魔法少女リリカルなのは DevilStrikerS ーそして…ー
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「「「……………」」」

 

 

ーーーー沈黙ーーーー

 

 

それがこの空間を支配していた。

 

「ここまでが俺の覚えている範囲で起こった出来事です」

 

バルダは話しを区切り、様子を見る。が、やはり困惑しているのだろう、皆しばらく黙ったままだった。

 

「悪魔…か。まさか本当に存在してたなんてな…正直まだ信じられへんわ」

 

しばらくの沈黙の後に言ったはやての言葉に皆が頷く。

 

「それにしてもひどいですね。村の人を皆殺しにするなんて…!」

 

リインフォースはバルダの話の村人たちの皆殺しについて悲しみ、怒っていた。

 

「…突然現れて……」

 

フェイトの場合は何やら思う所があるらしい。

 

「何か知ってるのフェイトちゃん?」

 

それに気付いたなのはが聞いてみる。

 

「うん、なんか私が担当している事件と似てると思って」

 

「そういえばフェイトちゃんそんな感じの事件担当しとったなぁ」

 

はやてが相槌をうつと

 

「事件??」

 

とバルダが聞いてきた。それにフェイトが答える。

 

「今最近頻繁に起こってる謎の殺人事件で、首謀者、目的は不明で最近では首謀者は人間じゃないのではと言っている人もいる。全くもって謎が多い事件なんだ」

 

フェイトは実に悔しそうな感じだ。

 

「そいつ等を目撃した人はいるんですか?」

 

ふとバルダが質問してきた。

 

「残念だけどその目撃者がみんな殺害されてたの。だから目撃者はゼロ…… けど何でこんな質問をしてきたの?」

 

不思議に思ったフェイトが逆に聞いてきた。

 

「だってその事件の首謀者が人間じゃないのなら、さっき俺が話したのと同じ奴らだと思ったから」

 

「うーん、だけどそれは仮の話でまだ本当と決まった訳じゃ……」

 

「まあまあフェイトちゃん。ひょっとしたらその子の言う通り悪魔の仕業かもしれんしな。それにバルダの今後の方針決めやなあかん」

 

はやては本来の目的であるバルダをどうするかについて話を移した。

 

「まずバルダはここ機動六課で保護するとして、保護責任者は誰にしよう?」

 

「なら私がしようか?」

 

フェイトが名乗り出た。

 

「そうやね、それじゃここはベテランであるフェイトちゃんに任せようかな」

 

「了解♪」

 

こうしてバルダの保護責任者が決まった。

 

「……(いいのかな、これで)」

 

この先、僅かながら不安になったバルダであった。

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五話目です。
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