転生先は魔法少女リリカルなのは……何だそれ? |
テラスに移動した俺は高町達から彩羽と一緒に居た理由を聞いた後に御礼を言うと美由希さんが注文を聞きに来てくれて、【彩羽ちゃん、一人で運ぶの大変だから手伝ってくれないかな?】と言って彩羽をこの場から遠ざけてくれたので、その隙に俺の家庭事情を話す事にした
…高町は全部知っているので特別驚きはしなかったが、ハラオウンは彩羽に対する禁句を聞いた時は驚いていた、そして当然残りの三人は両親が居ない事から驚いていた
…最初は話すか迷ったが念のために話しといた方が良いだろ、反射的に禁句を言われたんじゃ困るからな…
「…とまぁ俺から話す事はこれだけだ、他に聞きたい事無いか?彩羽に聞かれたら不味い話とか」
「せやったら私から…なのはちゃんに聞いてんけど………沢原君、魔導師ってホンマ?」
八神は周りに人が居ないか確認した後に、小さい声で質問してきた…待て直ぐ近くに一般人が居んだろ
「龍君、大丈夫だよ。アリサちゃんもすずかちゃんも知ってるから」
「そうか、だったら良いか…八神その通りだ」
高町が言うには、バニングスと月村は魔法の事を知っているみたいなので、俺は八神の質問に答える
「て事は今リミッター付けとるんか?」
「まぁな……つか高町、ハラオウン喋ったのか?」
「しゃ!喋ったのはなのはだよ!」
「ちょっと!フェイトちゃん!!……ごめんなさい龍君」
「いや別に謝らなくても良い…」
「…怒ってない?」
高町は申し訳なさそうに……と言うか不安な顔で俺に問い掛ける…何でそんなに不安そうな顔をするんだ……全く
「怒ってねぇよ…まぁ話したのが、面倒なバカ二人だったら怒ってたがな」
「それって王神君と聖君?」
「その通りだ月村」
アイツ等にバレたら、絶対に面倒な事になるに決まってる
「だからあの二人には話すな」
「言われなくても話さないわよ、と言うよりあのバカ共と話す事自体、私達は嫌なのよ」
「バニングスそれくらい見てれば解る、念のために言っただけだ」
「お兄ちゃ!彩羽ジュース持ってきた!」
一通り話してると彩羽が飲み物を持って戻ってきた
「お兄ちゃ、どうぞぉ〜」
「ありがとな」
そして彩羽は飲み物を全員に配る、この時何故か全員喜んでいた
「そう言えば、まだアンタに聞きたい事が有ったわ」
「何だ…」
「すずかが言ってたんだけど、不良から助けて貰ったって」「あぁそんな事有ったな…只買い物帰りに偶然見掛けて流石に無視する訳にもいかないから割って入っただけだ………って月村、次はお前か」
「ごめんね、沢原君」
……今更こんな事がバレた位どうでも良いが…何か色々とバレすぎだ
「はぁ…………で?他に聞きたい事は無いか?」
「そや!沢原君ってなのはちゃんと子供の頃に会った事あるって聞いたけど」
「…お前どんだけ喋ったんだよ」
「だって皆全部吐けって……」
それ軽い脅しだろ?
「それで、どうなんや?」
「確かにガキの頃に会ってるが…八神そんな事聞いてどうすんだ?」
「別にどうする訳でも無いけど……再会した時どんな気持ちやった?運命感じたんか?なー!なー!」
「ちょ!ちょっと!はやてちゃん!!ううう運命とか………そんな………んじゃ…ゴニョゴニョ」
何がどうする訳でも無いだ…やたら目を輝かせて、弄る気満々じゃねぇか…後高町否定するならハッキリ最後まで言え、そして何で俯いたまま言うんだ?
「何が運命だ下らねぇ、只の偶然だ…」
「うわぁ……アンタ夢無いわね〜」
「ほっとけバニングス…事実だ、おい高町お前も何か言え」
「ウン……ソウダヨ、ベツニ運命トカジャ無イヨ………………ハァ…」
高町は視線を地面に向けて飲み物を飲むが一目で落ち込んでるのが解る、何でコイツ落ち込………まさか……いやいや無いな…それは無い
「もう良いだろ、この話は終りだ…」
「じゃあ私も聞きたい事が有るんだけど良いかな?」
「何だ、月村」
彩羽が持ってきた飲み物を飲みながら月村の話を聞く…コイツは割かしまともな質問をして
「さっきアリサちゃんも言ってた不良から助けてくれた事なんだけど」
「あぁ…」ズズ
「確かなのはちゃんがバレンタインに御礼をするって言ってたんだけど、それってどうなったの?」
「「ぶっ!!!」」
予想の範囲を超えた質問に俺は飲み物を吹き出す…それは落ち込んでる高町も同様だったらしい
「なんや?!なんや?!その面……気になる話は!」
「ゲホッ…八神お前今、面白そうって言いそうになっ「沢原、今そんな事どうでも良いわ!」……」
八神の発言に対して指摘しようとしたらバニングスが俺の言葉を遮る
「なのは、さっき全部吐……なしなさいって言ったわよね?」
「なのは……私聞いてない」
「もしかしてまだ隠してる事有るんちゃうかぁ〜?」
「アリサちゃん…フェイトちゃん…はやてちゃん、ちょっと待……すずかちゃん!!」
「ごめんねなのはちゃん、でもずっと気になってたから…」
「貰ったと思われる張本人の沢原君?どうなんや?」
言い訳するのも面倒だな…別に隠す必要もねぇし、話しても良いだろ
「貰ったがそれがどうした、只の御礼だぞ…」
「そうだよ!只の御礼だよ!」
「お礼ね〜…じゃあ沢原、ホワイトデーはアンタどうしたのよ?」
「どんな理由であれ、バレンタインに貰ったなら御返しはするもんだ…色々と面倒掛けたしな」
バニングスの問いに彩羽を見ながら答える…ってさっきから静かだと思ったらベスターと遊んでやがる
「皆!!ストーーーップ!もう良いでしょ!」
「何言ってるんや、これからが面白「キッ!!」…そやな、この話はもう止めよか…」
「それじゃあ最後に私から質問良いかな?」
高町の殺気で八神はこれ以上弄ると危険と判断し話を終わらせる、反論が無い所を見ると全員これ以上は危険と気付いたんだろ、そして次にハラオウンが質問したい様だ
「何だ、ハラオウン」
「えっと…なのはは沢原君の事名前で呼んでるのに、何で沢原君はなのはの事名前で呼ばないの?」
「そ!そうだよね、フェイトちゃん!!やっぱり変だよね!ほら、龍君やっぱり名前で「呼ばねぇ」……うぅ」
「名前くらい呼んであげたら良いじゃない?」
「別に俺の勝手だろバニングス、名字だろうが名前だろうが呼び方は個人の自由だ」
「そっか……」
俺の言葉を聞いた途端にハラオウンは、右手を顎に当てて何か考えてる…一体何だ?
「それじゃあ私も沢原君の事これから名前で呼んでも良いかな?」
「は?」
「だって…折角仲良く成れたんだし、いつまでも沢原君じゃあアレだから…」
アレって何だよ?別に名字のままで良いだろ
「そうやな!それにさっき呼び方は個人の自由言うてたし」
「それじゃあ私も名前で呼ばせて貰おっかな?」
「フェイトやはやてやすずかが呼ぶなら…私も名前で呼んであげなくも無いわ」
おいおいマジか?…何でこんな事になってんだ…
「お前等ちょっと待て!……高町やっぱ名前で呼ぶのは「止めないよ!」……」
さっきの御返し……とでも言いたそうな顔で高町は俺を見やがる
「…解った……勝手に呼べ」
「うん!これからよろしくね、龍」
「仲良うしよな、龍君!」
「龍君、よろしくね」
「まぁ…よろしく、龍……か!勘違いするんじゃ無いわよ!!皆が呼ぶから呼ぶだけなんだから!」
「はいはい…」
最悪だ、絶対に面倒な事に成る…何だ?俺、何か悪い事したか?
「……」
「?…何だよ高町」
「何でも無い……」
俺を睨み付ける高町に声を掛けると、高町は直ぐに顔を背けた…何なんだよ
「お兄ちゃ〜……いろはお腹空いたぁ〜」
「解った…じゃあ中に入るか、ここじゃ食べるにしても飯が冷えるし」
「そうだね、じゃあ皆中に入ろ」
俺の提案にハラオウンが賛同して全員店内に移動する……
「龍君の…バカ……」
最後までテラスに居た高町が小さい声で何か言ってたが距離が離れていたため、何を言ってるかは聞こえなかった…
神様の雑談…のコーナーですーー!!!
……はーーーっ!!ははははははは!!
神に戦いを挑むなんて身の程を知るですーー!
くらえですーー!
えいっ!
ファイヤー!!
アイスストーム!!!
ダイアキュート!!!!
ブレインダムド!!!!!
ジュゲム!!!!!!
ぱよえ〜ん!
ぱよえ〜ん!
ぱよえ〜ん!
ぱよえ〜ん!
ぱよえ〜ん!
ぱよえ〜ん!
ぱよえ〜ん!
ぱよえ〜ん!
ぱっ………………よえーーーん!!!
見たか!これが神業と言うものです〜、新茶程度で勝てるものか!
ははははは!!……さてと一度ストップして様子でも見てみるです〜
では、ゴッドスマイルで、リリカル☆マジカル、さよならです〜
どうやら事情を話したみたいです〜
後は原作に介入すれば、面白そうなんですが……あの人の性格的に介入はしなさそうです〜
説明 | ||
第二十三話…最悪だ、絶対に面倒な事に成る…何だ?俺、何か悪い事したか? | ||
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コメント | ||
下の方に同意(アインハルト) その神業で(自称)オリ主(仮)(笑)共を消し去って下さい、原作組の五人と龍と彩羽の為にも(頭翅(トーマ)) |
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