IS?インフィニット・ストラトス?黒獅子と駆ける者? |
episode45 生徒会長登場
そうして時間は過ぎていって夏休みが終わり、二学期に入った頃・・・・・
「・・・・・・」
隼人はとある場所にて腕を組んで立っていた。
「・・俺が一緒に居る必要は無いような気がするんですけどね」
「あら、忘れたかしら?私の助手であることを」
と、楯無が隼人を見て言う。
「そうでしたね・・・・」
と、棒読みな言い方で隼人は返事をする。
ちなみに今は体育館にて全校集会が行われており、隼人と楯無生徒会メンバーはステージ横側にいた。
「それじゃぁ、言った通りにしてね」
「了解しました・・・」
そうして体育館のメインアリーナでは全校生徒が集まっており、一応最小限の声の大きさで話しをしていた。
「そういや、隼人はどこにいったんや?」
「さぁ・・・。ここに入る前にどこかに行っていた様な気がするけど・・・」
エリーナとティアは隼人がいないことを気にしていた。
「それでは、次に生徒会長の話に入ります」
そうして学園長の長い話が終わって、ステージに出てきた三年生が言うと、ステージの教壇に楯無が現れた。
「おはよう諸君。最近色々と立て込んでいて挨拶がまだだったけど、、私の名前は更識楯無・・・君達生徒の長よ。よろしくね」
楯無は軽く自己紹介をすると、微笑を浮かべる。
「さて、今回話すことは今月の一大イベント学園祭についてだけど・・・・今回だけは特別ルールを導入するわ。その内容というのが・・・」
すると楯無は扇子を取り出すと、横にスライドさせて、それに連動するかのように後ろで投影型モニターが表示された。
「名付けて、『各部対抗織斑一夏争奪戦』!」
そして楯無が扇子を広げると、投影型モニターにそう文字が表示された。しかも達筆。
「え・・・?」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
そして体育館に地響きが起こりそうな叫びが響き渡る。
「静かに!」
そして楯無の一言で生徒全員静まる。
「では、説明を生徒会長助手にしてもらいましょう」
楯無は横に手招きをして俺を呼ぶ。
(これくらい自分ですればいいんじゃねぇ?)
隼人はそう思いながらもステージに出ると、どよめきが走る。
「な、なんで隼人があそこにいんのよ!?」
鈴もそれに驚いていた。
「・・・・・・・・」
簪は知っていたので、その様子を見ていた。
「は、隼人・・・」
「あんなところにおったんか・・・」
エリーナとティアは唖然としていた。
「な、なぜ隼人があそこに・・・」
「俺に聞くなよ。俺はなんであんなことになっているのかが知りたいんだが・・・」
箒と一夏も驚いていたが、一夏はむしろあんな企画になったことに疑問を抱いている・・・・・
「えぇ・・・学園祭では各部活ごとの催し物を出して、それに対して投票を行って、上位に入った部活には部費に特別助成金が出る仕組みでしたが、生徒会長の発案で今回は特別案として、織斑一夏を一位になった部活に強制入部にさせようというものです。はい」
隼人の説明が終わると、再度生徒達の叫びが体育館に響き渡った・・・・・
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
そうして同日の放課後の特別HRにて学園祭の出し物を決めていた。
隼人がそれをまとめる役目を担っているが・・・・・
「却下」
「えぇ!?」
「じゃぁ、織斑君と神風君のツイスター」
「却下!」
「それじゃぁ織斑君と神風君のポッキー遊び!」
「却下!!」
「じゃぁ織斑君と神風君の王様ゲーム!」
「大却下!!」
「えぇぇぇぇっ!!」と、女子一同より大ブーイング。
「何で俺と一夏が客受けをしなきゃいけないんだよ!しかも誰が嬉しくなるんだよ!」
「私は嬉しいわね、断言する!」
「そうだそうだ!女子を喜ばせる義務を全うせよ!:
「二人は共有財産である!」
「あのなぁ・・・」
隼人は頭を掻く。
「他にマシな案はないのか!」
「では、メイド喫茶はどうでしょうか」
と、言ったのはまさかのラウラであった。
それは回りも同じであって、唖然としていた。
「客受けはいいとして、飲食店であれば経費の回収も行えます。それと招待券で外部より来るのであれば、休憩所としても需要も少なからずあると思います」
ラウラは俺の前と千冬だけには敬語であるが、それでもラウラが言いそうにないことなので、周りは理解に時間を有した。
「・・・まぁ、マシといえばマシだが・・・・他のみんなはどう思う」
隼人が聞くが、急に振られたせいで戸惑っていた・・・・
「良いと思うよ。隼人と一夏が執事か厨房を担当してもらえばオーケーだよね」
と、シャルロットが援護を入れると、それは的中する。
「織斑君と神風君の執事服姿!いい!」
「それでそれで!」
どうやら決まったようだ。
「よし。それじゃぁ一夏。織斑先生に決まったことを伝えておけよ」
「って、何で俺が!?」
「俺は今から生徒会長のところに行かないと行けないんでな」
「くっ・・・」
「じゃぁ、よろしく」
そうして隼人は教室を出た・・・・
「そういえば神風君って生徒会長の助手だったよね」
「でも先輩から聞いたけど、助手って噂じゃ相当生徒会長からの信頼がなければなれないらしいよ」
「じゃぁ神風君って生徒会長から絶対的な信頼を得ているって事なの?」
隼人が教室を出た後、女子陣が話しを話しを始める。
「絶対的な信頼、か」
するとティアは浮かない顔で呟く。
「どないしたん?ティア?」
そしてエリーナが心配そうに聞いてきた。
「ううん・・・。なんでもない」
「・・なら、いいんやけど・・」
「・・・・・・」
「失礼しました」
そうして一夏は職員室から出てきた。
「はぁ・・・いつも人任せなやつだ」
一夏はそう愚痴ると、廊下を歩いていくと・・・・
「・・・え?」
一夏は目の前の光景に疑った・・・・
前のT字路の左側より袴姿の女子が竹刀を持って右側に勢いよく走っていくが、その直後になぜか吹き飛ばされて戻ってきた。
「・・・・・」
一夏は目を擦って前を見る。
すると今度はボクシンググローブをつけた女子が吹き飛んできて、先ほどの女子の上に重なる。
「・・・・・」
一夏は唖然となるが、すぐにそこに向かう・・・・
「・・・・ふぅ・・」
隼人は一息吐くと、後ろ側に振り向く。
「さすがね・・隼人君」
と、楯無は微笑を浮かべる。
「別に俺の護衛が無くてもいいんじゃないか?」
「だとしても、あなたは私の助手よ。それなりの護衛はして欲しいものね」
「そうでしょうかね」
そして左の窓ガラスが割れて矢が飛んでくるが、隼人はその矢を掴み取ると、背中に背負っている鎮圧用のショットガンを左手に持って引き抜くと、隣の校舎にいる弓女に向けて発砲すると、放たれた弾丸は十字に展開し弓女の顔面に直撃して撃破した。
「えぇ。少なくとも隼人君は私が誇りに思える守護者(ガーディアン)ですもの」
「・・・・・・」
そして隼人はショットガンのポンプアクションを持つと上下に振って空薬莢を排出すると、持ち手を持つと、後ろの角に向けてショットガンを放った。
「のわぁっ!?」
その直後に一夏の悲鳴が聞こえる。
「で、いつまでそこに隠れているつもりだ」
隼人がそう言うと、一夏が両手を上げて出てきた。
「か、隠れてなんかねぇよ!ってか、いきなり撃ってくるなよ!」
「それはすまんな。だが、そこでこそこそとやられると撃ちたくなるんでな」
「なんじゃそれ・・・」
「まぁそんなことはいい。ちょうどお前を探していたところだ」
「俺を?」
「あぁ。ちょっとばかり生徒会と話し合いだ」
「・・・・・」
「あぁそうだ。こっちは・・・もう朝見たと思うが、生徒会長の楯無さんだ」
そして隼人は横にずれると、楯無を一夏に見せた。
「更識楯無よ・・織斑一夏君」
「は、はい。よろしくお願いします」
「ここで話すのは何だし、生徒会室に移動しましょう」
「そうだな。ついて来い一夏」
「あ、あぁ」
そして三人は生徒会室に移動した・・・・・
「はぁ・・さすがに連続じゃきついな」
そうして三人が生徒会室に入ると、隼人は鎮圧用のショットガンをイスの脇に立てかけてから座る。
「なぁ、あれって何度もあったりするのか?」
「いいや。普段はあんなに頻繁に襲撃なんかないんだが・・・」
「今日はかなり多くなったわね。少なくともさっきのを含めると十人ぐらいあったかな」
「そ、そんなに・・?」
「まぁな。こいつも今日初めて使ったんだがな」
と、隼人はショットガンを軽く叩く。
「・・・・・」
「心配するな。女子の身体を考慮して作られた鎮圧用のショットガンだ。多少痛みがあるけどな」
「いや、そうじゃなくてだな・・・」
一夏は「うーん」と静かに唸る・・・・
「さてと、本題に入りますか」
「そうね」
「・・・・・」
「今回の学園祭での投票戦というのは、元の始まりは各部活からの苦情から始まったんだ」
「苦情?」
「あぁ。その苦情というのが、お前がどこの部活にはいらないって言うものだ。生徒会でもまずいことになったんだ」
「それであの投票戦を」
「そういうことだ」
「・・・理由は分かったんだが・・ISの訓練だけで手一杯だって言うのに、部活に入ったらますます忙しくなるだろ」」
「心配するな。そこは策を練っている」
「?」
「それと、楯無さんがその間お前を鍛えてくれるらしいからな」
「俺を?」
「えぇ」
「どうして俺を?」
「それはもちろん・・・弱いから」
一夏はそう言われるとムッとする。
「それなりには強いと思っていますが」
「いいや・・。無茶苦茶弱い。隼人君から鍛えられているといっても、弱い」
「・・・・・・」
「強いて言うなら、お前は白式の性能に頼っているから操縦者自身が弱い・・・・楯無さんはそう言っているんだ」
「白式の?」
「そうだ。雪片二本にカートリッジシステムの導入で零落白夜の白式本体へのエネルギー依存がなくなって、稼働時間の大幅な延長がされたとは言えど、お前は雪光になってから新機能の不知火を頻繁に使用しているからな」
「うっ・・」
図星だったのか一夏は言葉を詰まらせる。
「まぁそういうことだ。俺からも言わせれば、一夏自身が弱い。白式の性能と技量が釣り合ってない」
「・・・・・・」
「それに、お前は運が良いと思っとけ」
「え?」
「楯無さんから鍛えてもらうってことは滅多に無いぞ」
「そうなのか?」
「あぁ。素直に受けとけ」
と、隼人は一夏の肩をポンと叩く。
「・・・・」
「決まりね。明日から放課後に時間を空けておくから、第三アリーナに来てね。後隼人君も来るのよ」
「分かっていますよ」
そんでもって、話は終わって今日は解散となった・・・・・・
後書き
最近どうも作品を書くスピードが落ちてきている。というか執筆に集中できない。その為か最近話がぐだぐだになっているような気がする・・・。小説を書く人ってこうなりやすいのか?
それはさて置き、この作品と併行して新作を書こうと思っている。今のところストーリーの構築中で、内容としてはISとアーマードコアのクロスものにしようと考えています。
それと、皆さんにお聞きしますが、ISのキャラにガンダムシリーズの機体を当てるとすれば何が似合っていると思いますか?ちなみに作者はまだ全部ではありませんが・・・・・
一夏:未定(ユニコーンではない。そもそも今の白式のモデルがユニコーンガンダムのと、一夏自身の戦法と性能が合わないのが選ばなかった理由。一応大型の剣を持った機体が理想的かな。ちなみにゴッドガンダムはNG)
箒:∞ジャスティス(イメージ的・・・かな。たぶん変更あり)
セシリア:ストライクフリーダム(セシリアには勿体無い気がするが、選んだ理由としてはドラグーンの形状がブルー・ティアーズと似ているのと、ライフルを直結させたロングライフルがあることと、若干色も似ている)
鈴:ガンダムアルトロン『EW版』(龍繋がり。それならシェンロンガンダムがいいんじゃないかって思いますが、ドラゴンハングの構造上EW版のほうが理想的。ちなみにビームトライデントが鈴に似合いそうというのが理由の一つ)
シャルロット:ヘビーアームズ改『TV版』(これ以外考えられない・・・かな)
ラウラ:未定(どうしてもラウラのパーソナルカラーである黒は外せない。ストライクノワールが似合いそうですが、諸事情で見送らせます。一応砲撃戦の機体が似合いそうかな・・・例えばヴァーチェやセラヴィーなど)
楯無:クロスボーンガンダムX2(ランス繋がり。なんとなく似合っているかな・・・?)
簪:未定(今のところ理想像がいまいち浮かばない・・・。まぁミサイルを主に使う機体が妥当かな・・・。しかし、あの厨二病のオリジナルザクは大却下!それと支援機もありかな・・・)
千冬:アストレイレッドフレーム(日本刀を持った機体というとこれしか思い浮かばない)
以上です。コメントお待ちしています。ちなみに結果次第では今後のストーリーに絡んでくるかも・・・・
説明 | ||
トラックに轢かれそうになった女の子を助けて俺はお陀仏になった・・・。・・・って!それが本来の死じゃなくて、神様のミスで!?呆れている俺に、その神様がお詫びとして他の世界に転生させてくれると言うことらしい・・・。そして俺は『インフィニットストラトス』の世界に転生し、黒獅子と呼ばれるISと共にその世界で戦うぜ! |
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コメント | ||
簪 グゥレイトなバスター(Kaine0819) セシリア:メリクリウス(jon/doe) 簪:ヴェルデバスター (mokiti1976-2010) 箒:ガンダムエピオン(retusa) セシリア:Hi-νガンダム(retusa) 一夏:デスティニー(福音の魔弾) 千冬:スサノオ(モノクマ) 千冬:ブルーフレームセカンドL(鍵山雛) ラウラ:ゴールドフレーム天ミナ(鍵山雛) 箒:ソードカラミティ(機体色も赤だし対艦刀も一対あるから。射撃武器を追加しとくと良いかも)(モノクマ) 一夏:アストレイレッドフレーム(モノクマ) |
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