IS 二性の転生者は天才の義妹 七話 |
「ふう、終わった」
どうも、結歌です。
たった今、世界に出回る最後のコアが完成しました。
はぁ、これからは逃亡生活になるんですね。
ちなみに、最後のコアが見つかることになるテレビの取材は明日なので、逃げ始めるなら今日の夜かな。
一応お姉ちゃんと話して、連れて行ってもらえるようにはなってるので、その時になったら教えてくれるでしょう。
「お姉ちゃん」
「ん?なんだい」
「千冬さんに言わなくていいの?」
「いいんだよ。言わなくても、私とちーちゃんは繋がっているのだからね。ははは」
あ、そうですか。
「じゃあ、早めにコアと一晩中考えてた、懇親のボケをここにおいて」
「ボケじゃないよ!ただの置手紙だよ!」
「でも、ボケ要素あるんでしょ?」
「もちろんだぜ!」
はあ、こんなのが明日、世界に流れるのか。
全世界もため息だよ。
「で、いつんなったら行くの?」
「うーん、今日の深夜二時くらいかな」
「なぜ、その時間?」
「面白そうだから」
どこがですか。
「じゃあ、その時間までにいろいろすませなきゃね」
「いろいろ…すませる……だ、だめだよ!結ちゃん!そんなこと!あわわわ」
なに想像してんだ?このバカは。
すますって、準備のことだし。
「じゃあ、私は一回帰るから」
「帰る!?まさか、箒ちゃんと!?」
あー、何も聞こえない、何も聞こえない。
深夜二時
うーん、やっとか、長かった。
今日はろくなアニメはやってないし、準備もすぐおわちゃったし、暇だったわー。
「結ちゃん、そろそろ行くよー」
「はーい」
やっとか。
携帯倉庫を数個リュックサックに詰めて、私は家を出た。
次の日、篠ノ之束と篠ノ之結歌の両名が失踪したことが、全世界に知れ渡った。
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すいません一話入れ忘れてますた |
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