テイルズオブエクシリア〜転生者はイレギュラー
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〜レオンSIDE〜

 

 

闘技場でエントリーした次の日の朝、つまり大会当日だな。俺たちは受け付け前に来ている。他の参加者達は各控室で待機しているらしい。

 

 

「では、こちらです」

 

 

昨日、俺が話をした受け付け嬢が俺たちの控室に連れていく。控室に行く途中、他の参加者達の声が聞こえてきた。

 

 

――――このバカ、あんなにあたしが名にしたって言うのよ!!

 

 

――――誰がバカだ!このアホ女!てめえの方がバカだろうが!

 

 

――――まあまあ、二人とも落ち着いて……

 

 

――――クレスさんの言うとおりですよ?これから大会なのですし、落ち着いてくださいアーチェさん、チェスターさん

 

 

――――ハハハ、若者たちは元気でいいな

 

 

――――クラースさん、そういっていますと、本当におじさんみたいですね

 

 

……これはどう見ても、ファンタジアチームだな

 

 

他には、

 

 

――――Zzz……Zzz……

 

 

――――スタン!起きなさいよ!そろそろ、組み合わせが決まるのよ!!ちょっと!

 

 

――――ルーティーさん、どいてください。ここは私が……

 

 

――――そ、そお?悪いわねリリス

 

 

――――いえいえ!家の兄が迷惑をおかけしていますので!……では、右手にお玉を!左手にフライパンを!横たわりし者に正義の鉄槌を!唸れ!エルロン家秘技!死者の目覚め!

 

 

ゴンゴンゴン!

 

 

――――んおっ!? やあリリス。おはよう

 

 

――――ほんっとうに寝起きが悪いんだから

 

 

――――アハハハ……それで、何?

 

 

――――ハァ、バカかお前は。これから組み合わせだろうが

 

 

――――……あ〜、そうだったなリオン

 

 

――――(ピキッ)

 

 

――――リ、リオンさん、落ち着いてください(汗)

 

 

――――おい、スタン!フィリアさんに迷惑をかけんじゃねえ!

 

 

――――ハッハッハ!皆元気だねえ〜

 

 

――――そうだね。元気なことはいいことだよ

 

 

――――その通りです!ウッドロウ様!

 

 

――――あんた……あたしの勇士を見ててくれよ……

 

 

 

こっちはデスティニーか。

 

 

 

――――皆!ドワーフの誓いだぜ!!

 

 

――――ロイド……いきなり何言ってんの?

 

 

――――いや、何か言わないといけない気がして……

 

 

――――ロイドさん、疲れているんじゃないんですか?

 

 

――――エミル……そうかもな……昨日、先生の料理を……ウゥ……

 

 

――――ロ、ロイド!?大丈夫?!……きゃうっ!

 

 

――――ちょっと、コレットの方が大丈夫かい!?何でいつも何もないところで転ぶのかねえ?

 

 

――――昨日の女の子……可愛かったな〜?俺様、惚れちゃい……ブルゥアア!?

 

 

――――このアホ巫女!あんたはまた、ナンパでもしてたのかい!?

 

 

――――節操無し……です

 

 

――――プレセア、それは使い方が違うのだがな……

 

 

――――………(これはああで、この遺跡は……クハハハハ!!!)

 

 

――――これがカオスな光景ってやつなので……(汗)一番普通なのわたしとエミルだけね

 

 

 

こっちはシンフォニア&ラタトクスか。

 

 

 

――――こういうのは……やっぱりなれないな……

 

 

――――なんだよルーク。相変わらず、戦いを見せるのは好きじゃないのか?

 

 

――――まあ、な。これが闘技場じゃなきゃ、殺し合いなんだぜ?さすがにな……

 

 

――――大丈夫よ、ルーク。闘技場なんだから

 

 

――――そうですわよ?今、緊張していては、己の全力を出せませんわよ

 

 

――――ですです、元気出してくださいよルーク〜(優勝賞品にお金を要求してやるぜ!)

 

 

――――皆さんも若いですね〜いやはや、自分が歳をとっているのがわかりますね

 

 

――――ジェイド、何だ?戦いたくはないのか

 

 

――――いえいえ、何しろ、私が全力で戦ったら相手が精神崩壊するかもれませんので……まあ、別に他人ですし、構いませんがね♪

 

 

――――ジェイド、怖え

 

 

――――だな

 

 

――――二人とも、聞こえていますよ?

 

 

――――「「えっ!?ぎゃああああああああああ!!!!」

 

 

 

……これは、アビスだ、よな?ルークにガイ、ドンマイ。

 

 

 

――――み、みみみ、皆!頑張ろうね!出動!凛々の明星(ブレイブヴェスペリア)

 

 

――――おーいカロル。今、緊張しても仕方ないだろうが。それに、一日目がシングルかタッグ、パーティー戦かもわかんねえんだからよ

 

 

――――ユーリの言うとおりですよカロル。落ち着きましょう

 

 

――――これぐらいで緊張なんて、まだまだガキね

 

 

――――そういう、リタっちも身体はこどもおぉぉぉぉ!?

 

 

――――ぶっ飛ばすわよ?

 

 

――――ぶっ飛ばしてから言うセリフかしら?

 

 

――――皆のもの、おでんでも食べるのじゃ

 

 

――――全く、戦いの前だというのに、なんでこう、静かにできないのかな、ユーリ達は。な、ラピード

 

 

――――アオオォォォォーーーーーンワン!

 

 

 

こっちはヴェスペリアっと。

 

 

――――皆、油断せずに行こう!

 

 

――――ええ!チームで戦う場合、一番大事なのは!

 

 

――――チームワーク……だよね、アスベル?

 

 

――――ソフィの言うとおりだ。パーティー戦において、一番重要なのは個々の力じゃない!チームワークなんだ!

 

 

―――兄さんの言うことには一理ありますね。では、今からチーム戦に必要なことを書きますので……(カキカキ)

 

 

―――ヒューバートも相変わらず、形から入るな

 

 

―――そこが弟君のいいところだよ♪

 

 

―――確かにね。兄妹とはいいものだね

 

 

んで、こっちはグレイセスか。

 

 

 

 

 

 

「こちらがレオン様達の控室になります。中にあるモニターの電源をつけ、トーナメントの組み合わせが出ますので、そちらでご確認を。では」

 

 

受け付け嬢はそういい、俺たちを控室に案内し終え、帰っていった。

 

 

 

 

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〜数分後〜

 

 

モニターに動きがあった。

 

 

トーナメント表のような者が現れ、名前が点滅してある。その名前は……俺の名前、レオンだ。

 

 

モニター上を見ると、シングルと書かれてある。下にはタッグ及びパーティー戦の組み合わせはまた後日と書かれている。

 

 

俺の相手は……ユーリだった。

 

 

しかも、ご丁寧に写真まで出ているし。

 

 

「相手は……こいつか。面白い。昨日、ミラをバカにした罪を償わせてやる」

 

 

「レオン、頑張れ!」

 

 

「おうともさ!」

 

 

 

 

 

 

〜同時刻・ヴェスペリアチーム、控室〜

 

 

「へえ、あいつが相手か」

 

 

「あ、この人、昨日の……」

 

 

「何というか……ある意味縁があるね、ユーリ」

 

 

「ああ。昨日、俺のことを子ども扱いしたんだ。その報いは受けてもらうぜ」

 

 

ゴゴゴゴゴゴッ!!!

 

 

「ユ、ユーリが燃えているよ!!」

 

 

「あらあら?珍しいわね」

 

 

「……バカっぽい」

 

 

「青年らしいっちゃあ、らしいわな」

 

 

「さすがユーリなのじゃ!」

 

 

 

 

 

 

 

〜レオン達の控室〜

 

 

「さ〜て、何の武器を使おうかな〜♪この斧でもいいし、槍でも……ああ、あいつらのパーティーの技を使ってのもいいかもな……ククク」

 

 

俺は頭の中でユーリに使う武器を考えている。そんな俺からミラ以外は距離をとっている。何でだ?

 

 

! そうだ!あれを使おう!

 

 

フッフッフ!あいつが驚く顔が目に浮かぶぜwww

 

 

ウケケケケケケケ……アヒャヒャヒャヒャ!!!

 

 

高らかに笑う俺であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さあ、狩りの時間だぜ!!

説明
第69話 闘技大会、組み合わせ
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コメント
主人公狩りとはいい趣味してないですね、レオン。(BLACK)
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