IS 二性の転生者は天才の義妹 六話 |
時は流れ二年生になりました。
一年間で優斗君とも仲良くなり、四人で遊ぶこともしばしば。
もちろん、ISの事もがんばってますよ。
で、今は一時間目の前にある学活中であります。
「今日は、転校生を紹介します」
転校生が来るということで、クラスが騒がしくなりました。
「では、入ってください」
先生の言葉とともに、転校生が入ってくるとクラスがいっそう騒がしくなりました。
理由は転校生の容姿。一言で言うなら、某シャーロック・ホームズ四世のロリっ子ちゃん。
雰囲気的にはツンデレ属性ではないだろう。
え?小学生がなんでそんな言葉知ってるかって?
簡単だよ。私がこの世界に来てそっち系の趣味に目覚めたからさ。
おっと、自己紹介が始まる。これ聞き忘れて、話しかけられた時名前知らないとか、失礼だからね。
「転校生の夜長桃華(よなが ももか)です。よろしくお願いします」
転校生こと、夜長さんはきちんと一礼して席につきました。
なんとも礼儀正しい子だ。
「では、授業を始めます」
はぁ、またつまらない授業が始まります。
ポッパー
休み時間
「ねえ、君どこ生まれ?」
「え、あ、」
「どんなことが好き?」
「あ、えーと」
「アリアたん、ハアハア」
「ひっ!」
休み時間になるとクラスの人たちは、一斉に夜長さんに質問しています。
てか最後の人は質問じゃないでしょう。そして、私と同類がいたんだね。
「ああいうのって、バカだよね。一人一人言わなきゃわかんないのに」
「そうだね。まあ、みんな、珍しい転校生のせいで興奮してるんでしょう」
まあどうでもいいや。
「そういえば今日はどうするの?みんな暇かな?」
うーん、今日は剣道の稽古もないし、暇だな。
「じゃあ、一夏の家でも行く?」
「いいぜ、じゃあ俺んちな」
「OK、じゃあ明日は休日だし、一夏の家に泊まろっかな」
千冬さんの部屋も、そろそろ掃除しなきゃいけないしね。
「いいぜ、じゃあ、料理おしえてくれ」
「うん。いいよ」
なに作ろうかな。
あ、ちなみにこの数年で、ある程度料理は出来るようになりました。
なので、たまに一夏君に料理を教えてます。なんでも、「少しでも、千冬姉を楽にしてやるんだ」、だそうです。
流石シスコン。でも本音は、「千冬姉の料理なんて、毎日食ってたら、体が持たない」、とかだろうな。
「じゃあ材料買っとくね」
「ああ」
「箒ちゃんも泊まる?」
「うん」
「優斗君は?」
「僕は明日は予定があるから、遊んだら帰るよ」
よし、決まったね。夜が楽しみだ。
あ、今日の分のアニメ録画しとかなきゃ。
1ヶ月後
「おい、外人なんか言えよ」
「おい、男女〜。今日は木刀持ってないのかよ」
「日本人です」
「……竹刀だ」
「へっへ。お前みたいな男女には武器がお似合いだよな〜」
「……」
「お前目と髪の色変だもんな〜」
「しゃべり方変だもんな」
あ〜あ、またやってるよあいつら。
私の箒ちゃんをいじめやがって、ぶち殺しますよ(精神的に)。
てか、目の色ならわたしも一緒だろってーの。
まあ、言ってきても、泣かすから無駄だろうな。
「やーい外人」
「やーいやーい男女ー」
あーうっざいなー、掃除してんのに邪魔だな〜。
「…うっせいなぁ。テメーら暇なら帰れよ。それか手伝えよ。ああ?」
「そうだよ、カスが、カスはとっとと消えろ」
一夏君も怒っている様だ。まあ私も限界寸前だけど。
「なんだよ織斑お前こいつの味方かよ」
「へっへっ、この男女が好きなのか?」
「お前も外人のくせになめんなよ」
「頭がちょっといいからって調子にのんなよ」
はぁ、本当こういうバカは嫌いだ。
て言うかテメーらとわたしの頭脳は、月とスッポンぐらいの差があるだろが。
「邪魔なんだよ、掃除の邪魔、どっか行けよ、うぜぇ」
「そうだよ、どっか行け、もしくは塵となってゴミ箱に消えろ」
「へっ、真面目に掃除なんかしてよー、バッカじゃねーの―おわっ!?」
「外人のテメーが死ね―うお!?」
いきなり箒ちゃんと桃華ちゃんが男子の胸ぐらを掴みました。
箒ちゃんは一夏君が好きだから怒っているんだろうけど、夜長さんは何で怒ってるんだろう。
まさかわたしのため!?そうだったら嬉しいな。
「真面目にすることの何がバカだ?お前らのような輩よりは、はるかにましだ」
「私たちは外人じゃない、あなた達が消えて」
「な、なんだよ……何ムキになってんだよ。離せよ」
「ざけてんじゃねえよ、離せよ」
あーあ、男子二人がもがいています。箒ちゃんをバカにするのがいけないんだよ。そして夜長さんは力強いな。
「あー、やっぱりそうなんだぜー。こいつら夫婦なんだよ。知ってるんだぜ俺、お前ら朝からイチャイチャしてるだろ」
「こいつら、女のくせに女が好きなんだぜ。こいつ、この前男女に抱きついてたぜ」
「外人なんて授業中ずっと篠ノ之のこと見つめてたぜ」
うわっー、バッカだな〜、女が好きって確かに男よりは好きだけど、妹に抱きついて何が悪いんだよ。て言うか桃華ちゃんがわたしを見てたって私に気でもあるのかな?
「だよな〜。このなんか、こいつリボンしてたもんな!男女のくせによー。笑っちま――ぶごっ!?」
「外人どもは国に帰れ――くべっ!?」
マジでキレました。
コイツら殺っちゃっていいよね。
「笑う?何が面白かったって?あいつがリボンしてたらおかしいかよ。すげえ似合ってただろうが。ああ?なんとか言えよボケナス」
「外人じゃねえって言ってんだよ、下種。大体髪がピンクだから、目の色がおかしいから外人って、二次元の子たちを侮辱してんのか、ゴミ屑」
「お、お前らっ!!先生に言うからな!」
「勝手に言えよクソ野郎。その前にお前らは全員ぶん殴る」
「面白い、言えるなら言えよ。まあ生きてるかわかんないけどね。さて、どうやって遊ぼうかな?」
やっばい、面白いわ、ははは。
10分ぐらいしてから先生達が来ました。
一夏は三人に圧勝、わたしは三人を半殺しにしました。
そのうち二人は骨折したそうです。
そのせいでわたしは一週間謹慎処分です。
まあお姉ちゃんのおかげでそれだけですみました。
処分明け
「ごめんなさい、私のせいで」
「いいよ、だいたい私が怒って殺った(漢字間違いではない)だけだし」
「で、でも……」
あー、めんどくさいなぁ。
「じゃあ友達になってよ。それでいいから」
「えっ!?」
「友達は助けるのが普通でしょ?」
「うん」
「よろしくね。夜長さん」
「桃華」
「ん?」
「桃華でいい」
「うん。じゃあ、私も結歌でいいいいよ」
「うん。よろしく、結歌ちゃん」
こうして私は桃華ちゃんと友達になったのであった。
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