機械部の憂鬱 番外編その1 |
番外編その1 K襲来 学校VSK
暗い部屋に何人かの人影が居た。
その部屋では何か重要な会議が行われているようだ。
「ときに部長指令、アレはどうなっていますか?」
その中の一人がメガネを掛けた男に聞いた。
「順調です。」
メガネを掛けた男は少々太めだ。
「そうか・・・・・今日の会議はこれで終わりにしようか。」
と別の男が言う、するとこれまで居たはずの男達が2人を残して消えていった。
「部長君わかっているだろうな。」
最後に残ったのは部長と呼ばれた男と2度目に出てきた男だ。
「はい。」
と部長は言った。
ブウンと部長以外の人が消える。
「ふふふふ」
一人残された部長は何か一人で笑っている。
そして、何か言いながらこの部屋を出た。部屋のプレートにはこう書かれていた”生徒会室”。
K撃滅用第四新機械科棟。
そこには未知の生物”K”に対抗するために作られた部活があった。その名を・・・・・”機械部”。
2008年4月、我々の校舎第三棟がKによって支配された、そのせいで第二棟と第四棟の連絡がつきにくくなった。
そこで生徒会が風紀委員を集めKとの全面戦争に出た。
しかしながらKの進撃は止まらなかった。
そうした中、新兵器を開発すべく新たな部隊が作られた。
それが機械部だ。
俺はキョン普通の高校生だ。と言いたい所だが実は俺はあの機械部に所属している。
機械部では俺のことをキョン博士と呼んでいる。なぜかといえばかの新兵器の作成メンバーの一人だからだ。
作成メンバーは俺ともう一人居る。そいつの名はハル、新兵器の作成長を務めている。
「おい、キョンっ!!このパーツ取ってきて。」ある意味パシリな俺です。
でも、ハルが機体を作っている間、俺は新兵器のプログラムを組んでいる。いわば専門職だ。
とこんな感じで機械部はのんびりとやっています。
ブー。
どこかでサイレンの音が聞こえた。
「K第四新機械科棟に接近しています。」
となぜか司令部にファルコンがいた。
ファルコンは司令部でオペレーターをやっているようだ。
「ふ、お手並み拝見だな。」
と先ほど部長と呼ばれた男が言う。隣には背がシャキッとしている男が一人。
その男はこの機械部の副指令、冬下である。
かれらの前には生徒会の重役や風紀委員長や先生が座っている。
その中の一人が言う。
「君たちの出番は無いですよ。我々が奴を倒します。」
司令部には大きな画面があった。
そこにはKが写っている。
生徒会の兵器がKに攻撃を掛ける。
しかしKには効かなかった。
そしてKの攻撃。
生徒会の兵器が簡単に解けていく。
「くそっ!!!」
とまた先ほどの男が言う。
Kは現れた生徒会の兵器を次々と解かす。
「何故だっ!!」
と奴らが叫ぶ。
一方、部長たちは「Kフィールドですか。」
「そうだな」とあせらず会話している。
「くそっ!!これなら。」
と風紀委員長が言う。
「我々の新兵器を使います。少なくともあなた方のおもちゃよりかマシでしょう。あなた方の出番は無いですよ。」
と先生が言う。
画面では今まで近くを飛んでいた生徒会の監視ラジコンヘリが離れていく。
「まさか、E2地雷を使う機なのっ!!」
なぜかいきなり外に居たタロス二尉(男)はそう、叫んでいた。
おっれっさんっじょうー。と爆発する。
「見たかね!!これが我々のEE地雷の威力だよ。」
と風紀委員が言う。
「Kの反応を確認するにはあと30秒の時間が必要です。」
とファルコンが言う。
「確認する必要は無いよ。奴はもう死んでいる。」
と風紀委員が汗をたらしながら言う。
「反応確認まで10、9、8、7。」
とファルコンが淡々と言う。
風紀委員は余裕の表情を見せていた。
「6、5、4、3、2、1。システム回復します。」
その瞬間、司令部にどよめきが広がった。
「わ、我々の切り札が・・・・・Eを一つ犠牲にしたんだぞ」
とそのとき、一本の電話がかかる。
「はい、はい。わかっています。」
カチャッと風紀委員が電話を切る。
「部長君、生徒会から通達だよ今から本作戦の指揮権は君に移った、お手並みを拝見させてもらおう。」
と風紀委員長が言う。
「我々、生徒会の兵器が破れたことは事実だ。だが、君のおもちゃでアイツは止められるのか?」
と続けて風紀委員長が言う。
「ご心配なく、そのための機械部です。」
と部長がメガネを少し上げて言った。
「総員第1種戦闘配備。」
四角い小さな部屋、そこに彼は居た。
「神経パルス接続、問題ありません。」
「起動準備OK」
「よし、我々の新兵器。準備ができたな。」
とハルが言う。
俺はちなみにハルの隣でオペレーターをやっている。
一応、通信系はできるので無理やりやらされているのだ。
「ふ、エビンゾリオン初号機。これが現実に。」
「現在、目標P12で待機。なんら動きがありません。」
とファルコンが言う。
「うむ、さすがのバケモノもEE地雷でダメージは与えられるみたいだな。」
「遅れました。」
と俺が居る部屋にタロス二尉がやってきた。
「状況は?」
と聞いてくる。
「現在、P12で静止中。」
と答える俺。
「ハル博士、発信しますよ?」となぜかタロスさんが敬語を使っている。
「OK」とハルは言う。
「なら、エビンゾリオン発進っ!!」
すると四角い部屋に居た彼がKに向かって発進される。
彼はKの前に立つ。
「KKKKKKKKKK」
「EEEEEEEEEEE」
バケモノ同し何か通じ合っていたのかもしれない。
彼はそのまま言語を日本語に設定する。
そして、彼は張り手を連続に打ち出す。
「いーじゃん、いーじゃん、スゲェーじゃん?」と早口で何か呟いている。
「KKKKKkkkkkKKK」
とKが声にならない悲鳴を上げる。
彼は続けてKの後ろに回りアレをする。
「ベ○・ホームッ!!」
「KKKkkkkkKK。」
Kは彼から逃げる。
そして、Kは反撃を開始する。
「アイアンバック。」
それは見事に彼の急所に直撃する。
彼はあっけなく死んだ。
「嘘っ!!」
と俺たち。
「K第3計測室に侵入ここに来ます。」
ここは破壊工作団の本拠地だ着たら唯じゃすまないだろ。
「KはこのままP16へ移動。ここに来るまで後12、11、10、9・・・・あ、死んだ。」
「ええぇ?呆気なっ。」
201X年。
我々の敵Kは死んだ。
その際に我々が飼いならしておいたEも死亡。事態はこれで一件落着だった。
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