転生先は魔法少女リリカルなのは……何だそれ?
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今日は3月3日学年末テストの最終日だ、そして最後のテストを後ろから回収されて、やっとテストから解放される

…回りには、喜んでる奴・テストの結果に自信満々の奴・いつもと変わらない奴・未だに問題を見直している奴・そして……

 

「うぅ……国語が…国語がぁ〜〜」

 

俺の隣の高町を含む、テストの結果に不安を持つ奴…コイツ授業でも国語だけは、かなり苦労してるからなんと無く予想できてたが、相当悪いらしいな

 

そんな事を考えてると、先生が来てショートホームルームを終える…さてと彩羽を迎えに行かねぇとな、アイツ今日を楽しみにしてたから、早く行ってやらねぇと

 

「ねぇ沢原君!」

 

「何だ高町」

 

「お昼一緒にどうかな?」

「断る」

 

「………そう」

 

高町は顔を下に向けて落ち込む

…にしても、コイツは感情豊かだな、てゆーか落ち込みすぎだろ

 

「……悪いな」

 

とりあえず一言謝罪を言って、彩羽を迎えに行くために、教室を出る

 

〜なのは視点〜

 

「えっ!」

 

私が顔を上げると既に沢原君は教室を出た後だった

沢原君、いま悪いなって……

 

(もう…謝る位なら、断らないで欲しいの)

 

まぁ…そこが沢原君らしいんだけど

 

「なのは?どうしたの」

 

「フェイトちゃん、別に何もないの」

 

「そう?じゃあ帰ろう」

 

「うん!」

 

フェイトちゃんに声を掛けられたので、私は皆と一緒に帰る事にしたの

 

〜帰り道〜

 

「そういえば、今日はフェイトちゃんとはやてちゃん本局に行くんだっけ?」

 

「うん、軽いお仕事だけどね」

 

「私はシグナムとヴィータと一緒や」

 

「アリサちゃんとすずかちゃんもお稽古だっけ?」

 

「そうよ」

 

「なのはちゃんは?」

 

「私は特に用もないし……久しぶりに一人で、お買い物にでも行こうかな〜」

 

「良いねそれ」

 

「にゃははは」

 

「そういえばなのはちゃん、私ずっと疑問に思とった事あんねんけど」

 

帰り道で今日の予定を確認していたら、はやてちゃんが急に質問してきたの

 

「何?」

 

「沢原君って何でいつも、あない早く帰ってまうんや?」

 

「そういえば……何でだろ?」

 

「塾か何かじゃない?」

 

「フェイトそれは無いわよ、転校からずっと何だから」

 

「確かにアリサちゃんの言う通りだね、それじゃあ何なんだろ?」

 

「フッフッフッフッ」

 

沢原君が、毎日急いで帰る理由を考えてると、はやてちゃんが急に笑いだすの

「私が思うに……ズバリ!彼女か何かやと思うんや!」

 

「は!はやてちゃん!!!そんな確証も無いこと言うの、よよ良くないの!!」

 

沢原君に……彼女…無い無い無い無い無い無い無い無い、絶対に!有り得ないの!

 

「飽くまで可能性の1つってだけや、でも案外当たっとるかも知れへんで」

 

「あ!あんな、ぶっきらぼうで、デリカシーが無くて、無口で、人を小馬鹿にする人に……か!彼女何か居るはず無いの!!」

 

「それにはやて私さっきも言ったじゃない、転校からずっとって、だから彼女ってのも無いわよ」

 

そうだよ、アリサちゃんの言う通りなの!

 

「それやったら、何なんや」

 

「き!きっと!!」

 

「「「「きっと??」」」」

 

「え〜〜〜っと……家に早く帰って寝てるんじゃないかな」

 

私は沢原君がやりそうな事を皆に伝えると…

 

「「「「あぁ〜〜……納得」」」」

 

皆が声を揃えて、納得したの

それにしても、何でなんだろ……明日聞いてみようかな?

 

〜龍視点〜

 

彩羽を迎えに行って一度家に帰り、昼飯を食べた後にベスターに留守を頼み、俺は彩羽と出掛けてる

 

「どうだ?何か欲しいもの、思い付いたか」

 

「うぅ〜んとね〜…わかんなぁい」

 

今日は彩羽の誕生日なので、プレゼントを買う為に色々と店を見て回ってるが、彩羽は未だに決めかねている

 

まぁ、アレもコレも欲しいって言うよりは、マシだが時間が掛かるかもな

 

「お兄〜ちゃ〜」

 

「決まったか?」

 

「おトイレ〜」

 

「………はぁ」

 

夕方までには、何とかしねぇとな

 

〜なのは視点〜

 

「こうやってのんびりするのも、久し振りなの」

 

私はデパートで一通り服などを見て回るの…中々良い感じのお洋服無いな〜……アレ?嘘!

 

(どうして沢原君が!)

 

目線の先には、目を瞑り、腕を組んで壁に寄り掛かってる沢原君が居たの

 

(!!……そんな)

 

そして私は目を疑った、沢原君が居る壁の横には、女子トイレの入口…

「ズバリ!彼女……」

はやてちゃんの言葉が頭に浮かぶ

 

「……確かめなきゃ」

 

まだ決まった訳じゃないの、だから私は走って沢原君の所に向かうの

 

 

 

 

「沢原君!」

 

「………ん?…高町何んで、こんな所に」

 

「只のお買い物だよ……そっそれより、こんな女子トイレの入口で何してるの?」

 

「……別に」

 

…やっぱり、そうなんだ…どんな彼女さんかな、きっと綺麗な人何だろうな……

 

「もしかして、彼女さ「お兄〜ちゃ〜!!」ん?」

 

「…はぁ」

 

私は沢原君に、質問しようとしたら、トイレから小さな女の子が出てきたの……お兄ちゃんって、まさか…

 

「おトイレ、おわったぉ〜〜……??お兄ちゃ、この人誰?」

 

「さ沢原君この子って」

 

「…見りゃわかんだろ……妹だ」

 

「妹……さん」

 

「?……!!こんにちは!さわはら いろは です!」

 

私は妹さんに目線を移すと自己紹介をしてくれた……この子って本当に沢原君の妹さん?

 

「え〜〜〜っとあの〜〜」

 

「あ!ごめんね私は高町 なのは、宜しくね彩羽ちゃん」

 

「なのは?……!!」

 

私はしゃがんで、自分の名前を教えると、彩羽ちゃんは少しだけ何かを考えて、凄く笑顔になったの…どうしたんだろ?

 

「いろはとお名前そっくり〜〜♪」ニコニコ

 

キュィーーーン!

 

か……可愛いーーー!!!彩羽ちゃんの笑顔は正に天使の笑顔だったの

 

ジーーーーッ

 

「どうしたんだよ、彩羽?」

 

笑顔の後に私を見詰める彩羽ちゃん、沢原君も気付いたみたい…本当にどうしたんだろ?

 

「お兄ちゃ!プレゼント!!」

 

「プレゼント?」

 

「あ〜今日は彩羽の誕生日だから、それ買いに来たんだ」

 

「成る程」

 

という事は、どうやらプレゼントに何が欲しいのか、決まったのかな?

この位の女の子ならお人形かな?

 

「それで何が欲しいんだ彩羽」

 

「いろは!!お姉ちゃんが欲しい〜〜」

 

「「へ?」」

 

私と沢原君は驚いていた、沢原君はフェイトちゃんが、初めて私のスターライト・ブレイカーを受けた時の様な顔をしてたの

 

「彩羽何が欲しいって?」

 

「お姉ちゃん!!」

 

沢原君はもう一度聞くけど、帰ってくる答えは一緒だったの

 

〜龍視点〜

 

おいおいおいおいおい、今まで散々悩んで置いて、欲しいもんが姉だと…

 

「彩羽それは無理だ」

 

「イヤーー!!」

 

「我が侭を言「イヤ!イヤ!イヤ!イヤ!イヤ!お姉ちゃん!お姉ちゃんが欲しいーーー!!!」」

 

彩羽は地べたに座り込み駄々を捏ねる……どうする……いやどうにも出来るか!姉だぞ不可能だろ

 

ピタッ

 

彩羽をどう説得するか考えていると、突然静かになる……諦めたか?

 

ジーッ

 

起き上がった彩羽は、高町を見詰める……!!!まさか

 

「……お姉ちゃん」

 

「へっ?!」

 

「彩羽のお姉ちゃんになって下さい!」

 

「ふぇーーー!!!」

高町の服を掴み、とんでもない事を言い出す

 

「彩羽!いい加減にしろ!」

 

「うぅ〜〜」

 

「ちょっ!ちょっと沢原君、泣いちゃうよ!」

 

「あのな、お前だって嫌だろ」

 

「私は……」

 

高町は彩羽を見てから、うっすら笑う…お前まさか!

 

「彩羽ちゃん、私何かがお姉ちゃんで良いの?」

 

…コクッ

 

高町の言葉を聞くと、彩羽は小さく頷く

 

「そっか…じゃあ良いよ、なのはさんがお姉ちゃんになって上げる」

 

「ホント!!」

 

「うん!」

 

「わぁ〜〜〜〜い♪なのはお姉ちゃん♪」

 

「勝手に話を進めんな!」

 

何を二人で納得してんだ、俺の意見を聞け!

 

「おい高町!良いのかよお前は」

 

「勿論♪」

 

…どうやら、何を言っても無駄な感じだな

 

「解った解った、勝手にしろ」

 

「よかったね彩羽ちゃん、沢原君も良いって」

 

「お兄ちゃ、ありがとう♪」

 

…この笑顔を見ると、まぁ良いかって気持ちになるな、俺も甘いなホントに

 

「そうだ、ケーキ買いに行かねぇと」

 

「そう言えば誕生日何だよね」

 

「ケーキ!ケーキーー!」

 

納得する高町とハイテンションの彩羽

 

「だったら、家の喫茶店に来ない?近所じゃ少しだけ有名なんだよ」

 

「……お前の家、喫茶店なんかやってんのか?」

 

「前に助けてくれた時に言ったでしょ」

 

助けた時に?………いや

 

「言ってねぇな」

 

「言ったよ!お礼がしたいから、家に来ないって」

 

「それ喫茶店なんて言ってねぇだろ」

 

「あ」

 

高町は、[本当だ]見たいな顔をしている…やっぱりコイツは、どっか抜けてんな

 

「まぁ良い、とりあえず行くか…案内頼むな」

 

「任せて!彩羽ちゃん、これからお姉ちゃんの御店に行くよ〜」

 

「うん!!」

 

俺達は高町の家が経営している、喫茶店に向かう事にした

 

〜なのは視点〜

 

〔『マスター、少しよろしいですか?』〕

 

『なぁに、レイジングハート』

 

沢原君と彩羽ちゃんと一緒に翠屋に向かって居ると、レイジングハートから念話が来る

 

〔『既に、お気付きかと思いますが、その女の子』〕

 

『……うん、凄い魔力を持ってる、きっと私と同じ突然変異』

 

〔『どうされますか』〕

 

そう、出会った時から解ってた、彩羽ちゃんの、この年齢では異常とも言える魔力を……でも

 

『どうもしないよ、こんな小さな女の子には、何もしないし、何もさせない』

 

〔『宜しいのですか?』〕

『当たり前なの、それに何か有ったら、私が守るよ…お姉ちゃんだから』

 

私は、お兄ちゃんやお姉ちゃんは居るけど、妹や弟なんて居なかった…

知らなかったな、お姉ちゃんって言われるのが、こんなに嬉しい事なんて

 

「なのはお姉ちゃん!」

 

「なぁに彩羽ちゃん」

 

「手繋ごぉ〜〜」

 

「良いよ〜」

 

「エヘヘヘ」

 

そう言えば、昔お兄ちゃんとお姉ちゃんが、[なのはの笑顔は元気をくれる]って言ってたけど……今なら解るな、その気持ち

 

「なのはお姉ちゃ〜ん、まだぁ〜〜」

 

「もう少しだよ」

 

「お兄〜ちゃ〜抱っこ〜〜」

 

「ちゃんと歩け、手ぇ繋いで貰ってんだろ」

 

「………解った!!」

 

そして私達は翠屋に向かって足を進めるの

 

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神様の雑談…のコーナーです〜

 

 

お姉ちゃん……良い響きです〜私も呼んで欲しいです〜

 

……喫茶店どんな所何でしょうか

 

 

では、ゴッドスマイルで、リリカル☆マジカル、さよならです〜

 

 

 

ズキッ

うっ……痛くなんか無いです〜

 

痛くなんか……うわぁーーーん!!!歯が痛いですーーー!!

説明
第九話…誕生日とか関係無しに、そんなものプレゼント出来るか!!
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