IS 世界を守る者 EP37 乱・戦・勃・発
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仁鬼も参戦し、響鬼、天鬼、轟鬼、歌舞鬼、仁鬼に村上が変身したデルタは財団Xが開発したIS、ゾルドXやミノタウロス・ドーパント、ゾルドXが放出した屑ヤミーや星屑忍者ダスタードを相手にしつつ、生徒達を守っていた。

 

『師匠、こうなったら音撃で一気に片付けますか!?』

 

仁鬼は音叉剣でダスタードを切り裂いていくが、歌舞鬼は言った。

 

『ダメだ!音撃を今、やつらの前で使ったら、それのデータを取り、新しい兵器に使われるかもしれん!』

 

歌舞鬼がそう言うと、轟鬼は音撃弦烈雷を剣みたいに使いゾルドXを相手にしつつ、天鬼は蹴りを中心として屑ヤミーを倒していき、響鬼は音撃棒烈火でゾルドXを叩き込んで破壊した。

 

『このIS、無人機です!』

 

『分かりました、これなら手加減なし!所でヒビキさん達は…』

 

すると、響鬼、天鬼、轟鬼の3人は声を揃えて叫んだ。

 

『『『3人とも酔っ払って、吐いています!!』』』

 

『あの役立たずぅぅぅぅぅ!!』

 

仁鬼がキレて叫んでいると、プロトバースが励ますように言った。

 

『まあ、とりあえず皆を守るぞ、ジンちゃん!』

 

『時は金なり…今は口より手を動かすんですよ!』

 

プロトバースとデルタはデルタムーバーやバースバスターを連射しつつ逃げ送れた生徒達を助けて居た。

 

一方、千冬は仮面ライダーの出現により、教師部隊に言った。

 

「諸君、これから私達は仮面ライダーを攻撃し、捕獲する」

 

その言葉に教師達はざわめき、真耶は千冬に言った。

 

「織斑先生!正気ですか!?まだ、逃げ送れた生徒が…」

 

「山田君、これはIS委員会からの最重要命令にして一番に優先すべき事だ。また、仮面ライダー捕獲の際には人質等どんな手段を使えと言われているんだ」

 

その言葉に真耶の何かがキレた。

 

「もう我慢できません!それにそんな命令なんて絶対聞きません!!」

 

そう言うと、真耶はISを展開して銃を持ち、撃ちまくった。

 

「皆さん、逃げてください!!」

 

なんと真耶は自らを囮となった。

 

真耶の方に屑ヤミーやダスタードが集まってくるが真耶は銃で何とか距離を保ちつつ屑ヤミーやダスタードを倒していった。

 

だが、一体のダスタードが飛び掛り、ダスソードで真耶を刺し殺そうとした。

 

(しまった……でも、皆さんが一応避難できたから良いですよね…)

 

真耶は目を瞑り、ダスソードに突き刺される前に思った。

 

(でも、ラウさんが先生としての姿を見たかったですけどね…)

 

すると、いつまでたってもダスソードが突き刺さらないと思い、目を明けると周りに居た屑ヤミーやダスタードが倒されていた。

 

後ろを見ると、そこにラウが愛銃のコルトS.A.A.のリロードをしていた。

 

「大丈夫か、真耶?」

 

「ら、ラウさん!」

 

真耶は涙目でそう言うと、ラウはコルトS.A.A.を上空に向けて一発撃った。

 

「BSAA展開!」

 

ラウがそう叫ぶと、BSAAの部隊が戦闘に参加した。

 

「アルファチームは生徒達の非難、ベータチームは戦闘員の征討、ガンマチームは仮面ライダーを援護!一夏、鈴はジャンナイン、甲龍を展開し、必殺技を奴等に叩き込め!」

 

「「「了解!」」」

 

ラウの指示により、それぞれ準備に取り掛かった。

 

「ラウ隊長!生徒達の避難が完了しました!」

 

「ラウ兄!準備OKだ!」

 

「いつでも撃てますよ!」

 

一夏、鈴がそう言うと、ラウは歌舞鬼達、BSAA隊員達に言った。

 

「全員、撤退しろ!!」

 

『逃げろぉぉぉぉぉ!!』

 

「撤退だ!全員撤退!!」

 

そして、一夏、鈴はジャンナイン、甲龍を展開して叫んだ。

 

「くらえ!ジャンバスタァァァァァァァ!!」

 

「龍砲の大量サービスよ!しっかり味わいなさい!!」

 

一夏のジャンバスターや鈴の龍砲による局地的爆撃で屑ヤミーやダスタードやゾルドXが破壊され、ミノタウロス・ドーパントもそれなりのダメージをくらった。

 

『ち…ぬかったか…だがデータは確かに貰った!』

 

『ふーん、でも持って帰るかな?』

 

仁鬼がそう言うと、上空からレーザー光線が降ってきた。

 

『新手か!?』

 

『う、上ッス!』

 

轟鬼が上を指差すとそこには翼竜にもドラゴンにも見える生物が居て、そいつが浜辺に下りた。

 

そして、浜辺に下りると白いスーツを身に包んだ黒人の男性になった。

 

「な、なんですかあれは…化け物が人に…」

 

セシリアがそう言うと、仁鬼ことジンヤがこっそりと言った。

 

「超進化生命体ミュータミット…財団Xのある人物が研究していた生物で強制的に生物を突然変異させることで、通常の進化ではありえない形や速度で能力を発現させる。特にあれはその中でも強力なタイプだ」

 

「生命、進化への冒涜か…」

 

ラウラはかすかな怒りを思いながら言うと、黒人の男性はミノタウロスに言った。

 

「ドウダ?データは集マッタカ」

 

『ああ、カタル。なかなかだ…お前の上司も喜ぶぞ』

 

「分カッタ、撤退スルゾ」

 

ミノタウロスの言葉に黒人の男性ことカタルは満足そうに頷くと自分の拳を地面に叩き付けて砂嵐を発生して逃げた。

 

『くそ、逃げたかぁ!』

 

『でも、奴等を追い払ったから一応は大丈夫でしょう』

 

『危ない!後ろ!!』

 

なんと、箒が仁鬼の後ろから守斬で切り掛かった。

 

『あぶなっ!何のマネだよ…』

 

「貴様を捕獲する!さっきの奴等を捕獲できなかったから貴様だけでも!!」

 

響鬼達が仁鬼を援護しようとするが歌舞鬼に止められる。

 

『なんのマネですか!?このままジンヤくんは…』

 

『そうッス!早く助けに…』

 

『大丈夫だ、アイツはそう簡単にやられねえよ』

 

歌舞鬼の言うとおり、仁鬼は音叉剣で守斬を防ぐと返す刀で紅椿を一閃した。

 

「ば、バカな!この紅椿が!?」

 

『その程度じゃあ、キミのISは泣いているよ』

 

紅椿が解除された箒に仁鬼は音叉剣を突きつけて言った。

 

『人は美しい花を作る手を持ちながら、一旦その手に刃を握ると、どんな残忍きわまりない行為をすることか…』

 

「なにを言っているんだ…」

 

『綺麗な花を作る手を持ちながら、なぜキミはその手で刃を握り、殺戮と憎悪を生み出すんだ!!』

 

「………」

 

箒は仁鬼の言葉に何も言えなかった。

 

そして、仁鬼達が去ろうとすると千冬が止めた。

 

「待て、貴様等!貴様等を捕獲する!!」

 

そう言うと、千冬がブレードを出して攻撃しようとすると足元に銃撃を受けた。

 

銃撃を受けた方を見ると、そこにはコルトS.A.A.を持ったラウが居た。

 

「ラウさん、何の真似ですか…」

 

「忘れたか?BSAAは仮面ライダーを援護するのがオレ達の仕事だ。委員会のくだらない命令なんざ死んでも聞けないな」

 

「そうですか…ならば貴方を倒します!」

 

千冬はブレードでラウに切り掛かるがラウは回避した。

 

『それでは、さよ〜なら〜』

 

仁鬼がそう言うと、桜吹雪が舞い、仁鬼達は消え去った。

 

ラウは一旦、距離を取るとコルトS.A.A.を素早くリロードした。

 

「オレのリロードは革命(レボリューション)だ!」

 

素早くリロードすると、千冬の右手に握られているブレードを撃った。

 

銃撃をくらい、ブレードが吹き飛んだ。

 

「なっ!しまった!!」

 

そこにラウが千冬の腹部に蹴りを入れた。

 

「くっ…まだだ!」

 

千冬はラウの足を掴むが…

 

「残念だな」

 

ラウはそのまま片方の足で回し蹴りをくらわせた。

 

蹴り飛ばされた千冬が倒れると、ラウはコルトS.A.A.を突き付けた。

 

「ゲームオーバーだな」

 

「待って、ラウくん!」

 

そこに束が止めに入った。

 

「束か…久しぶりだな」

 

「お願いだから、止めてよ。ほら、キャッチボールをしてカミナリさん家にボールが入って、一緒に説教を受けた仲でしょ?」

 

その言葉にラウはかすかに眉を動かすと、コルトS.A.A.をガンスピンしながらしまった。

 

「分かった…」

 

「ありがと♪束さんは安心したよ♪」

 

そう言うと、束はスキップしながらその場を去った。

 

その後、BSAAがゾルドXの残骸を回収した。

 

そして、生徒達がIS学園に帰る前にジンヤがラウに言った。

 

「兄さん、何故アイツを逃がしたんだ!アイツは銀の福音を暴走させた真犯人だよ!!」

 

「それについてだがオレに任せて欲しい」

 

結局、ジンヤはそれについてはラウに任せた。

 

1人になるとラウは呟いた。

 

「やっと分かった…束が白騎士事件を起こした理由が…」

 

 

説明
今回から少しの間、フォーゼ風のタイトルにします。

それではゆっくりしていってね!

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タグ
IS インフィニット・ストラトス BSAA 援軍参戦 帰ってきた名言 オレのリロードは革命だ 

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