転生先は魔法少女リリカルなのは……何だそれ? |
高町の家に行ってから数日が過ぎたが、この数日は色々と大変だった…例えば
《ねぇ、今日こそ彩羽のお迎えに連れてってよ!》
これだ、どうやらこの間のノートのやり取りが、偉く気に入ったらしく、次の日から専用のノートを用意してやがった
《だから、一緒に帰ったら面倒な奴等が来るだろ…だから却下だ》
「………」
《そう睨むな、約束通り日曜日は彩羽連れて、お前ん家に行く…それで良いだろ》
《わかった》
まぁこのやり取りも、毎回の授業にって訳じゃ無いのが救いだな…文系の授業の時は高町の奴は必死だからな
〜なのは視点〜
「そう言えば、なのは」
「何?アリサちゃん」
お昼休みになって、屋上のいつもの場所で皆とお弁当を食べてると、アリサちゃんに話し掛けられるの
「アンタ最近、アイツと余り話さないわね」
「アイツ?…沢原君の事」
「それ以外居ないでしょ」
ノートのやり取りを初めてから話す必要余り無いし、何より沢原君も、その方が助かるって言ってたもん…直接話したら、あの二人が来ちゃうし
「話したいけど、聖君と王神君が絶対邪魔するし、それだと沢原君に迷惑が掛かるから、話さないだけだよ」
「確かに、なのはちゃんが沢原君と話さんくなってから、二人共沢原君に絡まんくなったもんな〜」
はやてちゃんの言う通り、二人が沢原君に絡まなくなってから教室が静かに………なってないか…
「まぁそんな事どうでも良いわ、それより掲示板見に行きましょ」
「そう言えば、今日だっけ?」
「アリサちゃん、いつも自信満々だよね」
「うぅ〜〜…羨ましいのアリサちゃん」
「ホンマや、点数を分けて欲しいわ」
そして私達は掲示板に向かいます
聖祥中では、テストが返される前に学年別で上位50名の名前が掲示板に貼り出されるの
アリサちゃんは一年生の時から常に1位で、すずかちゃんは20〜30位程です
私とフェイトちゃんは、国語さえ…国!語!さえ良ければ入っています
はやてちゃんは山が当たれば10位には入っています
「アリサちゃんは、また1位なんやろな〜」
「解んないわ、理科の元素記号、少し書き間違えしちゃたし」
「でも、それ以外は出来てるんでしょ」
「当たり前よ!」
すずかちゃんが、他の教科の出来を聞くとアリサちゃんは自信満々に返事をします
ガヤガヤ
そして私達は掲示板に着いたけど……どうしたんだろ、いつもより騒がしいの「あ!バニングスさん」
「永崎さん、どうしたのよ、いつもより騒がしいけど」
「えっと…実は……」チラッ
「?………な!!」
「うそ!」
「これはビックリやな…」
「凄いね…なのは」
「う…うん……」
私達に気付いた、クラスメイトの永崎さんが駆け寄ってきたので、アリサちゃんが騒ぎの理由を聞くと、永崎さんは気まずそうに、掲示板に顔を向けたので、それを追うようにして私達も掲示板を見ると、そこには…
第一位 沢原 龍 500点
第二位 アリサ・バニングス 498点
第三位 ……… 476点
…が貼り出されていたの
「…この私があんな奴に…勉強で負けた………」キッ!!
「ちょ!ちょっとアリサちゃん!!」
「アリサ何処行くの!?」
「教室よ!!!!」
アリサちゃんは今までに見せた事の無い目付きで、ドスドスと音を立てて(実際は違うけどイメージ的に)教室に向かってるの
〜龍視点〜
昼飯を食べ終えた俺は、机にうつ伏せ状態で、のんびりしている…高町が話し掛けて来なくなってから、ひんじゃく(聖)と、おんねん(王神)の二人は絡んで来なくなったし……平和そのも「沢原ーーー!!!」
……俺の平和は消え去った
「……何だよ」
「アレは一体!どう言う事よ!!」
「??」
何言ってんだコイツは、アレって何だよ…
「おい高町、アレって何だ」
「えっ?…あ!沢原君は転校して、初めてのテストだから知らないだろうけど、この聖祥はテストを返す前に、学年別で上位50名を掲示板に張り出すの」
な!……何だと…やべぇ、前の学校は適度に手を抜いてテスト受けてたが、流石に今は、叔母さんに余計な心配を掛ける訳には行かねぇから、ガチでやっちまった…
「…そうか、それで?何でお前は怒ってんだ」
「何で…怒ってるか……ですってぇ〜〜…」プルプル
急に震え出す……えっと…バギクロス…だったか?
「アンタに負けたのが!!腹立つからよ!!」
「落ち着け、バギクロス」
「沢原君!ちっ違うよ!!」
「何!バギムーチョだったか?」
「バ!ニ!ン!グ!ス!よーーー!!!!!」
ヤバイ、火に油注いじまった
「アリサ、どうした!」
「貴様!なのはの次はアリサに手を出しやがったのか!!」
「アンタ達は!!引っ込んでなさい!!!邪魔よ!!!!」
ビクッ!ビクッ!
騒ぎを聞きつけ駆け付けるが、バニングスの怒声で一歩後ろに下がる、勘違イダー1号と2号…
キーンコーン♪カーンコーン♪
「チャイム鳴ったぞ、席に戻れ……バニングス」
「話はまだ!終わってな「席に付いて下さーい」……次の休み時間!覚悟しときなさい!」
右手の人差し指を突き出し睨むバニングス……そして今解った事は俺の味方は学校のチャイムと先生だけ…という事だ
《大丈夫?》
《そう思うなら、助けろ》
《でも、名前を間違える沢原君が悪いよ》
…確かに名前を間違えたのは、俺が悪いが…
《それにしても、テストの結果が俺より低いだけで、何でキレられるんだ?》
《アリサちゃん、勉強には自信あるから、悔しかったんだよ》
《負けた事を悔しがるのは自由だ…が俺がキレられる要素無いだろ、それ》
《そうだね》
そうだね…じゃねぇーよ!次の休み時間にまたキレられるんだぞ…さてどう説明するか
〜フェイト視点〜
今五限目が終わって、今日の授業は次で最後なんだけど
「さぁ!!答えなさい!アンタ何であんなに勉強出来んのよ!」
「アリサ、落ち着いて」
「怒っちゃ駄目だよ」
休み時間になった途端にアリサが沢原君に昼休みに続けて、怒鳴っています
私とすずかは、そんなアリサを静める為に必死です、はやては近くに居るけど、止める気は多分無いかな…そうだ剣と帝は………居ないって事は別のクラスに行ってるみたい…良かった二人が居ると、必ずややこしくなるもんね
「…家に帰って、毎日予習やらしてるからだ」
「!!アンタそんな事してんの」
「学生が勉強したら、悪いのかよ」
「それは……」
沢原君の言葉を聞いて、アリサは徐々に声が小さくなってる…確かに可笑しな事じゃないけど…
「……お前も、他の奴等と一緒だな」
「「「えっ?」」」
彼の言葉の意味が私達には解らなかった……けど
「どうせお前も、顔が怖いとか、厳ついとかだけで、俺の事を不良とでも思ってんだろ」
「っ!!」
「ま…別に、そう思われるのは慣れてるし、気にしないが…」
沢原君はそう言いながら、頬杖を付いて顔を反らした…そっか私達、彼の事誤解してたんだ
「あ〜〜そうだ…バニングス」
「な!何よ」
「名前を間違えたのは、悪かった」
「!!当たり前よ!……フン」
「にゃははは……そうだ!これを気に沢原君、私達の事名前で呼んでよ!」
相変わらず素直じゃないアリサ、そしてなのはが、これから私達全員を名前で呼ぶ事を提案する…うん、名前で呼び合えばきっと仲良く…
「寝言は寝て言え、タスマニア(高町)デビル(なのは)」
「もぉーーー!!!何で!てかタスマニア・デビルってどういう事!!」
「名字がタスマニアで名前がデビルだ」
「なのは、デビルじゃないのーーー!」
……うん、やっぱり名前で呼び合うのは無理かな…今度は何て言われるか解らないし、確か前は…フェレット・テンペストだったかな……思い出すだけで少しショックだよ
神様の雑談…のコーナーです〜
いや〜〜テストは大変ですね〜…まぁ私には、この神眼が有りますから!テストが有ったとしても余裕です〜
例えば、このアイス………!!当たってるです〜〜♪
では、ゴッドスマイルで、リリカル☆マジカル、さよならです〜
ムシャムシャムシャムシャ
今すぐ交換しに行くです〜
ゴッドライナー!(補助輪はまだ付いてます)出発です〜〜!
説明 | ||
第十三話…聞いてねぇぞ、テストの結果が貼り出されるなんて…嫌な予感が | ||
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コメント | ||
タスマニアデビルって絶滅危惧種の奴だっけ?うろ覚えだけど(ネムネム) 確かになのははデビル(悪魔)じゃないな、デモンロード(魔王)だから。(神木ヒカリ) |
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