ジェラールに憑依したので一生懸命フラグを折ろうという話 第五話 |
〜〜〜マグノリアの街〜〜〜
ロキから貰ったチケットで充実した海ライフを過ごしたあたし達。久々に帰ってみるとそこには新しくなったギルドがあったの!
「こ・・・これは・・・!」
「うわぁ・・・!」
「おおっ!」
「驚いたな・・・」
「すげー!」
「完成したのか!?新しい((妖精の尻尾|フェアリーテイル))!!」
前のギルドも立派だったけど新しいギルドは外見からして一味違うわね。
「よぉお帰り」
「ビックリしたろ?これが俺達の新しいギルドだぜ」
「・・・」
「何だよナツ、言葉も出ねえのか?」
「だ、だってよう・・・前と全然違うじゃねーか」
「そりゃそうだ。新しくしたんだし」
ナツってば凄く驚いているわね。あたしもこの変貌っぷりはどうかと思うけど。
「オープンカフェまであるのかよ」
「入口にはグッズショップまで!?」
「いらっしゃい!つーかお前らお帰り〜」
「うわー!マックスが売り子やってる」
「((妖精の尻尾|フェアリーテイル))特製Tシャツにリストバンド、マグカップにタオル、オリジナル((魔水晶|ラクリマ))も取り扱ってるよ」
「いつのまにこんな商売を・・・」
「中でも一番人気は魔導士フィギュア一体3000((J|ジュエル))」
「見てー!ルーシィのフィギュアがあるよー」
「えーーーーー!?」
あたしのフィギュアがあるの!?めっちゃ恥ずかしいんだけど!?
「勝手にこーゆーの作らないでよ」
「オイラはよく出来てると思うけど・・・わ!」
「勿論キャストオフ可能」
「イヤーーーーー!!」
なんで下着姿になんのよ!早く服着させてあげてーーー!
「つーか俺のは何で最初から裸なんだ?」
「私のも出来がいいとは言えんな。甲冑には本物の鋼を使うべきだ。そもそも私の肌はこんなに固くないぞ」
そんな事言ってたら原価高く付いちゃうでしょー!誰も買わなくなるわよ!
「ん?」
「カナ!」
「あんたら帰ってきてたのかい?早く中に入りなよ」
「おおっ!!」
「わぁーキレー!」
「うん・・・素晴らしいじゃないか」
「どーしたよナツ」
「前と違う」
どうやらナツは前のギルドの方がいいみたいね。
「ハ〜イ。((妖精の尻尾|フェアリーテイル))にようこそ〜」
「ウェイトレスの服が変わっている」
「可愛くていいじゃないか」
「マスターの趣味かしら・・・(てかミラさんは?)」
「違ってる」
まだ言ってるわね・・・。
「新しいギルドはそれだけじゃないよ。酒場の奥にはプールが!」
「ルーちゃんお帰りー」
「地下には遊技場!」
「(ルーダスビリヤード出来たの!?)」
「そして一番変わったのは2階!誰でも2階へ上がっていい事になったのよ!」
「よぉ」
「勿論S級クエストに行くにはS級魔導師の同行が条件だけどね」
「2階に行ってもいいのー!?」
「そうよ」
「・・・」
S級魔導師はエルザがいるからもしかしたらS級クエストに行けちゃうかも!?
「帰ってきたかバカタレども」
「!」
「お」
「新メンバーのジュリアじゃ」
「よろしくお願いします」
「ははっ!本当に入っちまうとはな!!」
「ジュビア・・・アカネでは世話になったな」
「およ?知り合いか!?」
「皆さんのおかげです!ジュビアは頑張ります!(恋敵・・・)」
「よろしくね(違うけど・・・)」
「ならば知っとると思うがこやつは元々ファントムの・・・」
「ええ・・・心配には及びません。今は仲間です」
「ほーかほーか。まあ・・・仲良く頼むわい。それと・・・もう二人ほどの新メンバーも紹介しておこうかの」
あと二人も!?短期間にジュビアも合わせて三人も新メンバーが増えるなんて・・・誰だろう?
「ホレ!挨拶せんか」
「!他にもいるの!?」
「え!?」
「お、おい嘘だろ!」
「ガジル!!?」
「何でコイツが!?」
「きゃあああああ!!」
何でよりによってこいつなの!?
「ガジル、あやつはどうした?」
「もうすぐ来るだろうよ」
「冗談じゃねえ!こんな奴と仕事できるか!」
「安心しろ、馴れ合うつもりはねえ。俺は仕事が欲しいだけだ。別にどのギルドでもよかった。まさか一番ムカつくギルドで働く事になるとはうんざりだぜ」
「んだと!!?」
「マスターマカロフ、お待たせしました」
「おお!待っとったぞ」
あれ?聞き慣れない声・・・新メンバーかしら?
「お前は・・・!!?」
「久しぶりだなエルザ」
エルザの知り合い?それにしては険悪な雰囲気だけど・・・。
――――――――――――――――――――――――――――
マグノリアをぶらりとしてたら((妖精の尻尾|フェアリーテイル))のメンバーになっていた。何を言ってるか(ry
「ジークレイン!評議員はどうした!?」
「評議員!?」
「クビになった。ついでに聖十大魔導も剥奪されて無職のところをマスターに拾ってもらったのさ」
「貴様がクビだと・・・?」
「大人の事情ってやつさ。まあお前だけになら言ってもいいが聞きたいか?」
「・・・マスター、少し席を外します」
「何だか複雑な事情があるようじゃの・・・行っておいで」
「ありがとうございます」
こうしてエルザと街の外れまで二人っきりになれる所に移動した。別にドキドキイベントはない。
「さあ話せ」
「評議院直属調査団楽園の塔見つける、エーテリオン撃つ、提案した責任取らされる、以上」
「!!?」
「それと評議員に闇ギルドのスパイいた、捕まえた、襲撃された、評議員失職、マグノリア彷徨う、マスターに会う・・・」
「楽園の塔にエーテリオンが・・・」
「・・・」
「皆死んだのか?」
「さあな、死亡認定されたのはジェラールだけだ。他の人間の生死は不確認だ」
「そうか・・・」
「・・・最も、((社会的|・・・))に死んだだけだが(ボソッ)」
「え?」
「俺はギルドに戻って仕事を探す。金はあるが体が鈍ってしょうがねえ」
それに新魔法も試したい。使える事は確認したんだが、まだまだコントロールが甘い。実戦で鍛えるとしようかなー?
せってい
名前:ジェラール・フェルナンデス
偽名:ジークレイン・フェルナンデス
性別:男
年齢:19歳(ジェラールの年齢)
特技:弓道(憑依前は弓道部所属)
魔法:宇宙魔法(天体魔法)
備考:目が覚めたらジェラールに憑依してたという弓道部員。原作知識を頭に浮かべて逮捕されないように頑張った。前世の名前は南時雨。
十一話までに使った宇宙魔法(天体魔法)
((七星剣|グランシャリオ))
((英雄達の船|アルゴ・ナウティカ))
((流星|ミーティア))
説明 | ||
FAIRY TAILのジェラール・フェルナンデスに憑依してしまった主人公。ついに投獄フラグをへし折り、自由気ままに暮らそうとしましたが・・・世界の修正力(=作者の意向)はそれを許さないようです。これからの(作者の押し付ける)困難を乗り切れジェラール! | ||
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