英雄伝説〜光と闇の軌跡〜 外伝〜エリーズ街道の虐殺劇〜前篇
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エリーズ街道で起こっているメンフィル軍と、結社の軍の戦い。最強と呼ばれる猟兵団がいる結社の軍だったが、猟兵が得意とするのは山岳や街中でのゲリラ戦。本来の得意な戦い方ではない上、メンフィル軍は数、強さが圧倒的にうわまっており、そして兵達を率いる将達がすざましい強さの上、リフィア達が加わるとさらにメンフィル軍は優勢になり、もはや虐殺としか言えない戦いだった。

 

〜エリーズ街道〜

 

「燃え尽きろ!フレインバル!!」

「ギャアアアアアアッ!?……………」

リウイの魔法剣は猟兵達を骨も残さず、焼き尽くし

「それぇっ!次っ!まだまだ行くわよ!」

「ガッ!?………………」

「グワッ!?」

カーリアンは戦場を駆け抜けながら双剣で次々と猟兵の首を切断して、殺して行き

「連接剣のお味はいかが?」

「!!……………」

ファーミシルスの遠距離からの連接剣の刃を伸ばして攻撃するクラフト――連接剣伸張を受けた機械人形は破壊され

「水よ………行けっ…………水刃……!!」

「ギャン!?」

マーリオンは味方の兵達がダメージを与えた装甲獣に止めを刺して行った!リウイ達に続くように周りのメンフィル兵達も雄たけびを上げながら、敵を討ち取って行った!

 

「それにしてもつまんないわね〜。ちょっとは歯ごたえあると思ったけど、雑魚ばっかりじゃない。」

「フン。所詮は”導力”に頼る烏合の衆ね。」

戦いの手を止めて、つまらなさそうな表情をして呟いているカーリアンの言葉に同意するように、ファーミシルスは敵軍に侮蔑の視線を送って頷いた。

「………油断するな。今回の敵軍の中にこの世界では最強と言われる猟兵団――”西風の旅団”と”赤い星座”がいる事を忘れたか?」

「知っているけど、そいつらも”結社”の猟兵よりちょっと、強いだけで弱っちいじゃない。」

リウイの忠告を聞いたカーリアンは溜息を吐いて答えた。

「一般兵はそうだろう。だが、将はわからんぞ?」

「………”猟兵王”と”闘神”ですね。確かに情報によると、その2人の強さはすざましい強さを持ち、”最強の猟兵”という称号がありますね。」

リウイの言葉にファーミシルスは静かに答えた。

「あら♪フフ……………ねえ、ファーミ。提案があるんだけど。」

ファーミシルスの情報を聞いたカーリアンは不敵な笑みを浮かべてファーミシルスに言った。

「…………何かしら?」

「どっちが早くその2人のどちらかを討ち取るか………競争しない?」

「………そうね。味方の被害を減らす意味もあるし、それに私も雑魚だらけで飽きていた所よ。」

カーリアンの提案を聞いたファーミシルスは不敵な笑みを浮かべた。

「フフ、決まりね♪貴女はどっちを殺る?」

「そうね……じゃあ、私は”猟兵王”の首を狙うわ。リウイ様が戦場にいるにも関わらず、”王”を名乗るなんて、私にとっては耐え難い事だもの。」

「そ。じゃあ、私は”闘神”ね♪フフ、行くわよ!雑魚はどきなさい!北斗斬り!!」

「闇に呑まれよっ!ティルワンの闇界!!」

そしてカーリアンとファーミシルスは敵を殺しながら、戦場を進んで行った!

「やれやれ…………あの2人はどれだけの時が経とうと、全然変わらないな。マーリオン、援護は頼むぞ。」

その様子を呆れた様子で見ていたリウイはマーリオンを見て言った。

「お任せを………錬剣……!!」

リウイの言葉に頷いたマーリオンは魔術を放って、リウイの攻撃力を増加した!

「エクステンケニヒ!!」

「水よ……連続水弾……!!」

そして2人は次々と敵を滅して行った!

 

「フハハハハ―――!ディアーネよ!余の下僕として存分に暴れるがいいぞ!イオ=ルーン!!」

リフィアは高笑いをしながら、魔術を放って機械人形達を破壊し

「やかましいわ!連続闇弾!!」

リフィアの言葉にディアーネは反論しながらも、魔術を”赤い星座”の猟兵に放った!

「グアッ!?クソ…………!」

魔術を受けた猟兵は怯んだ後、ディアーネを睨み、ブレードライフルを構えたが

「フン!」

「ガッ!?か、身体が…………!」

ディアーネのクラフト――邪眼を受けて、石化し

「死愛の魔槍!!」

「封印王の槍!!」

「ヒッ!?………」

リフィアとディアーネが放った魔術によって発生した2本の魔槍によって、頭と心臓が潰された無残な姿で絶命した!

「貴様、我の獲物を奪うつもりか!?」

敵を滅したディアーネはリフィアを睨んで言った。

「そちらこそ、何を言っておる?一撃で倒さぬから手こずっていると思い、手伝っただけだぞ?」

「この我があんな雑魚相手に手こずるだと……!」

リフィアの言葉を聞いたディアーネは殺気を籠らせた様子でリフィアを睨んだ。

「フム。反論があるなら、余より敵を討ち取って、言うがよい。」

「フン!いいだろう!”魔神”たる我の力……存分に知るがいい!」

リフィアの提案を聞いたディアーネは鼻を鳴らして答えた。そして機械人形達はリフィア達に気付いて、機銃を連射したが

「甘いわ!」

「くだらん!」

2人は簡易結界を張って防御し

「爆散するがよい!」

「玄武の地走り!!」

リフィアは大量の魔力弾を、ディアーネはクラフトを放って滅した!

「行くぞ、我が下僕よ!」

「ええい、一言多いわ!」

そしてリフィアの言葉にディアーネは怒鳴りながらもリフィアと共に敵を次々と滅して行った!

 

「行きますわよ……!大放電!!」

「ギャアアアアアアアッ!?」

一方プリネに召喚されたフィニリィは魔術を放って、猟兵達にダメージを与え

「十六夜………”斬”!!」

「ガハッ!?…………」

ツーヤはクラフトを放って、ダメージを受けた敵達を真っ二つにして絶命させ

「行っくよ〜!それっ♪」

ペルルは魔術――淫魔の魅惑を放って、敵達を混乱させ

「闇に呑まれなさい!ティルワンの闇界!!」

「ガアアアアアアアッ!?」

混乱している隙をついて、プリネが魔術を放ってダメージを与え

「ああ、美しき我が魔力!二つ回廊の轟雷!!」

「!?………………」

アムドシアスが止めに魔術を放って、敵達を跡形もなく消滅させ

「……………!!」

パラスケヴァスは巨大な槌を振り下ろして、機械人形を豪快に潰して、破壊した!

 

「…………………」

敵を斬ったツーヤは、表情を青褪めさせて身体を震わせて刀を持っている自分の手を見た。

「ツーヤ…………大丈夫……?」

そこにプリネが心配そうな表情で話しかけた。

「はい。……すみません。マスターを守る為と思っても、それでも………あたし……人を……!」

「ツーヤ……………」

ツーヤの様子を見たプリネはツーヤを優しく抱き締めた。

「マスター……?」

「怖いのは私も一緒……でもね、ツーヤ。その優しい気持ちがあれば、決して貴女は”貴女”でいられるわ。」

「マスター…………はい、ありがとうございます。………もう、大丈夫ですから、離して下さい。」

プリネの気遣いを感謝したツーヤは言った。そしてプリネはツーヤから離れた。

「もう、大丈夫?」

「はい、マスターのお蔭であたしは”あたし”でいられるのかという迷いは振り切れました。もう、大丈夫です。」

「そう。」

凛とした表情を見たプリネは優しく微笑んだ。

「えへへ……さすがプリネだね!」

「フム、これがオリビエの言っていた”愛”とやらなのか?」

「貴女ねえ……何を言っているのですか……2人は同性ですのよ?」

「………………………」

2人の様子を見たペルルは微笑み、アムドシアスが呟いた言葉を聞いたフィニリィは呆れ、パラスケヴァスは黙ってプリネを見つめていた。

「フフ…………それでは、みなさん!行きましょうか!」

「はい!」

「うん!」

「ええ!」

「うむ!」

「―――!!」

プリネの号令にツーヤ達は力強く頷き

「ハアッ!」

「ガッ!?」

プリネはレイピアを振るって、猟兵の首を斬り落として絶命させ

「十六夜……”破”!!」

「グギャッ!?」

ツーヤはクラフトを放って、猟兵の身体を破壊して殺し

「超!ねこ、パ〜ンチ!!」

「目に焼き付けろ!三連射撃!!」

「イオ=ルーン!!」

「―――――――!!」

ペルルとアムドシアスはクラフトを、フィニリィとパラスケヴァスは魔術を放って、次々と敵達を滅して行った!

 

リウイ達やリフィア達、プリネ達が戦っている一方、レン達も敵を圧倒し、さらにエステル達を王都まで誘導したサフィナ達も戦場に到着し、奇襲を開始した…………!

 

 

 

説明
外伝〜エリーズ街道の虐殺劇〜前篇


今回のイベントBGMは碧の”鋼鉄の咆哮ー死線ー”か、VERITAの”覇道”や”衝突する魂”、全然関係ないゲームですが11eyesシリーズの”厄災の魔女”がかかっていると思って下さい♪
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タグ
エウシュリー無双 エステル最強キャラ化 カリンも復活 メンフィル無双 他エウシュリーキャラも登場 幻燐の姫将軍 碧の軌跡 空の軌跡 赤い星座 零の軌跡 

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