IS?インフィニット・ストラトス?黒獅子と駆ける者?
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episode44 疑問

 

 

 

 

「・・・・・・・」

 

隼人は自室にてノートパソコンに向き合っていた。

 

「本当に便利だよな・・・お前って。お前の中でISのパーツを作り出せるんだからな」

 

《Thank you(ありがとうございます)》

 

パソコンの隣には、バンシィの待機状態であるドッグタグがあり、特注の接続コードで繋がっていた。

 

「おかげで人目に気にせずコアの製作に入れる・・・それに・・・」

 

投影型のモニターには、バンシィとも1、5ガンダムとも違う別のガンダムの設計図が映し出されていた。

 

「こいつの製作にも人目を気にする必要がないからな」

 

 

(しかし、それは元々あなたが私に作ってくれと言ったものなのに・・・突然設計図の完成でいいって言うものものですらか、困りましたよ、もう四分の一完成していたんですから)

 

そして隼人の心の中で神が言う。

 

「そりゃ悪かったな。だが、自分で作ってみたくなったんだよ。この『ガンダムAGE-3』をな」

 

(そうですか・・・。まぁ、人それぞれですから・・・私は別に構いません・・)

 

 

 

 

「・・・・・・・」

 

 

それからしばらく作業をしていると・・・・・

 

 

 

 

『隼人・・・お茶です』

 

するとリインフォースがお茶を入れたコップを隼人に渡した。

 

「すまんな。リイン」

 

隼人はコップを受け取ると、一口飲む。

 

「しかし、お前がいてくれると助かるな。話し相手が足りないってことがないからな」

 

そしてイスを回して隼人はリインフォースの方を向く。

 

『バンシィも一応会話は可能なのでは?』

 

「まぁな。でも、ドッグタグに話しかけるのって何か変な感じだからな。会話が弾まない」

 

《It is surely so(確かにそうですね)》

 

『そうですか』

 

そうしてリインフォースは後ろにあるベッドに腰掛ける。

 

「ところで、お前の実体化はどこまで進んでいるんだ?」

 

『75パーセントといった所です』

 

「75か・・・・」

 

『ここまで来ると日常生活を普通に送ることが来ます。戦闘はまだ無理ですが』

 

「そうか・・」

 

 

 

 

「・・・・・・」

 

そうして隼人はイスの背もたれにもたれかかって、深く息を吐く。

 

『どうされましたか?』

 

「・・いいや・・・。ちょっとこの間のことを思い出してな」

 

『バシリスタに連れて行かれて、話しを聞いたことですか』

 

「あぁ」

 

『なぜその事を先生達に言わないのですか?』

 

「・・・・何でだろうな。俺にもわからない」

 

『・・・・・?』

 

「あいつらのやっていることは確かに犯罪さ・・・。言うのは当然なんだがな・・・・しかし」

 

『しかし?』

 

「・・・あいつは色んなことを知っていた・・・。父さんのことや・・・その死の真相を・・・・手に掛けた組織のことを」

 

『・・・・・・』

 

「・・・だから、言うことができなかった・・・。なんていうか・・・恩を仇で返すような気がしてな・・」

 

『・・・分かる気がします』

 

《I am the opinion, too(私も同意見です)》

 

「・・いや、俺の私見だ。別に同意する必要はない」

 

『同意ではありません。・・・あくまでそんな気がする・・・それだけですから』

 

「・・・お前ってやつは・・・」

 

隼人は頭を掻いた。

 

「・・とにかく、あんなやつらと一緒に居たってことを言うと、面倒なことになるだけだ。それだけはごめんだ」

 

『そうですね』

 

 

 

「・・・・・」

 

隼人はパソコンを切ってから接続コードをドッグタグから外して手に持つと、席を立って部屋を出ようとする。

 

『どちらへ?』

 

「ちょっと身体を動かしにな。頭が少し働かないからな」

 

『そうですか・・・。私もご一緒します』

 

「あぁ」

 

そうしてリインフォースは光になって、バンシィの中に入る。

 

 

 

 

 

 

 

 

第四アリーナ・・・・・

 

 

 

 

 

 

「・・・はぁ」

 

隼人は手にしていたバスターソードを地面に突き刺して、息を吐いた。

 

アリーナに到着すると隼人はバンシィを展開してバスターソードを剣道の様に素振りをしていた。

 

『頭が働かない時はこうするのですか?』

 

「あぁ。昔はいつもそうだったさ。むしろ俺は頭よりも身体が先に動くタイプでな」

 

『・・そうですか』

 

 

 

「さてと、もう一振りでもするか」

 

そしてバスターソードを引き抜いて、素振りを再開する・・・・・

 

 

 

 

 

 

「へぇ・・・・意外なことをやっているじゃない」

 

「・・・?」

 

後ろから声を掛けられて、隼人は後ろを向くと、そこには鈴がいた。

 

「鈴か。もう帰っていたのか」

 

「まぁね、昨日の夜帰りついたのよ。あのババァの話が長ったらしいことったらありゃしない」

 

「そうか」

 

「それにしても、ISで素振りなんて・・・初心者がやるようなことじゃない?」

 

「たまにはいいだろう。初心に戻ってみるのも・・・。何かに行き詰ったって感じた時にはな」

 

「かもね。ってことは、何かに行き詰っていたわけ?」

 

「いいや。俺はただ単に頭が回らなかっただけさ。ちょっと色々とやっていたからな」

 

「へぇ・・。まぁ、あんたらしいわね」

 

「だな」

 

 

 

 

 

 

「・・ねぇ、隼人」

 

「なんだ?」

 

 

「・・・そのさ・・・こういうの聞くのってなんかあれだけどさぁ・・・」

 

「?」

 

「・・隼人ってさぁ・・・・好きな人とかいるわけ?」

 

「・・・・・・・」

 

「も、もちろん聞いているだけよ!別にあんたのことを気に掛けているとかそういうものないんだからね!」

 

「別に何も言ってないぞ」

 

「うっ・・・」

 

「・・・そうだな・・・好きな人か・・・」

 

「・・・・・・・」

 

 

 

 

「どうだろうな・・・」

 

「な、何よそれ」

 

なぜかどや顔に見えた隼人に鈴は戸惑う。

 

「まぁ、これといったものはないな」

 

「そ、そう・・・」

 

すると鈴はなぜか肩を落としてガッカリする。

 

 

 

「なぁ、鈴」

 

「な、何よ?」

 

「今から一戦やるか?素振りだけじゃ物足りないんでな」

 

「ま、まぁ、いいけど」

 

そして鈴は甲龍を展開する。

 

その直後に隼人は左手にカートリッジのマガジンを展開して、バスターソードに装填して、リロードを行う。

 

「行くぞ、鈴。ちょっとばかり激しく行くぞ」

 

「別に構わないわよ。あたしもそのつもりだから」

 

「それは何よりだ・・」

 

「・・そんじゃぁ―――」

 

 

「「勝負!!」」

 

 

 

 

そうして二人は同時に飛び出した・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後書き

前回の回の時に聞いた内容と言うのは・・・・ISのサイズで操縦者に負担がかからないような変形ができそうなガンダムシリーズの可変機があるかなぁ、というものでした。まぁISに可変機能があってもどんな重要性があるんだろうかって思うけど・・・。ちなみに作者的にはハルートかGNアーチャーがいいかなって思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
トラックに轢かれそうになった女の子を助けて俺はお陀仏になった・・・。・・・って!それが本来の死じゃなくて、神様のミスで!?呆れている俺に、その神様がお詫びとして他の世界に転生させてくれると言うことらしい・・・。そして俺は『インフィニットストラトス』の世界に転生し、黒獅子と呼ばれるISと共にその世界で戦うぜ!

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コメント
次回から多く出番があります(ファントム)
ハルートがいいと思います、あれはもとから足が飛行用ですしちょうどいいのでは?あと楯無先輩の出番はないのですか?最近でてなくて(鎖紅十字)
タグ
バンシィ ガンダム インフィニット・ストラトス IS 

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