見た目チンピラな善人の悪魔生活
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9.仕事場所は地獄?

 

 

 

 

 

刑夜side

 

ようやくあのめちゃくちゃあったチラシが配り終わって数日後、ついに本格的に仕事をやるようだ

 

「ようやくチラシ配りが終わったようね。だから今回からあなたたちに仕事をさせていくわ」

 

ようやくかぁ

 

「でも、その前に朱乃、お願い」

 

「はい、わかりましたわ」

 

そう言い姫島があの魔方陣の元に行き

 

「−−−−、−−−−」

 

何かよくわからん呪文みたいな事を唱えた

すると突然魔方陣が光りだした

 

「オイ、あれは何やってんだよ」

 

「あれはね、あなたたちの刻印を魔方陣に読み込ませているの」

 

「刻印ですか」

 

「そうよ。まあ簡単に言えば私の眷属であるあなたたちの証でもあるわ。そしてこの魔方陣を基に魔力を使う事になるわね」

 

そうグレモリーが説明してきてから

 

「それじゃあ、刑夜、イッセー、手の平を出して」

 

さらにそう言ってきたのでオレとイッセーはそれぞれ手の平を前に出すとグレモリーが指でなぞった後、何かを施したのかオレとイッセーの手の平から星のような模様が浮かびあがった

 

「その刻印は魔方陣を通して転移するのに必要なものよ。それによって依頼者の元へ瞬間移動させるわ」

 

へぇ、これですぐに依頼者の元に行けんのか

 

「じゃあ、まずはイッセー、あなたが先に行って」

 

「はい、わかりました」

 

まずはイッセーからかぁ

どうなんだろうねぇ

 

「朱乃、準備はできた?」

 

「はい、いつでもいいですわ」

 

「イッセー、魔方陣の中心に立ってちょうだい」

 

そう言われて魔方陣の中心にイッセーは立った

 

「これから魔方陣を通って召還されるんだけど、ちゃんと召還された後どうするかは覚えているわね」

 

「はい、ばっちりです」

 

「そう、じゃあ、いってらっしゃい」

 

「はい!頑張ってきます!」

 

そう言った後、魔方陣が光だし、イッセーはその光に包み込んだ

そして光が収束しだしてオレはイッセーはその場から消えたと思ったが、

まだイッセーはその場に残っていた

 

「あ……あれ?」

 

「オイ、グレモリー。イッセーのやつがまだいるぞ」

 

イッセーが戸惑いながらグレモリーを見ていると

それに対してグレモリーは額に手をあて困り果て

姫島は残念そうにしていて

木場は苦笑いをしながらため息を吐いていた

オレはというとある仮説が思いあたりイッセーに同情の視線をやっている

 

「う〜ん、どうやらイッセーの魔力は転送できる程ないようね。それと普通は悪魔の子供でも転送できるからイッセーは子供よりもないようね」

 

やっぱりかよ

しかも悪魔の子供よりもねぇのかイッセーは

 

「…………子供以下……ふふ」

 

あ、塔城のやつが笑ってやがる

しかもそれを確認したのかイッセーのやつかなりショック受けやがった

案外塔城は毒舌のようだ

 

「仕方がないけどイッセー。こうなってしまった以上、直接依頼者の元に行きなさい」

 

グレモリーに言われた事と悲しき現実を目の当たりにしたのかイッセーは

 

「……いってきまぁぁぁぁぁぁす!!」

 

涙を流しながら部室から出て行った

ホントに同情するよ

 

「い、イッセーの事は今後どうにかするとして刑夜、今度はあなたが行ってみて」

 

「……ああ、わかったよ」

 

さっきの事があるからオレは大丈夫なのか心配になってきたんだが

 

「大丈夫よ。あなたにはちゃんと魔力はあるわ」

 

オレの思っているのが分かったのかグレモリーが心配するなと言ってきた

それでも不安だが

まあ、悩んでてもしょうがねぇな

覚悟を決め、オレは魔方陣の中心に立つ

 

「それじゃあ、頑張ってきてちょうだい」

 

そうグレモリーに言われた後、オレは光に包まれた

 

 

 

 

光に包まれたオレはすぐに別のところにいる事がわかった

どうやら成功したみてぇだなぁ

そう思いながら周りを見てみたが

そこはなんか熱い……

しかもマグマがありやがる

どこなんだよここはよぉ

オレがそう戸惑っていると

 

「願い事を叶えると書いてあるからなんだと思っていたが、召還の類であったようだな」

 

「そのようでございますね」

 

声が聞こえそちらを向いて見ると

黒い髪に鋭い目、そして吸血鬼を思わせる服を着た男と

長い銀髪をして赤い服装をした長身の男が立っていた

 

…………あれ?

どっかで見た事があるんだが

 

「すまないが、お前たちがオレを呼んだんだよなぁ」

 

「ああ、貴様が言う事が確かならそうだ」

 

オレが言う事を黒髪の男が肯定した

 

「それと悪いが、貴様は何者だ?

名を言え」

 

「ああ、そうだな。オレの名前は凶月 刑夜だ。それじゃあ、オレは言ったんだ、次はお前たちだぜぇ」

 

オレがそう言うと、黒髪の男が纏っていたマントをなびかせて応えた

 

「それもそうだな、では名乗ろう!

俺の名はヴァルバトーゼ!

この地獄でプリニー教育係をやっている!」

 

「閣下が名乗るのならこちらも名乗りましょう。わたしの名はフェンリッヒ。このヴァルバトーゼ閣下に仕えている者だ」

 

そう二人が名乗った

…………んだとぉ?

 

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まだ続きます。
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