転生先は魔法少女リリカルなのは……何だそれ?
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「沢原君、彩羽ちゃん着いたよ」

 

「へぇ〜此処か」

 

俺達は漸く喫茶店に着いた…翠屋か

 

「お兄ちゃ!なのはお姉ちゃん!はぁく、はぁく!!」

 

「解ったから、静かにしろ彩羽」

 

そして喫茶店に入る

 

「いらっ…あら?どうしたのなのは、今日は買い物に行くんじゃ無かったの?」

 

店に入ると、高町そっくりな女性が居た

 

「ちょっとね…あれ?お父さんは?」

 

「今はサッカーの練習を見に行ってるわ、所でなのは後ろの子達は?」

 

高町にそっくりな女性が、俺と彩羽に気付いた

 

「どうも1月に高町さんのクラスに転校した、沢原 龍と言います、こっちは妹の…」

 

「さわはら いろは です!」

 

「ちゃんと挨拶出来て偉いわねぇ、私は高町 桃子、なのは母親よ」

 

………母親?……若すぎだろ

 

「沢原君どうしたの?」

 

「いや…何でもねぇ…それより」

 

「そうだ!お母さん、実は今日彩羽ちゃんのお誕生日なの、だからケーキ用意して欲しいんだけど」

 

俺は高町に視線を移すと、高町は用件を伝えてくれる

 

「そう言うことなら直ぐに用意するわ、幸い今日は雛祭りだからホールで置いて有るし、サイズは何号かしら」

 

「成るべく小さいのでお願いします、俺は食べないんで」

 

「解ったわ、それじゃあデコレーションとか有るから待っていてね、良かったら何か食べて行って」

 

「いえ、大丈「彩羽!このシュークリーム食べた〜い!」…すいません、シュークリームとオレンジジュース1つお願いします」

 

さっきから静かだと思っていたら、ガラスのショウケースにへばり付いてる彩羽が、シュークリームを食べたいと言うので注文する

 

「かしこまりました、直ぐに持って行くわ」

 

そして俺達はとりあえ座席に座る

暫くして、シュークリームとオレンジジュースをメガネを掛けた女性が運んできた

 

「こんにちは、なのはの姉の高町 美由希です」

 

「…どうも」

 

「ふむふむ…所で君はなのはの彼氏?」

 

「!!おおおおお姉ちゃん!いいいい行きなり何言ってるの!ささ沢原君は、友「只のクラスメイトっす」………」

 

自分の姉の、ぶっ飛んだ発言に動揺する高町、誤解を生みそうなので、真実を伝えると高町が睨んできた

 

「おいし〜〜♪なのはお姉ちゃん!おいし〜〜よ〜♪」

 

「ありがとう♪彩羽ちゃん」

 

「エヘヘヘ」

 

彩羽の言葉を聞き、急に笑顔になる高町

カラン♪カラン♪

 

「すいませ〜〜ん、シュークリーム下さいです〜」

 

「はーい!」

 

「美由希ちゃ〜ん、注文良いかしら〜」

 

「なのは!実は恭ちゃん買い出しに行ってて居ないの、ちょっと注文お願いできる?」

 

「うん、任せて」

 

客が来た様なので、高町の姉はレジに向かおうとすると、他の客から注文のお願いが来るので、高町が客の方に向かう

…そう言えば、聞き覚えの有る声がしたが……まぁ気のせいだな

 

「あら!可愛い店員さん」

 

「お名前、何て言うのかしら?」

 

「さわはら いろは です!」

 

「な!…いつの間に」

 

最初は高町の事を言ってると、思っていたら彩羽の声がした…いつの間にあんな所に、つか高町!お前は何を黙認してんだ

 

「彩羽!邪魔したら駄目だろが!」

 

「いろは!なのはお姉ちゃんのお手伝いするのー!!」

 

「おい!暴れ…暴れんな」

 

直ぐに彩羽の所に行き、抱き上げて席に戻ろうとしたら、彩羽は両手と両足をバタつかせ抵抗する

 

「沢原君、大丈夫だよ私側に居てるから」

 

「いやお前が良くても、客に迷惑だろこんな子供が居たら」

 

「大丈夫だよ、この人達は常連さんだし、多少の事は多目に見てくれるから」

 

「………はぁ…」

 

高町の言葉を聞き、客のおばさん達を見ると、右手でOKサインを出してるので、俺は彩羽を降ろす

 

「彩羽、迷惑だけは掛けるなよ」

 

「いろは!頑張ぅ!!」

 

「彩羽ちゃん、じゃあこれをさっきのお姉ちゃんに渡してきて」

 

「うん!!」

 

彩羽は伝票を受け取り、高町姉の所に小走りで向かう

 

「ほら♪沢原君は席に戻ろ」

 

「…背中を押すな、背中を…」

 

そして俺は高町に背中を押され、席に戻されそうになるが

 

「貴様かーーー!!!なのはにチョッカイを出した男はーーー!!!」

 

「は?…!!うぉ!あぶねぇ!」

 

大声のする方を向くと木刀を持った男が居た、そして一瞬で間合いを詰め木刀を振りかざして来て、俺はギリギリ避ける

 

「ちょっと!!お兄ちゃん何するの!」

 

「なのは!安心しろ、こんな不良は今すぐに叩く」

 

「おい!アンタ、ちょっと待「問答無用!」っ!」

 

どうやら、この人は高町の兄貴らしいが…一体何者だ?明らかに剣術だぞコレ

 

「なのはお姉ちゃん、どうしたの?」

 

「彩羽ちゃん、危ないから近付いたら駄目だよ」

 

「あの人だぁれ?」

 

すると、ティーカップをトレイに乗せて運んで来る彩羽が現状を高町に聞く

 

「あの人は、私のお兄ちゃんだよ」

 

「なのはお姉ちゃんのお兄ちゃん?」

 

「うん、そうだよ」

 

「強ぉいの?」

 

「えっ?…うん凄く強いよだから、直ぐに止めないと」

 

「エヘヘ〜いろはのお兄ちゃも、凄く強ぉいんだよ!」

 

 

「!…そうなんだ、凄いね」

 

「うん!!」

 

そこの二人、何を盛り上がってんだ!!こっちは避けるのに必死だぞ

……それより回りの客は、平然とし過ぎだろ、何だこの〔あぁまたか〕みたいな雰囲気は、日常茶飯事なのか

 

「ふっ、中々の身のこなしだ…しかし!俺は認めん!!」

 

「何をだよ」

 

「なのはに手を出す奴は!今すぐに!!」

 

「!!」

 

まさかコイツ、アレを言う気じゃ…不味い!!

 

「ちょっと待て!そっから先は!」

 

「死ねーーー!!」

 

言いやがったーー!

 

ガシャーーーーン!!!

 

「何だ!」

 

「やべぇ!」

 

〜なのは視点〜

 

「彩羽ちゃん!」

 

お兄ちゃんが大声を出した途端に、彩羽ちゃんが持っていたトレイは床に落ち、彩羽ちゃんは目の焦点が合っていない

 

「彩羽ちゃん!どうしたの!」

 

「………う」

 

「え?」

 

「死んじゃう…お兄ちゃが……死んじゃう…」

 

彩羽ちゃんの表情は何かに絶望した…そんな顔だった

 

「居なくなちゃう…お父さんと……お母ざんみだいに…居なぐ…なっぢゃう…」

 

どういう……!!もしかして

 

「うっ…うう…うわぁーーーん!!!」

 

「彩羽ちゃん!」

 

「嫌だぉーーー!!お兄ーーちゃーーー!いろは独りぼっちは嫌だぉーーー!!!」

 

「っ!!」

 

彩羽ちゃんの言葉を聞き、何を言えば良いのか、何をすれば良いのか解らなかった

 

「やっぱりか……」

 

「沢原君!」

 

「ううっ…お兄ーちゃーーー!!!」

 

駆け付けた沢原君は膝を曲げる、すると彩羽ちゃんは沢原君にしがみつく

 

「うぇーーー!!お兄ーちゃ!嫌だぉ!居なくなっちゃ!嫌だよぉ!」

 

「解った、解ったから落ち着け、兄ちゃんは此処に居るから…な」

 

「うっーーー!嫌だぉーーー!!」

 

「…高町悪い、時間掛かるからバックルームに入っても良いか?」

 

「え!うっうん、良いよ」

 

「悪い…」

 

沢原君は彩羽ちゃんを連れて、お姉ちゃんに頭を下げた後にバックルームに入って行ったの…さてとカップを片付ける前に……

 

「……お兄ちゃん」

 

「!!な…なのは」「少し…外に行ってて…」

 

「い…いや!しかし」

 

「聞こえなかったの……ソトニ、デテ」

「わ…解った」

 

お兄ちゃんを翠屋から出した後に、私はカップを片付ける…彩羽ちゃん大丈夫かな…

 

〜龍視点〜

 

彩羽が泣き止んだのは一時間後だった

 

「すいませんでした、ご迷惑をおかけして」

 

「謝るのはこちらだわ、悪いのは恭也だから」

 

「いえ俺の不注意です、カップも弁償しますので金額を教えて下さい」

 

俺は翠屋の出入口で、高町とその母親と話をしている

 

「カップも弁償し無くて良いし、ケーキの代金も要らないわ」

 

「あの…そんな訳には」

 

「沢原君」

 

「……わかりました、ではご厚意に甘えさせて貰います」

 

俺は右腕で彩羽を抱っこしているので、左手で高町から差し出されたケーキを受け取る

 

「それじゃあ帰ります」

 

「彩羽ちゃん、またね」

 

「………」

 

「あ…」

 

「気にすんな高町、今の彩羽は誰に何言われても、返事しねぇんだ」

 

「うん…」

 

帰ろうとしたら、高町が彩羽に声を掛ける、しかし彩羽こうなると誰の言葉も聞かず、ひたすら俺に、しがみついたまま離れない

 

「はぁ…高町また明日学校でな」

 

「!…うん、解ったの」

 

俺は、明日訳を話すと言う感じで、高町に言葉を掛けると、どうやら伝わった様だ

そして俺は自宅に帰る…

 

(今日は出前だな…それに寝るまでには離れて貰わねぇと)

 

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神様の雑談…のコーナーです〜

 

 

…喫茶翠屋……素晴らしいです〜!!このシュークリームはとても素晴らしいです〜〜!

 

いっぱい買って、正解です〜

モグモグモグモグ…シュークリーム最高です〜!!

 

 

では、ゴッドスマイルで、リリカル☆マジカル、さよならです〜

 

 

 

 

さてとあの後、一体どうなったんでしょうか?ちょっと見てみるです〜

 

 

………!ホギャーーー!!…プルプル…プルプルプルプル…人間怖い、人間怖い、人間怖い、人間怖い…プルプル

説明
第十話…やっぱトラウマってのは、そう簡単には消えねぇよな……
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