リリカルなのは 〜勇気の魔導師と電子の獣〜
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  なのはと別れ、家に戻った太一は風呂に入り上がると、ベットに潜った。だが

 

 「・・・・クソー!あの時の光景が思い出されて眠れねえーーー!!」

 

 ついさっき、フェイトとキスした光景が思い出され眠れないでいた

 

 「何であんなことしちまったんだ俺は!?」

 

 『マスター落ち着いてください。アグモン、貴方も見てないで止めるのを手伝ってください』

 

 「こんな太一めったに見れないからやだ」

 

 

 「あぁあああああ!!」

 

 太一は頭を抱え暴れ出した。その光景は史上最強の弟子兼一の『ジェロニモ〜〜』と同じである

 

 

「はぁ、はぁ、はぁ」

 

 少し落ち着いた太一は再びベットに潜った

 

 「(今度あった時、土下座しないとな・・・・ファーストキスを奪った罰だからな。まぁ、俺もファーストキスだったが・・・・・でも、柔らかかったなフェイトの唇・・・・って、何思い出してるんだ俺は!?)」

 

 そして、再び『ジェロニモ〜〜』になってしまった

 

 

 

 

 

 

 

 そして、翌日

 

 『大丈夫ですかマスター』

 

 「・・・大丈夫じゃねえ」

 

 「まぁ、見た感じそうだよね」

 

 太一は寝不足で両目にはクマが出来ていた

 

 「・・・今日は学校休んだ方がいいな」

 

 そう言い太一は眠り始めた

 

 充分に睡眠をとった後はジュエルシードを探し始めた

 

 「しかし、なんの当てもなく探し続けるのはきついな。・・・・何かいい方法が無いかね〜」

 

 ジュエルシードを探してはいるが見つからず八方ふさがりだったとき、有ることを思い出した

 

 「そう言えば、昨日ジュエルシードが発動したとき俺が持っていたのが少し輝いたな・・・・・もしかしたら」

 

 太一はアストレアからジュエルシードを取り出し、手に持つとその場で少し辺りを周り反応を確かめた。すると、少しだがジュエルシードが輝いた

 

 「・・・・こっちか」

 

 輝きを頼りにジュエルシードを探した

 

 「・・・このビルにあるのか?」

 

 輝きを頼りに歩いていると大きなビルにたどり着いた

 

 「とりあえず入るか」

 

 太一はビルに入り、階段を使い上っていくと屋上に着いた

 

 「反応からして此処だな」

 

 ドアを開けるとそこには、

 

 「「「「あ」」」」

 

 フェイト、アルフ、ブイモンがいた

 

 「アンタは昨日の!?それにそれはジュエルシード!そいつをよこしな!!」

 

 アルフとブイモンが戦闘態勢に入り攻撃してきた

 

 「おいおい、行き成りかよ!?」

 

 それを避けてアストレアを起動させようとしたとき

 

 「アルフ、ブイモンやめて」

 

 フェイトがアルフとブイモンに待ったをかけた

 

 「でも、フェイト・・・」

 

 「目の前にジュエルシードがあるんだぜ」

 

 「アルフ、ブイモン」

 

 「・・・・解ったよ」

 

 「・・・・了解」

 

 アルフとブイモンがフェイトに何かを言おうとしたが、フェイトの表所を見て攻撃を止めた

 

 「ごめんね太一。アルフ達が行き成り攻撃して」

 

 「いや、気にしてねえよ。・・・それより、手はどうだ?」

 

 「もう治ったよ」

 

 フェイトが手を太一に見せた

 

 「治るの速いな」

 

 「ふん、魔法を使えばあのぐらい楽勝さ」

 

 「へぇ〜〜」

 

  改めて魔法が便利なものだと思った

 

 「(・・・此処には無いみたいだし他を当たるか)」

 

 ここにジュエルシードが無いと思っい屋上から出ようとした

 

 「太一行くの?」

 

 「ああ、此処にはジュエルシードが無いみたいだし他の所を探すさ」

 

 「その前に、アンタのジュエルシードをこっちに渡しな!」

 

 「欲しいなら力ずくで奪ってみな。まぁ、出来るならだけどな」

 

 アルフの言った言葉に返答をし、出ようとしたとき

 

 「「っ!!」」

 

 海辺の公園からジュエルシードの反応を感知した

 

 「アストレア行くぞ。アグモンもしかしたら出番があるかもしれない準備しておいてくれ」

 

 『うん』

 

 『セットアップ』

 

 アストレアを起動し太一は海鳴公園に向かった

 

 

 

 

 「おい、おいデジモンがすでにリアライズしてやがる」

 

 公園に着くと巨大な木のデジモンジュレイモンがいた

 

 『マスターどうやら既にジュエルシードを取り込んでいるようです』

 

 「見たいだな・・・・ジュレイモンにあんな能力はない」

 

 ジュレイモンの木の葉が成長し、木の根の怪物になった

 

 「とにかく、ジュレイモンを倒す前にこいつらをかたずける必要があるな。リアライズアグモン」

 

 太一はアグモンをリアライズすると

 

 「進化だ!」

 

 アークをアグモンにかざした

 

 「アグモンX進化・・・・グレイモンX!!」

 

 「さて、行くぜグレイモン!!」

 

 「うん!」

 

 太一はアストレアを構え、グレイモンと共にジュレイモンからできた怪物との戦闘を始めた

 

 

「はぁっ!!」

 

 「ブラスターテイル!!」

 

 太一は大剣でグレイモンXは尻尾でジュレイモンの生み出した怪物を次々と薙ぎ払っていった

 

 「す、すごい」

 

 遅く公園に着いたフェイトは太一の戦闘を見てそう呟いた

 

 「フェイト」

 

 「フェイト、俺たちも行こうぜ!!」

 

 「う、うん。行くよブイモン、アルフ」

 

 フェイトがアークを翳すと

 

 「ブイモン進化・・・・ブイドラモン!!」

 

 ブイモンはブイドラモンに進化した

 

 「うぉおおおお、ハンマーパンチ!!」

 

 「サイズスラッシュ!」

 

 フェイト、アルフ、ブイドラモンも参戦し、次々と怪物を倒していく

 

 「にゃ〜、何これ!?」

 

 「なのは、驚く前に早く倒さないと」

 

 「う、うん。行くよ、ガブモン君」

 

 「ああ。ガブモンX進化・・・・ガルルモンX!!」

 

 なのははガブモンをガルルモンに進化させると、戦線に加わった

 

 「あとはジュレイモンだけだな」

 

 太一はアストレアを背負うように構え、同じ場所に立っているジュレイモンをにらんだ

 

 

 「二人とも気をつけろよ、あいつは完全体。この間のオオクワモンと同じランクのデジモンだ」

 

 「っへ、俺の相手じゃないぜ、ブイブレスアロー!」

 

 「フォックスファイヤー!!」

 

 「プラズマランサー・・・ファイヤ!」

 

 3人の攻撃がヒットしたがジュレイモンは傷一つついていなかった

 

 「あいつ、生意気にもバリアを張ってやがる」

 

 アルフがそれを見て言った

 

 「なら直接バリアを破壊するしかないな」

 

 太一はアストレアを担ぎ、ジュレイモンに近づき攻撃したが、その攻撃が通ることはなかった

 

 「か、固いなおい!?」

 

 太一が驚いていると、ジュレイモンに実っている木の実が落ち、太一の目の前で爆発した

 

 「おわぁあああ」

 

 太一は爆発に巻き込まれ、吹き飛んだ

 

 「太一!!」

 

 グレイモンは吹き飛ばされた太一をキャッチし、ゆっくりと地面に下した

 

 「太一さん大丈夫ですか」

 

 「太一大丈夫」

 

 なのはとフェイトが太一のそばにき、安否を聞いた

 

 「ああ・・・あのバリアを砕くにはメタルグレイモン並みのパワーじゃないと無理だな」

 

 太一はゆっくりと立ち上がった

 

 「でも太一、僕でもあのバリアを砕けるかは解らないよ?あれそうとう固そうだもん」

 

 「・・・っと、なると一転集中しかないな。グレイモン、ガルルモン、ブイドラモン。お前たちの必殺技でバリアの一転を同時に攻撃してくれ。砕けた後は俺がやる」

 

 「なんでお前の言うこと聞かなきゃいけないんだ」

 

 ブイドラモンが太一に文句を言ってきた

 

 「ブイドラモン、太一の言うとおりにして」

 

 「でもよ〜〜」

 

 「ブイドラモン」

 

 「・・・・解ったよ」

 

 フェイトに説得されブイドラモンはしぶしぶ納得した

 

 「ガルルモン君」

 

 「任せてくれ」

 

 ガルルモンはなのはに言われるまでもなく太一の言うことを聞くつもりだったらしい

 

 「なら行くぞグレイモン!!」

 

 太一はアークをグレイモンに掲げると

 

 「グレイモンX進化!・・・メタルグレイモンX!!」

 

 グレイモンはメタルグレイモンに進化した

 

 「チャンスは一度きりだ。頼んだぜ」

 

 「解りました。ブイドラモン俺に合わせろよ」

 

 「っは、それはこっちのセリフだ!喰らえブイブレスアロー!!」

 

 「フィックスファイヤー!!」

 

 二体の技が同時にバリアの一点にぶつかった

 

 「喰らえ、ギガデストロイヤー!!」

 

 そして、その場所にメタルグレイモンの放ったミサイルが当たり、大爆を起こした

 

 煙が晴れると、ジュレイモンの放ったバリアは健在だった。だが、

 

 「そこだ!!」

 

 一点だけひびが入っており、太一はその不備めがけてアストレアを投げ、刀身を突き刺すと

 

 「おぉおおおおお!!」

 

 突き刺さった剣の柄に蹴りを叩き込み、バリアを粉々に砕いた

 

 「哭空裂蹴撃!!」

 

 そして、連続で回し蹴りを叩き込んだ

 

 「なのはちゃん、フェイト!今のうちに封印するんだ」

 

 「はい」

 

 「解った」

 

 太一がそう言うとなのはとフェイトは同時に封印砲を放ち、ジュエルシードを封印した

 

 そして、

 

 「「・・・・・・」」

 

 なのはとフェイトはジュエルシードを挟んで互いを見ていた

 

 「私はフェイトちゃんと話がしたいだけなんだけど・・」

 

 「・・・ジュエルシードは譲れない」

 

 「私も譲れない」

 

 そう言い、二人はデバイスを構えた

 

 「理由を聞きたいから。フェイトちゃんが何でジュエルシード集めてるのか。・・・どうしてそんなに寂しそうな目をしているのか。」

 

 「っ!?」

 

 「私が勝ったら・・・お話聞かせてくれる?」

 

 なのはの言葉にフェイトは何も言わなかった。そして、二人は同時に動き出した。二人のデバイスがぶつかろうとしたとき、二人の腕に水色のリングが巻きつかれ。二人の間に誰かが転移してきた

 

 「そこまでだ・・・」

 

 二人の間にいたのは黒い服を着た少年だった

 

 「時空管理局執務管クロノ・ハラオウンだ」

 

 「えっ!?」

 

 「管理局!?」

 

 ユーノとアルフは驚いていた

 

 「何だそりゃ?」

 

 太一は首を傾げた

 

 「さて、詳しい話を聞かせてもらおうか」

 

 その時、遠くから魔力弾がクロノに向かって来た。クロノは咄嗟にシールドを張りそれを防いだ

 

 「フェイト!逃げるよ!」

 

 アルフはすでにブイモンを抱えており、フェイトにそう言い、魔力弾をクロノに放った。魔力弾の一つが地面に当たり土煙が舞った。

 

 その時、フェイトの動きを封じていたバインドが解け、フェイトはジュエルシードを回収しようとした

 

 「フェイト!?」

 

 アルフはフェイトの行動に驚いた。そして、土煙から水色の魔力弾が数発放たれ、その一発がフェイトに当たり、フェイトは地面に倒れた。クロノは再び魔力弾を形成し放とうとしていた

 

 

 「やめて!!」

 

 なのはが叫んだが既に遅く、魔力弾はフェイトに向かって放たれた

 

 「フェイトちゃん!!」

 

 その時、なのはの胸元が光りだし、その光はガルルモンへと向かった。そして、

 

 「ガルルモンX進化!・・・・・・ワーガルルモンX!!」

 

 ガルルモンはワーガルルモンへ進化した

 

 「円月蹴り!!」

 

 ワーガルルモンは目にも留まらないスピードでフェイトの前に移動すると回し蹴りでクロノの放った魔両弾を蹴り飛ばした

 

 「っ何!?」

 

 そしてその魔力弾はクロノに当たった

 

 「なのはちゃん俺はフェイトを連れてここから離れる。後のことは頼んだぜ」

 

 「は、はい」

 

 なのはにそういい、太一はフェイトを抱えてその場を後にした

 

説明
第09話
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タグ
リリカルなのは デジモン テイルズの技 

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