ハイスクールD×D×D 第3章 戦闘校舎のフェニックス 第24話 修行、開始です |
第24話 修行、開始です
Side龍道 総司
ライザーが来た翌日、修行と言う事で山登りをしていた
学校はどうした?という人も居るかもしれないが我が校の理事長はサーゼクス・ルシファーだぞ
権力を使って学校を行かなくても行ったことにする事くらい簡単なのだ
まあ修行に関してだがイッセーは大量の荷物を持って山登りしているのだが…
「ひーひー…」
こ れ は ひ ど い!
俺が修行しているからもうちょっと体力あると思ってたんだけどな
これは本当に師匠たち呼ばないとまずいな
母さんと師匠たちとその主には許可貰ってるし今日の修業しだいだが明日呼ぼう
「やっほー」
『やっほー』
やまびこが聞こえてくるとイッセーはイラついた顔になる
ああ、確かに今のイッセーの状態でやまびこなんてムカつくよなあ
まあ、俺は気にせず某兎詐欺のように悪戯でもするかな
「あっほー」
『あっほー』
イッセー以外の皆は俺の行動に対してクスリと笑っていた
イッセーは睨んでくるけど無視だ
俺がそうして再び歩き続けようとした時、それは起きた
「ミルたんはアホじゃないニョおおおおおおお!!」
やまびこさえ返らないレベルの超絶的な叫び声が聞こえた
そして俺はイッセーと顔を見合わせた
「なあイッセー、ミルたんって今聞こえたよな?」
「ああ……俺、今の声が聞こえた瞬間生命的な危機を感じて体力が全回復したぞ」
なんじゃそりゃ!?危機感で体力全回復!?
「じゃあ、とりあえず先に行くな。結界張られても飛び越えてきそうだしあれだったら
あの俺が知ってる誰よりも覇気が強いあの存在だったら結界何て無意味な気がする
化物よりも化物らしいからな、あれは」
まさかミルたんが登山していたとは思わなかったけどな
異世界に行って無双してたんじゃないのか?
「待て!おれを置いて行くな!!」
回復したイッセーが俺を追いかけて超スピードで追いかけてくる
リアス先輩たちは急にスピードがものすごいことになった俺とイッセーに唖然としながら追いかけてきた
それくらい早いかと聞かれたら魔理沙位と答えられるほど早い
それだけあのミルたんという存在は恐ろしいのだ
「アホって言ったのは何処のどいつにょおおおおお!!」
1つ向こうの山で土煙がたっている
恐らくあれは超越生命体ミルたんで間違いないだろう
しかも木が飛んでいる幻覚が見える。幻覚だ、あれは幻覚に決まっている
俺たちがそんなこんなで超スピードで現実逃避をしながら走って行くと別荘に着いたのだった
修行場となる別荘は木造建築だった
うん、こんな別荘いいよな
萃香にでも手伝ってもらって何処かに俺も作ろうかな?
しかもこの別荘は認識阻害魔法がかけられている
普段は魔力で隠れていて人前に姿を現さない仕組みだらしい
魅魔師匠からは大雑把にしか魔法を教えてもらえなかったっしパチュリーの所で結構独学で勉強していたがこの手の術式は気になるな
この術式は後で解読しておこうかな
母さん譲りのいかれてるほどの頭の良さで大体の事は分かる
まあ、だから式神に黒歌を出来たんだけどな
「ひーひー…走るんじゃなかった」
俺が術式について考えているとイッセーが床に倒れ込んでいた
いやいや、走って正解だったと思うよ
だって相手はあのミルたんだぜ。汎用人型決戦兵器ミルたんだぞ
俺がそんなことを考えていると女性陣は二階へあがって行った
どうやら着替えに上ったようだ
「僕も着替えてくるね」
木場が青色のジャージを持って一階の浴室に向かった
そして木場は…弾けた
「覗かないでね」
「マジで殴るぞ、この野郎!」
「ガチホモは引っ込んでろ!俺たちはノーマルだ!!」
ホモ発言を堂々としやがった。お前は阿●鬼でもやってわざとゲームオーバーになってろ
O☆HA☆NA☆SHIを女子にする回数が最近増えてんだよこっちは!
「木場×俺」とか「木場×俺&イッセー」とか言うBL的なカップルの図式が腐っている女子の間で流行りはじめてんだぞ!
その内ダイグレファーデッキでも作りそうだなこいつ
しばらくして先輩が来ると俺たちにこう言った
「さて、早速外で修行開始よ」
レッスン1 木場との剣術修行
「はっ!」
「っく!重い!」
お手本として俺と木場でイッセーの前になっていた
木剣を木場が使い俺は木刀を使っている
今のは俺が木場の隙をついて上段から振り下ろしたのを木場が木剣で防いだところだ
神器を使って力を倍増したりはしてないからお互いの技術による戦いだが俺が少し押している感じだ
「隙ありだよ!」
「そっちがな!」
「なっ!?」
俺がわざとちっちゃな隙を見せたところを見事にそこへ攻撃してきたので避けて首元へ木刀を持っていく
「参ったね。まさかこんなに強いとは思わなかったよ
次はイッセー君かな?」
まあそう簡単には負けられないからな
「ああ、次は俺だぜ!」
物凄く元気な声でイッセーが木場に向かって行った
木刀を何度も叩き落とされたりしてたけどやっぱりそうなるよな
イッセーは戦いのセンスがはっきり言ってないからな
俺がそんなことを思ってるのも知らずにイッセーは木場に何度も挑みに行っていた
レッスン2 朱乃先輩との魔力修行
「そうじゃないのよ。魔力は体全体を覆うオーラから流れるように集めるのです
意識を集中させて、魔力の波動を感じるのですよ」
何処かの似非宗教が言いそうな言い回しでイッセーに説明している朱乃先輩
まどろっこしいなあ
「こっちの方が速い」
俺はそういうとイッセーの肩をつかむ
そして体に直接魔力を流し込む
「!?これは……気持ちいい…」
「そうじゃなくて魔力流してるからこの感覚覚えろ!」
直接魔力を流すことで魔力の感じをイッセーに教える
快感を感じてしまうところが弱点だがさっさと魔力を感じさせるにはこれが一番楽だ
「できました!」
俺がイッセーに魔力を流すのを止めると隣で白いジャージを着たアーシアが嬉しそうに言う
アーシアの魔力光は緑色なのか
幻想郷のメンバーは魅せる戦いである弾幕勝負をやるからかカラフルな弾幕を出せるが外の奴らは本来の自分の色しか出せない奴ばっかだ
ちなみに俺本来の魔力光は虹色だ
某リリカルな世界に行って髪を染めてカラコンすれば王様扱いされるだろう
「あらあら。やっぱり、アーシアちゃんは魔力の才能があるかもしれませんわね」
俺もそろそろ魅せようかな
「―――――結界『生と死の境界』―――――」
俺は天に向けて魔力で青い小さな弾幕と紫色の蝶の弾幕と大きな赤い弾幕を同時に放つ
本来は時間差で放つんだけどな
「凄いですわね。ここまで魔力をコントロールできるなんて」
「他にもこんな事が出来るぞ」
俺はそういうといろんな色の蝶型の弾幕を天に向けて放つ
「どうやったらそこまで行けるのか本当に気になりますわ
まあ、とりあえず次に行きましょう
その魔力を炎や水、雷に変化させます
これはイメージから生み出すこともできますが、初心者は実際の火や水を魔力で動かす方がうまくいくでしょう」
そう言うと朱乃先輩がペットボトルの水に魔力を送る
ザシュ!
魔力を得た水が鋭い棘と化して、ペットボトルを内側から破った
イッセーはこれを見て驚いてるけど結構簡単なことだぞ
パチュリーに七曜の魔法を教えてもらったけど結構簡単にできたし
「アーシアちゃんは次にこれを真似してくださいね。イッセー君は引き続き魔力を集中させる練習をするんですよ
魔力の源流はイメージ。とにかく頭に思い浮かんだものを具現化させることこそが大事なのです」
「イッセー、イメージしろ!お前の好きなものを!」
「俺の好きなもの?…………!朱乃さん、ちょっといいですか?」
何かを考え込んで思いついたようだ
イッセーは朱乃先輩に何かを言うと朱乃先輩はポカンとした表情をする
そして「うふふ、イッセー君らしいですわ」と言いながら微笑んだ
そうか、これが伝説の始まりか
乳龍帝おっぱいドラゴンと言うドライグにとって不名誉すぎる伝説の
俺がそんなことを考えていると朱乃さんが別荘に向かって行く
俺も魔力を別の物に変換するのをやってみるか
せっかくだし新しいスペカってことで一つやってみるかな
「―――――楽園『美しき幻想』―――――」
炎や雷、氷や風と言ったいろんな属性を持ったいろんな色の蝶を出してみる
イッセーとアーシアはそれを見てぼうっとしている
しばらくして俺がそれを消した後に朱乃先輩が戻ってきた
その手には大量の野菜が……カレーの素材一式だ
やっぱりこれが伝説の始まりなんだな、と俺は思った
レッスン3 白音との組み手
「ぬがああああああああ!」
ドゴッ!
「……弱っ」
イッセーは殺気から大木と熱い抱擁をしまくっていた
俺が白音とやると全部の攻撃を俺が避けてしまい相手には全くならなかった
仙術の方はイッセーにはまともに出来ない
というかそんな簡単にできるものじゃないから白音は教えてない
逆に俺や黒歌が仙術は教えているくらいだ
それにしてもお前には一番向いてんだぞ格闘戦が
もうちょっと気張れよ、イッセー
「……打撃は体の中心線を狙って、的確かつ抉りこむように打つんです」
「もしくは男の場合だったら大事なところを潰せ」
俺が補足するように言うとイッセーは恐ろしいものを見る目で俺の方を見てくる
「一発でKOだぜ、分かりやすいだろ」
それを聞いてさらに恐ろしいものを見るような目になった
敵に躊躇する必要なんてないのになんちゅう目で見てくるんだよ
「……それは兎も角、もう1セットです」
イッセーはアポリアのような顔をした
レッスン4 秘封倶楽部と弾幕修行
「とりあえずイッセー、避けろ!」
「え?」
俺がそういうとイッセーに向けて弾幕を放つ
それを見てイッセーは必死に弾幕を避けはじめた
「ギャアアアアアアアアアアア!ふざけるなああああああ!」
とイッセーはいきなり弾幕を打ってきた俺に文句を言いながらもきちんと避けている
まあイッセーが避けれるレベルまで弾幕のレベルを下げているんだけど
さて、それじゃあレベルアップだ
「黒歌!後ろからイッセーに向かって弾幕を打ちまくってくれ!」
「分かったにゃん!」
俺が黒歌に向かって呼びかけると黒歌は弾幕を放ち始める
前後から放たれる弾幕にイッセーは更なる悲鳴を上げながら避ける
「二人がかりかよおおおおおお!!」
まだまだ余裕もありそうだし追加だな
「蓮子!メリー!左右から挟むように頼むぞ!」
「分かったよ!」「分かったわ!」
こうして四方からイッセーに向かって弾幕を放つとすぐにイッセーは
ピチュ―ン!
ピチュった。まだ四人はさすがに無理か
とりあえずは起こして続きだな
そんなこんなでイッセーに対して弾幕を打ちまくってそれを避けさせる訓練を俺たちはさせた
レッスン5は無視だな
イッセーが基礎能力を鍛えてるだけだし
やっぱり見てたけどこのままじゃ駄目だな
明日にでも師匠たちを呼ぶことにするか
あとパチュリーくらいは呼ぶとするかな。魔法面ではあいつが一番魔法使いらしいし
まあ、外の世界の本を何冊か渡すと言えば来てくれるだろ
病気なら封印してるから結構自由に動けるしこあも呼べば何とかなるだろ
それに前に外の世界の悪魔の魔導書も気になるとか言ってたし問題ないな
じゃあ呼ぶメンバーにパチュリーを追加して四人でいいか
俺はイッセーは基礎能力を鍛えてる間にスキマで紅魔館に行くことにした
スキマから出て俺は紅魔館の門の前に出た
いつも通り美鈴は寝ている
まあ、気にするだけ無駄だからさっさと俺は中に入る
そして図書館の方に向かった
「総司?今日は学校じゃなかったかしら?」
俺が図書館に向かってくると急に話しかけられた
この声は…
「レミリア、ちょっとパチュリーに用が合ってな
学校の方は裏関連の事で今日は俺は無しだよ」
「裏ね、成程大体分かったわ」
今、俺の運命を見たな
うん、こういう時その能力便利だと心から思う
話す必要がないし
「パチュリーならいつも通り図書館にいるわ
私も丁度用があるところだったから一緒に行きましょう」
俺はレミリアと一緒に図書館に向かった
そして図書館でパチュリーに会って俺は二言いうと
「行くわ!」
と、すぐに答えた
何て言ったか?「外の世界の本に興味ないか?ちょっと外の世界に来て手伝ってくれればプレゼントするぞ」だ
これでとりあえず師匠役にピッタリなメンバーは揃ったし明日になったら呼び出すか
それからレミリアがパチュリーに話しかけ始めたから俺はスキマを使ってリアス先輩の別荘に戻った
そして時間が経ち夕食を取った後に木場がガチホモ発言をした後に俺とイッセーが突っ込んだ以外は特にイベントは無かった
Sideout
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