真・恋姫†妄想 もしもあの三人が義姉妹だったら?&さらに御使いがtinami管理者だったら? 2話 |
南真と名乗った老仙は焔耶達三姉妹と自己紹介を終えると行動を共にしていた。
お互いの事を話しながら荒野を歩いていると目の前にどこかの軍と思われる鎧を着た者達が倒れていた。
それを見た白蓮が駆け寄り生存者がいないか確認していた。
その中で唯一まだ息をしているものがいたので話を聞いた。
「私はこの桂林郡の太守様の親衛隊の者です。最近、賊が頻繁に現れるようになったので討伐に出てきたのですが賊は南蛮の民が使う毒を使ってきたため壊滅的な被害を受けてしまいました。・・・何とか太守様を逃がす事はできましたが太守様も毒矢を。うぅ」
「大丈夫か!?」
「・・・あなた方の陣はどこに?私はその毒の解毒法を以前、漢中で教わった事があります」
「!!それは真ですか?・・・ではこの私の戟をもって南に向かってください。お願いします。少しでも同士をすく・って・・・」
そう伝えると男は息を引き取った。
「・・・南真、私達も共に行こう」
白蓮の言葉に焔耶と秋蘭も頷いた。
それを聞いた老仙は三人と共に南へと向かった。
四半刻ほど進むと軍の陣らしきものが見えた。
「止まれ!!貴様達は何者だ?」
「・・・この戟の持ち主の最後を看取った者達です。貴方達が受けた毒の解毒法を知っていたため役に立つべくはせ参じました」
「それは真か!?すぐに太守様に会っていただきたい」
そういうと警備兵は太守のいる天幕に四人を連れて行った。
天幕に入ると大柄の老人がとこについていた。
「・・・兵から報告を受けている。まず戟を」
そういわれた南真は戟をみせた。
「・・・そうか、死する前にも己の役目を全うするとは・・・いい息子を待ったものだ」
「ご子息でしたか。申し訳ない。我らが見つけし時には」
「いえ、いいのだ。あやつの最後を知る事が出来た。・・・じゃが、あやつには悪いがワシももうもたん。腸を切られた」
「・・・では、まだ間に合う兵らを」
「御頼み申す」
太守との話を終えた南真が軍医の元に向かい薬を確認した。
解毒に必要な物が揃っていた為、急ぎ調合し兵らに飲ませた。
「兵らを救っていただけかたじけない。それで残った兵は」
「毒矢を受けなかった者、軽症ですでに動けるものあわせて300ほどですね。賊の規模は」
「先ほどの者達が全てだと1000ほどじゃ」
「・・・三倍に毒矢か。厳しいな」
太守の言葉に三姉妹が黙り込む。
「・・・妙才君」
「なにか、人華殿?」
「君は弓使いですよね?鎧の合間狙えます?」
「それはよほど離れていたり乱戦でなければ可能だ」
「そうですか、むずかしいですよね?」
「それは当たり前・・・まさか?」
「ええ、やって見る価値は。後は指揮を出来るものが得れば」
「それなら私が指揮を執ろう。私塾に通っていたので兵法は頭に入っている」
「・・・貴殿らにかけてみよう」
南真の話を聞いた太守は南真らに残った兵を預けた。
「さてと物語を進めるとしましょうか」
あとがき
続き投稿します。
次回戦闘を書きそれから本格的に物語が進んでいきます。
次回もよろしくお願いします。
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続き投稿します。 | ||
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1950 | 1803 | 10 |
コメント | ||
さて、次回から本格始動ですね。わくわくしながら待ってます。(一丸) 誤字訂正です 2P 後は指揮を出来るものが得れば→後は指揮を出来るものがいれば(アルヤ) |
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