SAO〜黒を冠する戦士たち〜 第四十一技 祝いも終わる…
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第四十一技 祝いも終わる…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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キリトSide

 

〜現在〜

 

「その後、ケイタ達は生き抜きレベルを上げて、見事この間から攻略組に参加できるようになったわけだ……。

 これで『月夜の黒猫団』との話は終わり」

 

「けっこう壮絶な事になってたんだね、サッちゃん達……」

 

俺が話し終えるとアスナがそんな風に感想をもらした。ちなみにサッちゃんとはサチの愛称である。

 

「クラインとはその後もお互い攻略組だから、何回も会ったな。

 黒猫団は下層でのイベントクエストであったりとかしたよ…。

 特にクリスマスボスとの戦いは大変だったな…一人で〈背教者ニコラス〉と戦う事になるとは思わなかった…」

 

「それって、最前線が49層の時のイベントだよね?

 たしか、蘇生アイテムを持ってるっていう……それと一人で戦ったの!? アイテムは!?」

 

蘇生アイテムに興味を示したクライン達に協力して戦ったのだ。

 

途中で『聖竜連合』の過激派の奴らの妨害で戦闘になった結果、俺が一人でボスと戦った。

 

蘇生アイテムをもつボスと戦ったのだ、アスナでなくとも興味をもつだろう。

 

「クラインに渡したよ…俺はソロだし、あいつには仲間がいるからな。

 ちなみにアイテムの有効タイムは10秒だった…」

 

「そうなんだ……クラインさんはまだ持ってるのかな?」

 

「まだ使ってないってさ。さっき聞いといた」

 

一応気になった俺はクラインに蘇生アイテム『還魂の聖晶石』は使ったのか訊ねたが、使わずにまだあるらしい。

 

「使わないに越したことはないんだと…」

 

「そう、だよね…。本当に蘇生できるかもわからないしね…」

 

少し話し過ぎたかもしれないな。

 

アスナは気づいていないかもしれないが、さっきから中の喧騒が止んでおり少しだけ視線を感じている。

 

皆が扉の隙間や窓からこちらを覗いているのが窺える。

 

「さて…。そろそろ中に戻ろうか?」

 

「うん」

 

ようやく俺とアスナは中へと戻った。

 

 

 

「お〜い、キリトよ。一体なにを話してたんだ?」

 

中に入ったらクラインが顔をニヤつかせながら聞いてきた、他の皆もニヤニヤしたりしている。

 

ヴァルとサチとシリカ、ティアさんとカノンさんは微笑んでいるが…。

 

「………聞きたいか?」

 

「もち!」

 

「……まあいいだろう。話していたのは他でもない、クライン。お前の恥ずかしい過去だ」

 

「………((What’s|ホワッツ))?」

 

俺の回答にクラインが固まり英語で再び、問いかけてきた。

 

「なぁに、お前がかつて俺にレク「やめろぉぉぉ!」」

 

「なんだよ、なんだよ。気になるじゃねぇか」

 

「たしかに気になるなぁ」

 

話そうとする俺に対しクラインが止めるように叫び、シャインとテツが興味深そうに聞いてきた。

 

「実はな、俺がこいつにレ「やめてくれぇー! 俺の、俺の黒歴史がぁー!」」

 

ニヤニヤしていた仕返しに俺が色々と話そうとするがクラインが必死に止めてくる。

 

「このくらいで勘弁してやるか……。

 ちなみに、みんなも黒歴史などを話されたくなかったら聞き耳を立てないようにな」

 

俺がそう言った瞬間、みんなの顔が少し青くなったのはご愛嬌だ。

 

今の俺は間違いなく((いい笑顔|・・・・))をしているのだろう。

 

「キリト君、そのぐらいでいいんじゃない?」

 

「なぁに、ほんの冗談だよ」

 

アスナが笑みを浮かべて諫め、俺の言葉にみんなホッとしたようだ。仕返しくらいは別に構わないだろう?

 

「なんだよ、冗談か〜」

 

シャインがホッとしたように言ったが…、

 

「………………………ああ」

 

「「「「「なんだよ(なんですか)、今の間は!?」」」」」

 

あまりにも長い俺の間に、アスナ以外の全員がツッコミを入れた(笑)

 

この後も色々騒いだりしたものの、料理も無くなり、きりのいいところになったので各自解散した。

 

明日はヒースクリフとの約束で訓練に参加する事になっている。

 

疲れはしたがリラックスもできたので良しとしよう。

 

俺も自宅へと帰り、眠りについた…。

 

キリトSide Out

 

 

 

To be continued……

 

 

 

 

 

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後書きです。

 

キリトが黒いですw

 

そしてこの作品のクラインにとって、レクチャーを受けたのは黒歴史となっています。

 

レベル1を中ボスと思っていましたからねw

 

この後は番外編を投稿しますので、そちらもお楽しみください。

 

では・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
第四十一話です。
回想も終わって、お祝いも終わります。
大した話ではありませんでしたが・・・。
明日投稿の分から新しいお話に入りますのでお楽しみに。

それではどうぞ・・・。
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コメント
雨音 奏様へ 内外揃って真っ黒なのですw(本郷 刃)
おいキリト!中も外も真っ黒じゃねーか!!!(雨音 奏)
Tatsuya Suzuki様へ どちらかというとキリトが上手く聞きだしたんですがね、キリトさん真っ黒々w(本郷 刃)
やっぱりあいつらは黒かったw(スズタツ)
Tatsuya Suzuki様へ それは勿論、その男子勢を通してに決まっているじゃないですかww(本郷 刃)
男子勢は納得できるけど女子勢はどうやって弱みにぎったしw(スズタツ)
アサシン様へ 空気を和ませるのも大事ですからb(本郷 刃)
ナイスコントb(アサシン)
やぎすけ様へ 戦いばかりの中で、偶にこういうのがある方がいいですからね(本郷 刃)
いいですね。この戦いから離れた感じ(やぎすけ)
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