魔法少女リリカルなのはStrikers 〜蒼き剣聖〜 |
「ふぅ〜〜・・・・着いたって・・・熱!?何でだ!?」
転生が完了した刹那は自身の周りが熱いことに気が付いた
『マスター、周りが燃えてるぜ。まるで火事みたいだな』
カブトエクステンダーがそういうと
「いや、みたいじゃなくて本当に火事・・火災みたいだな」
『どうしますか?』
エクシアが聞いてきた
「決まってるだろう?逃げ遅れた人を助ける」
刹那はヘルメットをかぶり直し、アクセル全開で人命活動に移った
「お父さん、お姉ちゃんどこ〜〜」
一人の女の子が火の海の中を泣きながら歩いていた
「きゃぁ!?」
女の子は何かにつまずき転んでしまった
「痛いよ〜、熱いよ〜、もう嫌だよ〜〜・・・」
少女の後ろのある肖像の一部に亀裂が入ったが女の子は気づいていない
「誰か助けて」
そして、肖像が壊れ少女に向かって落ちてきた。だが、その肖像が女の子に当たることはなかった
「大丈夫?」
肖像にはピンク色のリングがまかれており、宙で停止していた。そして、一人の少女が宙に浮いていた
「よく頑張ったね」
少女は地上に降りると、倒れている女の子の頭を撫でた
「ちょっと待っててね。安全なところまで一直線だから」
少女は立ち上がり、持っていた杖を天井に向けると魔力を集束しはじめた
そして、それを放とうとしたとき、撃ちぬこうとしていた天井が崩れ落ちてきた。少女は砲撃を放つのをやめ、女の子を守るために体を盾にした
「キャストオフ」
『cast off』
その時、エンジン音が聞こえてき、刹那の声と電子音が響いた
少女は目をそっちに向けると、キャストオフしたカブトエクステンダーが崩れ落ちてきた瓦礫を先端の角ですべて粉砕する光景だった
「怪我はないか?」
刹那はヘルメットを脱ぎ、少女たちに近づき尋ねた
「は、はい。大丈夫です」
「そうか、よかった」
刹那が安心したのか笑うと
「「・・・///」」
二人は顔を赤くしてしまった
「俺が天井を撃ちぬく、そしたら君はその子を連れてここから脱出するんだ」
「は、はい」
「エクシア」
『スタートアップ』
刹那はBJとエクシアを起動させると
「ライフルモード」
剣が銃に変わり、刹那はその銃身を天井に向けた
「ストライクキャノン!」
そして、蒼い魔力の奔流が放たれ、天井を撃ちぬいた
「行くんだ」
「はい」
少女は女の子を抱え、飛ぼうとしたとき
「待って、お兄ちゃんの名前は?」
女の子が刹那に名前を尋ねてきた
「俺は刹那、如月刹那だ。縁があったらまた会おうぜ」
「うん」
女の子との話が終えると少女は女の子を連れてその場から脱出した
「さて、俺も救助を続けるか」
刹那はバイクにまたがり、救助活動を続けた
因みに、迂回するのが面倒なので目の前にある壁はすべて壊して突き進んで行ったのは余談である
「どうやら、上に続いてるようだな」
最後の壁を突き破り、広い場所にでた刹那は取りあえず階段を上ることにした
「うん?」
その途中、女の子を抱えた金髪の少女を見つけ、声をかけようとしたときまたもや天井が崩れ落ちてきた
刹那はカブトエクステンダーから降りて飛び上がると
「クロックアップ」
『clock up』
クロックアップを発動し、止まっている少女の所に行き、抱きかかえその場から離れた
『clock over』
そして、クロックアップの使用時間が終った
「え?え?」
少女は何があったのか解らないでいた。女の子を助け、この場から離れようとしたとき、天助が崩れ瓦礫が落ちてきたまでは覚えていた
「ふぅ、かんいっぱつだな」
刹那は間に合ったことに安心した
「大丈夫か?」
刹那が聞くと
「え?は、はい」
「そうか。だけど、飛んでいくのは危険だないつ瓦礫が落ちてくるか解らない」
「そうですけど、これが一番早い方法です」
「いや、もっといい方法がある。カブトエクステンダー!」
『あいよ、スカイロード!』
刹那の命令を聞き、カブトエクステンダー(以後KED)は紅い光の道を作った。そして、その道を走り刹那の隣まで走ってきた
「乗れ」
KEDに乗った刹那は少女に後ろに乗るよう言った
「で、でも3人はさすがに」
「問題ない」
刹那は少女が抱えている女の子を受け取り、刹那が変わりに抱えると
「少し、窮屈かもしれないが我慢してくれよ」
「は、はい」
「早く後ろに乗れ、いつまた瓦礫が落ちてくるか解らん」
刹那に言われ、少女は後ろに乗り、刹那の体にしがみついた。前に座っている女の子も刹那にしがみついた
「行くぜ!!」
刹那はKEDのアクセルを全開にし光の道を走り出した
しばらく走っていると、瓦礫が落ちてきた
「このまま突っ切るしっかり捕まってろ」
「「は、はい」」
二人は刹那にしがみ付いた
「キャストオフ」
『cast off』
KEDの一部のパーツが外れ、巨大なカブトムシの角が展開され、刹那はその角で落ちてくる瓦礫を砕き前に突き進んだ
『one too three』
KEDについているボタンを順番に押した
『maximum power』
すると、角の先端に魔力が集まった
「突き貫けーー!!」
そして、そのまま天井に向かって突撃し、天井を破り外に出た
外に出ると、建物に火が回っており、消防士達ががんばって火災を消化していた
「・・・・エクシア、火災の中心点は解るか?」
『勿論です』
「よし、そこを教えてくれ」
『はい』
エクシアから火災の中心点の場所を教えてもらった刹那はKEDでその場所に向かった
「ふぅ、ここの消化はこれで終わりや。次の火災地点を教えてください」
一人の少女が上空から消火活動を行っていた
「は、はい。次の地点はあそこです」
近くにいた局員が少女に次の消化地点を教えたが、その時
「な、なんだって!?」
何かに驚いた
「ど、どうしたんですか?」
少女が尋ねると
「じ、実は今しがたバイクに乗った少年が火災地点の中心に向かったと連絡が」
「な、なんやて!?」
少女はそれを聞き、驚いた
「私がその子の救援に向かいます。消化活動はまかさせてもええですか?」
「はい。お任せください」
局員の返事を聞き、少女は少年の救助に向かった
「ここが、火災の中心点か」
KEDで火災の中心点についた刹那はバイクからおりて、左腰にマウントしているエクシアを抜いた
「・・・・・できるのか俺に?」
刹那は自分に火災を消せるのかと一瞬思った
「いや、出来る、出来ないの問題じゃない。やるんだ!!」
刹那はエクシアを逆手に持ち替え、刀身を地面に突き刺そうとしたとき
「こら〜〜〜、こんなところで何やっとるんやーー!!」
大声が響き、刹那は扱けてしまった
「な、なんだ?」
驚き振り返ると、空で仁王立ちしている少女がいた
「まったく、こんなところに来て君は死にたいんか!」
少女は救助することを忘れ刹那に説教を始めた
「だいたい・・・」
その時、瓦礫が落ちてきた
「あぶねえ!!」
刹那は服に仕込んであるワイヤーを少女に向けて放ち体に巻きつけると思いっきり引っ張り、少女を自分の元に引き寄せた
「きゃ!?」
そして、左腕で受け止めた
「まったく、説教するなら時と場所を考えてくれ」
刹那はため息を吐いた後、刀身を地面に突き刺し、魔方陣を展開した
「い、一体何をするんですか?」
少女が刹那に聞いてきた
「何って、すべての炎を吹き飛ばすに決まってるだろう。行くぜ、ブリザードストーム」
そして、刹那を中心とし、冷気の風が発生した
「す、すごい」
少女は刹那の魔法に驚いていた。冷気の風は辺り一帯にまで広がり、風が止むと炎はすべて消えていた
「ふぅ〜〜〜。何とかできたか」
刹那はエクシアを待機状態に戻すと、KEDに跨った
「ちょ、どこに行くんや!?」
少女は刹那に尋ねた
「事情聴取はされたくないんでな、これでおさらばさせてもらうぜ」
「って、逃がすかいな」
刹那の行動に唖然としていた少女は気を持ち直し、刹那を追った
「(この先は海上、そこで彼を捕まえたる。そして、説教の続きや!!)」
少女は刹那を海上に追い込むように誘導した。そして、海が見えてき刹那が止まるかと思ったが。刹那はそのまま海に飛び込んだ
「な!?」
少女はそれに驚いた
『スカイロード』
そして、タイヤが海につくすれすれのところで光の道が形成され、刹那はその道を走った
「あばよ〜〜とっつぁんーー!!」
そして、どこぞの怪盗のセリフを言いながら逃げて行った
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第01話 | ||
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