IS 世界を守る者 EP36 海と過去と財団X |
風月荘・朝あたり…
正確な時間は午前7時20分。
(な、なんかおかしいな…)
自分の部屋の布団で寝ていたジンヤは何かが上に乗っかっていると感じていた。
そして、恐る恐る目を明けると…
「あら、ジンヤさん。起きましたの?」
何故か、ジンヤの上にセシリアが居た。
「セシリア、何やっているの…」
「ラウラさんが部隊の人に『這いよれ!ニャル子さん』というライトノベルをお土産にしようとしていたのでそれを見て、参考にしましたわ」
「ラノベね…僕はそれより『メタル・ギア・ソリッド』が良いね…」
ジンヤがそう言うと、セシリアは浴衣の帯を解いた。
「な、ちょっ!セシリア!?」
「大丈夫です…痛くないですわ♪怖くないですよ♪さあ、2人で愛の結晶を作りましょう、ジンヤさん♪」
「や、止めて…」
ジンヤがそう言うが、セシリアはジンヤを襲うとしたが…
10分後…
「ジンヤー!そろそろ、ご飯だよ!」
シャルロットが部屋の外からジンヤに話し掛けた。
「分かった、今行くよ」
そう言うと、ジンヤは部屋を出て食堂に向かった。
なお、部屋には布団で簀巻きにされて、口に猿ぐつわをかませれたセシリアが居た。
「んー!んー!!んんんー!!」
食堂。
そこには学園の生徒達は朝食を摂っていた。
なお、メニューはパン系の朝食もあれば刺身がメインの朝食も有った。
「酷いですわ、ジンヤさん!」
「どっちが酷いんだよ…襲ってきただろ、キミが…」
セシリアがそう言うと、ジンヤは呆れて言うが、周りの生徒達には変な噂が流れていた。
「ねえ、なんで神崎くんとオルコットさんになにかあったの?」
「あ、相川さん。実は…何でも神崎くんがオルコットさんと…その……ヤッちゃったらしいよ………」
「えぇ!?ヤッちゃったの!?」
「誤解だ!!」
ジンヤが誤解だと叫んでいると、ラウラ、楯無、簪がセシリアに聞いた。
「せ、セシリアよ!ほ、本当なのか!?よ、嫁とその……」
「じ、神崎君とヤッたのって本当なの!?」
「お、お姉さんはど、どどど動揺しないわ!」
3人が思いっきり動揺しながらそう言うと、セシリアは微笑みながらお腹に手を当てて言った。
「ええ…ジンヤさんたら、本当に獣のようでしたわ…でも、おかげでお腹に赤ちゃんが………」
「誤解だぁあああああ!!父さん、母さん!違うんだ!!」
ジンヤは龍吉と真理子に誤解を解こうとするが…
「赤ちゃんか…叔父さんになるのも良いな?」
「そうね…ジンちゃんの息子か娘の顔が見たいね。勿論、一夏くんと鈴ちゃんの子の顔も見たいわね」
2人とも、楽しんでいた。
すると、セシリアは後ろを向いて…
(フフフ、チョロいですわね…親というのは孫の顔が見たいと思えば、簡単にガードがフフフ♪)
なんか、ひぐらしに出てくるような悪い顔をしていた。
「なんだ、朝から妊娠騒ぎか?」
そこにラウが朝刊を持って来た。
「あ、ラウ兄。ちょっと色々とな…」
「ふーん、取り合えず一夏。朝刊だぞ」
一夏は鈴と一緒にラウから渡された朝刊を見ると、そこにはIS委員会が銀の福音を無人機と偽って破壊しようとした事についての記事がデカク出されていた。
「やっぱり、ああなったか…」
「ああ、くだらないメンツを優先させるからこうなるんだ」
「もし、ジンヤが福音の事に疑問を持たなかったら、ゾッとしますよ…」
そして、一気に時間が飛び浜辺へ…
浜辺では生徒達は水着姿ではしゃいでいた。
一夏と鈴はパラソルの下でのんびりしていた。
一方、ジンヤは皆から少し離れた所に座っていた。
すると、アロハシャツを着た女性がジンヤに話し掛けた。
「ジンヤ、そんな所で何しているの?」
「ナターシャさん、何のようですか?」
ジンヤに話し掛けた女性は銀の福音のパイロットであったナターシャ・ファイルスだった。
「あら、愛しのお姉さんが来たのに喜ばないの?」
「これでも充分喜んでますよ…」
すると、誰かが2人、ジンヤに抱き着いてきた。
「ジンヤくん、独りぼっちじゃ寂しいからお姉さんと遊ぼ♪」
「そんな無防備だと襲われても文句は言えないわよ、ア・ナ・タ♪」
ジンヤに抱き着いてきたのは楯無とスコールだった。
楯無の水着は青ビキニでスコールのはスタイルを引き出すような黒ビキニだった。
「あら、ジンヤ。私とじゃ不満なの?私はジンヤを満足させてあげよっか?」
更にナターシャもジンヤを誘惑するような声で言った。
「ふにゃああああああ!」
ジンヤは猫みたいな奇声を上げるとその場を逃走した。
そして、海の家音撃堂に逃げ込むと、ある人物がジンヤに話し掛けた。
「久し振りですね、神崎ジンヤ君。相変わらず誰かの為に戦っていますね」
「本当に久し振りですね、スマートブレイン社社長、村上峡児」
村上峡児。
スマートブレイン社は世界でもトップクラスな有名企業で男女平等をモットーにしていて彼は日本にある本社の社長である。
そして、彼の正体は最強クラスのオルフェク、ローズオルフェクでもある。
本来、彼は人間を憎んでいてファイズ、カイザ、デルタに敗れた後、ジンヤと会い、傷を手当てしてもらった。
その時、村上は自分は怪人なのに何で手当てしたのか聞くと…
『だって、かいじんだってケガすると痛いじゃん』
その言葉に村上は人間の心を取り戻し、密かに開発していた帝王のベルトを使い、オルフェクの王を倒した。
ジンヤは村上と昔話をしていると、外が騒がしくなった。
外を見ると…
そこには白い全身装甲(フルスキン)型のIS、8機にミノタウロスの姿をした怪人ミノタウロス・ドーパントが大斧を持って暴れていた。
そして、白いISのボディには赤い文字で大きくXと描かれていた。
「まさか、あのISは…財団Xか!?」
『フハハハハ!我が財団Xが開発した試作機、ゾルドXの力を貴様等にデータ収集の為に見せてやる!!』
ミノタウロスがそう宣言すると、白いIS、ゾルドXから屑ヤミーやダスタードが出現した。
『そんな事させないッス!』
『貴方の企みを許しません!』
『皆さん、逃げてください!』
そこにトドロキ、アキラ、アスムが変身した轟鬼、天鬼、響鬼が屑ヤミー達と戦い始めた。
『おっと!この大歌舞伎の歌舞鬼様も忘れては困るぜぇ!!』
更にジンヤの師匠であるカブキが歌舞鬼に変身して、鳴刀・音叉剣でダスタードを切り裂いていく。
「久し振りに私も戦いますか」
村上はそう言うと、ジンヤから借りたデルタドライバーを腰に装着し、デルタフォンのトリガーを引きながら言った。
「変身」
『STANDING BY』
そのまま、デルタフォンをデルタムーバーに接続した。
『COMPLETE』
電子音と共に村上の身体にフォトンストリームが駆け巡り、仮面ライダーデルタに変身した。
『懐かしいですね、デルタは…さて、行きますか!』
そう言うと、デルタは屑ヤミーに殴りかかった。
『オラァ!』
また、伊達明が変身したプロトバースがバースバスターをゾルドXに乱射しながら現れた。
それを見た、ジンヤは変身音叉仁義を取り出すと、仁義を鳴らした。
そして、それを額に持ってくと、桜吹雪が舞った。
『ハァッ!』
ジンヤの姿は左右対称の歌舞鬼と言うべき姿、仁鬼になった。
『おし、行くぞ!』
そう言うと、仁鬼は戦場に飛び込んだ。
説明 | ||
どうもギアルです。 今回は懐かしいキャラの登場です。 ゆっくりしていってね! |
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コメント | ||
財団X・・・女の子たちの楽園に土足で入るとはうらやm・・・ゆ”る”さ”ん”っ!(デーモン赤ペン) | ||
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