転生先は魔法少女リリカルなのは……何だそれ?
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「お兄ーちゃーーー!朝だよ!朝ーーー!!!」

 

寝ていると彩羽が大声を出しながら、俺の体を叩く…彩羽が起きてるって事は、寝過ぎたか…

 

「………ぉう…もうそんな…」

 

前言撤回、今の時間は朝の4時だ

 

「早く!なのはお姉ちゃんのお家に行こぉ!!」

 

「彩羽、約束は昼だから、まだ行かないぞ」

 

「ぶぅ〜〜」

 

「そんな顔をしても駄目だからな、約束は守らねぇと駄目だ…解るな」

 

「……は〜〜い…」

 

「だったら寝てろ、じゃねぇとアイツの家に行って眠くなるぞ」

 

「うん!」

 

俺の説明に納得した彩羽は、トテトテと自分の部屋に戻る…アイツ余程楽しみみたいだな

 

「このまま寝んのもアレだな………久々にやるか」

 

俺は部屋を出て、ベスターの所に行く…にしても…

 

「…やっぱ何回見ても、スゲェ光景だな」

 

俺の目の前には、ベスター(ライオンver)とベスターを枕代わりに寝ている彩羽が居る…つか彩羽眠るの早すぎだろ

 

「無理して、こんな時間に起きるからだ………全く」

 

「…龍」

 

『動くなベスター、彩羽が起きる』

 

ベスターは俺に気付くが、彩羽は今さっき寝たばかりだ、起きる可能が有るので念話で話す

 

『そうだな…で?どうした』

 

『シェンロンを取りに来た、暇だし久々に』

 

〔『お!何だ龍、技の試し撃ちか!』〕

 

『アホ、イメトレやるだけだ』

 

何を言ってんだ、そんな事したら気付かれるだろ、面倒な奴等に

 

『設定はMAX、彩羽が起きるまでやるつもりだから…4〜5時間ってとこか』

 

〔『解ったぜ!』〕

 

俺はベスターの首に掛けていた、シェンロンを持って部屋に戻りイメージトレーニングを行う………

 

(6時間後)

 

彩羽が起きて来たので、イメトレを止めて飯を用意する

 

「………お兄ちゃ…」

 

「どうした」

 

「少ない…」

 

用意したのは、トーストとインスタントのコーンスープ、サラダだけなので彩羽が指摘する

 

「昼飯は高町と一緒に食べるから、沢山食べたら昼食えなくなるぞ」

 

「いろは、我慢する!」

 

納得した彩羽は飯を食べ始める、それもいつもより早いペースでだ

 

(更に約1時間後)

 

「彩羽、そろそろ行くか」

 

「うん!」タタタ「お兄ーちゃ!」

 

「どうした?」

 

「髪結んで!……こう!」

 

「…わかった、わかった」

 

彩羽は、部屋からリボンを持って来て両手を使い、やって欲しい髪型を俺に見せるので、彩羽の髪をその通りに結ぶ

 

「じゃあ、ベスター行ってくる」

 

「ベスター!お留守番宜しくねー!」

 

そして俺と彩羽は高町の家に向かう

 

〜なのは視点〜

 

「♪〜♪♪」

 

「あれ〜〜なのは楽しそうだ〜ね」

 

ニヤニヤ

 

「おおお姉ちゃんだって楽しみでしょ!そそそそれとおお…おな…同じなの!」

 

台所でお昼の用意をしていると、お姉ちゃんが話し掛けて来たの

 

「そりゃあ勿論!この日の為に、鍛えてきたからね」

 

お姉ちゃんは、ゲームのコントローラを取り出して素振りをする…彩羽に負けたのが余程悔しかったんだね

 

「で!も!なのはが楽しみな理由は沢原君が来るからだよね〜〜」ニヤニヤ

 

「にゃ!!にゃんの事!」

 

「なのは…実はお姉ちゃんね……あの日のお母さんとなのはの会話を………盗み聞きしてたんだ〜」(・ω<)テヘペロ

 

「へ?……ふぇーーー!!!」

 

私はお姉ちゃんの言葉に大声を上げた

 

「つまりお姉ちゃんは、わ私が沢原君の事…」

 

「勿論!」

「お姉ちゃん!酷いの」

 

「大丈夫、お父さんと恭ちゃんは知らないから」

 

「そうじゃなくてーー!」

 

ピンポーン!

 

「来た!!」

 

「あっ!お姉ちゃん!……ちょっと待って」

 

逃げる様に玄関に向かうお姉ちゃんを、私はコンロの火を止めて追いかける

 

「いらっしゃい沢原君、彩羽ちゃん」

 

「どうも、美由希さん」

 

「美由希さん!こんにちは!」

 

「沢原君、彩羽いらっしゃい」

 

「あぁ」

 

「なのはお姉ちゃん!見て見て!」

 

彩羽に声を掛けられて、彩羽を見ると…

 

「彩羽、可愛いね〜その髪型」

 

「エヘヘ〜〜なのはお姉ちゃんとお揃い〜」

 

「うん、そうだね〜」

 

彩羽は髪型をサイドポニーテールにしている…うんうん、やっぱり彩羽は可愛いの

 

「二人共上がって、もう少しでお昼も出来るから」

 

沢原君と彩羽をリビングに案内する

 

「良い匂〜〜い」

 

「カレーか…」

 

「うん、無難かなって思って」

 

「確かにな」

 

私は色々と考えた結果、今日のお昼はカレーを選んだの

 

「後2〜30分で出来るから」

 

「それじゃあ……彩羽ちゃん!食事の前に勝負だよ」

 

「良いよぉ〜〜」

 

コントローラ片手にお姉ちゃんが彩羽に勝負を挑む…大丈夫かな………ってそうだ!

 

「沢原君!」

 

「何だ」

 

「ちょっと…お願いが…」

 

「お願い?何だよ」

 

「えっと…私に国語の勉強教えて!!」

 

「………は?」

 

〜龍視点〜

 

高町は、行きなり国語の勉強を教えてと言ってくる……成る程な

 

「お前テストの結果そんなに悪かったのか?」

 

「…点」

 

「んぁ?」

 

「うぅ〜…40点!!」

 

…そうか、それは残念だな

 

「つまり今のままじゃ、3年になった時、余計に付いて行けないかも知れないから、今の内に…って事か」

 

「うん……お願い!沢原君、私に勉強教えて!頼れるの沢原君だけなの」

 

両手を合わせる高町だが…

 

「バニングスとかじゃ駄目なのかよ」

 

そう、俺がテストで勝ったからって、バニングスもかなり頭が良い、それなら俺よりも付き合いの長いバニングスに頼めば良い筈だ

 

「…アリサちゃんは……その…教え方が怖いから、それに成るべく家に来てくれる人に、教えて欲しくて……それに沢原君、教えるの上手そうだし、頭良いし」

 

バニングスに頼めない理由は解る…様な気がする……が、ちょっと待て、今の台詞だとこれから毎週日曜日は来いって事か…

 

「じゃあ始めるよ!彩羽ちゃん」

 

「うん!!負けないぉ〜〜」

 

「ふっふっふっ…特訓の成果を見せて上げるよ」

 

俺が嫌と言っても来さされそうだし…仕方ねぇな…つか美由希さん、何すかその無駄な特…いや…考えるだけ無駄だな

 

「わかったわかった、教えてやるよ」

 

「ホント!」

 

「あぁ」

 

俺自身、人に教えるのは復習に丁度良い

 

「教えるのは良いが……その前に」

 

「何?」

 

「テストの答案見せろ」

 

「!!…どうして…」

 

「何が出来てて、何が出来てないか知っとかねぇと駄目だろ、教えるんだからな」

 

「えっと…今?」

 

「当たり前だ」

 

「……わかったの」

 

「後、紙も用意してくれ」

 

「紙も?……どうして」

 

「教えた後に、テストした方が出来てるか出来てないか良く解るだろ、だからお前が昼飯作ってる間に適度なテストを作る」

 

「………」

 

俺の話を聞いた高町は呆然としている

 

「どうしたんだよ」

 

「やっぱり沢原君は凄いね、直ぐにこんなに思い付くなんて」

 

「……早く取ってこい、鍋は見ててやる」

 

「うん!…そうだ、火付けといてくれない?」

 

「わかった、わかった」

 

高町は小走りで、勉強道具一式を取りに行った

 

「チョイサーーー!!!」

 

「えいゃーーー!!」

俺は彩羽と美由希さんを見る………何か気が抜けんな

 

その後、戻って来た高町から勉強道具を受け取り作業に掛かる

 

「♪〜〜」

 

「……」

 

キッチンに立ち何故か上機嫌の高町、ちなみに高町はピンクの生地に白のフリルが付いたエプロンをしている………

 

「沢原君…あの……どうしたの…?」

 

「別に…何でもねぇ」

 

……見とれてた…なんて言えねぇしな、それにしてもクラスの男が惚れ込むのも解らんでも無いな…ま、高嶺の花ってやつか

 

「(何だ……見とれてた訳じゃ無いんだ)……はぁ」

 

ピーンポーン

 

高町がため息を付くとチャイムが鳴る

 

「お姉ちゃん!出てくれない!」

 

「ヤッターーーー!!!やっと勝てたー!…え?あ!解ったよ、彩羽ちゃん少し待っててね」

 

「美由希さん!早くね」

 

「勿論、後2勝しないと駄目だからね!」

 

美由希さんが玄関に向かうが…後2勝って事は既に3回負けたんすね

 

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神様の雑談…のコーナーです〜

 

 

イメージトレーニング…私もやってみるです〜

 

……お肉

…玉ねぎ

…ジャガイモ

…にんじ…は要らない

…カレールー

…ご飯

…トッピングは

…ソーセージ

…カツ

…コロッケ

…ハンバーグ

…卵

 

カ・レ・ェ!カ・レ・ェ!私も食べたい、カ・レ・ェーー!

お腹空いたです〜

 

説明
第十四話…休日の過ごし方が固定されてしまった気が…
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魔法少女リリカルなのは

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