魔法少女リリカルなのは〜片翼の転生者〜 |
第一話 死
「あぁ〜、疲れた」
少年はそんなことをぼやきながら一人、裏路地を走っていた
「普通部活の片づけ、部外者にやらせるか〜?いくら担任だからって、ありゃ職権乱用だな」
どうやら少年は、担任に部活の片づけを手伝わされたようだ。そして今、帰路についている途中なのだろう。
「やっべ、あと少しでアニメ始まっちまうじゃねぇか!!どうして今日に限って録画してねぇんだよ!!!」
この少年が急いで走っているのはアニメを見るためらしい。
そして少年は少し速度を上げて走り、裏路地から飛び出し自宅に向けて大通りを走り出そうとしたが。
そんな少年の上に落ちてくるものがあった。
「?・・・っな!!?」
少年は走る方向を変えるために一度立ち止っていた。そしてそこへ落ちてきたものは・・・・・・高層ビルをつくるためのであろう鉄骨が5,6本まとめて少年に向かい落ちてきた。
そして少年は呟く
「・・・・こりゃ死んだな」
ドガガァーーーーンッ!!!
この音に周りの者は驚き対応できずその場を静寂がつつむ。しかし、その静寂も音を聞いて集まってきたやじ馬により騒がしくなった。
少年が呟いた言葉は、文字通り少年の最後の言葉だった・・・・・その世界では。
少年視点
(あれ・・・俺死んだんじゃ?って・・視界・・・・・真っ赤じゃん)
俺はふと目覚めた・・・いや最後に少しだけ生き返ったといったところか?
(なんで・・・あれおれのから・・・だ)
そして体は・・・ひどい有様だった。思い出しただけで痛くなってくる。
腹にはでっかい鉄骨が丸々一本ぶっささり、右腕はひしゃげ変な方向にまがり、左腕はひじから先が無く肩は陥没していた。
鉄骨が邪魔で足は見えなかったが、きっと同じようにひどい状態なのだろう。
(これは・・・・もう無理だな・・・・・・・・視界が真っ赤なのも・・・血が目に入ったせいか)
・・・・・ゴフッ・・・・・ビチャ・・ポタ・・・ポタ・・・ポタ・・・
とうとう俺は口から血を吐きだし、流れ出した血は顔を伝い地面に落ちる。呼吸もろくにできなくなり意識が混濁しはじめた。
(あぁ・・・ちくしょう。やっぱ・・死にたくねぇ・・・・ちくしょう)
気づくと涙を流していた。死にたくはないと。しかし、現実は残酷にも俺から血と一緒に命をどんどん削り取っていく。
血だまりが周りにはできはじめやじ馬もどんどん集まってくる。耳からは救急車のサイレンの音も聞こえる。
だが、俺にはもはや聞こえない。目もだんだん見えなくなっていくが、そんな俺の目の前をきらりと白い羽が横切った。
(は・・・ね?白・・い・・・・羽・・)
そして次に俺が見たのは現実には、ありえないものだった。
(てん・・・し?・・・・まさ・・か・本当・・・に、天使?)
そう背中に羽を生やした人・・・天使としか言いようがないような女性の姿だった。
その女性はとても美しくなによりも輝いて見えた・・・そして彼女の顔は優しく微笑んでいた。
(あぁ・・これ・・・が・天使・・なんだ・・・すげぇ、きれい・・・・だ・・・・・・・な・・・・・・・・・)
それを最後に、俺の命は、その時の命は・・・・こと切れた。
「あぁ・・救うことが、できませんでした・・・・・ごめんなさい」
天使は目から涙を流しながら少年を抱きしめ、懺悔した。
「しかし、あなたの魂は殺させません・・・・あなたを・・・・・」
その言葉を最後に天使の姿は消え、その場には真っ白な羽が一枚・・・死んだ少年の胸に、あるだけだった。
説明 | ||
駄文ワールド展開です! すいません恋姫のほう終わっていないのに・・・・ けどやりたくなったんです!やりたかったんです!! とりあえず読んでみてくださいどうぞ |
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コメント | ||
クライシスさんコメントありがとうございます。そうですねとりあえずチート化・・・ですかね?wwww(鎖紅十字) これから主人公がどうなるのか楽しみにしてます(^ ^)(クライシス) |
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駄文 魔法少女リリカルなのは | ||
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