一言言おうか。
超怖ぇえええええええ!!
どうする!?
このままだと捕まるぞ!!
・・・
仕方ない・・・
ここは爆弾発言するか・・・
「ブラン、聞いてくれ」
「・・・何?」
「俺好きなやつがいるんだ!!」
「!!」
食いついた!!
「そいつは言葉は乱暴なんだけどな、いつも俺のことを考えてくれていた」
「!!!」
よしよし、順調だ。
「そいつはいつも力任せで敵を倒そうとしている」
「・・・」
「そいつは小説好きで、自分もその影響に受けて書いてるやつなんだが全くこれっぽちも売れない」
「・・・」
・・・なんだろう?
ブランのテンションが一気に下がったぞ。
「俺はソイツのことが好きなんだ!!」
「!!」
そしてさっきまでのテンションから一気に上がった。
そして最後の一言はこれで限る!!
「もちろん友達として、仲間としてな!!」
「・・・」
・・・あれ?
また一気にテンションがダウンした?
なんで?
「友達として、仲間として・・・か」
「あぁ・・・」
俺は慎重に答えた。
そして――
「無駄に期待させやがって!!死にさらせぇええええええ!!」
なんといきなりブランが俺に向かって戦斧を振りかざしてきた。
―――グシャッ―――
「ぎゃぁああああああああ!?」
・・・・・・なん・・か・・・・なっては・・・いけない・・・・・・・・
俺はそこで意識がシャットアウトになった。
「ん・・・」
俺が意識を覚醒したとき今いる場所が分からなかった。
部屋を見渡すと、ここがブランの部屋だとすぐ理解した。
「気づいた?」
ベットに腰をかけていたブランが問う。
「あぁ・・・」
俺はノロノロと体を上げた。
「さて・・・聞かせてもらう」
「なにを?」
俺はまだ頭が覚醒しておらず、聞き返す。
「だから・・・アナタがこんなに遅れた理由」
「あぁ、それか・・・」
俺はラステイショで起こったことを包み隠さず話した。
ラステイションでノワールにあったことや、ネプテューヌたちに会ったこと。
そんでいろいろな事件に巻き込まれたこと。
何食わぬ顔で聞いていたブランだが、ネプテューヌという単語を聞いたときだけ、一瞬顔を歪めたような気がした。
「そう・・・そんなことが起きていたんだ・・・」
「案外キツかったな」
俺は笑いながら答えた。
「さて用件はこれでいいか?」
「・・・うん」
「そうか。なら俺は帰らせてもらうよ」
そういって俺はベットから降り、この部屋を出る。
「最後に聞かせて・・・」
「ん?」
俺が部屋から出ようとした瞬間、ブランが問いかける。
「ゼロは私をどんな『存在』として見てるの?」
それは真っ向から、ただ純粋にあいつは聞いてきた。
「・・・・・仲間、そして友達だ」
俺は微笑みながらそう答えて、部屋から出ていった。
帰ってきました、我が家に!
我が家に!!
大事なことだから2回言ったぞ。
俺は椅子にコートをかけ、キッチンに行った。
ここに帰ってきてから、俺一度も飯食ってなかったんだよね〜。
俺は冷蔵庫を開け、食材を詮索した。
ふむ、腐ってないな。
俺はフライパンをガスコンロにかけ、野菜を炒める。
それにしても久しぶりだな。
こうやって一人で飯を作るのも。
そして十分炒めた野菜に、塩・コショウを入れ、皿に移す。
・・・まぁ、香りは上出来だろう。
そして飯を茶碗に移し、テーブルに置く。
「いただきます」
そして食う。
ふむ・・・少し腕が落ちたか?
味はそこまで悪くはない。
しかし少し焦がしすぎたな・・・
そう思い、食べ続ける。
しかし、静かだな・・・
ラステイションにいたときは、あいつらもいたからな・・・
あの時はもう少し静かに食えんのかと思っていたけど、いざ静かすぎるのも変な気分だ。
そんなことを思いながら食べ終えて、少し散歩でもすることにした。
夜のルウィーは昼間に比べてもっと寒い。
俺は椅子にかけてあったコートをはおり、外に出た。
「寒い・・・」
鍵をかけ町のほうに歩いていくと、それはもう恋人たちがワンサカいた。
俺は急いでそこから抜け出し、集会所についた。
ここはいろんなクエストが受けれる場所だ。
俺はその中に入る。
「おっ、ゼロじゃねーか!仕事は無事終わったんだな!!」
入ると突然男に呼び止められる。
こいつは遠崎 ユウ。
俺の相棒だ。
そしてこの世界には珍しい漢字を使った名前だ。
「あぁ、まあな」
「今日帰ってきたのか?」
「そうだが」
「んじゃ、なんですぐにここに寄らなかった?」
「ちょっとな・・・」
「ははぁん・・・さてはお前またブラン様に見つかったんだな?」
「なぜ分かる!?」
「だってお前、毎回そうだもん」
「くっ・・・」
あながち間違いじゃないので言い返せない。
「それはそうと少しクエストにいかねーか?」
「さっき俺飯食ったばっかなんだけどな・・・」
「まぁいいじゃねーか」
ユウが笑いながら言う。
「・・・分かったよ。出来れば簡単なやつにしてくれよ」
「分かってるって」
そういってやつはクエストの紙を取りに行く。
「さて・・・どんなものを取ってくるのやら・・・」
俺は正直不安を隠せなかった。
やつは簡単なものをいつも取ってこず、逆に難しいクエストばっか取ってくるのだ。
たのむから面倒なやつだけは取るなよ・・・
「いやぁ〜案外強かったな〜。ここのボスは」
「・・・テメェ。あれほど簡単なやつを取って来いと言ったはずなのになぁ・・・」
「あははははは。まぁ気にするなよ」
やつは笑いながらそう答える。
くそ。
こっちは全く笑えねーての。
「それよりもさっさと帰ろうぜ」
「あぁ・・・そうするか」
俺たちは来た道を帰る。
その途中歌声が聞こえてきた。
こんな夜に歌?
しかも森の中で。
俺はユウの方を見る。
こいつは全く聞こえていないらしい。
とすると・・・
「ユウ。先に帰ってくれ」
「ん?どうした?」
「いいから、さっさと行け」
「ん?あぁ分かった」
そうしてユウを先に帰らせ、俺は歌声が聞こえる方に歩く。
そして森の中に古びた教会があった。
「こんな所に教会があったんだ。知らなかった」
俺はその教会の扉を開ける。
そこにはいたのは・・・
「あら?零哉様じゃないですか」
そこにいたのはティラだった。
「・・・お前。ここでいったい何をしている?」
「子供たちに歌を聞かせてあげてるんですよ」
「天使語でか?」
「えぇ、まぁ」
そいつはまた危険な・・・
天使語とは天使同士が使う特殊な言葉だ。
一般の人間が聞けば心が安らかになり、快楽を得られると言われる。
その反面、天使語は人間にとって『言霊』として使うことも可能なのだ。
たとえばある天使が人間に「アイツを殺せ」と言われたらなんのためらいもなく殺す。
「自殺しろ」と言われたらなんのためらいもなく自殺もする。
それほど危険なのだ。
「それでなんの歌を聞かせているんだ?天使語で」
「別にただの歌ですよ。なんの命令もしていません」
「ホントか?」
「随分と疑り深いですね」
「俺はその天使語でひどい命令されたからな」
そうやつから最初に命令されたのは『抱け』だからな。
「あの時は申し訳ありませんでした」
彼女はふかぶかと謝った。
「まぁあれは別にいい」
「それで零哉様は何か私に聞きたいことでもありますか?」
勘のいいこと。
「あぁ、あるな」
「では子供たちを帰らせますね」
そう言ってティラは教会から出ていった。
―――5分後―――
「お待たせしましたか?」
「あぁ、待ったな」
「アナタは随分と私だけ冷たくあたりますね」
誰のせいだと思う。
「それで私に聞きたいこととは?」
「俺の記憶についてだ」
そう言った瞬間、ティラの顔つきが変わった。
「零哉様の記憶ですか?」
「お前が持ってるてことは分かってる」
「それで記憶をどうしたいんですか?」
そこまで言わせるか?
「返せ」
「嫌です」
「なぜだ?」
「これを返したらあなたがあなたでなくなってしまうから」
『俺』が『俺』でなくなる?
「なぜそうやって断言できる?」
「昔のあなたがその『例』だから」
どうやら昔の俺は相当の暴れ野郎らしい。
「そうだとしてもソレは俺の物だ。返してもらう」
「嫌です」
あくまでも返す気はないか・・・
「なら実力で奪うまで!!」
俺は天照を出し、構える。
「私と戦うおつもりで?」
「あぁ・・・お前が返さないつもりならお前を認めさせる」
「フフ、そうですね。あなたはそうゆう『人』ですね」
そう言って彼女は次元の狭間から剣を引き抜く。
「・・・あなたが本当にこの記憶を持たせるべきかを見させていただきます!!来なさい、竜堂 零哉!!!」
そうして記憶を取り戻すための戦いが始まった。
説明 | ||
第二十二話です 今回は結構長めに書きました いやー、いろんなトラブルがあったな いきなり保存もしてない常態で消える、手がつるはで色々大変だった そしてコラボ作品がもの凄い早いペースで回ってる 下書きまだだぁあああああ!! |
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コメント | ||
藾弑さん>ゼロ「言ったじゃん!!俺きちんと言ったよ!?」クロ「いや多分彼は『愛の告白』って意味だよ」ゼロ「したじゃん!!」クロ「いや、あれは完璧してないからね」(クロ) クァム「何でブランさんに好きって言わなかった!?」まぁまぁ、そんな怒らなくても… クァム「ブランさんは可愛いんだぞ!」分かってる!だから落ち着けよ…(駆蘭) |
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