幽霊のお仕事2 |
「ではついてきてください」
そう言って彼jっと?
「ちょ、ちょっとまって」
「?なんですか」
「君って男、女?」
「あれ、言ってませんでしたっけ」パサッ
そう言ってかぶっていたフードをはずした
「ふぅ」
「・・・」
少女だった。
背はさっきは座ったままだったのでよくは分からなかったが、俺が175cmぐらいで少し見下ろすぐらいだから160はあるだろう。黒髪の長髪で、後ろで三つ編みみたいにして一本にまとめていて、前髪は眉毛あたりでそろえている。顔は――
「かわ――」
「ん?何?」
「ん!?い、いやなんでもないなんでもない」ハハハ
お、俺はなにを言おうとしてるんだよ!
「?まあいいや、それではついてきてください」
そう言って彼女は―――
「――は?」
「どうしたんですかー、はやくついてきてくださいよー」
――上へ飛んだ、いやどちらかというと浮かんだのか?いやそれよりも、
「なんだよそれー!」
「?ああ!すみません、それも一緒に説明すればいいやと思ってて。えっとですね、葉野(はの)さんは泳げますか?」
「まあ一応」
「では、水の中にいると思ってここまで来てください」
「泳ぐたって」
彼女は3階ぐらいの高さにいる
「こんなかんじか・・・お?」
海底をイメージして地面を少し蹴飛ばすとふんわり浮いた。そしてバタ足と手を使って彼女の元へと向かう。
「お、おおお!」
「おお、そうそう上手い上手い」
「これは、おもしろ・・・おっと」
「よいしょっと」
最後は少し方向がずれたので引っ張ってもらって、なんとか着いた。
下を見下ろすと俺の体が救急車に入れられて運ばれていくところだった。
「・・・」
「それでは改めて説明を始めさせもらいます」
「おう」
「私の名前は花塚(はなづか)ふみです、死神をやっています。」
「死神をやっているってことは、死神って役職か何かなの?」
「はい、そもそもあなたやわたしのような肉体を持たない状態を霊体とよび、生きている人たちと差を作るため私達は自分たちのことを幽霊と呼んでいます。私達幽霊は生きている人たち――仮に生人よでもよびますか――と生活はほとんど一緒です。幽霊はほとんどの人たちが自分の役職を持ち、それに従って働いています。よく、死んだら別の何かとして生まれ変わるといわれますよね、私達はその生まれ変わるときのために働いているのです。
例えば、私の死神という職業は死んだ人の案内や回収、あとあの世とこの世、死国と現世のパトロールなんかをやっています」
「働く事で何かもらえるの?あの世じゃ現金なんて役に立たなさそうだけど。あと生まれ変わる時って何時ごろ来るの?」
「えっとですね、現金、というかお金という概念はしっかりと存在しています。ですのでお給与は働けばしっかりもらえますし、あと点数ももらえます」
「点数?」
「はい、この点数というものがとても重要なものでして、この点数を集める事によって生まれ変われる選択肢が大きく広がるんです。」
「つまり怠けてばかりいると、ムシとかにしか生まれ変われないかもしれないってこと?」
「その通りです。逆にためまくると何かすごい物に生まれ変われるって噂もあります」
「ふ〜ん」
「それと生まれ変わるときは、いつだか分かりません。後々通達が来て知らせてくれるんですよ。」
「ほお〜」
「それと物や貯金なんかはきれいに貯めたものだけ死国では使えます。賄賂や、盗んだものなどは逆にその量だけ罰を受ける事になります」
「その見分け方は?あと、よく出てくる死国って?」
「死国(しこく)というのは一般的に天国と地獄をまとめた国の事です。幽霊となった者はまず死国の門で裁かれ、天国か地獄に行くかを決められます。この際にあまりにも現世で重い罪、多く罪を犯したものは閻魔様達の下で裁かれます。それ以外に人たちは鬼達によって分けられます。そしてこの分けるときに、自分の財産表を確認され審査に残った物だけ、自分のもとに入るのです」
「はあ」
「あの、ちゃんと聞いてますか?」
「うん、もちろんもちろん。自分の事だからね~」
「はあ、それならいいですけど。では次に死国に入った後の事を説明させてもらいます。審査などを終えて天国か地獄に入りましたら指定された住居に移動し、まずは身の回りを整え、仕事案内所に向かうか、学校に向かって案内をもらってください。」
「え、住居?学校?」
「はい、その辺は先ほど説明した門のところである程度選択できるので、少しこうしたいとかを考えておいてください。」
「へー」
「そして役職を確定したら、後は楽しい楽しい幽霊ライフの始まりです」
「1つ質問」
「何でしょう」
「天国と地獄の違いは?話を聞く限りだとどっちでも変わらない気が」
「ああすみません、忘れていました。天国というのは主に比較的罪の少ない人が行くところで、デスクワークの仕事が多いです。地獄は比較的罪が多い人が行くところで、肉体労働の仕事が多いです。また、地獄には現在の地獄と、旧地獄が存在しており、旧地獄には先ほど言った罪の重い人たちを矯正するための施設があります。生人の人たちが地獄と呼ぶのはこっちのことです。そして先ほどから説明していた地獄とは現在の地獄のほうで、行く人の違い、仕事の多少の違いはありますが、それ以外の明確な違いはありません。以上で説明を終わりにします、その他なにか質問はありますか?」
「何でもいいの?」
「どうぞ」
「花塚さんn「私個人への質問はご遠慮ください」・・やっぱり?」
「それでは質問をsy「ちょっと待って!」・・はい?」
「ええっと花塚さんは地獄のひと?」
「元はそうです」
「元?」
「はい、私の死神という仕事はいわゆる公務員みたいなもので、公務員は天国と地獄の行き来が自由なのですよ、渡るときは許可を取りますが」
「いいねえ、公務員」
「他に質問は?」
「ないよ、忘れてても行きゃあ分かるでしょ」
「前向きですね、大体の人はパニックを起こしたり、無気力になるのですが」
「死んだものはしょうがない、って別に割り切ったわけじゃないよ。でもこれから第二の人生、いや霊生を進まなきゃいけないと分かったからさ、落ち込んでちゃしょうがないでしょ」
「・・・そうですか。あとあなたの葬儀などはあとで見にいけるので安心してください。では死国へ向かいます、あのビルの横に黒い穴があるのが分かりますか?」
「ああ」
指を指されたところを見てみると、壁に穴、というよりはペンキで書かれている感じだ
「アレはいわゆる霊道で、あそこに入ると死国の門前へと出ます。では行きましょうか」
そして彼女はさっきの俺とは違い、風船が糸に引っ張られるかのように穴の中へと入っていった。
そして俺は彼女に続くようにしてその中へと入っていった
そんなわけでエラーが発生しつつも2話目が無事投稿できました。
出来るだけ説明を短くしようと思ったのですが・・・
ま、まあそんなわけで、一定のペースで投稿できればいいなと思っています。
今回もお読みいただきありがとうございました、また次のお話もよろしくお願いします。
説明 | ||
ノートパソコンで書いているのですが、投稿するとき最後のステップに進むを押すと「エラーがおきました」という恐怖の現象が起きるのですが、あれはいったい? それでは2話目です今回もよろしくお願いします |
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