IS-D インフィニット・ストラトス-デジタライズ |
第6話
Side 一夏
代表決定戦はISが暴走したり何だりで結局有耶無耶みたいな形になってしまった…
俺はボーデヴィッヒに少し聞きたいことがあったため彼女が寝ている保健室へと足を運んだら、そこに織斑先生が入っていくのを見て、後にしようかと思い振り返ると箒達が今回の試合で関わっていたメンバーを連れてこっちにやってきた
「一夏」
「皆…鈴達はどうしてここにいるんだって顔してるな」
「当たり前よ!!なんか試合が有耶無耶に終わって一息ついていたら『さっきの事で話があるからついてこい』って弾に連れてこられたんだから!!」
(一夏が話があるって言うのすっぽり抜いてんなこいつ)
「そのとおりですわ!!」
「で、どんな内容なんだ?」
「ああ…ボーデヴィッヒと織斑先生は保健室だな?」
「ああ、さっき入っていくのを見た」
「ならそこでいいか…人払いをすればいいし、盗聴器の類はこれで対処できるしな」
そう言って箒がスカートのポケットから取り出したのは小さい箱型の機械
「それってもしかして…」
「私達も使ってる、篠ノ之博士お手製盗聴・盗撮・スパイ行為対策機、通称『盗めないぞ君』だね」
「いつ聞いても微妙なネーミングセンスだな…」
「なんで篠ノ之博士お手製の機械を手に入れられるんですの!!」
「私があの人の妹だからだ…先週の自己紹介の時も言っただろう…直接ではないが」
「で、一体どうしたんだよ、本格的なのは後日って話だったじゃないか」
「そうも言ってられない理由ができたということだ…悪いニュースがいろいろきたもんでな」
「そうか…なら行くか」
そうして保健室のドアをノックすると織斑先生が誰で何の用か確認すると太一が織斑先生とボーデヴィッヒを含めて先ほどの試合とソレに関連したことで話があるというと織斑先生はドアを開けてくれた
「で、一体どんなものなのだ」
有無を言わせずに離させる気かこの人は…
「内容としましてはボーデヴィッヒのISのVTシステムに関連した事とそれと同時に現れた謎の生物についてです」
「どちらの情報のほうが重要だ」
「どちらも同格です」
「ならば「こちらで進めさせてもらいます」む…」
「まず、ボーデヴィッヒ」
「なんだ」
「お前が率いている部隊、シュヴァルツェ・ハーゼだが…解散が決定している」
「なに!!」
「理由は簡単だ…VTシステムだ」
アレはどんな理由があっても作成、研究が禁じられているからな…
「つまり、ドイツはIS保有のため、お前の部隊が独断で取り付けたことにしたということ…つまり、お前達はトカゲの尻尾にされたということさ」
「ば、馬鹿な!!」
「加えて、かつて織斑先生に教導されているという過去もあるからな…その時にとったデータから作り勝手に搭載したというのが連中の公式見解になるだろう」
「馬鹿な!!そんなことは」
「もちろん、俺達はお前の部隊がそれをしてないという裏をすでにとっている…しかし、搭載されていたという事実をお前達は知らなかった…」
「そんなに『世界最強』が欲しいのかな?」
「だろうな、現在ISはオリンピックのようなものに落ち着いてはいるが、実際はパワーバランスを崩壊させている…世界大戦時と似たような状況なのさ」
「どういうことよ」
「ISの性能が高いということはその国の技術が高いということだ。と言うことは世界一ということはその国が地球上で一番優れた技術を持っているという証明になる」
「そうなると、ほぼ世界の主導権を持つことができますね」
「はい、なので、どこもそれを欲しているんですよ」
「だからか?俺が誘拐されたのって」
「「「誘拐!?」」」
「ああ、将を射んとせば先ず馬を射よということだ…」
「つまり、教官を欲したからこいつは誘拐されたということか?」
「まあな。おそらく、VTシステムの精度向上、IS操縦者の技能向上、下手をすれば開発者とのパイプを作ることも可能…更に、自国内で起きた事件なんてもみ消すのは容易いから、デメリットもない…よくできたシナリオだ」
「それに、VTシステムも連中にしかわからないように搭載されていたら、いくら知らないと叫んでも実際に搭載されているということで逃げることはできない」
「そのうえ、お前の生まれについても少し調べたら分かったが…奴らは、お前達のことを『人』ではなく『モノ』として見ている…」
「だけど、そんな連中にISを渡したらまたこういうことになるとわかりきってるからな」
「だから、少々強引な方法でお前達全員とその部隊に関するデータすべておよびISを『あの人』が引き取ってくれた」
「『あの人』?」
「誰ですの?」
「世界で唯一の人」
「詳しいことはボーデヴィッヒだけに教えてやる。俺達はその人に『家族』と認められているから教えてもらったんだがな」
「……なぜ、そこまで出来る」
「俺は何をしてもあの姉の弟だからと、太一達と合うまでは箒と束さんにしか俺を認めてもらったことがなかったからだ」
俺の言葉に織斑先生が驚いた顔をしている…気がついてるのは俺達ぐらいだが
「『他人から自分を一個の存在として認めてもらいたい』それは大半の人間がもっている」
「だけど、家族に高い実力を持っている人がいたり、優秀な人がいたり、生まれが特殊だと人はそれを判断材料に加え、結果『それ』を重視してしまう」
「!!」
「そして、それはその人の『心』を否応なく傷つける刃になる」
「そのことを、そいつらは気づかず、言い続ける」
「自覚なき悪意というやつだよ」
俺達の言ったことに、誰も何も言わない…
「たいていのやつは2,3回経験するだけだろうが…一夏は姉が『ブリュンヒルデ』、弾は妹が簡易ながら適正A、箒と簪は姉が天才、シャルは親が親だからな…」
「お前はどうなんだ?」
「俺?運良くなかったですよ…ただ」
「ただ?」
「俺が一夏達と会うまでいたところで『人間』は一人も見ませんでしたけどね」
『なっ!?』
「これは、先ほどの件にも関係してきます」
「ボーデヴィッヒさんの暴走の時に現れて、才羽君が瞬殺した黒マントのことですか?」
「はい、あれは種類としてのカテゴリーで言うと『デジタルモンスター』といいます」
「『デジタルモンスター』?」
「もう一つ付け加えて説明すると、俺達のISのコア人格はそのデジモンなんだ」
「エェェ!!」
「細かい説明は後回し、まず、彼らの生態系というか、彼らの世界について説明します。彼らが住んでいる世界は簡単に言うともう一つの世界、平行世界というのが一番しっくりきますかね」
「平行世界!?そんなのあるわけないじゃない!!」
「だが実際にお前は目撃している。それを否定するってんならさっき起きたこと、見たことを否定するんだな」
「ぐ…」
「最大の特徴は存在すべてが電子データでできているということです…さっき平行世界と言いましたが、存在の仕方としてはインターネットのホームページとかですね」
「もうひとつの特徴は人の心を介して生まれている世界ということです」
「ボーデヴィッヒさんが暴走して出てきたでしょ、あれはボーデヴィッヒさんの心がソレを望んだからなんだよ」
「何!!」
「ボーデヴィッヒはどこかで『相手を自分の力で一方的にいたぶる』というのを強く持っていたんだろうな…でなきゃ、あいつが出てくるはずがない」
「知っているのか?」
「…俺も昔太一がいた世界に行って、そこであいつに一方的になぶられたんです」
「え…」
「ちなみにそれに気づいた太一が駆けつけてお返しとばかりに同じ事をしてトラウマを作ったんだろうな…」
「だからあの時才羽君を見てあんなに震えていたんですね」
「はい…というかお前、どんだけやったの?」
「……4日ぐらいかな?狩りの要領でやった」
「…鬼だな」
「というか完全体をそういうふうに一方的に手玉に取るなんて…」
「しかも瞬殺…世代が違うといってもああもあっさりだと太一が化物に思えちゃう」
「今の完全体とか世代とはなんだ?」
「人間で言う成長度合い…赤ん坊とか少年、青年、大人、って感じですかね」
「基本的には幼年期、成長期、成熟期、完全体、究極体の5種類」
「亜種的な感じでアーマー体、ハイブリット体、ジョグレス体が存在しています」
「実際に見たほうがいいだろう」
「そうだな…ウォーレイ、メタルル出てきてくれ」
「ゼロ、来てくれ」
「サン、出番だ」
「紅、顔を見せてくれ」
「ガイア、ライト、お願い」
「シャフ、でてきて」
俺達がそう言うと半透明の相棒達が俺達の肩や頭の上に現れる
「ななな、何!?」
「俺達のISのコア人格だ」
「更識さんと才羽君は2つもあるんですか!?」
「ええ、まぁ…」
「珍しいですけど、どのISもこうなる可能性はありますよ」
「そうだな、姉さんでさえコア人格に関しては正確に把握できていない…もしかすると、初期化したはずのコアの内部にそれ以前のコア人格が消されずに残っていて、新しいモノが組み込まれ、それに対応したコア人格が形成されればコア人格が複数という状態になるだろうな」
あくまで可能性の話だが、と箒が続けるも、少しむずかしいのか理解しづらいのか、一部思考回路がショートしているようだ
「まぁ、無理に理解しなくてもいい、そもそも私達のISはコア人格との連携を主眼に設計されたものだからな」
「そうなんですか?」
「はい、俺達の相棒といいましたよね、その世界に行って俺達と意気投合し、心と心でつながった存在です」
「それを束さんがISのコア人格としてインストールして、その武装や能力、形状などをそのまま再現できるようにしてくれたんです」
「一夏と篠ノ之はわかるが、なぜ才羽、五反田、デュノア、更識はしてもらえたのだ…奴は他人に興味を持たんはずだぞ」
「俺はともかくとして、弾とシャルロットは弊害を、簪は姉妹関係に共感したからでしょうね」
「弊害?受けたようには見えないが」
「ISが出て、妹が簡易適正でAを叩きだしてな…そのころ一夏としりあって織斑先生の事知って図に乗って『男』で『普通』だったから勘当同然の扱いを受けた」
「!!!」
「苗字から察してると思うけど、僕の親はフランスのデュノア社の社長…デュノア社が経営難なのは御存知の通り、そこから何をしようとしていたのかはわかるよね?」
「他社の…他国のIS技術の窃盗…」
「そう、しかもわざわざ世界初の男性操縦者に仕立てあげようとしてまでね…」
「なんていうか…欧州の方って…」
「ソレ以上言うな…気持ちは同意だが」
「出身の僕でもそう思うよ」
「?でもあんた今女じゃない」
「ああ、束さんの新型を困っている所を助けてくれる優しい子だからって理由で僕にくれて、データを取るために、ね…まぁ運が良かったよ」
「そうなんだ…」
「私はお姉ちゃんが優秀で…多分、一夏や箒と同じとわかったから…かな」
「俺の場合は情報提供の見返り…ってところかな。生まれてからほぼずっとあっちの世界で暮らしてたから、この中で一番知ってるから」
「な!!」
「じゃあ、あんた…」
「ああ、俺は親のことを何も知らない」
「そんな…」
「まあ生きてたとしても恨んじゃいないぜ、なにせそのお陰でたくさんの大切なモノと出会えたんだからな」
「………」
誰も何も言えない感じになるけど…簪とシャルロットは頬染めてる…いや、大切なものって多分お前達が考えている意味じゃないと思うぞ
「それで…世代の説明だったな」
「まずは私の紅ことメガログラウモン」
「俺のサンことライズグレイモン」
「俺のゼロことエアロブイドラモンが、完全体に分類される」
メガログラウモン
完全体
サイボーグ型
ウイルス種
必殺技:アトミックブラスター
ダブルエッジ
「巨大なグラウモン」の名前を持つ、サイボーグ型の完全体デジモン。その名の通り体は大きく巨大化しており、上半身は最強金属“クロンデジゾイド”でメタル化されている。両肩に付いている2基のバーニアで飛行することもでき、対空・対地攻撃の両方が可能である。有り余るパワーで暴走するのを抑えるために、顎の部分にクツワのような拘束具を付けている。また背部の部分から帯のように伸びる「アサルトバランサー」は伸縮自在で、敵を貫き刺すこともできる。得意技は両腕の「ペンデュラムブレイド」で敵を切り裂く『ダブルエッジ』。必殺技は両胸の砲門から原子レベルで敵を破壊する『アトミックブラスター』。
ライズグレイモン
完全体
サイボーグ型
ワクチン種
必殺技:トライデントリボルバー
ライジングデストロイヤー
ソリッドストライク
体の半分以上を機械化しているサイボーグ型デジモン。その巨体にも関わらず大空へ飛翔し敵を討つ。左腕の巨大なリボルバーから発射される攻撃力は核弾頭一発分に匹敵するといわれ、その凄まじい威力と反動により通常は連射不可能である。尚、銃身はその威力に耐えられるようクロンデジゾイド製である。必殺技は、クロンデジゾイドの限界耐久で高速連射(3点バースト)する『トライデントリボルバー』と、翼にある3連ビーム砲及び、胸部発射口からビーム弾幕を放つ『ライジングデストロイヤー』。また、敵に突進して巨大なリボルバーで殴り倒す『ソリッドストライク』も打撃力抜群である。
エアロブイドラモン
完全体
聖竜型
ワクチン種
必殺技:Vウイングブレード
ドラゴンインパルス
ウインドガーディアン
ブイドラモンが更に進化し、空中での移動が行えるようになったのがエアロブイドラモンである。希少種であるブイドラモンの中でも、数々の戦いをくぐり抜いて来た歴戦の強者のみが進化できると言われ、その存在はもはや伝説となっている。翼を得た進化だけではなく体の各所がより格闘的に進化し、より高い攻撃力と防御力を身につけている。そこに空中からの攻撃を加えれば、もはやエアロブイドラモンにかなう敵はいないであろう。必殺技は鼻先のツノと翼のエッジ部分をつなぐようにV字状のエネルギー体が形成され、敵に向かって飛んでいく『Vウィングブレード』と、竜の形をした衝撃波を飛ばす『ドラゴンインパルス』。『Vウィングブレード』は翼の剣が敵を切り裂く技だが、飛行中でないと使用できないのが欠点。加えて『ドラゴンインパルス』はオーバーライトが激しいため、確実に寿命を縮める。存在が伝説とかしている理由でもある。また、ブイドラモン時代の技は全て使えるため、地上戦や接近戦にも柔軟に対応できる。更に、広範囲攻撃には翼で巻き起こす『ウインドガーディアン』で全て防ぎきる
「でも人間でも強い弱いがあるように、世代差があっても対等に戦える奴もいる」
「俺のゼロが最たる例だな。実際、太一のメタルルと互角に戦ったりも出来る」
「ちなみに完全体は人間で言うと大人になりたて…成人って感じかな」
『そうだね…』
「喋った!!」
『僕達にも心はあるからね…姿形が違うだけで、基本的には君たちと一緒なんだよ』
「へぇ…」
「つぎは究極体、ウォーレイとメタルルだな」
ウォーグレイモンX
究極体
竜人型
ワクチン種
必殺技:ガイアフォース
ガイアフォースZERO
ポセイドンフォース
ポセイドンフォースZERO
ブレイブトルネード
全体的に角ばっており、機械的なデザインになっている。ブレイブシールドがなくなっているが代わりにバーニアを装備しており、高い機動力を得ると共にドラモンキラーがブレイブシールドに匹敵する硬度に強化された。また、ドラモンキラーは爪部分を射出可能。陸戦型最強デジモンとも言われる。必殺技はバーニア噴射により急接近し、文字通り零距離でガイアフォースを叩き込む強化版『ガイアフォースZERO』。通常のガイアフォースも使用できるが、ウォーグレイモンが大気からエネルギーを集めていたのに対し、こちらは大地からエネルギーを集めている。また、新たに取得した技『ポセイドンフォース』は、周囲の水を一点集中させて敵にぶつける技である。こちらも『ガイアフォース』同様ゼロ距離で叩きこむタイプも存在している。また、バーニアが装備されたことで速度が上昇しているため、ブレイブトルネードの回転速度、進行速度も飛躍的に上昇しているため、並大抵のデジモンではその攻撃範囲から逃げることはできない
メタルガルルモンX
究極体
サイボーグ型
データ種
必殺技:コキュートスブレス
ガルルバースト
ガルルモンが全身を生体金属クロンデジゾイドメタルで機械化し、ミサイルやマシンガンを内蔵したサイボーグ型デジモン。ビーム状の翼を展開して超高速で飛行し、暗闇に隠れた敵をも鼻先のレーザーサイトで精確に捕捉することが出来るため一度戦闘になると逃亡は不可能である。二足歩行になり、右肩にビーム砲、左腕にメタルストームというガトリング砲が追加された。必殺技は口から絶対零度の冷気を放つ『コキュートスブレス』、全身の武器を一斉展開、射撃する『ガルルバースト』
「究極体はデジモンの最終進化系で、基本これ以上の進化はありません」
「もちろん、中には例外的に進化するのもいますけどね」
「戦闘力にいたっては同世代同士でないと戦いにならないってぐらいに強い…太一が見せたみたいにな」
「無論、精神状態とか環境の変化とかもあるから、一概にそうとはいえないがな」
「人間で言うとちょうど色々と経験した大人って感じかな」
「働き盛り」
「ソレは少し違うんじゃないか?」
「つぎはハイブリット体、簪のパートナーだ」
「ガイアとライトだね」
アルダモン
ハイブリット体
魔人型
バリアブル種
必殺技:ブラフマシル
ブラフマストラ
伝説の十闘士の力の全てを受け継ぎ、未知の能力を得ることで伝説を越えた火の能力を持つデジモン。乱暴な素行から敵をつくることが多いが、その名はインド神話における神の融合形態に由来しており、獣の野性と人の知性を併せ持つことで、怒りや恐怖を正義の力に変えて戦う魔神である。戦闘においては、全てを溶かし全てを焼き尽くす超広範囲な攻撃を繰り出す。その様相はあたかも現代核兵器の恐怖を沸騰させる破壊力である。必殺技は「デジコア(電脳核)」の聖なる炎を極限まで高め、太陽の高温・高密度の中心核を自らつくりだして大爆発させる『ブラフマシル』と、両腕の超兵器"ルードリー・タルパナ"から放つ超高熱弾の高速連射『ブラフマストラ』。また、ルードリータルパナは格闘戦に用いて戦うことも可能であり、接近戦も得意とする。
ベオウルフモン
ハイブリット体
戦士型
バリアブル種
必殺技:リヒトアングリフ
ツヴァイハンダー
伝説の十闘士の力を全て受け継ぎ、未知の能力を得ることで伝説を越えた光の能力を持つデジモン。獣の野性と人の知性を併せ持ち、2刃の大型剣"トリニテート"を片手で軽々と振り下ろす豪腕戦士。戦闘においては熱することなく冷静沈着に状況を判断して戦うが、仲間の為に戦い、強大な敵に挑戦する戦士の道を信じている。"ロラント2(ツヴァイ)"を持ち、遠距離戦・近距離戦ともに得意である。必殺技はロラント2より発射される複数の追尾ミサイルが敵を強襲し、主砲で敵を仕留める強力なコンビネーション重火器『リヒトアングリフ』と、大 型剣トリニテートを上段より亜光速で振り抜き、敵を一瞬にして寸断する『ツヴァイハンダー』。
「ハイブリット体の特徴は明確なランク付けがないってところだな」
「ああ、場合によっちゃ究極体とも互角に戦えるが、成熟期に苦戦することもある」
「つまり、そのパートナーの腕次第ってことね」
「ああ、それで簪は代表候補生になった、ということは」
「最低でも箒達と同格ってことだ」
「ふぇぇぇ…」
「最後はジョグレス体」
「僕のシャフだね」
パイルドラモン
ジョグレス体
竜人型
フリー種
必殺技:デスペラードブラスター
エスグリーマ
エクスブイモンとスティングモンがジョグレスして進化した竜人型デジモン。 竜型をベースにその要素を色濃く残しており、竜の持つパワーと昆虫の持つ甲殻で鉄壁の防御能力を身につけている。パワーもさることながら、俊敏な動きで敵にとどめを刺す。忠誠心が強く、主人のためには命を落とすこともいとわない。得意技は両腕の甲から伸びるスパイクでラッシュを繰り出す『エスグリーマ』。必殺技は腰から伸びている2本の生体砲から放たれるエネルギー波『デスペラードブラスター』。
『『僕は2つのデジモンが1体となっているんだ。だから、1つの体に2つの意識がある状態…二重人格に近いんだ』』
「うわぁ…なんでもありね」
『僕達は人間の心を介して生み出される』
『だから、人間の数だけ、僕達デジモンはいる』
『『どうして簪や太一、シャルにパートナーが2人いるのかはだれもわからないけどね』』
「もしかしたら二重人格ってことかもな」
「しばくぞ」
「とまぁこんなところ…あ、ボーデヴィッヒは今日1日ここですか?」
「ああ」
「なら、悪いけど凰、オルコット、山田先生、織斑先生は出ていってください」
「ここから先は『秘密を共有』する者たちだけではなしあいたいので」
「……分かった」
そうして織斑先生が3人を連れて出ていくが…その時、自分が外された事を悲しんでいるように見えたな…まぁこうなる原因を作ったも同然なんだからな…
「気配は?」
「ある…防音は?」
「部屋の前に立っても聞こえなかったから、普通に話せば大丈夫じゃない?」
「よし、ボーデヴィッヒ、さっき引き取られたというのは理解しているか?」
「ああ、言い方からも大体想像が出来る…篠ノ之博士だな」
「ああ。他のISコアを全部凍結されるか、それともそいつらを自分に引き渡すかという脅しに近い交渉だったがな」
「そもそもドイツのやり方は姉さんは気に入っていなかったからな…最も武器として扱っているのはどの国も一緒だが…」
「試験管ベビーだのナノマシン移植による身体に擬似センサー仕込むとか人を何だと思ってんだ、ってかんじだ」
「奴ら…ドイツ上層部にとっては『人』ではなく『コマ』なんだろうな…『命』を数でしか数えたことがないのだろう」
「よくドイツ人の私の前で言えるな、そういうことが…」
「むしろそういう扱いをされてもドイツ人といえるお前がすごいけどな」
「確かにね…僕、フランスという国自体にもう愛着ないもん」
「そうなのか?」
「うん、お母さんが眠ってるからまだ国籍を残してるって感じかな…もし、付いて行きたい人ができたらあっさり捨てるよ」
チラチラと太一を見てるけど、太一はソレに全く気づいていない…
「ま、会うのはちょい無理だけどな…部隊の連中はもう束さんと一緒だが、お前はまだ『IS学園の生徒』だからな」
「あらゆる法に縛られないとはいえ学園の規則はあるからね」
「生徒会役員が破るわけにもいかないしな」
「ちょっといいか?」
「何だ?」
「お前達の口ぶりから行くと束さんの居場所を知っていて、なおかつそこは見つからない用な場所のように感じる…すでに連中が合流しているという点からな」
「ああ、知っているし、連絡手段も持っている」
「あ、ボーデヴィッヒさんにも部隊の皆さんとの連絡用のもらったほうがいいんじゃないかな?」
「ソレもそうだな。頼んでおこう。明日には届くだろう」
「…なぜ、そこまでしてくれる」
「昨日の敵は今日の友というからな」
「境遇も似てるしね」
「これからさ、ボーデヴィッヒさんのこと、ラウラって呼んでいいかな?」
「そうだな、ソレ以外の何者でもないしな」
シャルロットや太一の意見に皆賛成みたいだ
「だったら、俺達の事も名前でいいぜ」
「そうだな。もう『仲間』なんだもんな」
「「「「「「ソレじゃ、これからよろしくな、ラウラ」」」」」」
「ああ…よろしく頼む」
「俺達は仲間を見捨てない、どんな時でもな」
「しっかり休めよ」
俺達は各々ラウラを労って部屋を出て角に来ると、織斑先生がいた
「なぜお前達はそうまで出来る」
「人を恨むのに理由はいりますが、人を助けるのに理由なんていらない、そういうことです」
「織斑先生はなぜISが作られたか知っていますか?」
「…人類が新しい環境…宇宙への進出を目的としてだろう」
「でも、『白騎士事件』のせいで世界は『力の象徴』としてしか見ず、結果、今日のようなことになりましたね」
「……何が言いたい」
「いえ、『力』を持って好き勝手やって何か起きても他人任せで知らないふり、責任なんていつも場外ホームラン、そんなふうに生きれたらさぞ幸せだろうなと思っただけです」
「『力』を行使するのには『理由』以外に必要な物があるというのか」
「当然です」
「『力』はただ『力』です。振るうのに『理由』だけでなく、それを振るうに伴って起きる『結果』への『責任』と『覚悟』を持たないといけないんです…『ブリュンヒルデ』という称号の『責任』と『覚悟』の意味、わかりますか」
「…お前達は分かっているのか」
「ええ、デジタルワールドではそういうことも学べましたから」
「これ以上いると夕食を食いっぱぐれそうなので、失礼します」
そう言って俺達は寮へと向かった
Side Change 一夏→千冬
力を振るうことの責任と覚悟…
私が…束の言うことを無視して軍隊を相手にしたから、こうなったのか…
そして世界は…こうなったのか…
誰か…教えてくれ…
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久しぶりの更新です 次回は代表の発表 代表戦まで行く予定です |
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