転生先は魔法少女リリカルなのは……何だそれ?
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店内に移動した私達はお母さんに注文を言う、翠屋のメニューは全部知っているので皆も自分の食べたいものをお母さんに言います。

その後お母さんが龍君に【ねぇ龍君、貴方が調理してくれるなら、人件費削減って事で2割引にしてあげるわ♪】と言ったので龍君は承諾して厨房に入って行き、私達はテーブルに付きお話(ガールズトーク)の真っ最中です…因みに彩羽はお手洗いに行っているの

 

「なのは、アンタいつまで拗ねてんのよ?」

 

「別に拗ねて無いもん…」

 

「なのはちゃんホンマに惚れてもうとるんやな」

 

「うぅ〜……」

 

だって!だって!やっと再会出来たんだよ!9年間待ち続けた初恋の人……それにそんな事関係無しに龍君の事は好きだったから余計に好きになっちゃうに決まってるよ〜

 

「それにしても、私達が龍の事を名前で呼ぶようになった位で拗ねてどうするのよ」

 

「だってぇ〜…」

 

私の拗ねてる理由は皆が龍君を名前で呼ぶようになったから…だって私にとっては凄く重要な事だもん…それにしても龍君も龍君だよ!もう少し抵抗すれば良いのに【勝手に呼べ】だなんて、私が【名前で呼んでも良い?】って聞くのに、どれだけ緊張したか…うぅ〜…

 

「やっぱり納得いかないの!」

 

「それはまぁ良いわ…所でフェイト?」

 

「何?アリサ」

 

その後アリサちゃんはフェイトちゃんに言葉を掛ける…無視されたの…

 

「ちょっと気になったんだけど、翠屋に来る前に私の質問になのはと一緒に必死になって龍の事を優しいよ…って言ってたじゃない?」

 

「そ!それがどうかした…アリサ」

 

「まさかフェイトちゃんも…」

 

「ち!違うよ、はやて!!わわ私は龍の事好きとかじゃなくて!」

 

「私は別に好きなんか?…とは言ってないでぇ〜フェイトちゃ〜ん」

 

「はわわわ…うう……なのは〜…」

 

「この際正直に言おうフェイトちゃん」

 

墓穴を掘ってしまったフェイトちゃんは私に助けを求めるけど…ごめんね流石に助けられないよ

 

そしてフェイトちゃんも龍君の事がやっぱり好きだったみたいなの…ハッキリ好きと解ったのは、龍君とアースラで色々と話して龍君の優しい一面や家族の事を聞いたとき、そして私にだけ念話で『なのは私ね、龍が怒ってアンディウラに言った言葉を思い返した時なのはが凄く羨ましかったんだ』と教えてくれた…

 

「でもなのはちゃんとフェイトちゃんが言ってる事解るな〜龍君ってやっぱり優しいよね」

 

「「「「すずか((ちゃん))?!……」」」」

 

「へ?な何、私変な事言った?」

 

すずかちゃんの言葉に私達は驚いた…そんなまさか…すずかちゃん迄

 

「すずか…まさかアンタも龍が好きなの?」

 

「違うよ!私は只なのはちゃんとフェイトちゃんが言ってる事が解るってだけで、別に好きとかじゃないよ!」

 

「そんなら何でそない慌てるんや?すずかちゃん」

 

「行きなり“好きなの?”とか言われたら誰でも慌てるに決まってるでしょ!」

 

アリサちゃんとはやてちゃんの質問を顔を真っ赤にしながら答えるすずかちゃん…確かに行きなりそんな事言われたら誰でも慌てると思う……けど

 

「すずか、本当に好きじゃないよね?なのはがライバルってだけでも大変なのに…」

 

「そうだよ!これ以上増えたら龍君に振り向いて貰えない確率が上がっちゃうよ!」

 

「だだ!大丈夫だよ!す…好きじゃないから」

 

すずかちゃんの表情は本当に照れてる感じがしたの…

 

「なのはお姉ちゃん!おトイレ行ってきた〜」

 

「お帰り彩羽、ちゃんと手洗った?」

 

「うん!……いろはのオムライスは〜?」

 

「龍君が持ってきてくれるから、もう少し待ってようね〜」

 

「は〜い!」

 

戻ってきた彩羽はオムライスが来てないか聞いてくるので、まだ来てない事を伝えると返事をして私の隣に座り、追加で頼んだオレンジジュースを飲んでいる

 

「所で龍って料理できるの?」

 

「お母さんが任せる位だから出来ないって事は無いと思うけど…」

 

「でも考えたら彩羽と二人で暮らしてるんだし、龍が料理できるのって普通なんじゃ無いかな?」

 

「それもそうだね」

 

「まぁそれは料理が来れば解るやろ…それより彩羽、ちょっとエエかな?」

 

アリサちゃんの疑問に私とフェイトちゃんとすずかちゃんが答えた後に、はやてちゃんが彩羽に話し掛ける

 

「なぁ〜に?はやてさん」

 

「えっとな私の事もなのはちゃんみたいに、お姉ちゃんって呼んでくれへんか?はやてお姉ちゃんって」

 

「ちょっと!はやて何抜け駆けしてるのよ!」

 

「そうだよ!はやてちゃん」

 

「彩羽、私の事もフェイトお姉ちゃんって」

 

「「フェイト(ちゃん)!!」」

 

どうやら皆、私が【お姉ちゃん】と呼ばれているのが余程羨ましいみたい…まぁ……逆の立場なら私も同じ気持ちになるかな、それに私達の中に妹が居る人は居ないし……あ!でもはやてちゃんにはヴィータちゃんとリィンが…って言ったら怒られるかな?

 

「……」

 

「彩羽、どないしたんや?」

 

「「「「彩羽?」」」」

 

隣に座る彩羽を見ると【きょとん】としていた…どうしたんだろ

 

「彩羽、私らの事もお姉「嫌!」え?」

 

「どうして嫌なのかな?彩羽」

 

「いろはのお姉ちゃんは、なのはお姉ちゃんだけだもん!だから嫌!」プイッ

 

「「「「……」」」」

 

「…ッ〜〜」

 

彩羽の言った言葉を聞きはやてちゃん達は呆然とし、私は感動してます

 

「どうしたんだ?お前等…」

 

「!龍君、料理出来たの?」

 

「あぁ…で?コイツ等は何で落ち込んでんだ?」

 

「実はね「ちょっと待て…取り敢えず飯が先だ」…そうだね」

 

私は料理を持ってきた龍君に今の状況を説明しようとしたら止められた

 

その後、皆それぞれ自分の頼んだ料理を受け取り、食べ始める…そして

 

「このカルボナーラ!!めっちゃ美味い!」

 

「これ…ホントに龍が作ったの?」

 

「レシピ通りに作っただけだ」

 

龍君の作った料理は、とてつもなく美味しかった…レシピ通りって……私も作った事有るけど、こんなに美味しく出来なかったよ?

 

「どうした、不味かったか?」

 

「ううん!!凄く美味しいよ!…美味しいんだけど……」

 

((((男の子〔男子〕に料理の腕で負けてる…))))

 

私が龍君に料理は美味しいと伝えた後、私とフェイトちゃん、アリサちゃん、すずかちゃんは落ち込みました…口には出していないけど、理由は恐らく皆一緒だと思います…

 

「それにしても驚いたな〜!ここまで美味しいなんて」

 

「彩羽に不味いモン食わせる訳にもいかねぇからな」

 

「エエなぁ〜彩羽、こんな美味しいの毎日食べれて」

 

「うん!」

 

はやてちゃんは、龍君の料理を食べてもいつもと変わらない…はやてちゃん料理上手だから、余りダメージ無いみたい

 

〜龍視点〜

 

「………だから皆落ち込んでたんだよ」

 

昼飯を食べ終え、高町から先程聞けなかったコイツ等(高町以外)が落ち込んでる理由を聞いた俺は少し驚いた…彩羽が高町の事を姉と慕うようになったのは、ハッキリ言って偶然だ…偶然誕生日の日に出会って、そして姉になって欲しいと言ったからだ

…だから、あの日出会ったのが高町以外の奴ならソイツを姉と慕っていた…と考えた時も有ったが、どうやら違うらしい

…彩羽は高町だったから姉に成って欲しいと言ったみたいで他の奴を姉と呼ぶつもりは無いみたいだ、美由希さんの事も普通に呼んでるし…とまぁこれは俺の推論だがな

 

「はぁ…落ち込むわぁ」

 

「アレだけ拒否されると流石に堪えるわね…」

 

「はやて、アリサ、彩羽も悪気が有って言った訳じゃ無いんだから…落ち込んじゃダメだよ……はぁ」

 

……コイツ等は何でそこまで〔姉〕と呼ばれたいんだ?正直理解できねぇな…まぁこんな事言ったら面倒な事になるだろうから絶対言わねぇが…

 

「そうや、龍君!アンタから頼んでみてくれへんか?!」

 

「そうよ、龍!アンタが言えば!」

 

「別に良いが……」

 

無駄だと思うぜ?何せ彩羽は……

 

「彩羽、コイツ等の事も高町みたいに呼んでやれ」

 

「いーーやぁ!」

プイッ!

 

「「「「……」」」」

 

彩羽は顔を背け、頬っぺたを膨らましている

 

「やっぱな…彩羽は超が付くほど頑固な所有っからな」

 

一体誰に似たんだ?

 

「……龍君そっくりだね」

 

「今のは聞き捨てならねぇぞ高町、俺の何処が頑固なんだよ」

 

「だったら名前で呼んでよ!」

 

「却下だ」

 

「やっぱり頑固なの…」

 

只の主義だ……頑固じゃねぇよ

 

「まぁ良い……解ったろ?俺には無理だ」

 

「じゃあ……なのはちゃんなら!」

 

「へぇ?!わ私!」

 

「うん!なのはなら、きっと大丈夫だよ!」

 

月村の発案にハラオウンが賛同する…確かに〔姉〕と呼ばれてる高町自身が説得すれば、流石の彩羽も…

 

「じゃあ……ねぇ彩羽、皆の事もお姉ちゃんって呼んで上げようか?」

 

「うぅ〜……嫌!!」

プイッ!

 

俺はさっきの自分の考えが甘いと痛感した…子供は無邪気とは、よく言ったもんだ…悪気が無い分手に終えない

 

「…いろは……お姉ちゃんは…なのはお姉ちゃん…だけ…だもん…グスッ」

 

あ…やべぇ

 

「解った!解ったで、彩羽!」

 

「うんうん!彩羽のお姉さんは、なのはちゃんだけだよね!」

 

「だから泣かないで!彩羽」

 

「私達が悪かったわ!……えっと、なのは!」

 

「彩羽!もうこんな事言わないから元気出して!」

 

「グスン……」

 

(((((龍君〔〔龍〕〕!!)))))

 

コイツ等は、今にも泣きそうな彩羽に全員で言葉を掛け慰める、そしてその後視線を俺に移す…最後は俺が何とかしろ……って事か?

だったら取って置きを見せてやる

 

「…彩羽、シュークリーム食べるか?」

 

「食べりゅ!!!」

 

俺の言葉を聞き、元気に返事をする彩羽

 

「なんやねん!それ!!」

 

そして八神のツッコミが翠屋に木霊し、他の連中も苦笑いしていた

その後、彩羽がシュークリームを食べ終えたので食事代を払い俺は一度家に帰る事にした

 

「じゃあ俺は帰るぞ」

 

「龍君!」

 

「……何だ?」

 

「その…今日来てくれるよね?」

 

「一応な…」

 

帰ろうとしたら高町に呼び止められる、内容は今日の誕生日会に来るか?と言う事だ

 

「龍、アンタもなのはの誕生日パーティーに来るの?」

 

「!!」

 

「行ったらダメなのかよ」

 

「そんな事一言も言ってないでしょ!…只それなら帰らずに一緒に居れば良いじゃない?って事よ」

 

「眠いんだよ……って、どうした彩羽?」

 

バニングスと会話していたら、彩羽が服の裾を引っ張ってきた

 

「なのはお姉ちゃん…誕生日?」

 

そういや言ってなかったな

 

「高町」

 

「あ!…うん!そうだよ、今日お姉ちゃん誕生日なんだよ」

 

「わぁ〜〜!!なのはお姉ちゃん、おめでとぉ〜!」

 

今日が高町の誕生日だと判ると彩羽は自分の事の様に喜ぶ

 

「彩羽、高町の家に行くのは夜だから一度帰るぞ」

 

「……!うん!!」

 

何かを閃いた様な顔をした後に大きく返事をする彩羽

 

「龍君、彩羽また後でね♪」

 

「龍、彩羽バイバイ」

 

「龍君、彩羽また後でな」

 

「龍君、彩羽ちゃんバイバイ」

 

「彩羽またね、龍遅れたら罰ゲームよ!」

 

「遅れねぇよ」

 

「遅刻魔が良く言うわね」

 

「遅刻なんてしてねぇ、いつもギリギリセーフだ」

 

高町、ハラオウン、八神、月村、バニングスの順で帰りの挨拶をしてくる…バニングス遅刻じゃねぇ只ギリギリなだけだ、てか理由話したろ?何だ嫌みか?

「…じゃあな」

 

「なのはお姉ちゃん!フェイトさん!はやてさん!すずかさん!アリサさん!さよぉなら!…ほら、ベスターも!」

 

彩羽は、右手で俺と手を繋ぎ左手をアイツ等に向かって大きく振って帰りの挨拶をし、ベスターも同じく右の前足を振る

 

そして翠屋を出て自宅に戻る…あのガキ(神)のせいで寝た気がしねぇからな…早く寝てぇ

 

神様の雑談…のコーナーです〜

 

な!!

 

 

ガキとは失礼ですーー!

 

私はこう見えて!!……えっと…あれ?何歳だったけ………………まぁ細かい事は置いといて

 

 

では、ゴッドスマイルで、リリカル☆マジカル、さよならです〜

 

 

にしても、沢原 龍さんは中々モテますね〜

 

特に……何でしたっけ…ニコポ?ナデポ?でしたか??

そんな能力は無いのに……まぁ人間性格が大事と言う事ですね!……いや性格も良いとは言えない様な…

 

取り敢えず入院中の二人も見習ってほしいです〜

無理でしょうけど

 

説明
第二十四話…子供は無邪気とは、よく言ったもんだ
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