緋弾のアリア〜スキャッグスの名をもつ原作ブレイカー〜 |
あの媚薬騒動から一ヶ月
「ハぁ〜イ」
新しい人(?)がこのイー・ウーにやってきた
そう
あれは朝のことだった
俺はすぐさま朝食を片付け自分の部屋に戻ろうとする
「どうかしたの?そんなに急いで」
霊夢に話しかけられるが手早く、こう言う
「シャーロックが俺に用があるらしい」
「ふーん」
そんな曖昧な返事をするが
最近特にこれといって((仕事・・))がなかったので
やっと来たかと思っていた
部屋に直行しまともな服を着る
と言っても細い赤の縦縞が入ったワイシャツを着て黒色のネクタイを絞めるだけなのだが
「…………」
なんだが物足りなく感じてしまうので
コートを着る
そしてそのままシャーロックの部屋へと向かう
実はそれなりに部屋は近いのだ。シャーロックが教授(リーダー)で、俺が助教授(副リーダー)で、部屋が大きいのだ。よって潜水艦のど真ん中とかにあると邪魔なので部屋をはしの方に集めて寄せたらしいのだ
俺はシャーロックの部屋の扉をノックする
「入りたまえ」
そのまま扉を開け中に入る
「来たぞー」
「ふむ、それでは話を始めよう」
そしてシャーロックはコーヒーカップを机に置き
話を始めた
「実は新しい人を入学させようと思っていてね」
「へぇー」
最近そんな新入りがないのである(俺が最近)
「そしてその子を君の下に置きたいと思うんだが、よいかね?」
「めんどくさい人じゃなければ」
ふむ、とシャーロックは頷き
とある書類を俺に手渡してきた
「なにこれ?」
俺はそのままペラペラと紙をめくる
「こりゃあ、またすごい事情を持った人が入ってきたな」
「だろう?だがそんな人でも大歓迎だよ」
「まぁ、そうだな。それでその人は?」
「ここ」
そしてシャーロックはとある所を指差す
「は?」
「ここだよ」
「………冗談だろ?遠くない?ってか無理だろ」
「頼んだ」
「おいコラ、さすがにこれはないんじゃねぇのか?」
「迎えに行ってくれ、本当に頼んだぞ」
もういいです
わかりました
俺、カゲヨシは、今から―――――
亡霊を迎えに行きます
ここは日本
また来たよ
今回はとある屋敷に行って
亡霊をとっつかまえることらしい
「で、私を無理やり連れてくる理由はそれね」
「頼む霊夢」
俺はまったくもって亡霊のことはわらんし見えるかどうかもわからない
「でもカゲヨシなら見えるんじゃない?」
「なんで?」
霊夢いわく、霊力が高いと見えるらしい
そして霊夢からは御札が何枚か配られる
「なにこれ?」
「念には念をで、取り敢えず持っておいて、それはその霊を滅する用の札だから」
「いや、今回捕獲がメインなんですけど」
「だから念にね」
そう言い霊夢はさっさと屋敷の方へと歩いていく
目の前にあるのは大きなおんぼろ屋敷、白玉楼だ
このお屋敷はどうやら周囲の人からはお化け屋敷として親しまれているようです。そしてたまに子供や若者が肝試しなので入るらしいのだが、たまに女性の鳴き声や「うらめしや〜」とかそんな感じの声が聞こえるらしい。
「おじゃましま〜す……」
そんな事を言い中に入る
誰もいないのに
「それで最初はここに行くか」
俺はまず資料の中にあった地図の中を指差す
「和室ね」
ふすまを力強く開ける
ほこりが少し舞う
「なんにも無いわ」
「言われても困る」
俺見えるかどうかわからんしな
そのまま一階を探索するが、なんか怪しいものはなかった
「うし、二階行こう」
「私の勘だと二階ね」
「わかってんだったら先に言ってくれ」
階段を登ると軋む音が聞こえる
それが余計リアルで嫌だ
そして二回へと上がる。またホコリ臭い
「うし、次は」
「こっちよ」
スタスタと霊夢は歩き出す
……なにげに雄々しいな
霊夢はそのまま廊下を歩き突き当りの襖を開ける
バンッ!と音と共に襖が開く
「おい、もっと丁寧に扱えよ」
「別にいいじゃない」
いや、それでも物は大切にしようね
一通り部屋は見る
「いないわね」
「次は大広間。ってここの隣か」
俺は部屋を横切り襖に手をかざしスライドさせようと思ったとき
何かの異変に気づいた
何か違う
そんな感じだった
この奥に何かがいる
「霊夢?」
「う、うん。何?」
「いるよね?」
「……うん」
霊夢はそう言うとなぜか半歩後ろに下がり
俺の後ろに隠れた
「怖いのか?」
「そ、そんな事ないわよ。ホラ、早く開けなさい!」
やたらと後ろから霊夢が叩いてくるので
仕方なく開ける
そこには誰もいないはずだった
でも
「なんだありゃ」
そう
水色の明るい和服とドレスを掛け合わした感じのヒラヒラした服を着る桃色の髪型の女性だった。
「あら、お客s」
バタンッ!
…………
ガラ
「私の名前h」
バタンッ!
ガラッ
「西行寺ゆy」
バタンッ
ガラ
「ちょ、まt」
バタンッ
「面白いわね」
霊夢が手を口に当てて笑いをこらえている
そして向こう側からはシクシクと泣き声が聞こえる
さすがに罪悪感がでてきたので
襖を開ける
「うぅ……ひどいわ。私をイジメるだなんて……」
「幽霊が泣いている」
霊夢驚くところはそこじゃないと思うよ
いや、俺にも見えるのですよ
「改めまして、こんにちは。西行寺幽々子よ」
「カゲヨシだ」
ついくせで手をだしてしまうが彼女は何事にも気にせず手を握った
冷た!ヒンヤリ感がたまらない
「あら、私を掴めるのね」
「つかめない人がいるのか?」
「ええ、霊力が強い人しか見えないし掴めないわ」
そうなのか?
いや、そーなのかー?
「それよりあなた達料理はできるかしら?」
「「は?」」
「くそ!なんでこんな事に!」
「カゲヨシ、喋る暇があったらもっと手を動かしなさい」
「ん〜!おいしい!」
「あの、バッキューム少女め」
現在、俺らは幽々子がいた屋敷の台所を借りて食事を作っている
なぜかって?
彼女はどうやらお腹がすいていたそうだ
そして飯くれだそうだ。さすがにめんどくさかったのだが断ったら一緒について来ないの一点張りだったのでしょうがなく作っているのだ。
「おかわりぃ〜」
「またか!?」
「残念だけどもう材料がないわ」
「え〜」
やった
戦争はついに終わったのだ………
「まった、どんだけ食べるのよ」
「ん〜、満足するまでかしら?」
「絶対に終わらないな」
そそくさと台所のモノを片付けお茶をつくり
ちゃぶ台に集まる
そして全員同時に飲む
「「「ふ〜」」」
しんどい
疲れた
「それで何かお話があったんじゃなかったっけ?」
「ああ、そうだった。実は―――」
かくかくしかじか
「う〜ん。ここにいても楽しくいないから着いて行くわ。その方がおいしい物も食べれるしね」
理由はそれですか
まぁ、来てくれるんだったらいいけどな
「それより移動できるの?」
「私は地縛霊じゃないのよ?」
扇子を口元にあてて上品に笑う
これでミッションコンプリートだ
と、思ったのだが
「あれ、家から出れない……」
本人は気がついていませんでしたが地縛霊でした
なんとか幽々子を家から連れ出せられた俺たちはすぐさまホームに向かった
解決策は霊力の高い俺の式神の紙の中に封じて運ぶことだった
ちなみに椛に浮気者だの色々な事を言われたが幽々子は俺の式神ではない。断じて違う
「帰ったぞ」
「よく戻った」
シャーロックの部屋に行き一通り報告をする
結果幽々子の面倒は俺が見ることになった
またうるさくなりそうだな
説明 | ||
第十八話 どんどん東方キャラが増えていきます! | ||
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