かのマリ/こすぷれ
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観音(かのん):(たぶん)ごく普通の女子中学生

真鈴(まりん):(ちょっとオタクな)普通の女子中学生

MS(マスター):(いつも客のいない)喫茶店のマスター、観音の叔父さん

美琴(みこと):マスターの喫茶店(唯一?)の常連客

 

(喫茶店にて)

 

カチッ、・・・ブォ〜

観音「は〜、生き返るぅ〜」

MS「今日は朝から真夏日みたいやからなぁ〜」

観音「ウチじゃ節電とかいって、エアコンいれてくれへんもん!」

MS「こっちは一応客商売だからな〜いれないわけにはいかんだろ?」

観音「・・・お客さんいないけどね(笑)」

MS「その客のいない喫茶店に、開店前から店の前で待ってたのは誰だっけ?」

観音「お客さんがいないから、気兼ねせずに涼めるんやん!うちにとっては貴重な避暑地だよ〜」

MS「おまえなぁ〜、じゃあ、どうせ夏休みで暇だろうし、冷房代位は働いてもらうかな・・・ウエイトレスとして」

観音「ええよ、お客さんが来たらね〜」

MS「・・・」

 

カラン、カラン

観音「え?ウソ!お客さん、来た?!」

MS「いらっしゃ〜い!ほらほら、観音、水、みず!」

観音「あ、は、はい!」

 

美琴「マスター、おはよ〜・・・」

MS「おはようさん・・・昨日も徹夜したのか?」

美琴「いや〜、集中してやってたら、いつのまにか朝になってたよ〜」

観音「いらっしゃいませ、えっと、お水どうぞ」

美琴「あ、ありがと〜って、あれ?マスター、ウエイトレス雇ったの?っていうか、まだ子供じゃん!ま、まさか、マスターもついにヤバイことに手を染めたとか・・・だ、だめだよ〜、警察に捕まっちゃうよ〜?あ、そしたら、TVとかが取材にきて、そんでもって、インタビューとかされちゃったりして・・・あ〜どうしよ、こんなカッコじゃTVに写れないよ〜・・・(汗)」

MS「アホ!妄想広げすぎだ!ウチの姪っ子だよ!夏休みでちょっと手伝ってもらってるだけだ!」

美琴「え?なんだ、そうなの・・・」

MS「なんか残念そうだな、オイ・・・(汗)」

観音「観音です、よろしくお願いします」

美琴「観音ちゃんかぁ、私は美琴、よろしくね〜!」

 

MS「美琴、いつものコーヒーでいいのか?」

美琴「ん?あ、ちょっと濃いめでお願い〜」

観音「美琴さんって、このお店、よく来るんですか?」

美琴「ん、そうかな〜?ここ唯一の常連客かも?」

観音「は〜、なんかスゴイかも!叔父さんのお店にも常連客っていたんだ〜!ちょっと感動!」

美琴「え?そう?なんか照れるねぇ・・・」

MS「・・・美琴のことを褒めてるわけじゃないぞ、なんちゅうか、珍しいものを見たってやつか(笑)」

美琴「つっこみ、キツイよ?マスター(笑)」

 

MS「ほい、コーヒーちょい濃いめ、おまちどう〜」

美琴「ども〜」

・・・

美琴「ふ〜、徹夜明けはマスターのコーヒーが一番だよね〜」

MS「そりゃ、どうも」

観音「唯一のメニューのコーヒーがまずかったら、やってけないと思うけど(笑)」

美琴「ふふっ、そりゃそうだね〜(笑)・・・あ、でも、ちょっと前にクッキーがおまけでついてたときがあったよね?マスター!」

MS「あ〜、それは・・・」

観音「それって、うちが作って持ってきたやつかも・・・叔父さん、ホントに出したんだ」

美琴「アレ、観音ちゃんが作ったの?おいしかったよ〜!また作ってくれるとうれしいかも!」

観音「そんなに喜んでくれるのなら、また作ろうかな(^^」

 

カラン、カラン

MS「いらっしゃい、っと・・・」

観音「え、また、お客さんって、・・・真鈴?!」

真鈴「やっぱり、ここにいたんだ〜観音ちゃん!」

美琴「ん?観音ちゃんのお友達?」

観音「あ、はい、ガッコの同級生なんですけど」

真鈴「え、えっと、真鈴です、はじめまして」

美琴「こちらこそ、はじめまして!この店、唯一の常連客の美琴です(笑)」

MS「なんちゅう自己紹介をしとんねん・・・(汗)」

真鈴「じょ、常連客ぅ〜!!、ウソ!、ホント?、観音ちゃん?」

観音「やっぱ驚くよね〜、でも、ホントみたい・・・うちが持ってきたクッキー食べたことがあるって言ってたし・・・」

MS「観音、おまえ、疑ってたのか?!」

観音「あはは」

美琴「マスター、信用ないねぇ(笑)」

 

美琴「じっ〜・・・」

観音「え、えと、何か顔についてます?」

美琴「いや、観音ちゃんも真鈴ちゃんも結構かわいいよね〜、学校でモテるんじゃない?」

観音「え、そんなことないですよ?」

真鈴「観音ちゃんは結構人気あるんですよ〜、特に下級生の女子とかに(^^」

美琴「ふ〜ん、なるほどねぇ・・・ちょっと、二人ともこっちに並んで立ってみてくれない?」

観音「あ、はい」

真鈴「こうですか?」

美琴「・・・いけるかも?二人にお願いがあるんだけど、いい?」

観音「なんですか?」

美琴「連れの子に頼まれて、ある服を作ったんだけど、着てみる気ない?」

MS「徹夜の原因はそれか・・・今度は何のコスプレだ?」

真鈴「え、え?美琴さんって、コスプレする人ですか?」

美琴「あ〜、私はもっぱら作る方なんだけどね〜」

真鈴「うわ〜!ぜひ!ぜひ!着させてください〜!!」

観音「ちょ、ちょっと!真鈴!落ち着きなさいってば!」

真鈴「観音ちゃんも一緒にやろうよ〜!コスプレ!」

観音「え、え〜?!・・・っていうか、頼まれて作ったものをうちらが先に着ちゃってもいいんですか?」

美琴「いいよ?だって、あなたたちが着た方が似合いそうなんだもん!」

MS「ものすげ〜自己チューな理屈やな・・・(汗)」

 

真鈴「おっ待たせしました〜!!じゃ〜ん!どうですかぁ?」

MS「お、なかなかええやん?」

美琴「おお〜!ばっちりイメージ通りだね〜!」

真鈴「これって、SAOのアスナのコスプレですよね〜!!」

美琴「そうそう、真鈴ちゃん、髪長いし、よく似合ってるよ〜」

真鈴「えへへっ(^^」

MS「真鈴ちゃんが可愛いってのもあるが、コスプレ衣装のクオリティもハンパねぇなぁ・・・」

美琴「ふっふっふっ〜、気合い入れて作ったからね〜(^^」

MS「これ、ネットオークションに出したら高く売れそうやな・・・あれ?観音は?」

真鈴「観音ちゃん!早くおいでよ〜!」

観音「・・・う〜、これって何のコスプレ?」

美琴「もち、SAOのキリトよ」

真鈴「ちなみに、SAOってのはソードアートオンラインの略ね」

観音「解説どうも、やっぱ男物の衣装なんだ、コレ?」

美琴「観音ちゃんも思ったとおり!カッコよくて、かわいいっ!これはマジでいいかも!あ、写真撮らなきゃ・・・マスター!デジカメ貸して!」

MS「ここにあるで」

美琴「さっすが、マスター!用意いいね〜、というわけで、二人ともこっちお願いしま〜す!!」

観音・真鈴「は〜い」

・・・

美琴「いやぁ、久しぶりに萌えたわ〜、あ、”もえ”は草冠に明って書く方だからね?」

MS「いちいち解説せんでも、わかっとるわ(汗)」

観音「もう着替えた方がいいんとちゃう?」

真鈴「え〜?もうちょっと着ときたいなぁ〜」

 

カラン、カラン

MS「お、お客さんや!いらっしゃいませ〜」

観音「わ、早く着替えなきゃ・・・」

客A「あ、あの〜すいません・・・」

真鈴「あ、あたしですか?」

客A「写真撮らしてもらってもいいですか?」

真鈴「へ?あ、えと、・・・もちろん!いいですよ!」

客B「そっちのキリトの人も一緒にお願いします!」

観音「え?え〜!?う、うちも〜?」

MS「おい、おい、どうなってんだ?」

美琴「う、うわ!マスター、外見て!」

MS「なに?うおっ!なんだ、このギャラリーは!い、いつの間に・・・(汗)」

美琴「お店の中、外から丸見えだもんね〜あはは・・・(^^」

・・・

客C「ウエイトレスさん〜、こっちも写真いいですか?」

真鈴「あ〜、はい、はい!」

観音「叔父さん!2番テーブルにアイス2つ〜!!」

MS「了解!」

美琴「い、いや〜、この店が満員になるなんて、超びっくりだわ・・・(^^」

MS「元はと言えば、おまえのせいだろうが!・・・あ〜、豆補充しないとヤバそうやなぁ(汗)」

美琴「ねぇ?マスター、いっそのこと、コスプレカフェにしちゃうとか?(^^」

MS「しねぇよ!!」

 

おしまい

説明
イラストはアスナ@真鈴です
話の中身はSAOとはあんまり関係ありません(^^;
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ソードアートオンライン アスナ SAO おしゃべり 

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