ハイスクールD×D×D 第3章 戦闘校舎のフェニックス 第31話 LG、終了後です |
第31話 LG、終了後です
Side龍道 総司
俺たちが勝利したすぐ後だ
俺はそれぞれ転送される前にやる事がある事を俺は思いだした
『axの封印如何しよう?
とりあえず封印を操る程度の能力を使って封印しておけばいいかな?
俺は焼き鳥の方向に手を向けて『axを封印しようとした
すると俺の手元に勝手に『axが飛んできたのだ
効果はアニメ効果だ
61 ヴォルカザウルス(アニメ効果)
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/炎属性/恐竜族/攻2500/守1000
レベル5モンスター×2
このカードは「avと名のついたモンスター以外との戦闘では破壊されない。
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択して発動できる。
選択した相手モンスターを破壊し、
破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
こんな火力を持つ『axでドーピングしてればああなるのも分かる気がするな
OCG効果と此処まで違っていたのはすっかり忘れてたぞ
「それにしても『axか」
まあ、ある事は予想ついてたけどこれはな
外の世界でこれは不味いだろう
でも、これは多分ZEXAL世界の『axではないだろうな
感情がカードに籠ってないし心の力も感じない
ZEXAL世界の『ax=アストラルの記憶だから間違いなく心の力が宿っているはずだもんな
この世界に来たと言う闇のカード使いが創ったんだろうな
そんな事を考えているうちに俺たちの足元に再び魔法陣が現れオカ研の部室に転送された
Sideout
Side Satan&Sage&Fathers
「まさか、あなたの息子がこれほどまでの力を持っているとはね」
「当然ですわ。自慢の息子ですもの
それよりも、あのフェニックス・ライザーと言う悪魔は何処であの力を手に入れたのか私は聞きに来たのですが分かりますか、フェニックス卿」
「私にもわかりませぬ。ただ……」
「ただ?」
「ライザーに何者かが接触していたという噂を聞いております」
「何者か……ですか?」
「ええ。ライザーから詳しいことを聞いてみますが恐らく情報は入らないでしょう」
「でしょうね。そのような物でしたら記憶を消すぐらい容易いことでしょう」
「私もそう思いますよ。妖怪の賢者さま」
「そういうルシファーさまも大変そうですね
勿論グレモリー卿もですが」
「まったくです。よりにもよって、私の娘が拾うとは思いませんでした」
「―――赤い龍(ウェルシュ・ドラゴン)。忌々しいあれがこちら側に来るとは実際目にするまで信じがたいものでした」
「次はやはり」
「ええ、でしょうな。いや、すでにいるのやもしれません」
「白い龍(バシニング・ドラゴン)―――。赤と白が出会うのは時間の問題か」
「ええ、ですが今は……」
「魔界、いえこの世界全てを危機に陥れる可能性を持つ闇のカード使いを倒すことが先決ですね」
「恐らくライザーに『axのカードを渡したのも……」
「その者たちでしょう
『無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)』がボスではない今、力を欲している「禍の団(カオス・ブリゲード)」とでも手を組まれたら……」
「大変なことになりますね」
「今回の事は私たち幻想郷の者にも影響を与えかねない出来事
此方側もできる限りの協力はさせてもらいますわ」
「お願いします。妖怪の賢者さま」
「当然のことをするまでの事ですわ。さすがに幻想郷存続の危機は見逃せませんから」
Sideout
Side龍道 総司
転送されてグレイフィアが俺を呼ぼうとした
だが、その時サーゼクス・ルシファーから連絡があって俺を呼ばないことにしたらしい
どうやら母さんが話したそうだ
「聖書の神はまだ生きている。しかしもう表舞台出ることは無い」
まとめるとこう簡単になる事を話したらしい
だが、恐らくそれは本題ではないだろうな。きっと『axの事とかも話してたのだろう
そんな事を思いながらも今、俺は移動している。グレイフィアさんとリアス先輩とだ
あれだ。ギャスパー・ヴラディの件を俺に任せるためだそうだ
しばらく歩くと旧校舎の一階にある「開かずの教室」とされていた部屋の前に着いた
この中にもう一人の『僧侶』であるギャスパー・ヴラディがいるそうだ
たかが時間を止めるぐらいで何が危険なのか知らないが上層部に危険視されて封印されていたそうだ
時間を止めるんだったら間違いなく咲夜の能力の方が危険だ
完全に本人以外を止められるしな
俺としては原作ではまだ片鱗を見せただけの謎の能力の方が気になるな
暗黒の領域を展開し神器も魔法陣も打ち消す謎の力
更には領域内に『目』を作り出すことでそれを経由して停止世界の邪眼(フォービドウン・バロール・ビュー)を発動させるという驚異的な力
分かってる限りではルーミアの「闇を操る程度の能力」の上位版だろうか
あえて言うなら「暗黒を操る程度の能力」ってところか?
もしくは「闇を展開し自らの領土にする程度の能力」かな?
まあ、分からないことを考えても意味がないだろうから「開かずの教室」の扉を見てみる
『KEEP OUT!!』のテープが何重にも張られている上に魔術的封印もされている
中にはパチュリーの図書館で見た術式もある
成程、確かにこの中から気配がするな
「ここにいるの。一日中、ここに住んでいるのよ
いちおう深夜には術が解けて旧校舎内だけなら部屋から出てもいいのだけれど、中にいる子自身がそれを拒否しているの
まあ、今日は深夜も封印を解けないようにしてあったのだけれど」
「ですが、あなたなら問題ないでしょう
何と言ってもあの楽園の賢者の息子にして『破壊者』の異名を持つ吸血鬼をてなづけたのですから」
てなづけたって言い方が悪いだろ。フランはいい子だぞ
それに『破壊者』ねえ。ちょっと前までだったら間違ってないだろうが今は逆だろう
どちらかというと『修復者』だろうな
それにしても外の世界に居た頃はそんな風に呼ばれてたのか
今は『悪魔の妹』と呼ばれてるからな
「では、封印を解かせていただきます」
グレイフィアが前の方に出ると扉に向けて手をかざす
その間に俺はリアス先輩に聞いてみたい事があったので聞いてみる
「で、どんな子なんですか?」
「そうね、怖がりという言葉が一番ピッタリかしら
それに眷属の中でも一番の稼ぎ頭でもあるわね
パソコンを介して、特殊な契約を人間と執り行っているのよ
中には直接私たちのような悪魔と会いたくないと言う人間もいるのよ
その手のタイプの人間とは別の形で交渉をして、関係を持つのよ
それで、彼の場合はパソコンを介して解決しているのよ
しかも取引率は新鋭悪魔の眷属の中でもトップレベルだから文句も言えないのよね」
成程、それだと確かに外に出ろとは言えないな
狂気に満たされていたころのフランとどちらがマシなのだろうか?
いや、どっちもどっちか
とりあえずギャスパー君どうしよう?咲夜に任せようかな
「そろそろ封印が解けます」
グレイフィアがそういうと共に魔術的な刻印が全て消えていく
そして完全に消え去ると共に扉が開く
「イヤァァァアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!」
とんでもない声量の悲鳴が中から聞こえてくる
どんだけビビりなんだよ。これはフランやランカに任せた方が正解かな?
グレイフィアとリアス先輩が中に入って行くのを見ながらそんなことを俺は考えていた
『久しぶりね。元気そうでよかったわ』
『ぶ、部長さん!?それにグレイフィアさんも!!
な、な、なにごとなんですかぁぁぁぁぁ?』
こ れ は ひ ど い!いくら何でもビビりすぎだろ!
中性的な声だが気配と知識から中にいるのが男だと分かるな
『封印が解けて外に出られるようになったのよ』
『そして、あなたの能力を使いこなすための修業を付けてくださる方が来ているのです』
リアス先輩は優しくいたわるようにグレイフィアさんは事実だけを告げるように言う
それに対してギャスパーは
『やですぅぅぅぅぅ!ここがいいですぅぅぅぅぅ!
外に行きたくない!人に会いたくないぃぃぃぃぃっ!』
重傷にもほどがあるぞ。フランとは正反対じゃないか
外に出たいのに出れないのと外に出たくないのに出ないといけないか
まあ、今はフランは外に出れるんだけどな
とりあえず俺は中に入る事にした
中はカーテンが閉め切られておりどう見ても女子の部屋だ。ぬいぐるみとかもあって可愛らしい趣味だ
棺桶も中にあるな。そういえばレミリア達は棺桶持ってなかった気が……
持ってったっけ?
見回してみると奥の方にリアス先輩とグレイフィアの姿があるから近寄って見る
金髪と紅い双眸の男の娘がいた。確かに可愛いな
床に座り込み震えながらビビってる
「おいおい何の冗談だよ?引きこもりなのに女装趣味なんてまるで意味が分からないぞ」
女装趣味というのは原作だけの話だと思っていたら事実でもそうだったら驚いたぜ
微妙にフランに似てる気もするしな、この男の娘
「しょ、初対面で分かったの?」
「仙術使いなら簡単に見分けられる
というか入学前にどんな人外がいるか此処の情報調べたから知ってる」
「成程ね。子猫のことを知ってこの学校に入ったんだろうしそれくらいしてるわよね」
何故初対面で分かったか聞いてきたから答えると納得した顔をする
それから俺は個人的に気になる事をギャスパーに聞いてみる
「そういうことだ。それよりさ、何故に女装服なんだ?」
「だ、だ、だ、だって、女の子の服の方が可愛いもん!」
「それは認める。というかお前さん性転換手術でもしたらどうだ?」
「しゅ、しゅ、手術なんてこわいですぅぅぅぅぅ!!」
ま、それには同意できる。俺なんて注射も大嫌いだし
そうだな、じゃあ……
「それなら知り合いの医師に頼んで時間制限はあると思うが女性になれる薬でもどうだ?」
「それは欲しいです!」
急に飛びついてきたな
永琳が前にそういう薬を作ったと聞いたから大丈夫だろうがそんなに欲しいのか
パチュリーとかアリスくらいしか求める奴がいないと思ったんだけどな
「はいはい、その話はまた後でよ」
リアス先輩が性別を変える薬の話になりかかっていたのを止めると何かを思い出したようにして俺の方を向いてくる
「と、と、と、ところであなたは誰ですか?」
「俺は龍道 総司だ。君の世話を任せられた半妖さ
よろしくな、これからは頼む」
俺が手を伸ばすとビビってさらに後ろの方に下がる
「ヒィィィ!怖いですぅぅぅぅぅ!!」
「はぁ、これが噂のハーフ吸血鬼ねぇ」
「そのようです、お嬢さま」
そして悲鳴を上げた瞬間後ろから聞き覚えのある声が聞こえてきた
後ろを振り向くと呆れている様子のレミリアと咲夜がいた
「レミリアと咲夜、どうしてここに?」
「紫に頼んだのよ。噂に聞いたハーフ吸血鬼がどんなのか気になってね」
ああ、成程ね
レミリアも吸血鬼だからね
「何者?」
リアス先輩がレミリア達に警戒しながら聞く
グレイフィアは……どうやら知っているみたいだな
「総司さまの婚約者である吸血鬼、レミリア・スカーレットさまとその従者である十六夜咲夜さまですね
私は現魔王であらせられるサーゼクス・ルシファーさまのメイドをしておりますグレイフィアと申します」
「丁寧ね。さすがと言ったところかしら
あなたの言った通り私の名前はレミリア・スカーレットよ」
「私も確かに十六夜 咲夜で間違っておりません」
レミリア達が自己紹介をする
するとリアス先輩も自己紹介をしてから再びギャスパーの方に目を向ける
とりあえず俺はギャスパーに手を差し伸べると
「ヒィィィ!」
悲鳴を上げるとともに一部を除いて空間が止まる
「ほう、なかなか面白い能力を持っているようだな」
「私の能力に酷似していますね」
当然のことだがレミリア達は動きを止めていない
というかカリスマを放ちながらギャスパーの方を向いている
咲夜も興味深そうにギャスパーの方を向いて言う
「な、な、なんで動けるんですかぁぁぁぁぁ!!」
「当然だ。この程度では私の動きは止められない」
「私の能力は時間を操る程度の能力です
なのに私自身の時間を操られるわけがありません」
「まあ、そもそもそのレベルでは止められる奴なんてたかが知れてると思うんだがな」
俺がそういうとともに時間は動き出した
どうやらリアス先輩のみが固まっていたようだ
「興味を持った。総司、修行をさせるのは私たちで構わんな?」
「最初からそのつもりだ
同じく時間停止が出来る咲夜が手伝った方が修行になるだろうし
何よりフランとランカならいい遊び相手にもなってくれるだろう?」
俺がそういうと頷くレミリア
まあ弾幕ごっこじゃない方の遊びだけどな
「キャアアアアアアアアアアアア!!そんなの嫌ですぅぅぅぅぅ!
僕はここに閉じこもっていたいんですぅぅぅぅぅ!」
「はぁ、咲夜」
「分かりました、お嬢さま」
その次の瞬間にはギャスパーはレミリアの隣にいた
「え、え、え、何が起こったんですかぁぁぁぁ!!」
その声を聞き振り返るリアス先輩とグレイフィア
とくにグレイフィアの方は自分が止められたことに驚いたように後ろを振り向いている
「とりあえずグレイフィアさん、レミリア達に任せておけば大丈夫ですよ」
「どうやらそのようですね」
グレイフィアは動揺を隠しきれていないがそう答える
それを聞くとレミリア達の後ろにスキマが現れてレミリア達を飲み込んでいった
その後は俺たちは解散した
そしてスキマを通じて移動をしようと思いスキマを開く
するとその隙間から母さんが出てきた
「どんな現われ方だよ」
「まあ、いいじゃない
それよりもあなたに依頼が入ってるわよ」
「依頼?」
「そう、幽々子の所に数日休んだら行ってくれないかしら?
誰か連れて来てくれても構わないわ」
「それならそろそろ白音を幻想入りさせるべきかな」
「それも良いかもしれないわね。伝えるべきことは伝えたわ」
そう言うとスキマの中に消えていく母さん
とりあえず二日後にでも行くとするかな
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