俺が目を覚ますとそこは眩しいほどの白い世界だった

わけもわからずキョロキョロしていると目の前にこれまた真っ白な衣装をまとった女性がいた

「あんたは・・・」

「私はあなたの言葉で言うところの神というものです」

「へ？神様？」

はたしてどういう状況なのだろうか

「まずはあなたに謝らなければならないことがあります」

「謝る・・・ってなにを？」

「あなたをこちらのミスで死なせてしまったことです」

「・・・・・、はぁ！？」

死んだ？俺が？

「マジか！？　俺、死んだんか！？」

「はい、申し訳ありません・・・」

マジか・・・俺、たくさんの息子と孫に囲まれて安らかに死にたかったのに・・・

「それで、お詫びといってはなんですがあなたに提案したいことがあるのですが」

「ん、なんだ・・・？」

俺、天国にいけるのかなぁ・・・

「もしあなたが望むなら、あなたをお望みの世界へ転生させられます」

「なん・・だと・・！？」

「たとえ望まなくても天界と呼ばれる場所で上級のもてなしをさせていただきますが」

マジか、俺が望めば俺の好きな世界へ転生できて、望まなくてもいい暮らしができるってのか

「では、どういたしますか？」

うーん、いい暮らしってのもいいがやっぱ・・・

「・・・よし、俺を別の世界へ転生してくれ」

「わかりました、ではどの世界へ転生しますか」

「そうだな・・・って死ぬ前の記憶がなんかぼやけてるんだが」

「それはおそらく頭を打って亡くなったからだと思います」

「んじゃ、どうすりゃいいんだ」

「でしたら、これが役に立つでしょうか」

すると俺の足元にバッグが現れた

「これは、俺のバッグ？」

「はい、あなたが死ぬ前に持っていたものですそれらを参考にしてはいかがでしょうか」

とりあえず中身を出すか

えぇっと、これはPSP、ソフトはモンハンか、実物を見ると案外思い出せるな。他は、バトスピ、ラノベのISとロウきゅーぶ！。この中から選ぶしかないか

まぁ、モンハンは・・・モンスターおっかないから除外、ロウきゅーぶは・・・犯罪者予備軍になりそうだからパス

となると後はISとバトスピか・・・う-ん

「・・・よし、決めた」

「ではどの世界にするのですか」

「IS、インフィニット・ストラトスの世界だ」

「IS・・・わかりました、では自分のISをどうするか決めてください」

「ISか・・・どうすっかな・・・」

なんとなくバトスピのデッキからカードを取り出すとそれは

「・・・ストライク・ジークヴルム」

偶然買ったパックに入ってたXレア、カッコイイし使えるなと思って入れて、今となっては俺の最高の相棒のカード

「なぁ」

「はい、何でしょう」

「こいつにしたいんだが、できるか？」

そう言いカードを見せる

「はい、できますけど」

「なら、俺のISはこいつ、月光龍ストライク・ジークヴルムだ！」

「わかりました、では今からあなたをISの世界へ転生させます。　準備はよろしいですね」

「あぁ、いつでもOKだ」

「それではあなたの第二の人生に祝福がありますように・・・」

その言葉を最後に、俺の意識は消えた