正義を受け継ぎし者 第3話 |
あれから、私とユーノ君(名前は、帰ってる途中で聞きました)と家に帰り、家族の皆と話し合うことにしました。
「ふむ、それでユーノ君……だったか。
なのはの話によると、化け物に襲われたんだってね。」
「は、はい。
それは、ジュエルシードと呼ばれるロストロギアが、作り出した思念体です。」
今は、家族会議中なんです。さすがに、今回の件は私一人で抱え込むべきものじゃないので…
「ねえユーノ君?ロストロギアって何?」
お姉ちゃんが、質問すると、皆が頷いてます。
「えっと……実は、この地球という世界以外にも世界があって、それらの世界をまとめて次元世界っていうんですが、その世界内で技術や科学、進化しすぎたらそれが自分達の世界を滅ぼしてしまって、その後に取り残された危険な技術の遺産の事を、ロストロギアっていいます。」
「一ついいか?」
「あ、はい。何ですか、恭也さん。」
「次元世界というのは、平行世界と違うのか?」
「平行世界?それは、一体なんですか?」
「えっとね、簡単に言うともしかしたらの世界なの。
例えば、今この場にユーノ君がいなかったり、私たちがいなかったり
それに……死んだ士郎お兄ちゃんがいる、みたいな世界の事なの………」
魔術関連には、私が一番詳しいから、平行世界の説明はなのはがしました。
ただ、やっぱり平行世界の事を考えると、士郎お兄ちゃんが生きてる世界の事を考えちゃいます……
「そ、そんな世界があるんですか!??」
「ええ、なのはの魔術だって並行世界によるものだからね。」
「魔術?」
「これの事だよ。
"投影開始(トレース・オン)"」
そう言い、ユーノ君に小太刀を投影して見せました。
「これが、魔術……」
「あははは、ただ、なのははへっぽこだから後は、強化の魔術しか使えないんだ……」
「それで、ユーノ君はこれからどうするんだい?」
話が、脱線してしまってたのをお父さんが戻してくれました。
そうです!本題は、これからどうするかです。
「今回の件は、僕がジュエルシードを発掘したのが原因です。
だから、魔力が回復したら僕一人で探しに行きます……」
「それで、またボロボロになるのかい?」
「お父さん!!」
いくらお父さんでも、その発言は酷いです。
「そ、それは………」
「………なのはは、どうするんだい?」
「私は、ユーノ君を手伝いたい!
このままほっといたら、お父さん達にも被害があるかもしれないから!」
「そう………か、ユーノ君なのはを手伝わせて貰えないかい?」
「「(お)父さん!!?」」「あなた!!?」
「なのはは、士郎君を見て育ったんだ。
絶対に折れないくらい分かるだろ?」
そういうと、お母さん達も納得してくれました。
「で、どうだいユーノ君?」
「えっと、本当にいいんですか?」
「うん!」
こうして、ユーノ君は高町家に居候して、私はユーノ君のお手伝いをすることになりました。
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第3話「協力」 |
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