八雲家の妹ちゃん |
八雲家の妹ちゃん 〜失った名前を新たにもう一度〜
八雲紫の言葉により、八雲家の一員になったのだが・・・
「ねぇ、名前はどうするのかしら?」
八雲紫の放った一言によって、八雲家の皆が頭を悩ませた。
「蘭は、何か思いついたかしら?」
「いえ、彼女が綺麗すぎて合う名前が見つからなくて」
紫も悩んでくれているようだ。
名前か・・・
昔はなんという名前だったのだろうか?
名前を奪われたあの日から化物としか呼ばれていなかったからな。
忘れてしまった。
「橙はなにか見つかりましたか?」
「蘭様ごめんなさい。合う名前が無くて」
『どうしましょう・・・』
結局、名前は見つからなかった。
そして、明日考えることになった。
夜
今日は満月だ。
紫と蘭と橙で月見をすることになった。
「月が綺麗だな」
「そうね」
「そうですね!?」
「蘭様?」
月=綺麗
綺麗=彼女
彼女=外人ぽっい
閃いた!!
「彼女名前ですが、瑠奈というのはどうでしょうか」
「いい名前ね。あなたもそれでいいかしら?」
「あぁ、ありがとう」
「いえ、では八雲瑠奈になりますね」
「そうね、今日から瑠奈と呼ばせてもらうわ」
瑠奈か・・・
いい名前だ。
蘭には感謝をしなくてはいけないな。
おや?
橙が目を潤ましているが・・・
「よかったですね。名前ができて」
すごい、感動している。
結局、名前が出来たあとそのままお開きになった。
説明 | ||
八雲家の一員となった女の子。 今日はいろいろな人たちと一緒に名前を考えよう。 |
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