僕と君とやり直したい出来事と 第十一問 
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―雄二side ―

 

 

ったく・・・!

 

雄二「教頭のヤロォめ・・・。おいっクソババァ!次はどっちに曲がればいいんだ!」

 

学園長『右さね、右に曲がったらそのまま走り続けな。そのペースならすぐ追いつくだろ』

 

雄二「了解。そんじゃ後はあいつらのバックアップ頼んだぞ」

 

とにかく、翔子達の救出が先決・・・。

 

雄二「・・・頼んだぞ」

 

明久、ムッツリーニ・・・!!

 

 

―ムッツリーニside ―

 

 

ムッツリーニ「・・・」コソッ

 

不良1「まさか、他のクラスのやつに見られるとは思わなかったなぁ?」

 

不良2「ああ。でもよー?結構可愛くね?」

 

美波・??「「・・・」」

 

ムッツリーニ「・・・こちらはムッツリーニ。島田と工藤を見つけた」

 

学園長『ふむ、慎重に行動しな。気づかれると厄介な事になるだろうからね』

 

ムッツリーニ「・・・ふっ、一瞬で終わらせる!」バチバチッ

 

 

―明久side ―

 

 

明久「次はどっちに行けばいいんですか!」

 

学園長『左に曲がった先に十字路がある、そこも左に曲がりな』

 

明久「左・・・!」ダッ

 

とにかく、早く助けにいかないと!

 

学園長『そのまま走りな。今、追いついてないのはアンタだけだよ吉井』

 

明久「さすがですね皆は・・・はぁ、はぁ・・・」

 

学園長『・・・とは言ってもアンタは十分早いよ。なんせアンタが一番遠いとこを選んだんだ。他のやつらより遅くて当然さね』

 

明久「そうですか・・・そう言ってもらえると嬉しいです。なんたって―――」

 

学園長『ん?』

 

明久「早く助けなきゃいけませんから」

 

学園長『ふん、やっぱりバカっていいねぇ・・・』ボソッ

 

明久「・・・?なにか言いましたか?」

 

学園長『なんでもないよ。・・・ん?』

 

明久「どうかしましたか?」

 

学園長『発信器をつけた子かねぇ?だんだんアンタに近づいてきているよ』

 

・・・え?

 

明久「それって・・・」

 

??「バカなおにいちゃーん!」タッタッタッ

 

明久「は、葉月ちゃん!?」

 

学園長『どうやら隙を見て逃げてきたようだね』

 

明久「そうなの?葉月ちゃん?」

 

葉月「ち、違います!バカなおにいちゃん!早く、早く助けて下さいです!」

 

学園長『どういうことだい?』

 

・・・?

 

??『・・・学園長先生』

 

学園長『この声は・・・学年首席の・・・』

 

霧島『・・・霧島翔子です』

 

学園長『どうやらやったようだね』

 

霧島『・・・はい、雄二が助けてくれた』

 

雄二『おい、ババァ!そんなことはどうでもいい!木下の姉さんはどうした!!』

 

学園長『まさか、いないのかい!?』

 

!?

 

雄二『さっき、ムッツリーニと鉄人に聞いたが、まだ木下の姉さんだけが見つかってねぇんだよっ!』

 

まさかッ!?

 

明久「もしかして葉月ちゃん!」

 

葉月「はいです!葉月を逃がすために、あのお姉ちゃんが・・・!」

 

くっ・・・!!

 

雄二『ヤバいぞ明久!チビッコを拐ったやつらからすれば、もう木下の姉さんには用はなくなる!』

 

そうなれば・・・!

 

雄二『そいつらがなにしでかすか分からねぇぞ!』

 

明久「ッ・・・!」ダッ

 

雄二『急げ明久!』

 

わかってる・・・ッ!もっとだ・・・もっと早く走るんだ!!

 

すぐ行くから!待ってて!!

 

 

 

 

 

―――優子!!

 

 

 

 

 

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バカとテストと召喚獣・吉井明久・坂本雄二・過去 学園 

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