《インフィニット・ストラトス》〜二人の転生者〜 |
第二十六話 静かな嵐と顔合わせ
さて、今現在俺の目の前に一年生の代表候補生全員(とのほほんさん)が居る訳だが……正直こいつらがなんで来たのか七割方わかってたりする。
「……まあ取り敢えず何があったかは知らんが怒りを沈めて俺の部屋入れよ。どうせ全員俺の用事があってきたんだろ?」
そう行って俺は自室の鍵を開けて入っていく、各自何も言わないが、ついてくる形で入ってくる。
「椅子は無いから……まあベッドにでも腰下ろしてくれ。で、早速だけど何か用?」
俺は机に備え付けられている椅子に座り聞いてみる。しかし俺が聞くと同時にラウラ以外は眼を泳がしたり言い淀んだりした。そして唯一そうならなかったラウラが口を開く。
「単刀直入に言う。貴様を私の祖国、ドイツで保護しろという命令が私にあった。ということで同行してもらうぞ」
……口調からして決定事項かよ。まあ予想はしてたけどここまで馬鹿正直だと逆に呆れるな。
「お断りだね。どうせ保護と言う名の技術協力の強制だろ?そして断れば俺を拉致、軟禁または監禁、ISの事を喋るまで拷問とか?そうなることわかってて態々ついて行く馬鹿はいないね」
詰まりはそういう事なのだ。今日の授業で俺がISの開発者の一人とわかり、はやくも情報が何処かから漏れたのだろう。しかしそう考えるとIS学園のセキュリティーもザルだな……とにかく、今現在束さんが行方不明の中俺の存在が明るみに出れば、自国のISを他国より優れてるものに、と考える各国のお偉方が俺の技術や頭脳を欲しがるのは当たり前だ。そしてその為にならどんなことでもするだろう。しかし逆にそれは世界全体のパワーバランスの均衡を崩し、各国家間の関係に亀裂を生じさせることになる。まあ実際俺は自由国籍権を持つし、俺が技術協力してやる、といえば他の国が口出すことはないだろう。しかし俺はそれを他人に共用されるのは最も嫌いなことだ。俺のこの力は俺のためだけに使う。だから他国がなんと言おうと俺が首を縦に振らない限り俺は動かないね。
ついでにこの予想、まだラウラが居なければ全員が俺に愛の告白という予想もあったのだが、完璧な軍人のラウラが来たのだ、もうそう予想せざる負えなかった。
「で、どうせ他の三人も言い方は違えど同じなんだろ?」
「……そう」
「私のところも概ねそんなもんよ」
「恥ずかしながら、そうですわ」
……コイツらは……IS学園の生徒ならばもっと勤勉になるべきだ。
俺はため息を吐きながら生徒手帳を開き、後ろの方をめくる。
「お前ら生徒手帳の最後のほう、《特記事項第二十一、本学園における生徒はその在学中においてありとあらゆる国家・組織。団体に帰属しない。本人の同意がない場合、それらの外敵介入は原則として許可されないものとする》ってあるだろうが。要するにここで俺が拒否してお前らがこれを無視して強要したらIS学園とお前らの祖国が対立する図式となる……ついでに言うと俺がその気になれば一時間もかからずにお前らの祖国を火の海にすることが可能なんだからな。その辺も踏まえて上に報告しといてくれ。で、他に用ないならとっとと帰ってくれ、もう眠いから寝たいんだが……」
俺は最後の方にさらりと挑発的なことを言ったが事実なのだが仕方がない。実際俺のIS開発に携わった簪はもちろん、俺と模擬戦をした鈴とセシリアまでもが「ぐっ……」と押し黙ってしまった。春華とのほほんさんはそもそもここに来た目的が違うので我干渉せずの状態(まあ笑ってるだけであるが)。そして問題はラウラだた。朝の出来事からコイツに俺はいい印象を持っていない。まあそれはお互い様か。しかし黙ったままである、コイツもコイツで俺の実力でもわかったんだろうか?少し意外と思えば意外だがとにかく俺は眠いので早々に切り上げてほしい。
「……あのさ、ホントに何もないなら帰ってくれ」
俺が再び俺がそういうと「……わかった、そう報告しておく」と簪、「私も、帰るわ。これ以上いても収穫なさそうだし」と鈴、「わたくしも。イギリスに報告してから判断は祖国の方に任せますわ」とセシリア、それぞれ了解の返事を口にしながら出て行った。簪に春華とのほほんさんもついて行ったので残ったのはラウラだけになった。
「……なんだ、まだ俺に何か用か?」
俺はラウラに向かって言うが暫く間を開けてからラウラは口を開く。
「お前の保護の件は一応は報告しておく。しかしそれとは別に朝のことについて貴様に問いただす。貴様はなぜあの時教官の弟などと嘘を言った?」
ああ、なるほど。つまりコイツの標的はどうも夏だったらしいな。
「別に嘘は言ってねえよ。幼少の時に俺と春華は両親を亡くしてな。それから小学校中は冬姉――ここでは織斑教諭だったな、とにかく織斑教諭が俺たち兄妹の保護者代わりだったんだよ。中学校は夏と別だったからその頃から俺と春華は各自自立してたよ。だから俺は織斑教諭の義理の弟という意味では間違ってないだろ?第一あの時俺は織斑教諭の弟とは言ってないぞ?」
俺がそういうとラウラはもう用は内容でさっさと廊下に出てってしまった。夏の部屋へ行ったのか自室に向かったのかは不明だが。
「……さてと、俺は寝るけどシャルルはどうする?」
「うん、僕も寝ようかな」
「そうか、じゃあ……」
そう言って立ち上がるとベッドとベッドの間にある遮りを壁から引き抜くように取出し、俺のベッドに潜り、横になった。
「それじゃお休み、あ、寝るとき電気ちゃんと消してくれな」
「うん、わかったよ」
大方シャルルは「僕がいるのに……女子って思われてないのかな?」などと思っているだろうがそんなことはない。ただ今日はマジで色々ありすぎて少し疲れているのだった。
次の日、俺はいつも通り早朝の訓練を終えた後部屋に戻ってきた。
その時丁度シャルルが起きてカーテンを開けているところだった。うん、髪の毛を縛ってなくて下ろしてる髪型も可愛くていいな。
「ただいま。そしておはよう、シャルル」
「うん、おはよう、秋。で、秋は一体どこに行ってたの?」
シャルルは部屋の電気を付けながら言う。
「いや、俺朝にちょっと基礎体力と剣術の稽古やってるから。これサボるとなんかいまいち調子でないし。なんならシャルルも基礎体力作り始めるか?」
「え、い、いいの!?」
……冗談で言ったんだが思いのほか食いついた。まあ邪魔にもならないしな。
「別に構わんよ。俺は三時から始めてるけどさすがにシャルルはすぐには無理だろうから起きた時間に来ればいいし、休みたい時は休めばいいよ」
「う、うん!わかった。あ、そういえばシャワー使うかな?」
俺が汗をかいたと思い、シャワーを使うか聞いてくるが今日は部活棟で浴びてきたので断った。
「ん、じゃあ制服に着替えるけど……どうする?俺洗面所で着替えてもいいけど?」
「ん〜、どうせ敷居あるんだし、お互いに気を付ければ大丈夫じゃない?」
「それもそうか」
結果、俺たち二人は敷居を挟んで着替えることになった。結果何事もなく着替えは終わった。まあ逆に何かあったら一大事だしな。
「……そうだ、髪梳いてやろうか?」
シャルルが髪を縛ろうと洗面所に入ろうとしたので言ってみる。
「い、いいの!?」
「俺は別に……あ〜でも自分でやった方がいいかな?」
「う、ううん!お願いやって!!」
「お、おう」
俺はシャルルを椅子に座らせ髪を梳いてやる。シャルルの髪は意外と癖があるのか上手くまっすぐにならない。しかし長年自分の髪と春華の髪を梳いてきた俺は慣れた手付きで梳いていく。
「へ〜、秋葉って髪梳くの上手いね」
「まあな、春華の梳いてやってた時もあったし、俺自身、髪長いから」
「あ、そうだ、じゃあ秋のは僕が梳いてあげるよ」
「じゃあ頼もうかな」
俺はシャルルの髪をまとめて、縛ってやると、今度はシャルルに俺のをやってもらう。
「秋って髪サラサラなんだね」
「ああ、もともと生まれつきそんな髪質でな。別に特殊な事をしているわけじゃないんだけどな。でもそろそろ伸びてきたし、枝毛も少し増えたから思い切って短くしようかと――」
「えー!も、もったいないよ!!あ、そうだ、思い切って篠ノ之さんみたくポニーテールにしてみる?」
ああ、なるほど、あれなら髪が少し長くても上げてる分まだよさそうだ。
「そうだな、ちょっとやってみてくれ」
「ん、りょうか〜い」
そうやって髪をポニーテールで束ねてもらったのだが……
「うん、結構いい感じ」
「うん、僕も似合ってると思うよ。というか秋って女装に会いそうだよね」
行き成り何を言ってるんだこの男装女子は!!??
「あのなシャルル、それは確かに思う。髪がサラサラで、顔も中性的で整ってて、身長が高い女性ぐらいならなれそうだが……本人の前でさらっと言わないでくれ。昔マジで間違えられたことが数回あるんだ」
事実小学生の時間違われた時があった。あと束さんに女装させられそうになった時もあった。
「ご、ごめん秋。でも似合いそうなのは事実だよ?」
「もういい!行くぞ!」
「あ、待ってよ〜!」
俺は鞄を持ち、部屋の外へと出る。
いつも通り食堂に着くと俺は昨夜の約束通り牛タン定食大盛りの食券を買った。シャルルは朝食の洋食セットだ。
「朝から量が多いね。大丈夫?」
「ああ。朝は一日の始まりだからしっかり取ってその分夕食を少なめにとれば健康にはいいんだ」
「なるほど〜」
そんなことを話しながら食券をだし、トレーを受け取り、席を探す。
珍しく先に箒、春華、夏に鈴、セシリアが一緒にいたからそのテーブルに同席することにする。
「よう、皆おはよう」
「お、秋か、おはよう……あれ?髪型変えたのか?」
俺が皆に挨拶すると夏が俺の髪型が変わってることに気づいてそう言ってきた。
「ああ、長くなってきたから少し上げてみた……慣れない髪型だから変な感じだが、まあ前のよりかはこっちほうがいいな」
俺は定食の載ったトレーをテーブルに置きながら夏の隣に座る。
「しっかし……おんなじポニーテールでもこうも違うもんなのね」
向かい側に座っていた鈴が箸で俺を指しながら言ってきた。こら、人を箸で指すんじゃない!
「そうですわね、箒さんのは途中で分かれていますが秋葉さんのは最後まで細く真っ直ぐ伸びてますわね?」
鈴の隣に座っているセシリアが鈴の言葉に繋げるように言ってくる。ついでにセシリアのメニューはシャルルと同じ洋食セットだが、パンがトーストだ。
「まあな〜、これが自分で髪を梳くと上手く行かないんだがシャルルに梳いて貰ったから結構綺麗にまとまった。それより昨日の件だけど、ちゃんと向こうには伝えたのか?」
俺は二人に昨日の要件の話を問いながら牛タン定食の麦飯を一口食べる。おお!これは凄い!普通のご飯とは違い、粘りけが少なく少し固い歯ごたえ、。この独特の香りも中々いける!
「伝えたわ。向こうの方、最初は折れなかったけど秋の事を話したら渋々ながらも折れたわ。まあ他の方法でも考えてるんでしょうけど、しばらくは大丈夫よ」
鈴がそう言って酢豚定食の酢豚を「はむっ!」と言った感じで口に含む。そういえば鈴が酢豚以外食べてるシーンって転入初日のラーメン以外見たこと無いぞ?
「わたくしもちゃんと伝えましたわ。まあ前例がありますし、あっさり引きましたわ。まあ代表候補生のわたくしの力を持ってすればこれぐらいは簡単なこと」
「どっちかって言うと期待と信用がされてなかったんじゃねえの?」
俺は今度は牛タンを食べる。なん……だと……こ、この柔らかい触感は牛タン一本から三〜四割程しか取れないという霜降りの部分!なんと贅沢な!!……そしてそれを食べてるのは、俺。
「もう!なんで秋葉さんはいっつもそんな事ばかり言うんですのっ!!」
「そうだな、お前の高飛車な性格がもっと丸くなったら言わなくなるかもな」
次に俺はテールスープを一口、口に含む……美味いです。このテールスープ、水でテールを下茹でした後に四時間ほど煮込んで、その間もこまめにアクを取ると言う根気が結構必要な料理なのだが、そのアクが一つもない……凄く澄んでいて、それでいて深いコクと味わいがある素晴らしいスープになっている。俺も頑張れば作れるだろうが毎日と言われたら流石に音を上げるんだが……IS学園の食堂のおばちゃんはそれを毎日やってるんだろうな……
「秋葉、さっきから何を話しているのだ?」
スープの干渉に浸っていると夏の隣にいた箒から疑問の言葉が放たれる。恐らく俺とセシリア、鈴とのやり取りに疑問を持ったのだろう。
「いや、なに、二人経由に俺に頼みごとが来たんだが、それを俺が断ったことを報告したか?ってこと」
「ふむ、なるほど……しかしその頼みごとの人物は酷いやつだな。自分の頼みごとなら他人を使うなといってやりたい!」
確かに……国の長だろうがなんだろうが他人に頼みごとをする時はせめてリアルタイムモニターで顔ぐらい見せて自分の言葉で言うべきだ。そういう意味でも俺は技術協力の依頼を断っているのだ。うん?じゃあちゃんとした方法で頼んできたらどうするかって?……その時は、まあ少しぐらいなら技術協力するかもな?
ついでに箒の朝食は日替わり定食で、今日はだし巻き卵定食だ。夏のメニューも同じだったようだ。殆ど無くなっているがだし巻き卵が乗っていたであろう同じ皿が置いてある。
俺は漬物としてついてきた和風キムチを食べる。この和風キムチは浅漬けと同じ製法で作れるため一般家庭でも結構作られている。韓国や北朝鮮などの本場のキムチと違うから慣れれば一瞬でわかる。好みは別れると思うが俺はどちらも好きだ。
「……あ〜そういえば、俺今週の土曜からお前らの訓練に入るから、そこんとこよろしくな」
俺は思い出し、夏達にそう告げた。ん?なぜ土曜からなのかって?まあ少しやることがあってね。
しかしそんな俺の発言にどうかしたのか、春華とシャルル以外の皆の動作が止まった次の瞬間――
「「「「えええええええええええええええ!?!?!?!?!?!?!?」」」」
……そこまで驚くことなんだろうか?
「どういう風の吹き回しだよ?今まで訓練なんてやってなかったのに?」
「いや、そろそろ訓練に入らないと俺のISの操縦技術が落ちていきそうだからな」
夏の問いに答えながら俺は余った麦飯にとろろを混ぜて食べていた。これがまたうまかったりする。
「そ、そういえば秋葉さんはISの操縦とかは一体何処で学んだのですか?」
「あ、それ私も気になった。まさか小学生の時からIS乗ってたわけでもあるまいし……」
「いや、乗ってたぞ?」
俺は麦飯を食いながら言う。
「……正確にはISのシュミレーションみたいなやつだ。ある機業が男性でも乗れるISを開発してたんだが無理とわかって断念、そこでそれをバーチャルゲームに流用したらかなり現実に近いゲームが完成。で、俺はそれを小学低学年ぐらいからやってる。だから逆に言えばISのシュミレーションを小学生の時からほぼ毎日受けていたって言うことになるかな?」
俺がそう言うと鈴とセシリアは開いた口がふさがらないらしく、しばらく唖然としていた。夏は「なるほど、あのゲームはそんな経緯で出来てたのか……」などと納得したようにしている。箒は「むう……」と腕を組み、少し苦悩していた。シャルルと春華は俺達の話よりも朝食の方に集中しているため参加していない。ついでに春華の朝食はジャンボカツ丼数杯である。俺でもさすがに朝からこれだけの量を食べようとは思わない。
「……ふう。さてと、じゃあ春華とシャルルが食べ終わったら皆で教室行くか?」
「おう」
「そうですわね」
「私は二組だけど途中まで一緒に行くわ」
「そうだな」
「ごめんね、もう少しで食べ終わるから」
「ごちそうさま〜!カツ丼美味しかった!」
それぞれがそれぞれの喋り方で返事をする。俺は「まだ時間は早いから焦らなくてもいい」とシャルルにいい、ペン回しを始める。そんなことをしながら今朝食べた牛タン定食の金額計算をしてみた。牛タン定食、普通に考えると一万五千円〜二万円なのだが確か食券の値段が……八百円ほどだったような……約1/25の金額。さすが国立の天下のIS学園。
――……テッテレ〜テレテ、テッテ……テッテレ〜テレテ、テッテ……
そんなことを思っていると、ふいに俺の携帯が鳴りだした。
「あ〜悪い、俺の携帯だわ」
「お前着信音が笑点って、なんか爺くさいぞ?」
「発想が爺くさいやつに言われたくない……」
夏の発言にカウンターで反撃してから携帯の通話ボタンを押した。
「はい、もしもし」
『やあコンバンハ、アキバ!』
「……なんの御用ですか、キリルさん」
電話の相手はナタルの父親のキリルさんだった。先日ナタルに言われてたことを思い出し、電話を掛けたのだが、その時「将来義理の息子になるかもしれないのだからまずはトモダチから始めようか!」と言われたのは記憶に新しい。
『冷たいねえ、仕事がひと段落ついたから友達と世間話でもしようかと……』
「俺はこれから授業なので、それじゃあ……」
『わー!待って待って!嘘嘘っ!ジョークだよ!』
……まったくこの親子は……
「……もしかして先日のプログラムになにか問題がありましたか?」
『イヤイヤ、問題も何も素晴らしい出来栄えだったよ。それとは無関係なのだが……今そこに君以外誰かいるかね?』
「ええ、俺の知り合いが結構……」
『誰もいないところに移動できるかい?』
「……もしかして時間かかります?」
『結構かかる』
俺はそう聞くと夏に「悪い、俺ちょっと用事出来たから先言っててくれ。織斑教諭には俺から伝えとくから」とだけ言い、食器をかたずけ、電話を一旦切ってから冬姉に電話をして、そのまま寮の屋上につながる扉がある階段の踊り場でISのプライベート・チャネルで折り返し連絡を取った。
少しして、空中投影型モニターにキリルさんの顔が映った。結構彫が深い、ダンディっぽさを醸し出す渋めの顔は結構印象深かったので簡単には忘れない。
『流石だね、プライベートでかけてくるとは思わなかったよ』
「まあ……一応尋常じゃない緊張した声だったので。で、なんです?」
『ああ、待ってくれ。そろそろかかってくるはず……来たみたいだ』
暫くして、もう一つモニターが現れ、そこに金髪の男性が映った。
結構ほっそりしていて、白い肌に短く切られた金髪にエメラルド色の瞳。男らしいが笑顔がとてもよく似合いそうな紳士的な印象を受けるイケメンな顔。シャルルを丁度男性にして少し成長するとこうなるだろうという顔。俺はこの人物を知っている。
『……ハジメマシテ、かな?イチノセアキバくん?』
「……デュノア社、社長、アルフレッド・デュノア社長……」
説明 | ||
前回の投稿から二週間……もはやこのペースがドンドンと固まりつつありますw 今回の話……完璧に書きなおしたほうがいいだろう!っていうシーンがてんこ盛りですwまあ大目に見てください^^;偶にはこういう変な話があってもいいじゃあないか、と。 ではどうぞ〜 |
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