僕と君とやり直したい出来事と 第十二問 |
―優子side ―
・・・ん・・・
不良3「おいっなにしてんだよ!」
不良4「すまねぇ、ついカッとなっちまって・・・」
私・・・どうして倒れてるんだろ・・・
優子「・・・」ググッ
・・・あれ?力がはいら、ない?
不良3「とにかくもうコイツには用はないからこのまま逃げようぜ」
不良4「・・・」
不良3「おい!」
そっか・・・私
『ポタッ』・・・
あの人に押されて・・・頭を打ったんだっけ・・・。
不良4「・・・」ガシッ
えっ・・・?
不良3「なに考えてんだ!?」
不良4「あのよー・・・。このまま放置して逃げるのもいいけどよー・・・。どーせ抵抗できねぇなら連れてっちまおうぜ?」
不良3「なっ!?」
不良4「俺らが抜け駆けしたって、他のやつがどうにかしてくれるはずだろ?人質を逃がした分もちょっとあるしなァ」
どうしよう・・・。自分の力じゃ本当に抵抗できない。
優子「・・・」
不良4「へへへ・・・」グイッ
・・・。
私はここで、諦めようとした。
だって、誰も私が拐われたなんて知ってるはずがないから・・・。
その事を知ったとしてもその時はもう手遅れだと思うから・・・。
必死に抵抗しようとしても頭から血が流れていく・・・。力だって、どんどん抜けていく。
私はもう意識を手放そうとした・・・
でも、その時に聞き覚えのある声が近づいてきた
そう・・・
明久「『 』!!」
声は聞き取れた・・・。でも、意識が遠退く中・・・吉井くんがなんと言っていたかはまったくわからない・・・
でも
明久「くたばれェ!!!」グッ
『ドゴッ』
不良4「ぐはっ・・・!?」ドサッ
私を助けに来てくれたのはわかった・・・
明久「次は・・・ッ」ギロッ
不良3「ひっ・・・」
明久「お前だァ!!」
不良3「うわあぁぁぁ・・・!!」
ここで私は気を失った。だけど、さっきまでとは違う・・・。何か安心感があり、なんの不安も恐怖もなく目を閉じれた・・・
―明久side ・文月学園会場―
司会「えぇ〜、準決勝はAクラス、霧島・木下ペアの棄権のためFクラス坂本・吉井ペアが勝利です」
観客「「「「「???」」」」」ザワザワザワ
―――――
――――
―――
――
―
―保健室―
明久「・・・」
『ガラッ』
雄二「とりあえず、姫路達にはまた店に戻ってもらったぞ明久。今度は鉄人付きでな」
明久「ありがと、雄二・・・」
雄二「・・・。あのな明ひ―――」
霧島「・・・雄二」ブンブン
雄二「・・・」
霧島「・・・吉井。私達は一旦教室に戻る」
明久「・・・うん」
霧島「・・・雄二、行こ」
雄二「・・・ああ」
『ピシャッ』
・・・。
優子「・・・」
明久「っ・・・!ごめん優子・・・。僕が、僕がしっかりしていれば・・・」
そうだ、”わかっていた”はずなんだ。僕は何が起こるかわかっていたはずだったんだ・・・。
雄二や霧島さん、そして優子もわからないことを僕は知っている。
これから起こる”あの日”までの出来事が・・・!!
最初はハッキリしなかった。でも、今日・・・。走っている最中に全てを思い出した。
今までの頭痛にも意味はあった。全ては今回や、今回以外の全てをやり直すよう。知らないうちに思い出そうとしていたんだ。
明久「遅いんだよ!・・・なんでもっと早く思い出せなかったんだ・・・くそっ!」
・・・。
明久「・・・。確か、明日が召喚大会の決勝だったはず・・・」
明日は雄二がムッツリーニに科目変更させて日本史になるはずだ・・・。相手は常夏コンビ。
その後は・・・
”アイツ”が来るはず。そうアイツも協力をしてくれるはずだ
明久「学園長に話をつけなくちゃ・・・」
『ガタッ』
明久「話が終わったらまた来るね・・・」
『ガラガラピシャッ』
僕は学園長室へと向かった。
清涼祭、最後に起こる出来事を変えるために・・・。
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とりあえずにじファンで投稿したのはこちらへ全て移動させました。駄文だと思いますが、暇潰し程度にでも見てくれれば嬉しいですm(__)m | ||
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次話からにじファンでもみたことないので楽しみにまってます(ルッチ) | ||
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