外史を行く喧嘩師 十七幕
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小恋・暗拠点

 

<暗視点>

 

「小恋〜隊長が呼んでるっすよ〜小恋〜。」

 

いないっすね〜全く、隊長が呼んでるのに出てこないなんて〜部下の風上にも置けないっすよ。

それにしても本当にどこ行ったんすか?

 

「暗。居たか?」

 

「あ、隊長。居ないみたいっす。どんな用なんですか?伝えておくっすよ。」

 

「いや。今日の朝方重要な案件が一気に俺に回ってきてな。しかも今日中に終わらせなくちゃならんと来た。

 だから、今日の調練は小恋に頼もうと思って。」

 

「隊長忙しいっすね〜軍師として軍の指針を決め、文官として内政に取り組み、

 武官として自分の隊の調練もしてるなんて。それに最近は凪ちゃんを鍛えてるじゃないですか。

 ちゃんと休んでます?」

 

「休んでるよ。この程度はぶっ倒れねぇから安心しろ。」

 

凪ちゃんっていうのは最近ウチの軍に入った人です。

本人の希望でウチの部隊に配属されました。隊長は一軍を任せられるって言ったんですが、

降将に行き成り軍を任せたら謀反の可能性がある、という声が上がり却下されました。

 

賈ク様も

「あんたの弟子って言うなら信頼出来るけど、一応建前としてそうするしかないのよ。

 取り敢えず、あんたの隊を希望してたからそこに配属する。後はあんたがどうにかしなさい。」

 

と言ってたっす。

まぁこればっかりは仕方ないっすね。

凪ちゃんはウチの部隊では副隊長やってるっす。

 

「いねぇならしょうがねぇ。あ、まだ部屋行ってなかった。行くか。」

 

「私も行くっすよ〜♪」

 

「・・・なんで楽しそうなんだ?」

 

隊長は蝶の集まり易い花っすから。こういう時間は貴重なんっす。

 

そんな思いを抱きながら、小恋の部屋へ向かった。

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「小恋。入るぞ。」

 

コンコンッ ガチャッ

 

「居ないっすね〜どこ行ったんでしょう?」

 

「居ないなら諦めるか。野郎共に調練のやり方だけ通達しとくか。ん?なんだこれ?」

 

そう言いながら隊長は一冊の本を手に取った。

 

「なんすか隊長。えっと「徐栄の日記」・・・これは。」

 

「小恋の日記か。態々紙を使ってるあたり、相当大事なんだな。さて、行くぞ暗。」

 

え〜!隊長気にならないんすか?!?

小恋の日記、ここで読まない訳にはいかないっす。

 

「隊長。ちょっとだけ読もうっすよ。まだ調練まで時間もあるっすよ。」

 

「人のもん勝手に見るなよ。後で小恋に怒られるぞ。」

 

「隊長も気になるじゃないっすか。古来から言うっすよ。皆でやれば怖くないって。」

 

「それ現代の考えだし。はぁ分かったよ。ちょっとだけだぞ。怒られたとしてもお前の責任な。」

 

「ちょ、酷いっすよ〜」

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四月〇〇日

 

今日は私の配属される隊が決まりました。最近軍に加入された神崎様の部隊に配属されました。

 

始めてお会いした感想はとても凛々しい方だな〜と思いました。

 

「俺の隊に配属されたテメェ等には一つだけ約束してもらう事がある。

 まずは死ぬなよ。これが一番大事な事だ。テメェ等にも待ってる人が居るなら、生きて帰って笑ってやれ!いいな!」

 

この演説を聞いた時、私は一生この人になら着いていけると確信しました。

 

・・・・・・・

 

六月〇〇日

 

今日私は、李カクと共に狼鬼隊の副隊長に任命されました。

始めは、連弩隊などの指揮を取るのに苦労しましたが、隊長の丁寧な指導の

元、一日でも早く副隊長として指揮出来る様にして行きたいです。

 

そして、副隊長になって仕事が増えました。

それは毎朝隊長の朝餉を作る事です。隊長が。

 

「誰か俺の飯作ってくれねぇかな〜。俺の家ってさ、夕飯以外出ないんだよな〜

 だから自分で作るのメンドクセぇし。」

 

と仰っていたので、自分も料理には自信があり、隊長の役に立てばと思いその役を買って出ました。

それから毎日作るようになったんですが、

毎日隊長は美味しい、と言ってくれるので本当に嬉しいです。これからも頑張ります。

 

・・・・・・

 

「隊長幸せもんっすね〜小恋に毎日朝餉を作ってもらえるなんて。」

 

「全くだな。本当に感謝してるよあいつには。」

 

・・・・・・

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八月〇〇日

 

隊長と共に始めて賊討伐に向かいました。

今回は賈ク軍師と共に賊討伐という事で、安心していた所もあったのですが・・・

 

報告にあった数よりも多く、私達の隊も前線で戦う事になってしまいました。

隊長も初陣という事で始めは不安が顔に出ていました。

自分達も新兵で殆ど構成されているので、隊長の顔を見て不安になっている人もいました。

 

自分もその一人でしたが・・・

 

ですが、いざ戦う時になった時の隊長はいつも以上に凛々しかったです!

 

「ただ自分の大切なモン守る為に襲い掛かる奴等殺す。それだけだ!

 テメェ等にも居るはずだ。誰かを蹴落としてでも守りてぇモンが。

 ならそいつのために戦え!んで!生きて帰ってそいつに笑ってやれ!

 行くぜ!!」

 

この一言を聞いただけで、自分達の不安が吹き飛ぶようでした。

士気は天井知らずに登っていき、自分でも初陣とは思えない程堂々と戦えました。

 

隊長も敵将を数撃の内に討ち取り、賊相手とはいえ圧勝する事が出来ました。

 

・・・・・・

 

懐かしいっすね〜。あん時は私もかなりテンパってたっすよ。

 

「凛々しいですって隊長。良かったっすね〜。」

 

「・・・ここだけの話。この後俺は吐いてたぜ。」

 

そんなの問題じゃ無いっすよ〜

 

「あの時隊長が普通で居てくれたから皆戦えたんっすよ。

 その後吐いても全然問題無いっすよ。むしろそれが普通っす。」

 

「・・・ありがとな。」

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十月〇〇日

 

ここ最近、隊長の存在が大きくなっていくのを感じています。

なんというか、暖い感じというか・・・

 

この前一緒に街へ行った時はとても楽しかったです。

一緒にお茶したり、お買い物を出来たのは一生の思い出です。

日が暮れて隊長と分かれる時、胸の辺りがチクっっとしました。

 

これが云わいる・・・

 

・・・・・・

 

しまったっす!!!

こんな文面見たらいくら隊長でも小恋の気持ちに気がついてしまうっす!!!

どうしよう・・・

 

「俺の存在が大きくか・・・」

 

不味いっす不味いっすっ!

 

「俺もやっと隊長らしくなって、信頼出来る様になって来たってことか。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いやそっちすか!!

どこをどう解釈したらそうなるんすか!

 

えっ?なんですか?一生の思い出に食いつきましょうよ。

胸がチクっの部分にも触れましょう?

 

駄目だこの人。

小恋、私達の思い人が思いに気づくのは直接伝える以外方法は無いっすよ・・・

 

つか実際隊長が自分への好意に気づいてる人っているんすかね?

董卓様のにも気づいてないし、軍師殿はない

将軍達にも気づいてないだろうし。

馬騰様ぐらいっすかね〜。壁は高いっす・・・

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ガチャッ

 

「ふぅ〜。暗も隊長もどこに行ったんだろう?

 そろそろ調練の時間なのに・・・あっ。」

 

そういって戸に手を掛けたまま固まるのは、今まさに話題になっていた。

小恋であった。

 

「よう小恋。お邪魔してるぜ。」

 

「隊長。なんでここn・・・ってそれっ!!」

 

小恋が我に返った瞬間勢い良く指を指した先には小恋の日記を持っている私の手が。

 

「俺はやめようって言ったんだが。暗がどうして見たいってな。」

 

「ちょっ!隊長!はっ!」

 

後ろを向くと、俯き顔を真っ赤にしながら拳を握り締める小恋の姿が。

 

「ま、待つっす小恋!は、話し合えば分かるっすっ!」

 

顔を上げた小恋の瞳には薄らと涙が。

 

「あ、暗の・・・馬鹿ーーーーー!!」

 

ドゴンッ!!

 

そうして、最近張遼将軍と華雄将軍に鍛えてもらった小恋の渾身の拳を喰らって、

窓をぶち破り吹き飛んで行く私でしたっす。

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<狼鬼サイド>

 

おお。かなり飛んでったな。

 

取り敢えず。合掌・・・

 

「うう〜。」

 

取り敢えず今にも泣きそうな小恋を何とかしねぇと。

 

「小恋。日記を勝手に読んだことは謝るよ。」

 

「・・・///」

 

こういう時は素直な感想を言うべきだよな。

 

「小恋。いつもありがとな。これからも俺みたいな駄目な隊長支えてくれよ。」

 

俺がそう言うと。

小恋は、半分安心したような、残念そうな顔をした後。

 

涙をふいて、満面の笑みで。

 

「勿論ですっ!!///」

 

そう言って立ち上げる小恋の頭を撫でながら、

 

「そろそろ行くか。」

 

 

とある狼鬼隊の一日だった。

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<飛翠・真琴サイド>

 

スラスラ  カコンッ

 

「神崎さん。こちらの案件の予算なんですが・・・」

 

「ん、ああ、こいつは確か・・・」

 

スラスラ  カコンッ

 

「お茶を煎れたのでそろそろ休憩しませんか?」

 

「そうか。なら休むとしますか。」

 

今俺は執務室にて、真琴さんと共に事務仕事を行っている。

馬騰軍はこのまましばらくの間洛陽に留まるらしい。

 

理由は、連合との戦いによって疲弊した洛陽の街の復興の為、と唱っているが、本人曰く。

 

「まだ旦那様としてないからの。帰るわけにも行かんのじゃ。」

 

との事だ・・・

何をしていないかは、聞かなかった。

 

そして、一応復興の為の滞在なのでこうして真琴さんが態々俺達の仕事を手伝ってくれてるって訳だ。

 

翠と蒲公英は周辺に現れた賊の討伐。

飛翠は真琴さんと一緒に内政手伝う筈なんだが・・・

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「ったく。あいつはどこに行ったんだか。」

 

「まぁ飛翠の事でしょうから、酒盛りでもしてるのでしょう。

 武威でもそうでしたし。」

 

「ずずっ ふぅ。美味いな。」

 

「お褒めに預かり光栄です。」

 

うん。このお茶は美味いな。月、小恋に並ぶ美味さだ。

 

なんつーか。真琴さんみたいのを才色兼備って言うんだろうな。

武と智を兼ね備えて、さらにはこの容姿と来た。お茶も美味い。

ウチの軍の女子共は、綺麗じゃなくて可愛いの部類に入るから、真琴さんみたいな綺麗な女性は

新鮮だな。

 

「どうかなされましたか?」

 

俺がじっと見つめていたのを不思議に思ったのか、そう訪ねてきた。

 

「ああ、ワリィ。真琴さんって綺麗だなって思ってよ。ウチの軍の奴らには居ない感じの女性だったからな。

 つい見とれちまってよ。」

 

少し恥ずかしそうに頭の後ろを掻きながら言うと。

 

「あら。嬉しい事を言ってくれますね。まだまだ私も捨てたもんじゃ無い様です。 

 ですが、暫く私の貰い手は見つからそうですから、その時は神崎さんが貰ってくださいね。」

 

「俺みたいなので良いなら俺は良いけどよ。真琴さんなら俺なんかよりもっといい男が見つかるよ。」

 

正直自分で言うのもなんだが。こんな喧嘩好きな野郎を好きになる要素がないじゃん。

顔ならウチの部隊にいる奴の方が格好良いし。

 

「うふふっ。それは多分無いでしょう。神崎さんより強い男性なんてこの大陸にいるのですか?」

 

成程。一定以上の強さが絶対条件って事か。

 

「別にいるかもしんねぇだろ?俺なんか粗暴な奴より、もっと紳士的で強い奴が。」

 

「あら、私は十分神崎さんは紳士的だと思いますよ。この前だって私が竹簡を両手一杯に持って移動してる時も、

 半分持つって言いながら、殆どもってくれたじゃないですか。」

 

「それは普通じゃねぇか?女が重たいもん持ってたら男が持ってやるのは普通だろ。」

 

「その普通が出来る方は、多くないですよ。」

 

「そんなもんかねぇ。」

 

そうして、真琴さんと和やかに談笑していると、

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「・・・真琴ばっかりずるいのじゃ。」

 

「ああ?」

 

ふと声の聞こえた方を見てみると、窓の枠に手を置き、頬を膨らませた飛翠が居た。

 

「い、いつから居たの、飛翠?」

 

なんで真琴さん焦ってんの?

 

「お褒めに預かり〜の辺りからずっと居ったわ。」

 

そう言って窓から部屋に入ってくると。

 

「全く。目を離した隙に旦那様と仲良くなりおって。」

 

「あら、神崎さんは貴方だけの者じゃないわよ。」

 

・・・何か雲行きが怪しくなってきたぞ。

 

「まぁ取り敢えず仕事終わらせるぞ。飛翠も手伝え。さっさと終われせて三人で酒でも飲もうぜ。」

 

「むうぅ。それもそうじゃのう。早目に終わらすか。」

 

「そうですね。神崎さんからのお誘いを断る理由もないですし。」

 

そうして、三人で仕事を行った結果、かなり早く仕事を終える事が出来、

東屋で三人で飲む事になった。

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「そんじゃま。乾杯。」

 

「「乾杯。」」

 

なんとも風情のある景色だぜ。

月の光に照らされる、飛翠と真琴さんは、あれだ。

妖しい美しさって奴だ。

 

「今日の月はいつも以上に綺麗じゃの〜」

 

「そうね。お酒も美味しくなるわ。」

 

飲みすぎねぇといいんだが・・・

 

「そういえば。旦那様の居た世界の事を聞いたことがなかったのぅ。」

 

「そうですね。もしよかったらお聞かせくれませんか?」

 

「別にいいぜ。そうだな、何から話そうか。」

 

それから前にいた世界の話をした。

 

家族の事や、チームの皆。

学校の友達の事、家電などの事。

 

「ほぅ。中々に文明の発達した所から来たという事か。」

 

「そういう事だな。」

 

それから一刻ほど静かに飲み続けた。

 

のだが・・・

 

「早く諦めい真琴!そろそろ、お主もよ、酔ってきておるのじゃりょう。ひっくっ。」

 

「それはこっちの台詞よ。貴方こそ、もう、べろんべろんじゃらい。」

 

どっちも酔っ払ってるよ。呂律回ってねぇし。

どうしてこうなったかというと、

 

「なぁ真琴よ。飲み比べをせんか?勝った方が今夜旦那様と・・・」

 

「いいわよ。その勝負乗ったわ。」

 

とまぁよく分からん内に飲み比べが始まり今に至る。

 

それにしてもたかが一合瓶20本程度で酔っ払いやがって。(一合=約180ml)

正直この時代の酒って度数低いからな〜。

高校入ってずっと日本酒飲んできた俺にとっちゃ、飲んだ気しねぇよ。

 

「儂が旦那様と今夜寝るんじゃ!いくら真琴と言えどこれだけはゆじゅれん!」

 

「それはこっちの台詞よ。」

 

ぶっーー!!

 

「はあぁ?なに、寝るってまさか。」

 

おいおいマジかよ。

つか真琴さんさっきから同じことしか言ってねぇよ。

 

「旦那様〜。」

 

そう言って飛翠は俺に抱きついてくる。

 

「何だよ。取り敢えず胸を押し付けるな。」

 

「なんじゃ。これだけ女がちゅくしてるのに食ってはくれんのか?

 据え膳食わぬは男の恥じゃじょ。」

 

俺はちゃんと手順を踏む方なんだ。

ってか、ここで食いついたら只の変態だろうが。

 

「飛翠!貴方だけ狡いでしゅよ。」

 

今度は真琴さんまで抱きついてくる。

 

「だから胸を押し付けるな。」

 

・・・男ならわかってくれる筈だ。この込み上げる感情が。

 

「ったく。」

 

俺はそう言ってもう一本酒を飲み尽くす。

 

そうして、ふと自分の膝を見てみると、飛翠と真琴さんが膝を枕に眠っていた。

 

「くぅ〜〜〜。」

 

「すぅ〜〜〜。」

 

成程。こいつらは俺にここから動くなと。

動く訳に行かねぇし。

仕方ねぇ。このまま寝るか。

 

「ったく。」

 

最近これ口癖になって来たな。

俺はそんな事を考えながら、自分の上着とTシャツを脱いで二人に掛ける。

 

「風邪引いて無いことを祈るか。」

 

俺はもう一本瓶を空にした後、東屋で眠りに着いた。

 

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翌日・・・

 

 

「・・てく・・い。起きて・・さい。起きてください神崎さん。」

 

「ん、ぅぁ〜あ。はふっ。」

 

なんだ、なんか日の光が眩しい。

 

ああ、そういや東屋でそのまま寝たんだっけ。

って事はこの声は。

 

「お早うございます。」

 

「真琴さんか。おはよ。ふぁ〜あ。」

 

変な体制だったから、あんまし寝れなかったな。

 

「旦那様済まなかったのぅ。酔ってあまり覚えてないのじゃが、儂等はそのまま寝てしまったのじゃな。」

 

「本当に申し訳ありません。服まで掛けて戴いて。風邪を引かれてはいませんか?」

 

「取り敢えず大丈夫そうだ。お前等の方こそ大丈夫か?

 掛けられるもんなんてそれしかなかったから。」

 

本当なら毛布とか掛けられればベストだったんだが。

 

「いえ。神崎さんの御陰で。」

 

「それにくっ付いて寝ておったから暖かかったわ。」

 

「俺なんかとくっついてて嫌じゃなかったか?」

 

「そんな事ありませんよ。どちらかと言うと自分的には嬉しかったです//」

 

「儂もじゃよ//今度からは毎日一緒に寝んか?」

 

「それは断る。」

 

二人の顔が少し赤かったとある日の朝だった。

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あとがき

 

こんにちは荒紅です。

 

今回は小恋・暗拠点。飛翠・真琴拠点をお送りしました。

 

オリキャラっぽい感じが出たのかどうかは自分ではよく解りませんが、

取り敢えず言える事は、狼鬼さんはかなりの酒豪です。

どれぐらいかは、

 

巨乳の二人のじゅk・・・お姉さんと飲めるぐらいです。

 

次回は連合のその後と、天水に戻った董卓軍の面々をお送りしたいと思っています。

 

それではご感想などコメしてもらえるとありがたいです。

 

んじゃ

説明
小恋・暗。飛翠・真琴拠点です。

オリキャラって難しい。
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3352 2735 12
コメント
act様:ありがとうございます。修正しました。それは自分でも若干思いました。(荒紅)
誤字報告です。1P目の暗のセリフ所で「隊長は蝶の集まり安い花っすから。」は「隊長は蝶の集まり易い花っすから。」ではないでしょうか? しかし、狼鬼は朴念仁すぎて、惚れている女性達が不憫で仕方ない様な気がします。(act)
アルヤ様:正直その組み合わせがしたくて益州攻略の件入れたんですよね。(荒紅)
それはまた・・・・・・桔梗と狼鬼は気が会いそうだな。桔梗も喧嘩師名乗ってるし。(アルヤ)
デーモン赤ペン様:有難う御座いますw(荒紅)
更新お疲れ様です! 狼鬼さん、爆はt(略(デーモン赤ペン)
karasuma326様:有難う御座います。一刀は王子様な感じで、狼鬼さんは組の若頭みたいな感じでしょうか。 (荒紅)
狼鬼さん男ですね〜一刀君にはない格好良さがメチャいいですb(karasuma326)
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真・恋姫†無双 狼鬼 小恋  飛翠 真琴 拠点 喧嘩師 

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