魔法少女リリカル的ななにか 第二章 行く先に待つもの |
俺が海鳴市を出てからどれくらい経っただろうか
あれから俺はまずリンディさんに連絡を取り、これからの自分の方針と臨時局員は続けるということを説明した
リンディさんは一も二もなく許可を出してくれた。あの人には頭が上がらなくなってしまったかもしれない
それとなのは達に俺が来たことは内緒にしてもらった
アースラと繋がりがあるままだということがバレたら見つかられそうで怖い
そして現在俺はひたすら管理外世界を動き回っている
管理されてる世界とか鉢合わせる可能性大じゃないですか
一面砂漠で埋め尽くされた世界
太陽が沈まず夜が来ない、白夜の世界
どこの世界も俺の心を弾ませてくれた
しかしお目当てのモノは見つかる気配がない
たまにロストロギアらしきものは見つけるが違うお前じゃない、見つけたからには一応連絡はしておく
大抵はクロノに連絡を取るようにしてるのであいつの仕事量が最近尋常じゃないことになってきていると思う
もうこれで何回目だろうか
『旅の時計』
読んで字のごとく旅をする時計だ。長針と短針の位置によって転移する世界が変わってくる。同じ世界に行く確率はごく僅かだ
ちなみに元の世界、つまり地球やミッドチルダに戻れなくなるのは嫌なのでこの二つはちゃんと記憶してある
時計の針を摘み軽く回す、まるでルーレットのようにクルクル回り続ける
・・・・・・時計が刺した数字は4時44分
なんとも不吉な数字である・・・・・・
体を包み込む浮遊感。俺は身を任せる形にして目を閉じる
目を開くとそこは激戦区だった・・・・・・
「うぇ・・・・・・?」
思わず口から漏れ出す
別に今まで人がいた世界に行ったことがないわけではない
しかしこれは予想外だ、数えるのも億劫になるほどの大量の機械・・・・・・ん?機械?
「これってもしかしなくてもガジェットなんじゃにゃーの?」
こちらに向かってきた数機をなぎ倒し残骸を確認してみる
「ん〜確証は持てないけどそれっぽいよなぁ・・・・・・リリなの世界でまず機械が出てきた記憶がガジェットしかないし」
コツンと残骸を蹴り上げ辺りを見回すと・・・・・・
「誰か・・・・・・っ誰かいるのか・・・・・・っ」
掠れるような声が聞こえてきた
声のする方に向かうとそこには管理局の制服に身を包んだ青年が傷だらけで横たわっていた
すぐに駆け寄りヒールをかける
怪我はすぐに塞がっていったが出血がひどい
俺はヒールを中断して違う魔法をかける
『ナース』
唱えた途端青年の周りに三人の看護師さんが現れ彼を固定する
何処からともなく取り出した針を突き刺し、これまた何処から出したのか不明な血液を輸血していく
違うんです俺がこんな風に設定したわけじゃないんです、ナースの魔法は最初っからこんな感じだったんです
血が巡り、顔色も良くなった青年は何が起こっているのかわかっていない様子。しかし何か伝えなければならないことでもあるのか、必死にこちらに向かってこようとしてる
固定されて動けない彼に近づいていく
「お願いです、救援に向かってくださいっ!」
ものすっごく嫌な予感がする、具体的に言うならなのちゃんとヴィータが襲撃を受けているのを助けてくれと言われる気がする
「高町さんとヴィータさんが今襲われているんです・・・・・・っ。自分たちには手も足も出ずお二人は自分たちを巻き込まないように離れて行きました。お願いです・・・・・・お二人を助けに行ってください!」
知 っ て た
というかクリスは何をしているんだね。青年が激昂しすぎて傷口が開きそうだったので強制的に眠らせる
(おいクリスさんや、君は今何をしているんだい)
(おや悠斗か、久しぶりだね。そして久しぶりにも関わらずいきなりな質問だね。僕は今温泉につかって――)
(――今なのちゃん襲撃くらってんだけど)
(・・・・・・え゛?)
クリスにしては珍しい声をだす
(・・・・・・すまない悠斗、座標を教えてくれないかい。五分で向かう)
(座標は――だ、俺もこれからなのちゃんの所に顔を隠して向かうわ)
(了解したよ)
念話を切り俺は飛び出す、後ろで青年にかけたナースが手を振っている気がした
時間にしては1分もかからなかっただろうか
少し先にピンク色の魔力光と赤い軌跡が見える
なのちゃんとヴィータで間違いないだろう
俺は自身に認識阻害魔法をかけ万が一に備える
「おぉおおおおらぁ!!」
ヴィータが鉄球でガジェットをまとめて打ち抜く
「キリがねぇぞ!」
(なのは、そっちは大丈夫か!?)
(私は大丈夫、ヴィータちゃんは!?)
(私も大丈夫だ・・・・・・って言いたいところだけど数が多すぎるぞこいつは・・・・・・)
いくら倒してもこいつらは途切れることなく現れてくる
なのはの状況もまずい、あいつはここのところ随分と無理をしているみたいだった
そのせいか随分と動きが鈍いように見える
なのはは少し離れたいたところで戦っている、出来ることなら今すぐにでも駆けつけてやりたいが
「邪魔するんじゃねぇええええええ!!!」
群がってくるガジェットをまとめて叩き潰す、どうやらそんな余裕は私にもないみたいだ
若干やけくそ気味になってきた所に、そいつは現れた
「タイダルウェイブ!!」
どこからともなく現れた大量の水、それが渦のように蠢き機械共を飲み込み始める
「・・・・・・なんだこりゃ・・・・・・?」
私の口からそんな言葉が出てきた。普通こんな大量の水を使うなら近くに水場がないと余程の魔力の持ち主、はやてレベルの魔導師じゃないとほとんど不可能だろう。しかし水場はない、ということは誰かが空気中の水分をかき集めこんなたいそれたことをやったということになる
「おいヴィータぼうっとしてんな、なのちゃんとこに早く行け」
どこかで聞いた覚えがある声がする、そちらを振り向くと・・・・・・顔面にモザイクがかかった何かがいた。いや、両手両足あるからきっと人間だろう・・・・・・恐らく多分
「な!?だ、誰だお前!?」
我を取り戻しアイゼンを突きつける、しかしそいつは飄々とした態度で
「だからはやくなのちゃんとこ行けって!今お前が守ってやらんでどうするんだよ!!」
そう言われてなのはを見る、先ほどよりも動きが鈍くなっている気がする
「・・・・・・誰かは知らんがすまねぇ・・・・・・ッ!」
感謝の言葉を投げつつ私はなのはを助けるべく急ぎ飛び出す
「あぶねぇ・・・・・・ばれたかと思った・・・・・・」
ヴィータがこちらを見たときのあの顔、あれは何かに驚いた顔だった。もしかしてバレた?と思ったが無事に切り抜けられてなによりだ
「さてと・・・・・・」
周りを見る、ガジェットはまだ発動中のタイダルウェーブで洗濯物のように回り続けている
範囲が広いので転移してきた先から巻き込まれ壊れていく
(クリス、ヴィータがなのちゃんとこ向かった。お前もそっちに向かってくれ)
(悠斗は一人で大丈夫なのかい?)
(俺を誰だと思ってやがるッ!!)
(あーはいはい、わかったよ。そういえば悠斗はなのはちゃんが落とされた原因はわかる?)
(確か・・・・・・二年間で蓄積された負担で動きが鈍くなった所をガジェットの・・・・・・何型だったかな、あぁIV型だそれ――(悠斗、今言ったことは本当かい)――何があるんだ、そいつには・・・・・・)
(・・・・・・光学迷彩だ)
光学迷彩!?
なのちゃんが撃墜された事件については原作でも余り詳しく語られておらず、俺はIV型がそんな能力を持っていることを知らなかった
(もうそいつが姿を消して近づいている可能性が高い、悪いけど急ぐから念話は切らせてもらうよ)
プツンとこちらの返事を待たずに念話が切られる
(まずい・・・・・・こうなったら俺もなのちゃんの方に・・・・・・)
「!?」
――突如真っ赤な閃光が放たれた
あとがきという名のなんかです
正直この話は書こうか悩んでいた作品です
というのもなのは撃墜については調べても詳しくは出てこないんですよね
IV型に倒されたという話もあればディエチあたりの砲撃で落とされたとか色々ありますし
ディエチがいつ生まれたとか作者は調べるのが下手なので、原作とはかな〜り違う状態になってきます
なので、原作スキー、崩壊キライーな人は本気で見ることを辞めるのを推奨します
それとコメントをいただきました
「なのはが主人公にイキナリ惚れる意味がわからない」
ごもっともな意見でございます・・・・・・
正直この作品の大半はノリで書いちゃってるわけですよ、それで出来上がった作品を自分でも見てあ、これはひどいとか思ったりもしています
ですので読んでくださっている皆様には
「あ、作者はこのレベルなんだなー」と諦め半分で読んで頂ければ幸いです
努力はしますよ!改善できるかは不明ですが!!
それでは今回はここらへんで、読んでいただきありがとうございます。これからも応援よろしくお願いします・・・・・・
説明 | ||
自分の中では前回で1章の終わりと思って書き上げました。まず章で分けていることを皆さんに伝えていなかった私がバカだったということですけどね! 終わらせ方も微妙だなぁと自分でも思ってたり・・・ まぁ作者レベル低いんで勘弁してください! |
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